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第一章 ホームレスな私ですが
1-3 謎のもふもふ
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「まぁまぁ。とにもかくにも、そろそろお昼にしましょうか」
私が悩んでいるところに、珀弥さんは唐突に切り出した。
「え?」
「だって、お腹が空いたんでしょう? それに、もうお昼時ですから」
なるほど。障子越しに入ってくる光で、何となくだが昼頃だとわかる。
「何か食べたいものはありますか? 出来る範囲で作りますよ」
あなたが作るんですか。
珀弥さんは着物の裾を捲り、細く引き締まった白い腕が露になった。何か草食男子っぽい。全体的に優男って感じだし、少々男らしさに欠ける気がする。おっと、いけない。
「いえ、そんな、お食事まで頂くのは悪いです」
「いやいや、三日も断食状態だったんですから。食べなきゃ駄目です」
珀弥さんの口調はやや強くなり、眉間にしわを寄せ、少し厳しい表情になった。
「す、すみません」
世話焼きな奥さんに怒られる旦那の気分って、こういうものなのだろうか。奥さんが心配する故にちょっと厳しくする、みたいな。……ちょっと良いかも。でも私は女だし、珀弥さんは男性だけど。
「ええ、それで良いんです。さ、遠慮なんていりませんから、何か好きなものでも言ってみてください」
嬉しそうな彼の顔には、再び笑みが浮かんだ。
「いなり寿司!!」
「お前の意見は聞いてねぇよ」
一応断っておくが、これは狐珱君と珀弥さんの会話である。穏やかに切り捨てられた狐珱君は再びジタバタし始めたが、珀弥さんが脳天に手刀を叩き込むと大人しくなった。勿論、この時も珀弥さんは笑顔である。
彼は息をつき、こちらを向いた。
「……失礼しました。何でも良いですよ?」
「じゃあ、白いお米がいいです」
私は頭に真っ先に浮かんだ希望を答える。それを聞いた珀弥さんは、目をぱちくりさせた。
「お米、ですか?」
「はい」
「あの、遠慮していませんか?」
「いえ、私の最大級の贅沢です」
…………。突如、沈黙が訪れた。
一分経ったところだろうか。沈黙を破ったのは、その原因の珀弥さんだった。
「わ、わかりました。頑張って美味しいご飯を炊きますね……!!」
彼は何故か涙ぐんでいて、目頭を押さえながら部屋を出ていった。
あの沈黙の間に何を想像したんだろうか。米さえろくに食べられない、貧しい子だとか思ったのだろうか。
その時、狐珱君がむくりと起き上がった。生き返ったんだね。
「おのれ珀弥ぁぁぁ……絶対に仕返ししてやるぞ……」
彼は目を血走らせ、呪咀を吐く。
頭の三角の異物をピンッと立たせ、勢い良く部屋を出ていった。何だアレ。
今更気付いたが、狐珱君の袴から何か出てた。フサフサで、もふもふで、結構長い、言うなれば……尻尾が。
な、何だアレ。
***
暫くボーッとしていると、珀弥さんと狐珱君が襖を開け、ひょっこりと顔を出した。狐珱君の頭にはたんこぶが出来ていたが、今は気にしないことにする。
「飯じゃ!」
「お口に合えばいいのですが」
珀弥さんは控えめにほほ笑み、料理の乗ったお膳を私の横に置いた。もし彼の性別が女性だったなら、良妻とお呼びしたい。
「わぁ、ご飯だ……!」
私が目を輝かせると、珀弥さんは目頭を押さえ、『うっ』とか言いながら顔を逸らした。しまった、また可哀想な子って思われたかも。
「早く食おうぞ! 飯が冷めてしまうのじゃ!」
狐珱君もお膳を置いて座り、箸を取った。
「そうだね。ささ、どうぞ」
「はい、いただきます」
珀弥さんに促され、私も箸を取った。
お膳には、ご飯、味のり、お味噌汁、お新香、焼き魚、油揚げの煮付け……す、すごい、内容は普通だけど和食だ! 教科書に載ってるような一般的な和食だ!
ふっくらと炊き上がったお米は甘みがあり、パリッとした味のりの香ばしさに合う。お味噌汁はしょっぱ過ぎず、でも味が薄いわけでも無く、しっかりとダシの効いた良いお味。わかめとお豆腐は鉄板だよね。
私は感激しつつ、ご飯を噛み締め、味噌汁を啜った。
そういえば、一つ気になることがある。
「珀弥さんは食べないんですか?」
「ええ。僕は朝が遅いので」
隅っこで座っているだけの珀弥さんに疑問を抱き、声を掛けてみると、彼は困ったように苦笑いした。不規則な生活はいけませんよ。
「ああ、そうだ。今更ですが、何とお呼びすれば?」
「そういえば自己紹介がまだでした」
思い出したように話を切り出した珀弥さんに、私は頷く。せっかくご馳走にまでなってるのに、名乗らないのは失礼だ。
「申し遅れました、私は神凪 千真です」
これが私の名前のはず。こんな風に改まって名乗ることなんてあまり無いから、何か変な気分。
「神凪……千真さん、ですか」
珀弥さんは確認するように、私の名前を復唱した。
穏やかだった表情が、少し強張ったように見える。それも一瞬のことで、繕うような笑顔に戻った。
「改めまして、僕は黎藤 珀弥と申します」
「狐珱じゃ!」
珀弥さんは礼儀正しくお辞儀をし、続けて狐珱君が名乗る。珀弥さんと視線がぶつかったが、すぐに逸らされてしまった。
「すみません、ちょっと席を外しますね」
珀弥さんは唐突に立ち上がり、足早に部屋を出て行った。ドタバタと音を立てない静かな立ち振る舞いは、育ちの良さを感じさせる。
それにしても、様子がおかしい。どうしたのだろう?
「案ずるな、特に大した用事ではないからの」
狐珱君は油揚げを齧りながら私を見やる。
「そうなの?」
「あぁ。……えーっと、多分、白天童子にでも供物を持って行くのじゃろ」
彼は誤魔化すように油揚げを平らげた。満足気な良い顔をしている。本当に大好物なんだね。
『はくてんどうじ』は新出単語だ、何だろう。お供え物っていうから、神様?
「お主が思っておる通り、奴は神じゃ」
狐珱君はお新香を口に放り込み、ボリボリと美味しそうな音を立てた。途中で『牙に刺さったのじゃ!』と意味不明な事を言っていたが、大丈夫だろうか。
「へぇ、どんな神様なの?」
「鬼神じゃよ。おっとりし過ぎて全く鬼には見えないがの」
狐珱君はまるで友人のことを話すかのように、楽しそうに笑った。というか、何で性格が分かるの? 本当に友人なの?
「奴とは腐れ縁じゃ」
「えっ、神様と腐れ縁だなんて、あなた何者?」
「ただの狐珱じゃよ」
私が驚くと、彼は目を細め、くつくつと笑った。何だか、その姿が狐みたいに思えた。
「えー! 何かアヤしー!」
「妖しい? 怪しいとな? ほっほっほ、そうじゃの、儂はあやしいぞ」
***
「楽しそうで何よりです」
私と狐珱君の平行線の問答が白熱し始めたところで、襖がゆっくりと開いた。珀弥さんが微笑みながら戻ってきたのだ。
「珀蓮はどうじゃったかの?」
「いい加減油揚げは止めて欲しいのです、だって」
テンションの高い狐珱君に、珀弥さんは少しダルそうに答えた。珀蓮って誰だろう。
「何じゃとぉ! あのちんちくりんめ!」
今度は狐珱君が立ち上がり、襖を突き破って部屋を出て行った。
「はぁ、騒々しくて申し訳ないです」
「いえいえ、賑やかで楽しいですよ」
「それならいいんですが……」
珀弥さんは苦笑を浮かべ頭を下げたが、私は顔の前で手を左右に振った。一人くらい賑やかな人が居ても良いと思う。
彼は空中に視線を泳がせた後、一点に集中させた。
「そうだ、すっかり忘れてました」
頭の上に豆電球がパッと光った。何だその古風な演出は。
「神凪さんの連絡先を教えてもらっていいですか? ここで預かっていることを、保護者の方にお伝えしたいので」
「え」
身体がカチリと固まった。私には連絡先もないし、元々保護者もいないからだ。
実をいうと、私は天涯孤独の身だ。物心ついたときには児童養護施設に預けられていて、そこで育った。今はその『ふるさと』も閉鎖されてしまったのだけれど。
そんなわけで、保護者の連絡先なんてものは無いのだ。
「何か不都合が?」
「実は——」
私はぽつりぽつりとこれまでの経緯を珀弥さんに説明し始めた。
私が悩んでいるところに、珀弥さんは唐突に切り出した。
「え?」
「だって、お腹が空いたんでしょう? それに、もうお昼時ですから」
なるほど。障子越しに入ってくる光で、何となくだが昼頃だとわかる。
「何か食べたいものはありますか? 出来る範囲で作りますよ」
あなたが作るんですか。
珀弥さんは着物の裾を捲り、細く引き締まった白い腕が露になった。何か草食男子っぽい。全体的に優男って感じだし、少々男らしさに欠ける気がする。おっと、いけない。
「いえ、そんな、お食事まで頂くのは悪いです」
「いやいや、三日も断食状態だったんですから。食べなきゃ駄目です」
珀弥さんの口調はやや強くなり、眉間にしわを寄せ、少し厳しい表情になった。
「す、すみません」
世話焼きな奥さんに怒られる旦那の気分って、こういうものなのだろうか。奥さんが心配する故にちょっと厳しくする、みたいな。……ちょっと良いかも。でも私は女だし、珀弥さんは男性だけど。
「ええ、それで良いんです。さ、遠慮なんていりませんから、何か好きなものでも言ってみてください」
嬉しそうな彼の顔には、再び笑みが浮かんだ。
「いなり寿司!!」
「お前の意見は聞いてねぇよ」
一応断っておくが、これは狐珱君と珀弥さんの会話である。穏やかに切り捨てられた狐珱君は再びジタバタし始めたが、珀弥さんが脳天に手刀を叩き込むと大人しくなった。勿論、この時も珀弥さんは笑顔である。
彼は息をつき、こちらを向いた。
「……失礼しました。何でも良いですよ?」
「じゃあ、白いお米がいいです」
私は頭に真っ先に浮かんだ希望を答える。それを聞いた珀弥さんは、目をぱちくりさせた。
「お米、ですか?」
「はい」
「あの、遠慮していませんか?」
「いえ、私の最大級の贅沢です」
…………。突如、沈黙が訪れた。
一分経ったところだろうか。沈黙を破ったのは、その原因の珀弥さんだった。
「わ、わかりました。頑張って美味しいご飯を炊きますね……!!」
彼は何故か涙ぐんでいて、目頭を押さえながら部屋を出ていった。
あの沈黙の間に何を想像したんだろうか。米さえろくに食べられない、貧しい子だとか思ったのだろうか。
その時、狐珱君がむくりと起き上がった。生き返ったんだね。
「おのれ珀弥ぁぁぁ……絶対に仕返ししてやるぞ……」
彼は目を血走らせ、呪咀を吐く。
頭の三角の異物をピンッと立たせ、勢い良く部屋を出ていった。何だアレ。
今更気付いたが、狐珱君の袴から何か出てた。フサフサで、もふもふで、結構長い、言うなれば……尻尾が。
な、何だアレ。
***
暫くボーッとしていると、珀弥さんと狐珱君が襖を開け、ひょっこりと顔を出した。狐珱君の頭にはたんこぶが出来ていたが、今は気にしないことにする。
「飯じゃ!」
「お口に合えばいいのですが」
珀弥さんは控えめにほほ笑み、料理の乗ったお膳を私の横に置いた。もし彼の性別が女性だったなら、良妻とお呼びしたい。
「わぁ、ご飯だ……!」
私が目を輝かせると、珀弥さんは目頭を押さえ、『うっ』とか言いながら顔を逸らした。しまった、また可哀想な子って思われたかも。
「早く食おうぞ! 飯が冷めてしまうのじゃ!」
狐珱君もお膳を置いて座り、箸を取った。
「そうだね。ささ、どうぞ」
「はい、いただきます」
珀弥さんに促され、私も箸を取った。
お膳には、ご飯、味のり、お味噌汁、お新香、焼き魚、油揚げの煮付け……す、すごい、内容は普通だけど和食だ! 教科書に載ってるような一般的な和食だ!
ふっくらと炊き上がったお米は甘みがあり、パリッとした味のりの香ばしさに合う。お味噌汁はしょっぱ過ぎず、でも味が薄いわけでも無く、しっかりとダシの効いた良いお味。わかめとお豆腐は鉄板だよね。
私は感激しつつ、ご飯を噛み締め、味噌汁を啜った。
そういえば、一つ気になることがある。
「珀弥さんは食べないんですか?」
「ええ。僕は朝が遅いので」
隅っこで座っているだけの珀弥さんに疑問を抱き、声を掛けてみると、彼は困ったように苦笑いした。不規則な生活はいけませんよ。
「ああ、そうだ。今更ですが、何とお呼びすれば?」
「そういえば自己紹介がまだでした」
思い出したように話を切り出した珀弥さんに、私は頷く。せっかくご馳走にまでなってるのに、名乗らないのは失礼だ。
「申し遅れました、私は神凪 千真です」
これが私の名前のはず。こんな風に改まって名乗ることなんてあまり無いから、何か変な気分。
「神凪……千真さん、ですか」
珀弥さんは確認するように、私の名前を復唱した。
穏やかだった表情が、少し強張ったように見える。それも一瞬のことで、繕うような笑顔に戻った。
「改めまして、僕は黎藤 珀弥と申します」
「狐珱じゃ!」
珀弥さんは礼儀正しくお辞儀をし、続けて狐珱君が名乗る。珀弥さんと視線がぶつかったが、すぐに逸らされてしまった。
「すみません、ちょっと席を外しますね」
珀弥さんは唐突に立ち上がり、足早に部屋を出て行った。ドタバタと音を立てない静かな立ち振る舞いは、育ちの良さを感じさせる。
それにしても、様子がおかしい。どうしたのだろう?
「案ずるな、特に大した用事ではないからの」
狐珱君は油揚げを齧りながら私を見やる。
「そうなの?」
「あぁ。……えーっと、多分、白天童子にでも供物を持って行くのじゃろ」
彼は誤魔化すように油揚げを平らげた。満足気な良い顔をしている。本当に大好物なんだね。
『はくてんどうじ』は新出単語だ、何だろう。お供え物っていうから、神様?
「お主が思っておる通り、奴は神じゃ」
狐珱君はお新香を口に放り込み、ボリボリと美味しそうな音を立てた。途中で『牙に刺さったのじゃ!』と意味不明な事を言っていたが、大丈夫だろうか。
「へぇ、どんな神様なの?」
「鬼神じゃよ。おっとりし過ぎて全く鬼には見えないがの」
狐珱君はまるで友人のことを話すかのように、楽しそうに笑った。というか、何で性格が分かるの? 本当に友人なの?
「奴とは腐れ縁じゃ」
「えっ、神様と腐れ縁だなんて、あなた何者?」
「ただの狐珱じゃよ」
私が驚くと、彼は目を細め、くつくつと笑った。何だか、その姿が狐みたいに思えた。
「えー! 何かアヤしー!」
「妖しい? 怪しいとな? ほっほっほ、そうじゃの、儂はあやしいぞ」
***
「楽しそうで何よりです」
私と狐珱君の平行線の問答が白熱し始めたところで、襖がゆっくりと開いた。珀弥さんが微笑みながら戻ってきたのだ。
「珀蓮はどうじゃったかの?」
「いい加減油揚げは止めて欲しいのです、だって」
テンションの高い狐珱君に、珀弥さんは少しダルそうに答えた。珀蓮って誰だろう。
「何じゃとぉ! あのちんちくりんめ!」
今度は狐珱君が立ち上がり、襖を突き破って部屋を出て行った。
「はぁ、騒々しくて申し訳ないです」
「いえいえ、賑やかで楽しいですよ」
「それならいいんですが……」
珀弥さんは苦笑を浮かべ頭を下げたが、私は顔の前で手を左右に振った。一人くらい賑やかな人が居ても良いと思う。
彼は空中に視線を泳がせた後、一点に集中させた。
「そうだ、すっかり忘れてました」
頭の上に豆電球がパッと光った。何だその古風な演出は。
「神凪さんの連絡先を教えてもらっていいですか? ここで預かっていることを、保護者の方にお伝えしたいので」
「え」
身体がカチリと固まった。私には連絡先もないし、元々保護者もいないからだ。
実をいうと、私は天涯孤独の身だ。物心ついたときには児童養護施設に預けられていて、そこで育った。今はその『ふるさと』も閉鎖されてしまったのだけれど。
そんなわけで、保護者の連絡先なんてものは無いのだ。
「何か不都合が?」
「実は——」
私はぽつりぽつりとこれまでの経緯を珀弥さんに説明し始めた。
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