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第十二章 二人の千真
12-4 『珀弥』と『千真』
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* * * * * * * *
「やっと二人っきりだね、珀弥」
「そう、ですね」
「もーっ、よそよそしいんだから」
千真と名乗るこの女は、鬱陶しく僕に絡み付いてきた。
甘えた声がいちいち耳に障る。その声が千真に似ているから、余計に僕を苛立たせた。
「菅野さん、可愛いね。彼女?」
「違います」
「へ~、意外だなーっ。小さい頃の私とそっくりだから、てっきり」
確かに顔立ちがよろしいのは認めるが、自惚れるな。
「あれ? 怒っちゃった? 冗談なのにー」
「別にそんなことないですよ」
「ふーん」
僕は彼女を見ずにひたすら歩いているため、顔が見えない。だが、彼女が僕を挑発するように笑っていることだけはわかる。
この人の狙いは千真の筈だ。どうやって対処しようか。
「で、身寄りもなく、自分の生まれもはっきりしない、あの子をいつまで『千真さん』って呼ぶ気なの?」
また挑発するような口調。やはり、気付いていたか。全く良い性格したお嬢さんだよ。
「いつまでも何も、彼女は『神凪千真さん』ですから」
「偽名かもしれないよ?」
「……その根拠は?」
問い掛けると、彼女は僕のネクタイを引いた。僕の顔は無理やり彼女の方を向く。
「私ね、あの子のことを調べたの。そしたらね、孤児院育ちらしいじゃない」
千真が神社に来た頃、そのような事を言っていた。最初は何かの間違えだと思っていた。そう信じたかった。
彼女は自分が何者なのかさえ、忘れてしまっていたのだから。
「由緒正しい神凪家の娘が、どうして孤児院なんかにいるのかな?」
* * * * * * * *
黎藤珀弥は表情こそ変化は無いけれど、確実に動揺してる。
「それに、初対面の人間として、珀弥の前に現れたんでしょ?」
あなたのことは何でも知ってるの。
気付いていないかもしれないけれど、あなたが嘘を吐いているときは、一瞬だけ視線を下に向けるのよ。ほら、今も一瞬下を向いた。
平静を装ったって無駄なんだよ。私の目は誤魔化せないんだから。
「忘れた振りをしているのかもしれない。でも、そんなことする必要があるのかな? 本物なら、堂々とすればいいのに」
私は黙っている珀弥に畳み掛けた。
「私は、さっきから珀弥と私しか知らない情報をずっと言ってるでしょ? そろそろ認めたらどうかな?」
「……何を?」
彼の瞳が揺れた。本当はわかってるくせに。
「私が本物の千真で、あの子は偽者だってこと」
珀弥は少しだけ目を見開いた。そして下唇を噛み、目を逸らした。あぁ騙されちゃって、可哀相に。
「……違う」
絞り出したような、擦れた声だ。弱々しくて、消えそう。
「違う? 何が違うの?」
「彼女、は、千真だ」
苦しいね? 何の根拠も示せてない。
「千真は私だよ? ずっと、神凪家で育ってきたんだもん」
「違う、君じゃない……」
必死に否定しようとしても、目の前の事実が私を『千真』だと叫ぶ。
「珀弥は騙されてたの」
「違う」
「可哀相に。気持ちを弄ばれてたんだね」
「違う」
「いつも自分の身を省みないで守ってたのに、偽者だったんだ」
「違う」
「偽者なら、報われないよね」
「違う」
「珀弥はあの子に愛されたかったんでしょ?」
「……違う」
「私の幻影を見てたんだね」
「違う」
矢継ぎ早に繰り返される問答。彼は自分に言い聞かせるように『違う』と繰り返した。
「本物の千真なら、あなたを愛してあげられるのに」
「うるさい!」
珀弥は声を荒げ、私から距離を取った。彼の呼吸は荒く、目には少し涙が溜まっていた。
珍しく取り乱してるみたい。表情も哀しそうで……苦しそう。
「逃げないで? 私は珀弥を解放してあげたいの」
「……聞きたくない」
私が一歩近付くと、彼は一歩後退りした。
崩れる音がする。積み上げてきた強い意志が、少しずつ崩れていくの。
もう少しね。思ったよりもあっさりだったなぁ。男の子って、結構脆いのね?
「独りにしてごめんね。大好きだよ……珀弥」
私は彼の背中に手を回し、優しく抱き締めた。
「……千真」
珀弥もまた、私の背中に腕を回して抱き返してきた。縋るような声は、落ちた証。
「大きくなったね」
彼を抱き締めたことでわかったのは、見た目は細いものの、体格はがっちりとしているということ。
小さい頃はあんなに華奢だったのに、随分と男らしくなったんだ。
「……そうだね」
彼は少し笑いながら、和やかに返してきた。
「最後に会ってから、もう八年も経つんだもんね」
「そんなに経ったっけ……」
「そうよ。早いんだよ、時が流れるのは。随分時間が掛かっちゃったな……」
「何が?」
私は指先で珀弥の背中をなぞった。ゴツゴツとした感触が指先に伝わる。
「私ね、手に入れたの……」
片手を彼の頬に添え、背伸びをした。少しだけ顔が近くなる。
「珀弥の中の『鬼』を制御する力」
彼はハッとした表情を浮かべたが、元の落ち着いた顔つきになった。何も言わない。その沈黙は、話の続きを促すようなものだった。
「今も着々と『鬼』は育ってるよ。このままだと……珀弥は理性を失って、ただの化け物になっちゃう。だからそうなる前に、助けに来たの」
「……どうやって助けてくれるの?」
彼は穏やかに笑った。本人には重大な件の筈なのに、あまりにものんびりとしている。
それだけ余裕なのか、私に救われることを期待しているのか。
「私が珀弥を式神にするの。そうすれば、あなたは理性を失わないし、更に力を得ることだってできるよ」
強力な『鬼』は貴重だからね……簡単に手に入るなら、さくっと式神にしちゃいましょ?
操り人形にしてしまえば、理性があろうがなかろうが関係ない。珀弥にも悪い話じゃない筈だよ。だって、大好きな千真の傍にずっといられるんだから。
「……そう」
珀弥は屈んで私と目線を合わせた。すると、必然と顔が近くなる。
「珀弥、私の式神になって……?」
今度は両頬に手を添えた。珀弥の緑色の瞳に、私が映る。彼は私の手に自分の手を重ねると——。
「人はこうやって騙すんだよ? 『神凪千真』さん」
——珀弥は嘲笑した。目だけは無表情で、何も映していなかった。ガツンと鈍器で頭を殴られたような、そんな衝撃が走った。
「な、何言ってるの?」
「確かに君の情報量は凄かったよ。正確だったし、黎藤珀弥の癖も見抜いてた。嘘をつくときは、一瞬だけ下を向くんだよね」
彼は私を無視するように、一方的に言葉を続けた。
そして私の手を頬から剥がし、また体勢を真っ直ぐに戻す。長身の為か、威圧感がある。
「情報を握り、強引に攻める。悪くはないよ。その方が成功することもあるからね」
「……誰」
無感情な目で見下してくる、この男は誰? 珀弥がこういう風に成長したの?
でも今、あたかも他人のように自分をフルネームで言った。気の無い返事も、受動的な会話も、彼が『珀弥』じゃないから……?
彼の記憶に『千真との思い出』が無いから?
「誰って、酷いなぁ。さっきから何度も名前を呼んでくれたでしょ?」
眉をハの字にしながらくつくつと笑うが、依然として目は無表情だ。
「嘘よ! あなた、狐珱なんでしょ? 珀弥に化けて私を謀ったのね!?」
珀弥の神社には妖狐が住み着いている。そいつは変化が得意の筈だ。そうに違いない。
私のデータには、珀弥になりすませる奴なんて他にいないもの。
「ふん、儂は変化のすぺしゃりすとじゃからのぉ」
ほら。やっぱり——。
「上手いでしょ? 人の真似は得意なんだ。狐珱は妖怪だけどね」
「嘘でしょ……」
愉快そうに笑う珀弥。でも、私のデータ上に存在しない珀弥。
特徴的な瞳の色も同じ。幼い頃の面影を残した目元。所々の仕草も全く一緒。イントネーション、言葉の言い回しは幼い頃の傾向と同じ。
なのに、どうして……!
「本物の千真を自称するんだから、ちょっと期待してたのに……残念だよ」
「何が残念なのよ……!」
私が千真なのに。私が本物なのに。私が、私が……。
「君は本物を騙るつもりで、情報を喋り過ぎた。珀弥との過去を」
「本物なんだから、過去を知ってるのは当たり前じゃない」
「その前提が間違ってるんだよ」
やれやれと鼻で笑う彼。前提が間違ってる? 千真が珀弥のことを知らないのが当り前ということ?
「本物の千真には『黎藤珀弥』とそれに関わる記憶が無いのが『普通』だ」
「どうしてあなたがそんなこと言えるのよ!」
自信を持って断言出来るなんて、何かの間違いよ。
まるで事情を知っているような口振りは何? あなたは八年もの間、千真がどこにいるのかも知らなかったのに!
「どうしてだって?」
彼は珀弥にそっくりな顔に、不気味なほど穏やかな笑みを湛えた。
「君に情報提供してる奴に聞けば良いだろう? 『神凪千真』さん」
「やっと二人っきりだね、珀弥」
「そう、ですね」
「もーっ、よそよそしいんだから」
千真と名乗るこの女は、鬱陶しく僕に絡み付いてきた。
甘えた声がいちいち耳に障る。その声が千真に似ているから、余計に僕を苛立たせた。
「菅野さん、可愛いね。彼女?」
「違います」
「へ~、意外だなーっ。小さい頃の私とそっくりだから、てっきり」
確かに顔立ちがよろしいのは認めるが、自惚れるな。
「あれ? 怒っちゃった? 冗談なのにー」
「別にそんなことないですよ」
「ふーん」
僕は彼女を見ずにひたすら歩いているため、顔が見えない。だが、彼女が僕を挑発するように笑っていることだけはわかる。
この人の狙いは千真の筈だ。どうやって対処しようか。
「で、身寄りもなく、自分の生まれもはっきりしない、あの子をいつまで『千真さん』って呼ぶ気なの?」
また挑発するような口調。やはり、気付いていたか。全く良い性格したお嬢さんだよ。
「いつまでも何も、彼女は『神凪千真さん』ですから」
「偽名かもしれないよ?」
「……その根拠は?」
問い掛けると、彼女は僕のネクタイを引いた。僕の顔は無理やり彼女の方を向く。
「私ね、あの子のことを調べたの。そしたらね、孤児院育ちらしいじゃない」
千真が神社に来た頃、そのような事を言っていた。最初は何かの間違えだと思っていた。そう信じたかった。
彼女は自分が何者なのかさえ、忘れてしまっていたのだから。
「由緒正しい神凪家の娘が、どうして孤児院なんかにいるのかな?」
* * * * * * * *
黎藤珀弥は表情こそ変化は無いけれど、確実に動揺してる。
「それに、初対面の人間として、珀弥の前に現れたんでしょ?」
あなたのことは何でも知ってるの。
気付いていないかもしれないけれど、あなたが嘘を吐いているときは、一瞬だけ視線を下に向けるのよ。ほら、今も一瞬下を向いた。
平静を装ったって無駄なんだよ。私の目は誤魔化せないんだから。
「忘れた振りをしているのかもしれない。でも、そんなことする必要があるのかな? 本物なら、堂々とすればいいのに」
私は黙っている珀弥に畳み掛けた。
「私は、さっきから珀弥と私しか知らない情報をずっと言ってるでしょ? そろそろ認めたらどうかな?」
「……何を?」
彼の瞳が揺れた。本当はわかってるくせに。
「私が本物の千真で、あの子は偽者だってこと」
珀弥は少しだけ目を見開いた。そして下唇を噛み、目を逸らした。あぁ騙されちゃって、可哀相に。
「……違う」
絞り出したような、擦れた声だ。弱々しくて、消えそう。
「違う? 何が違うの?」
「彼女、は、千真だ」
苦しいね? 何の根拠も示せてない。
「千真は私だよ? ずっと、神凪家で育ってきたんだもん」
「違う、君じゃない……」
必死に否定しようとしても、目の前の事実が私を『千真』だと叫ぶ。
「珀弥は騙されてたの」
「違う」
「可哀相に。気持ちを弄ばれてたんだね」
「違う」
「いつも自分の身を省みないで守ってたのに、偽者だったんだ」
「違う」
「偽者なら、報われないよね」
「違う」
「珀弥はあの子に愛されたかったんでしょ?」
「……違う」
「私の幻影を見てたんだね」
「違う」
矢継ぎ早に繰り返される問答。彼は自分に言い聞かせるように『違う』と繰り返した。
「本物の千真なら、あなたを愛してあげられるのに」
「うるさい!」
珀弥は声を荒げ、私から距離を取った。彼の呼吸は荒く、目には少し涙が溜まっていた。
珍しく取り乱してるみたい。表情も哀しそうで……苦しそう。
「逃げないで? 私は珀弥を解放してあげたいの」
「……聞きたくない」
私が一歩近付くと、彼は一歩後退りした。
崩れる音がする。積み上げてきた強い意志が、少しずつ崩れていくの。
もう少しね。思ったよりもあっさりだったなぁ。男の子って、結構脆いのね?
「独りにしてごめんね。大好きだよ……珀弥」
私は彼の背中に手を回し、優しく抱き締めた。
「……千真」
珀弥もまた、私の背中に腕を回して抱き返してきた。縋るような声は、落ちた証。
「大きくなったね」
彼を抱き締めたことでわかったのは、見た目は細いものの、体格はがっちりとしているということ。
小さい頃はあんなに華奢だったのに、随分と男らしくなったんだ。
「……そうだね」
彼は少し笑いながら、和やかに返してきた。
「最後に会ってから、もう八年も経つんだもんね」
「そんなに経ったっけ……」
「そうよ。早いんだよ、時が流れるのは。随分時間が掛かっちゃったな……」
「何が?」
私は指先で珀弥の背中をなぞった。ゴツゴツとした感触が指先に伝わる。
「私ね、手に入れたの……」
片手を彼の頬に添え、背伸びをした。少しだけ顔が近くなる。
「珀弥の中の『鬼』を制御する力」
彼はハッとした表情を浮かべたが、元の落ち着いた顔つきになった。何も言わない。その沈黙は、話の続きを促すようなものだった。
「今も着々と『鬼』は育ってるよ。このままだと……珀弥は理性を失って、ただの化け物になっちゃう。だからそうなる前に、助けに来たの」
「……どうやって助けてくれるの?」
彼は穏やかに笑った。本人には重大な件の筈なのに、あまりにものんびりとしている。
それだけ余裕なのか、私に救われることを期待しているのか。
「私が珀弥を式神にするの。そうすれば、あなたは理性を失わないし、更に力を得ることだってできるよ」
強力な『鬼』は貴重だからね……簡単に手に入るなら、さくっと式神にしちゃいましょ?
操り人形にしてしまえば、理性があろうがなかろうが関係ない。珀弥にも悪い話じゃない筈だよ。だって、大好きな千真の傍にずっといられるんだから。
「……そう」
珀弥は屈んで私と目線を合わせた。すると、必然と顔が近くなる。
「珀弥、私の式神になって……?」
今度は両頬に手を添えた。珀弥の緑色の瞳に、私が映る。彼は私の手に自分の手を重ねると——。
「人はこうやって騙すんだよ? 『神凪千真』さん」
——珀弥は嘲笑した。目だけは無表情で、何も映していなかった。ガツンと鈍器で頭を殴られたような、そんな衝撃が走った。
「な、何言ってるの?」
「確かに君の情報量は凄かったよ。正確だったし、黎藤珀弥の癖も見抜いてた。嘘をつくときは、一瞬だけ下を向くんだよね」
彼は私を無視するように、一方的に言葉を続けた。
そして私の手を頬から剥がし、また体勢を真っ直ぐに戻す。長身の為か、威圧感がある。
「情報を握り、強引に攻める。悪くはないよ。その方が成功することもあるからね」
「……誰」
無感情な目で見下してくる、この男は誰? 珀弥がこういう風に成長したの?
でも今、あたかも他人のように自分をフルネームで言った。気の無い返事も、受動的な会話も、彼が『珀弥』じゃないから……?
彼の記憶に『千真との思い出』が無いから?
「誰って、酷いなぁ。さっきから何度も名前を呼んでくれたでしょ?」
眉をハの字にしながらくつくつと笑うが、依然として目は無表情だ。
「嘘よ! あなた、狐珱なんでしょ? 珀弥に化けて私を謀ったのね!?」
珀弥の神社には妖狐が住み着いている。そいつは変化が得意の筈だ。そうに違いない。
私のデータには、珀弥になりすませる奴なんて他にいないもの。
「ふん、儂は変化のすぺしゃりすとじゃからのぉ」
ほら。やっぱり——。
「上手いでしょ? 人の真似は得意なんだ。狐珱は妖怪だけどね」
「嘘でしょ……」
愉快そうに笑う珀弥。でも、私のデータ上に存在しない珀弥。
特徴的な瞳の色も同じ。幼い頃の面影を残した目元。所々の仕草も全く一緒。イントネーション、言葉の言い回しは幼い頃の傾向と同じ。
なのに、どうして……!
「本物の千真を自称するんだから、ちょっと期待してたのに……残念だよ」
「何が残念なのよ……!」
私が千真なのに。私が本物なのに。私が、私が……。
「君は本物を騙るつもりで、情報を喋り過ぎた。珀弥との過去を」
「本物なんだから、過去を知ってるのは当たり前じゃない」
「その前提が間違ってるんだよ」
やれやれと鼻で笑う彼。前提が間違ってる? 千真が珀弥のことを知らないのが当り前ということ?
「本物の千真には『黎藤珀弥』とそれに関わる記憶が無いのが『普通』だ」
「どうしてあなたがそんなこと言えるのよ!」
自信を持って断言出来るなんて、何かの間違いよ。
まるで事情を知っているような口振りは何? あなたは八年もの間、千真がどこにいるのかも知らなかったのに!
「どうしてだって?」
彼は珀弥にそっくりな顔に、不気味なほど穏やかな笑みを湛えた。
「君に情報提供してる奴に聞けば良いだろう? 『神凪千真』さん」
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