248 / 285
第十九章 手折られた彼岸花
19-25 大嘘つきの泣き笑い
しおりを挟む
「っ!」
言葉が詰まった。
本人が名前を呼べと言っているのに、私はそれが出来ない。しちゃいけないと思う。
呼んでしまえば、取り返しのつかないことになる。そんな気がしてならないのだ。
——ほーん、なーんか事情がおありのようで?——
翼君のユルい声が頭の中に直接響いた。
実際の彼はキリッとした表情で一真を睨みつけている為、声のとギャップが大きい。
——隠し事が多くてごめんね——
——良いって。オレこそ人のことをどうこう言える立場じゃねーし——
——ありがとう。『珀弥君』の事は、本人の口から打ち明けてほしいの。だから、私からは言えない——
——オッケー、つまりアイツの口を割れば良いんだな?——
——そーゆーこっちゃねーっす——
「……いちいち思い通りにならない女」
なかなか名前を呼ばない私に痺れを切らしたのか、一真は唸るような低い声で呟いた。
その声には呆れと諦めが入り混じっている。
「どうして急に考えが変わったの? さっきは呼ぶなと言っていたでしょ?」
名前を言いかけたら口は塞ぐは、殺すと脅すわ、とても言わせてくれる雰囲気じゃなかったのに。
「教えてやる義理は無い」
彼は私から目を逸らし、吐き捨てるように答えた。
「なら、私も名前を呼ぶ義理は無いよね?」
「……違い無い」
淡々としたやり取りの後、ふっと彼の口元が微笑んだように見えた。
それも一瞬だけで、すぐにへの字に戻ってしまったが。
「ねぇ」
彼には何かしら考えがある。それなら、彼を尊重したい。
けれど、その考えが間違っているのなら、私は止めなければならない。
先ほどの短い会話で確信した。
少なからず覚えていた違和感は、もう残っていない。
「本当は記憶、戻ってるんでしょ?」
そう問うと、翼君となっちゃんは騒めいたが、一真は表情一つ変えなかった。
それは誤魔化す為ではない。
「お前に嘘は通じないか」
これ以上嘘をついても仕方がないと、あっさりと認めてしまったからだ。
「神凪千真、狗宮翼、雨ケ谷夏河」
一真は私、翼君、なっちゃんの順に視線を移し、名前を言ってゆく。
「わんっ!」
「勿論覚えてるぞ、コマ」
コマちゃんがひと吠えすると、彼は穏やかに名前を呼んだ。
これは演技ではない。私が知っている一真だ。ずっと会いたかった、一真なんだ。
途端に目頭が熱くなり、彼の輪郭が歪んでいった。頬を涙が伝い、私はようやく自分が泣いているのだと気付く。
「う~……」
もっと話したいことが沢山あるのに、口から出てくるのは唸り声だけだ。
もう二度と会えないと思っていた。
二度と名前を呼んでくれないと思っていた。
だから、だから——。
「あー……その、泣くなよ。色々と暴言を吐いてすまなかった」
一真は気まずそうに目をを泳がした。
「そうじゃない! 嬉しくて泣いてるの!」
こんな時まで彼は鈍いのか。それが余計に嬉しく思ってしまうのは、どうしてだろうか。
「ちさ、な……」
一真は口を開きかけ、閉じて、そして意を決したように私を見つめ、言葉を発した。
「俺はお前の傍に戻るつもりは無い」
その一言で、また体温が急激に下がった。
周囲の音が何も聞こえなくなって、時間が止まったような錯覚を起こしてしまう。
「何、言ってるの?」
今の言葉の意味が理解出来ず、聞き返してしまった。
「俺は帰る気は無い。だからお前らだけで帰れ。これは本心だ」
一真は視線を地面に落とし、機械的に口を動かす。驚いてしまい、とめどなく流れていた涙も引っ込んだ。
「オイオイ何言っちゃってんの? お前を連れ戻さねーと、此処まで来た意味無いんだけど?」
「そうよ。理由は何なのよ」
翼君となっちゃんは不満げに一真を問い詰める。
一真は面倒臭そうに息をつき、鋭い視線をこちらに寄越した。
冷ややかで、突き放すような目つきだ。
「俺にはやる事が残っている。それを片付ける為には、お前らが居ると都合が悪い。それが理由で良いか?」
目的遂行の為に、私たちを追い払いたいみたいだが……。
なっちゃんは歯を食いしばり、一歩前に出た。
「ねぇ、あんたのやりたい事ってチマより大事な事なの?」
一真は何も答えない。
なっちゃんは彼の態度が気に障ったのか、胸倉を掴み上げた。
「なっちゃ——」
「あんた、チマを独りにして平気なの?」
その静かな一言に、彼女を宥めようとした手が止まった。
芯の通った声なのに、どこか悲しげなのだ。
「お前らが傍に居るだろ」
一真はなっちゃんと目を合わせず、ぶっきらぼうに言い放つが、彼女は『はっ』と一蹴した。
「バッカじゃないの……?」
周囲の温度が一度下がったように感じる。
『逆鱗に触れる』という言葉は、今の状況を表すのではないだろうか。
そう、この寒気が訴えている。
「チマはねぇ、あんたの事を想って泣いてたの! あたしが傍に居たところで何も出来ないの! あんたじゃなきゃ駄目なのよ! 責任を他人に投げるなこの甲斐性無し!!」
なっちゃんは一真の胸倉を揺り動かしながら、涙声で怒鳴り散らす。
私や翼君はその剣幕に押され、言葉も出ない。
「あんたは何を考えてるかわからなくて、ずっと信用出来なかった。でも、チマの事に関してだけは信用出来た。チマを見るあんたの目は、怖いほど真剣だったから」
ただひたすら捲し立てて、言葉を切った。
「……あんたにとってのチマは、簡単に切り捨てられるほど軽い存在だったの?」
その言葉を受け、一真は瞼を閉じ、自嘲気味にこう答える。
「一度切り捨てた女だ。二度も三度も変わらん」
「この……っ!」
その瞬間、乾いた音が響き渡った。
右手を振り抜いたなっちゃん。頬を強く叩かれ、顔を横に逸らせる一真。
私は、ただ見ているだけだった。
ほんの一瞬だけ、誰も何も発さず、周囲の音も聞こえない静寂が訪れる。
「……最ッ低」
「知ってる」
静寂を悔しげに破ったなっちゃんの呟きに、一真は満面の笑みで返した。
言葉が詰まった。
本人が名前を呼べと言っているのに、私はそれが出来ない。しちゃいけないと思う。
呼んでしまえば、取り返しのつかないことになる。そんな気がしてならないのだ。
——ほーん、なーんか事情がおありのようで?——
翼君のユルい声が頭の中に直接響いた。
実際の彼はキリッとした表情で一真を睨みつけている為、声のとギャップが大きい。
——隠し事が多くてごめんね——
——良いって。オレこそ人のことをどうこう言える立場じゃねーし——
——ありがとう。『珀弥君』の事は、本人の口から打ち明けてほしいの。だから、私からは言えない——
——オッケー、つまりアイツの口を割れば良いんだな?——
——そーゆーこっちゃねーっす——
「……いちいち思い通りにならない女」
なかなか名前を呼ばない私に痺れを切らしたのか、一真は唸るような低い声で呟いた。
その声には呆れと諦めが入り混じっている。
「どうして急に考えが変わったの? さっきは呼ぶなと言っていたでしょ?」
名前を言いかけたら口は塞ぐは、殺すと脅すわ、とても言わせてくれる雰囲気じゃなかったのに。
「教えてやる義理は無い」
彼は私から目を逸らし、吐き捨てるように答えた。
「なら、私も名前を呼ぶ義理は無いよね?」
「……違い無い」
淡々としたやり取りの後、ふっと彼の口元が微笑んだように見えた。
それも一瞬だけで、すぐにへの字に戻ってしまったが。
「ねぇ」
彼には何かしら考えがある。それなら、彼を尊重したい。
けれど、その考えが間違っているのなら、私は止めなければならない。
先ほどの短い会話で確信した。
少なからず覚えていた違和感は、もう残っていない。
「本当は記憶、戻ってるんでしょ?」
そう問うと、翼君となっちゃんは騒めいたが、一真は表情一つ変えなかった。
それは誤魔化す為ではない。
「お前に嘘は通じないか」
これ以上嘘をついても仕方がないと、あっさりと認めてしまったからだ。
「神凪千真、狗宮翼、雨ケ谷夏河」
一真は私、翼君、なっちゃんの順に視線を移し、名前を言ってゆく。
「わんっ!」
「勿論覚えてるぞ、コマ」
コマちゃんがひと吠えすると、彼は穏やかに名前を呼んだ。
これは演技ではない。私が知っている一真だ。ずっと会いたかった、一真なんだ。
途端に目頭が熱くなり、彼の輪郭が歪んでいった。頬を涙が伝い、私はようやく自分が泣いているのだと気付く。
「う~……」
もっと話したいことが沢山あるのに、口から出てくるのは唸り声だけだ。
もう二度と会えないと思っていた。
二度と名前を呼んでくれないと思っていた。
だから、だから——。
「あー……その、泣くなよ。色々と暴言を吐いてすまなかった」
一真は気まずそうに目をを泳がした。
「そうじゃない! 嬉しくて泣いてるの!」
こんな時まで彼は鈍いのか。それが余計に嬉しく思ってしまうのは、どうしてだろうか。
「ちさ、な……」
一真は口を開きかけ、閉じて、そして意を決したように私を見つめ、言葉を発した。
「俺はお前の傍に戻るつもりは無い」
その一言で、また体温が急激に下がった。
周囲の音が何も聞こえなくなって、時間が止まったような錯覚を起こしてしまう。
「何、言ってるの?」
今の言葉の意味が理解出来ず、聞き返してしまった。
「俺は帰る気は無い。だからお前らだけで帰れ。これは本心だ」
一真は視線を地面に落とし、機械的に口を動かす。驚いてしまい、とめどなく流れていた涙も引っ込んだ。
「オイオイ何言っちゃってんの? お前を連れ戻さねーと、此処まで来た意味無いんだけど?」
「そうよ。理由は何なのよ」
翼君となっちゃんは不満げに一真を問い詰める。
一真は面倒臭そうに息をつき、鋭い視線をこちらに寄越した。
冷ややかで、突き放すような目つきだ。
「俺にはやる事が残っている。それを片付ける為には、お前らが居ると都合が悪い。それが理由で良いか?」
目的遂行の為に、私たちを追い払いたいみたいだが……。
なっちゃんは歯を食いしばり、一歩前に出た。
「ねぇ、あんたのやりたい事ってチマより大事な事なの?」
一真は何も答えない。
なっちゃんは彼の態度が気に障ったのか、胸倉を掴み上げた。
「なっちゃ——」
「あんた、チマを独りにして平気なの?」
その静かな一言に、彼女を宥めようとした手が止まった。
芯の通った声なのに、どこか悲しげなのだ。
「お前らが傍に居るだろ」
一真はなっちゃんと目を合わせず、ぶっきらぼうに言い放つが、彼女は『はっ』と一蹴した。
「バッカじゃないの……?」
周囲の温度が一度下がったように感じる。
『逆鱗に触れる』という言葉は、今の状況を表すのではないだろうか。
そう、この寒気が訴えている。
「チマはねぇ、あんたの事を想って泣いてたの! あたしが傍に居たところで何も出来ないの! あんたじゃなきゃ駄目なのよ! 責任を他人に投げるなこの甲斐性無し!!」
なっちゃんは一真の胸倉を揺り動かしながら、涙声で怒鳴り散らす。
私や翼君はその剣幕に押され、言葉も出ない。
「あんたは何を考えてるかわからなくて、ずっと信用出来なかった。でも、チマの事に関してだけは信用出来た。チマを見るあんたの目は、怖いほど真剣だったから」
ただひたすら捲し立てて、言葉を切った。
「……あんたにとってのチマは、簡単に切り捨てられるほど軽い存在だったの?」
その言葉を受け、一真は瞼を閉じ、自嘲気味にこう答える。
「一度切り捨てた女だ。二度も三度も変わらん」
「この……っ!」
その瞬間、乾いた音が響き渡った。
右手を振り抜いたなっちゃん。頬を強く叩かれ、顔を横に逸らせる一真。
私は、ただ見ているだけだった。
ほんの一瞬だけ、誰も何も発さず、周囲の音も聞こえない静寂が訪れる。
「……最ッ低」
「知ってる」
静寂を悔しげに破ったなっちゃんの呟きに、一真は満面の笑みで返した。
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
これもなにかの縁ですし 〜あやかし縁結びカフェとほっこり焼き物めぐり
枢 呂紅
キャラ文芸
★第5回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました!応援いただきありがとうございます★
大学一年生の春。夢の一人暮らしを始めた鈴だが、毎日謎の不幸が続いていた。
悪運を祓うべく通称:縁結び神社にお参りした鈴は、そこで不思議なイケメンに衝撃の一言を放たれてしまう。
「だって君。悪い縁(えにし)に取り憑かれているもの」
彼に連れて行かれたのは、妖怪だけが集うノスタルジックなカフェ、縁結びカフェ。
そこで鈴は、妖狐と陰陽師を先祖に持つという不思議なイケメン店長・狐月により、自分と縁を結んだ『貧乏神』と対峙するけども……?
人とあやかしの世が別れた時代に、ひとと妖怪、そして店主の趣味のほっこり焼き物が交錯する。
これは、偶然に出会い結ばれたひととあやかしを繋ぐ、優しくあたたかな『縁結び』の物語。
便利屋ブルーヘブン、営業中。~そのお困りごと、大天狗と鬼が解決します~
卯崎瑛珠
キャラ文芸
とあるノスタルジックなアーケード商店街にある、小さな便利屋『ブルーヘブン』。
店主の天さんは、実は天狗だ。
もちろん人間のふりをして生きているが、なぜか問題を抱えた人々が、吸い寄せられるようにやってくる。
「どんな依頼も、断らないのがモットーだからな」と言いつつ、今日も誰かを救うのだ。
神通力に、羽団扇。高下駄に……時々伸びる鼻。
仲間にも、実は大妖怪がいたりして。
コワモテ大天狗、妖怪チート!?で、世直しにいざ参らん!
(あ、いえ、ただの便利屋です。)
-----------------------------
ほっこり・じんわり大賞奨励賞作品です。
アルファポリス文庫より、書籍発売中です!
我が家の家庭内順位は姫、犬、おっさんの順の様だがおかしい俺は家主だぞそんなの絶対に認めないからそんな目で俺を見るな
ミドリ
キャラ文芸
【奨励賞受賞作品です】
少し昔の下北沢を舞台に繰り広げられるおっさんが妖の闘争に巻き込まれる現代ファンタジー。
次々と増える居候におっさんの財布はいつまで耐えられるのか。
姫様に喋る犬、白蛇にイケメンまで来てしまって部屋はもうぎゅうぎゅう。
笑いあり涙ありのほのぼの時折ドキドキ溺愛ストーリー。ただのおっさん、三種の神器を手にバトルだって体に鞭打って頑張ります。
なろう・ノベプラ・カクヨムにて掲載中
狼神様と生贄の唄巫女 虐げられた盲目の少女は、獣の神に愛される
茶柱まちこ
キャラ文芸
雪深い農村で育った少女・すずは、赤子のころにかけられた呪いによって盲目となり、姉や村人たちに虐いたげられる日々を送っていた。
ある日、すずは村人たちに騙されて生贄にされ、雪山の神社に閉じ込められてしまう。失意の中、絶命寸前の彼女を救ったのは、狼と人間を掛け合わせたような姿の男──村人たちが崇める守護神・大神だった。
呪いを解く代わりに大神のもとで働くことになったすずは、大神やあやかしたちの優しさに触れ、幸せを知っていく──。
神様と盲目少女が紡ぐ、和風恋愛幻想譚。
(旧題:『大神様のお気に入り』)
あやかし蔵の管理人
朝比奈 和
キャラ文芸
主人公、小日向 蒼真(こひなた そうま)は高校1年生になったばかり。
親が突然海外に転勤になった関係で、祖母の知り合いの家に居候することになった。
居候相手は有名な小説家で、土地持ちの結月 清人(ゆづき きよと)さん。
人見知りな俺が、普通に会話できるほど優しそうな人だ。
ただ、この居候先の結月邸には、あやかしの世界とつながっている蔵があって―――。
蔵の扉から出入りするあやかしたちとの、ほのぼのしつつちょっと変わった日常のお話。
2018年 8月。あやかし蔵の管理人 書籍発売しました!
※登場妖怪は伝承にアレンジを加えてありますので、ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる