ファンタジーはマジカルじゃない!

城下街の裾の方で【幻想屋】という本屋を営む青年ケマル。
ケマル自身はほぼ人間だったが、ある信条を掲げていた。
「店に来る客はどんな奴でも大歓迎。人間でも化けた狐でも狸でも、エルフだろうがフェアリーだろうが、アンデッドだろうか、妖怪でも悪魔でも天使でも」
フィクション限定の物語好きのための本屋で、実際様々なお客がやってきて食べるのには困らないくらいには売り上げていた。
けれどいつしか、本を買っていくお客ばかりではなくなっていく。
細々と好きな本に囲まれてこじんまりと生きていくはずのケマルの計画は確実に、その理想から逸れていく。
※小説家になろうにも掲載しています
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したっぱ書店員のつぶやき

工藤 流優空
エッセイ・ノンフィクション
小さいころ、本屋さんで働いてみたいと思っていました。 ある日、ひょんなことから書店員アルバイトとして働くこととなりました。 これは、書店員になりたてのひよっこが、書店員になって感じたこと気づいたことなどを 書き記す日記的な何かです。(できるだけ毎日13時更新予定。更新しない日もあるかも)

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