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第二節気 雨水
末候――草木萌動(そうもくめばえいずる)
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広い庭には色々なものが植えられている。いまの時期は梅が見頃で、春には桜が咲く。雨季にはあじさいが咲き、夏にはひまわりが花開く。もちろん秋には紅葉も見ることができる。
花壇にはほかにも色んなものが植えられていたが、いまは種を蒔かねばほとんどの花は咲かないだろう。祖父も祖母も土いじりが好きだった。どの季節にどの種を植えるのか、もっと詳しく聞いておくんだったと庭を見ながら暁治は小さく息をついた。
けれどいまは筆を動かすことに専念するべし。今日は久しぶりに寝覚めがよく、すっきりとした頭でキャンバスの前に立つことができた。これまではなにを描いてもモヤモヤとした気持ちになり捗らなかったと言うのに。
目下、絵の具を広げて筆先に集中するのが気持ち良くてならない。こういう日はいいものが描けそうな気がする。
「ああ、梅の香りがする。そう言えば、梅の香りは気持ちを高揚させたり多幸感をもたらしたりするとかって、なにかで読んだな」
排気ですす汚れた都会にいるよりも、こうして自然の中にいるほうが気持ちが落ち着く。歳とともに都会に憧れたけれど、いまは逆にそこから離れたいと思ってしまう。
まだ今年の初めに二十五になったばかりで若者であるはずなのに、年寄り臭いことだ。しかし元より暁治はこちらの生活のほうが性に合っていたのだろう。子供の頃は滅多に風邪なども引かず元気なものだった。
「そういや昔、一緒に遊んでたあの人、誰だったかな」
まだ幼かった頃にここへ来るといつも遊んでくれた年上の少年がいた。山へ川へと暁治を連れ出して日が暮れるまで毎日のように遊んでくれた。博識で、背が高くて笑顔が明るくて――けれどその先がどうしても思い出せない。
どんな顔をしていたか、どんな声をしていたか、そんな些細なことさえも浮かんでこない。幼い頃の記憶とはひどく曖昧なものだ。
「かなり世話になったはずなのになぁ。もうこの町にはいないのかな」
廃れた町ではないが就職を機にここを離れる若者も少なからずいるだろう。それにもう十年以上の歳月が流れている。行き先などきっと知ることは叶わない。しかし会うこともないと思えば寂しくも思えた。
「なにを描いてるの?」
「……っ! ふ、不法侵入!」
「えー? 玄関で声をかけたのに出てこないのだもの」
ふいにかけられた声に暁治が飛び上がると、庭から現れた少年はふわりと笑った。至極見覚えのある――あの晩の彼だ。明るい陽の下で見ると透き通るような白い肌と煌めく薄茶色い髪や瞳がやけに目についた。
それはまるで西洋人形のような日本人離れをした風貌だ。けれど水浅黄色の羽織とかすりの着物を着たその立ち姿は堂に入って見える。和と洋がいい具合に調和されていて美しいのだ。
「で、なにを描いていたの?」
「……梅の、花」
「どれどれ。ふぅん、なかなか上手いものだね」
履いていた草履を脱ぐと、少年は縁側からアトリエにやってくる。そしてふむふむと大人のように頷きながら暁治の絵を眺めた。その視線がなぜだかむず痒くて覆い隠してしまいたい衝動に駆られる。
しかしキャンバスに手をかけると少年はにんまりと笑みを浮かべた。
「出来上がるのが楽しみだなぁ」
「え?」
「きっといい絵に仕上がるよ。とっても美しいもの。ほらここで跳ねてる鶯なんか飛び出してきそうじゃない?」
白い指先が示した先にある鶯色のそれはお世辞にも繊細な描写とは言えない。それなのになんてことないように笑うその顔は朗らかで、優しく瞳を細めている。
本当にこの絵が眩しいと思っているかのような表情だ。それだけのことで暁治の心にぽっと明かりが灯る。
「完成したらまた見せてね」
「ああ……、ところでお前は」
「そう言えばこのあいだ学校にいたね。なにか用事だったの?」
「今度あそこで働くんだ。……あ、やっぱり! このあいだ未成年じゃないって言ってたのに、学校にいたってことはお前、高校生なんだろう」
「ええー、いやぁ、まあ、そうであってそうでないような」
「誤魔化したってもう騙されないんだからな」
「……そう言わないで、見逃してよ。そっか学校で働くんだね。じゃあまた会うね。自己紹介しておこうか。僕の名前はね、こう書くの」
ぱっと華やいだ笑みを浮かべた少年は床に散らばっていた用紙に鉛筆でさらさらと達筆な文字を綴る。朱嶺、悟――流麗な文字で綴られた文字は珍しくそして美しい。
「僕のことは朱嶺って呼んで」
「俺は」
「宮古暁治、はるだよね」
「……ん? ああ、でもなんで知っているんだ?」
「まあまあ、それはいいじゃない。それよりも甘いものは欲しくない? 作業で疲れたでしょ? あーん」
「えっ?」
ぽかんと口を開くと袖口から取り出したなにかをその隙間に押し込まれた。思わずそのまま噛みしめると、上品なあんこの甘さと餅の軟らかさを感じる。
目を瞬かせて暁治が口元へ手を伸ばせば、押し込まれたそれが笹に包まれた草餅であることがわかった。このあいだもいまも、なぜこんなにも甘いものを袖口に隠し持っているのか。
しかし訝しげな顔をする暁治など気にせず朱嶺はカラカラと笑い声を上げた。
「今日はなにをしに来たんだ」
「うん、はると種蒔きをしようと思って」
「種、蒔き?」
「いまの時期に蒔いておくとこれからの季節に楽しみが増えるから。桔梗に撫子、ローズマ
リー、ラベンダー、あ! タマネギとかアスパラガスも蒔こうか? 春になったらもっと色々植えられるよ」
懐から取り出された麻袋の中から小分けにまとめられた種が出てくる。それを指先で摘まみながらあれこれと説明してくれるが、それをどう植えたら良いのかもわからない。
あからさまに難しい顔をした暁治にやんわりと笑った朱嶺は大丈夫大丈夫と繰り返した。そして待っててとその場を去ると、どこから持ち出してきたのかスコップやじょうろを手にして戻ってくる。
いくら近所の子とは言え勝手を知りすぎではないのか。けれど手を引かれて庭へ下りる頃には花壇の前に並んでしゃがんでいた。
さらに朱嶺指導の下、言われた通りに種を埋めていくといいねいいねと褒められる。そうしているうちになにか懐かしいものが暁治の胸の奥をよぎった。楽しかった昔の記憶、らしきもの。
「きちんと咲くといいね」
お日様みたいに明るいその笑顔が記憶の中にある面影と重なりそうで、とても不思議な心地がした。
花壇にはほかにも色んなものが植えられていたが、いまは種を蒔かねばほとんどの花は咲かないだろう。祖父も祖母も土いじりが好きだった。どの季節にどの種を植えるのか、もっと詳しく聞いておくんだったと庭を見ながら暁治は小さく息をついた。
けれどいまは筆を動かすことに専念するべし。今日は久しぶりに寝覚めがよく、すっきりとした頭でキャンバスの前に立つことができた。これまではなにを描いてもモヤモヤとした気持ちになり捗らなかったと言うのに。
目下、絵の具を広げて筆先に集中するのが気持ち良くてならない。こういう日はいいものが描けそうな気がする。
「ああ、梅の香りがする。そう言えば、梅の香りは気持ちを高揚させたり多幸感をもたらしたりするとかって、なにかで読んだな」
排気ですす汚れた都会にいるよりも、こうして自然の中にいるほうが気持ちが落ち着く。歳とともに都会に憧れたけれど、いまは逆にそこから離れたいと思ってしまう。
まだ今年の初めに二十五になったばかりで若者であるはずなのに、年寄り臭いことだ。しかし元より暁治はこちらの生活のほうが性に合っていたのだろう。子供の頃は滅多に風邪なども引かず元気なものだった。
「そういや昔、一緒に遊んでたあの人、誰だったかな」
まだ幼かった頃にここへ来るといつも遊んでくれた年上の少年がいた。山へ川へと暁治を連れ出して日が暮れるまで毎日のように遊んでくれた。博識で、背が高くて笑顔が明るくて――けれどその先がどうしても思い出せない。
どんな顔をしていたか、どんな声をしていたか、そんな些細なことさえも浮かんでこない。幼い頃の記憶とはひどく曖昧なものだ。
「かなり世話になったはずなのになぁ。もうこの町にはいないのかな」
廃れた町ではないが就職を機にここを離れる若者も少なからずいるだろう。それにもう十年以上の歳月が流れている。行き先などきっと知ることは叶わない。しかし会うこともないと思えば寂しくも思えた。
「なにを描いてるの?」
「……っ! ふ、不法侵入!」
「えー? 玄関で声をかけたのに出てこないのだもの」
ふいにかけられた声に暁治が飛び上がると、庭から現れた少年はふわりと笑った。至極見覚えのある――あの晩の彼だ。明るい陽の下で見ると透き通るような白い肌と煌めく薄茶色い髪や瞳がやけに目についた。
それはまるで西洋人形のような日本人離れをした風貌だ。けれど水浅黄色の羽織とかすりの着物を着たその立ち姿は堂に入って見える。和と洋がいい具合に調和されていて美しいのだ。
「で、なにを描いていたの?」
「……梅の、花」
「どれどれ。ふぅん、なかなか上手いものだね」
履いていた草履を脱ぐと、少年は縁側からアトリエにやってくる。そしてふむふむと大人のように頷きながら暁治の絵を眺めた。その視線がなぜだかむず痒くて覆い隠してしまいたい衝動に駆られる。
しかしキャンバスに手をかけると少年はにんまりと笑みを浮かべた。
「出来上がるのが楽しみだなぁ」
「え?」
「きっといい絵に仕上がるよ。とっても美しいもの。ほらここで跳ねてる鶯なんか飛び出してきそうじゃない?」
白い指先が示した先にある鶯色のそれはお世辞にも繊細な描写とは言えない。それなのになんてことないように笑うその顔は朗らかで、優しく瞳を細めている。
本当にこの絵が眩しいと思っているかのような表情だ。それだけのことで暁治の心にぽっと明かりが灯る。
「完成したらまた見せてね」
「ああ……、ところでお前は」
「そう言えばこのあいだ学校にいたね。なにか用事だったの?」
「今度あそこで働くんだ。……あ、やっぱり! このあいだ未成年じゃないって言ってたのに、学校にいたってことはお前、高校生なんだろう」
「ええー、いやぁ、まあ、そうであってそうでないような」
「誤魔化したってもう騙されないんだからな」
「……そう言わないで、見逃してよ。そっか学校で働くんだね。じゃあまた会うね。自己紹介しておこうか。僕の名前はね、こう書くの」
ぱっと華やいだ笑みを浮かべた少年は床に散らばっていた用紙に鉛筆でさらさらと達筆な文字を綴る。朱嶺、悟――流麗な文字で綴られた文字は珍しくそして美しい。
「僕のことは朱嶺って呼んで」
「俺は」
「宮古暁治、はるだよね」
「……ん? ああ、でもなんで知っているんだ?」
「まあまあ、それはいいじゃない。それよりも甘いものは欲しくない? 作業で疲れたでしょ? あーん」
「えっ?」
ぽかんと口を開くと袖口から取り出したなにかをその隙間に押し込まれた。思わずそのまま噛みしめると、上品なあんこの甘さと餅の軟らかさを感じる。
目を瞬かせて暁治が口元へ手を伸ばせば、押し込まれたそれが笹に包まれた草餅であることがわかった。このあいだもいまも、なぜこんなにも甘いものを袖口に隠し持っているのか。
しかし訝しげな顔をする暁治など気にせず朱嶺はカラカラと笑い声を上げた。
「今日はなにをしに来たんだ」
「うん、はると種蒔きをしようと思って」
「種、蒔き?」
「いまの時期に蒔いておくとこれからの季節に楽しみが増えるから。桔梗に撫子、ローズマ
リー、ラベンダー、あ! タマネギとかアスパラガスも蒔こうか? 春になったらもっと色々植えられるよ」
懐から取り出された麻袋の中から小分けにまとめられた種が出てくる。それを指先で摘まみながらあれこれと説明してくれるが、それをどう植えたら良いのかもわからない。
あからさまに難しい顔をした暁治にやんわりと笑った朱嶺は大丈夫大丈夫と繰り返した。そして待っててとその場を去ると、どこから持ち出してきたのかスコップやじょうろを手にして戻ってくる。
いくら近所の子とは言え勝手を知りすぎではないのか。けれど手を引かれて庭へ下りる頃には花壇の前に並んでしゃがんでいた。
さらに朱嶺指導の下、言われた通りに種を埋めていくといいねいいねと褒められる。そうしているうちになにか懐かしいものが暁治の胸の奥をよぎった。楽しかった昔の記憶、らしきもの。
「きちんと咲くといいね」
お日様みたいに明るいその笑顔が記憶の中にある面影と重なりそうで、とても不思議な心地がした。
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