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第一幕 京編
静から動へ
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「秋成~~~!お前は……なんと言う事を……」
「痛っっ……て、義父上? 突然何を」
「何をじゃない! 今すぐこの方に謝罪しろ!!」
「???」
わけもわからず強引に、義父であり藤原家が雇う武士団の頭領でもある男に座らされ、頭を押しつけられ謝罪を強要される秋成。
そして義父もまた、秋成と同じように地面に正座をして座り、頭を地面にこすりつける程に深く頭を下げてみせると、目の前の子供に謝意を示した。
普段、武士団の者達に恐れられながらも慕われている義父。その威厳のかけらすら感じられぬ姿に秋成はわけが分からず反論する。
「何故謝る必要があるのですか? 俺はただ姫様の命を受け、その子供を屋敷の外に連れ出そうとしただけですよ」
「馬鹿者が! 何があろうと御上に対して無礼を働くなど許されぬわ!!」
「…………御上?」
義父の口から出た、“御上”の言葉に、秋成もやっと大人達の青ざめた理由を理解した。
御上とは言わば、天皇の事。
天皇がこの国において一番偉い人物であると言う事は、流石の秋成も知っていたから。
「……ってこいつが?!」
驚き声を上げる秋成。
「だから口を慎め、この馬鹿息子が!!」
義父によって再び落とされたげんこつ。
自分をぞんざいに扱った男の制裁を受ける姿を満足気に見下ろしながら、御上と呼ばれた男の子は勝ち誇ったような笑顔で微笑んだ。
「よいよい。知らぬ事とあらば仕方あるまい」
「これは……慈悲深いお言葉、心から感謝いたします」
「我は心が広いからな、感謝しろよ秋成とやら。それよりも千紗姫様」
そして、意外にもあっさりと秋成の無礼を許した帝はすかっり上機嫌で、くるりと体を千紗の方へと向けたかと思うと、ニコニコと嬉しそうにこう続けた。
「お久しぶりです、千紗姫。今日は従兄弟として貴方の裳儀を祝うべくお邪魔致しました」
「悪いが、お主に久しぶりなどと声を掛けられるいわれはない。お主の事など妾は知らぬ」
「姫様、帝にそのようなお言葉使いをなされるのは……」
帝と千紗のやり取りを、はらはらした様子で見守っていた一人の侍女が遠慮がちに千紗を窘める。
だが帝は、秋成の時とは違い千紗の無礼には全く怒る様子を見せず
「よいよい。千紗姫ならば、どんな無礼であっても我は許すぞ。なにせ姫と我は……ふふふふ」
「おい、何を気持ち悪く笑っておる。だからお主の事など妾は知らぬと言っているだろう。なれなれしく話しかけるなこのチビ助が!」
「チ、チビ……」
千紗が言い放った言葉に、流石の帝もピキピキと額に青筋を浮き立たせる。
その場にいた皆までもが凍り付いた。
「チビ助と言われて怒ったか? だが悪いが妾は謝らぬぞ。生意気なガキを妾は好かんのだ。さっさと妾の前から失せろ」
「なっ……人が下手に出ていれば……酷いではありませんか千紗姫!」
「お前だって先程秋成の事を下賎の者だと愚弄したではないか」
「それは、本当の事なのですから仕方がありません」
「ならばお主もチビなのだからチビと呼ばれても仕方あるまいて」
「我は天皇なのですよ。この国で一番偉い天皇!」
「ならば余計に民を愚弄する呼び方は許されぬのではないか?」
「何故に?」
「お主はその民達が収める税で政を行っているのであろう。ならばお主にとって民は感謝すべき相手ではないのか」
「ぐぬぬっ……」
千紗の意見に、反論の言葉が出てこない帝は、悔しげに唇を噛んで言葉をつぐんだ。
そんな帝に対して千紗はふんと鼻息を荒くする。
そして更には帝を窘め、千紗に味方する声が外野からも上げられた。
「これ寛明、せっかくの千紗殿の祝いの席でおよしなさい。そのような事を申していると、千紗殿に嫌われてしまいますよ」
突然の割り込みに、その場にいた皆が一斉に声の主へと視線を向ける。
皆の視線が集まる先には、千紗の見知らぬ高貴な出で立ちの女人と、父忠平の姿があった。
「父上……」
「母上~」
千紗が忠平を呼ぶ声と、ほぼ同時に重なった“母”と呼ぶ声。
母と呼んだのは帝だ。
帝は、“母”と呼ぶ女人の元へと駆けて行く。
帝の母と言うことは、皇太后と言うことか。
追いつかない思考で呆然と帝と皇太后、二人の姿を眺めていた千紗だったが、女人の隣に立つ忠平と目があった時、千紗はギクリと反射的に視線を反らした。
父の表情が、呆れているような、静かに怒っているような、そんな顔をしていたから。
「千紗姫、ごめんなさいね。見ての通り、この子はまだ子供だから、教育がなってなくて。どうか今日のことは大目に見てあげてくださいな。この子は昔っからあなたの事が大好きだったから、きっとあなたの気を引きたくて必死だったのよ」
「……は? すき?」
己が無礼を咎められるかと思いきや、まさかの事を言われて千紗はポカン拍子抜けする。
反対に帝は、狼狽え顔を真っ赤にして怒った。
「は、母上っ! 何故今、このような場所で言ってしまうのですか!」
「あら寛明、あなたが千紗姫に誤解されそうだから助けてあげたのではないですか」
「だからって、こんなにも大勢人が居る前で……」
「あらあら、そんなに顔を真っ赤にして、可愛い子」
「子供扱いするのは止めてください!」
「そうです、皇太后様。そのお話はお断りしたはず」
「あら兄上、今は婚約をしてくれとは言っていないでしょう? ただ、この子が千紗姫の事を好きだと申しただけ。人を思う気持ちは自由。私は寛明の応援をしたにすぎませんわ。千紗姫の気持ちが、寛明に向けば先日お願いした婚約の話だって何の問題もなくなるのでしょう?」
「それは……」
帝と忠平、二人の権力者をタジタジにさせながら、一人皇太后、隠子は楽しげに笑っていた。
帝への無礼に始まり、皇太后の登場、更には思いがけず聞かされた帝の暴露話に、野次馬に集まっていた酔っぱらい連中も、げっそりと疲れきった顔を浮かべている。
そろそろ宴もお開きかと、一人楽しげな隠子がその場を終息へと向かせた。
「さて、皆様もすっかり酔いが覚めた様子。宴も今日はお開きかしらね。では寛明、私達はそろそろ内裏へ帰りましょうか。千紗姫、今日は久しぶりに会えて嬉しかったわ。是非また会いましょうね」
「は、はぁ……」
ひらひらと千紗に向けて手を振り、帝と二人その場を去って行く隠子のおおらかさに圧倒されながら、千紗は見えなくなるまで、まるで嵐のようだった親子二人を見送った。
帝と隠子の退散に、他の客人達も一人、また一人と藤原の屋敷を去って行く。
こうして千紗の裳着の儀式は、大騒動の末に幕を閉じた。
小次郎の板東への旅立ちをきっかけに、平穏だった千紗と秋成、小次郎、三人の関係には少しずつ変化をもたらし、そして国をも巻き込んだ運命の歯車は、ゆっくり、ゆっくりと動き出して行くのである――
「痛っっ……て、義父上? 突然何を」
「何をじゃない! 今すぐこの方に謝罪しろ!!」
「???」
わけもわからず強引に、義父であり藤原家が雇う武士団の頭領でもある男に座らされ、頭を押しつけられ謝罪を強要される秋成。
そして義父もまた、秋成と同じように地面に正座をして座り、頭を地面にこすりつける程に深く頭を下げてみせると、目の前の子供に謝意を示した。
普段、武士団の者達に恐れられながらも慕われている義父。その威厳のかけらすら感じられぬ姿に秋成はわけが分からず反論する。
「何故謝る必要があるのですか? 俺はただ姫様の命を受け、その子供を屋敷の外に連れ出そうとしただけですよ」
「馬鹿者が! 何があろうと御上に対して無礼を働くなど許されぬわ!!」
「…………御上?」
義父の口から出た、“御上”の言葉に、秋成もやっと大人達の青ざめた理由を理解した。
御上とは言わば、天皇の事。
天皇がこの国において一番偉い人物であると言う事は、流石の秋成も知っていたから。
「……ってこいつが?!」
驚き声を上げる秋成。
「だから口を慎め、この馬鹿息子が!!」
義父によって再び落とされたげんこつ。
自分をぞんざいに扱った男の制裁を受ける姿を満足気に見下ろしながら、御上と呼ばれた男の子は勝ち誇ったような笑顔で微笑んだ。
「よいよい。知らぬ事とあらば仕方あるまい」
「これは……慈悲深いお言葉、心から感謝いたします」
「我は心が広いからな、感謝しろよ秋成とやら。それよりも千紗姫様」
そして、意外にもあっさりと秋成の無礼を許した帝はすかっり上機嫌で、くるりと体を千紗の方へと向けたかと思うと、ニコニコと嬉しそうにこう続けた。
「お久しぶりです、千紗姫。今日は従兄弟として貴方の裳儀を祝うべくお邪魔致しました」
「悪いが、お主に久しぶりなどと声を掛けられるいわれはない。お主の事など妾は知らぬ」
「姫様、帝にそのようなお言葉使いをなされるのは……」
帝と千紗のやり取りを、はらはらした様子で見守っていた一人の侍女が遠慮がちに千紗を窘める。
だが帝は、秋成の時とは違い千紗の無礼には全く怒る様子を見せず
「よいよい。千紗姫ならば、どんな無礼であっても我は許すぞ。なにせ姫と我は……ふふふふ」
「おい、何を気持ち悪く笑っておる。だからお主の事など妾は知らぬと言っているだろう。なれなれしく話しかけるなこのチビ助が!」
「チ、チビ……」
千紗が言い放った言葉に、流石の帝もピキピキと額に青筋を浮き立たせる。
その場にいた皆までもが凍り付いた。
「チビ助と言われて怒ったか? だが悪いが妾は謝らぬぞ。生意気なガキを妾は好かんのだ。さっさと妾の前から失せろ」
「なっ……人が下手に出ていれば……酷いではありませんか千紗姫!」
「お前だって先程秋成の事を下賎の者だと愚弄したではないか」
「それは、本当の事なのですから仕方がありません」
「ならばお主もチビなのだからチビと呼ばれても仕方あるまいて」
「我は天皇なのですよ。この国で一番偉い天皇!」
「ならば余計に民を愚弄する呼び方は許されぬのではないか?」
「何故に?」
「お主はその民達が収める税で政を行っているのであろう。ならばお主にとって民は感謝すべき相手ではないのか」
「ぐぬぬっ……」
千紗の意見に、反論の言葉が出てこない帝は、悔しげに唇を噛んで言葉をつぐんだ。
そんな帝に対して千紗はふんと鼻息を荒くする。
そして更には帝を窘め、千紗に味方する声が外野からも上げられた。
「これ寛明、せっかくの千紗殿の祝いの席でおよしなさい。そのような事を申していると、千紗殿に嫌われてしまいますよ」
突然の割り込みに、その場にいた皆が一斉に声の主へと視線を向ける。
皆の視線が集まる先には、千紗の見知らぬ高貴な出で立ちの女人と、父忠平の姿があった。
「父上……」
「母上~」
千紗が忠平を呼ぶ声と、ほぼ同時に重なった“母”と呼ぶ声。
母と呼んだのは帝だ。
帝は、“母”と呼ぶ女人の元へと駆けて行く。
帝の母と言うことは、皇太后と言うことか。
追いつかない思考で呆然と帝と皇太后、二人の姿を眺めていた千紗だったが、女人の隣に立つ忠平と目があった時、千紗はギクリと反射的に視線を反らした。
父の表情が、呆れているような、静かに怒っているような、そんな顔をしていたから。
「千紗姫、ごめんなさいね。見ての通り、この子はまだ子供だから、教育がなってなくて。どうか今日のことは大目に見てあげてくださいな。この子は昔っからあなたの事が大好きだったから、きっとあなたの気を引きたくて必死だったのよ」
「……は? すき?」
己が無礼を咎められるかと思いきや、まさかの事を言われて千紗はポカン拍子抜けする。
反対に帝は、狼狽え顔を真っ赤にして怒った。
「は、母上っ! 何故今、このような場所で言ってしまうのですか!」
「あら寛明、あなたが千紗姫に誤解されそうだから助けてあげたのではないですか」
「だからって、こんなにも大勢人が居る前で……」
「あらあら、そんなに顔を真っ赤にして、可愛い子」
「子供扱いするのは止めてください!」
「そうです、皇太后様。そのお話はお断りしたはず」
「あら兄上、今は婚約をしてくれとは言っていないでしょう? ただ、この子が千紗姫の事を好きだと申しただけ。人を思う気持ちは自由。私は寛明の応援をしたにすぎませんわ。千紗姫の気持ちが、寛明に向けば先日お願いした婚約の話だって何の問題もなくなるのでしょう?」
「それは……」
帝と忠平、二人の権力者をタジタジにさせながら、一人皇太后、隠子は楽しげに笑っていた。
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