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第二十四話
幽霊(2)
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幽霊の彼女と暮らし始めて3ヶ月。いろいろな事が分かってきた。
最初に気づいたのは、彼女の中に出したと思ったザーメンは、感覚的には彼女の身体をすり抜けてしまう、ということ。正常位とか後背位だと床に、騎乗位だと自分の腹にザーメンは飛ぶ。
そして、彼女の姿は俺以外…正確には彼女が見せようと思った人以外には見えないらしい、ということ。
一度彼女との行為をスマホで動画撮影したのだが、そこには俺が一人全裸になってあれやこれや独り言を言いながら腰を振ったり仰向けになったりして最後は手も触れずに射精するという、誰かに見られたら狂人の所業としか思えないおぞましい動画が録れていた。
ここから分かるのは、彼女の身体や声は、あくまで彼女が俺の脳内に作り出した幻覚である、ということ。
それを彼女に話すと
「あー、多分そうでしょうねぇ。そうじゃなきゃいろいろ説明つきませんし。」
彼女はTVを見ながらそう答えた。
「でさ…ここからはまた新たな疑問なんだけど…」俺は彼女に、ここから生じたもう一つの疑問を投げかけた。
「もしも君の見た目や触り心地が、おれの脳内で作り出されているものだとしたら、君は俺の前に…有名人の姿形で出てくることも出来るの?」
そう言うと彼女はこちらに向き直して
「あ、それは無理っぽいです。なんて言うんですかね…車幅感覚?みたいな、自分の身体の境界線って、多分感覚的に覚えてるみたいで。私も試してみたんですよ。もうちょっと背を高くとか、美人にとか、細くとか…でも、そういう姿になった記憶がないから無理みたいですねぇ」
それを聞いてちょっと残念な気になった俺をみて彼女は
「やっぱりもっと綺麗で細くてオッパイ大きい子の方がいいんですか?」と、悲しそうな顔をした。
「あ、いや、別にそう言うわけじゃなくてさ、なんか、ほら、幽霊の可能性とかそう言うのを知りたくて…いや、君は今のままで充分魅力あるし、その証拠にほら、毎日やってるじゃん」
慌てる俺を見て彼女は笑いながら
「慌ててるw 大丈夫ですよ。出ていったりしませんから。あなたのオチンチン、嫌いじゃないし」そう言いながら彼女はいつの間にか裸になり、ジャージの上から俺の股間を撫で始めた。
俺の股間はみるみる勃起して、それを彼女はジャージから出して咥えた。
彼女のフェラはなんとも言えないくらい気持ちいい。さぞや生前、勉強したんだろうなぁ…と感心するほど気持ちいい。
「あぁ、ダメ…イク!」
俺はたまらず射精した。ザーメンは彼女の喉をすり抜けて自分の左腿に飛んだ。
自分でザーメンを拭き取っていると彼女が
「これが飲めればもっと楽しいのになぁ」と、ポツリと言った。
"あぁ、この子は本当にスケベなんだなぁ"
と、何故か感心してしまった。
最初に気づいたのは、彼女の中に出したと思ったザーメンは、感覚的には彼女の身体をすり抜けてしまう、ということ。正常位とか後背位だと床に、騎乗位だと自分の腹にザーメンは飛ぶ。
そして、彼女の姿は俺以外…正確には彼女が見せようと思った人以外には見えないらしい、ということ。
一度彼女との行為をスマホで動画撮影したのだが、そこには俺が一人全裸になってあれやこれや独り言を言いながら腰を振ったり仰向けになったりして最後は手も触れずに射精するという、誰かに見られたら狂人の所業としか思えないおぞましい動画が録れていた。
ここから分かるのは、彼女の身体や声は、あくまで彼女が俺の脳内に作り出した幻覚である、ということ。
それを彼女に話すと
「あー、多分そうでしょうねぇ。そうじゃなきゃいろいろ説明つきませんし。」
彼女はTVを見ながらそう答えた。
「でさ…ここからはまた新たな疑問なんだけど…」俺は彼女に、ここから生じたもう一つの疑問を投げかけた。
「もしも君の見た目や触り心地が、おれの脳内で作り出されているものだとしたら、君は俺の前に…有名人の姿形で出てくることも出来るの?」
そう言うと彼女はこちらに向き直して
「あ、それは無理っぽいです。なんて言うんですかね…車幅感覚?みたいな、自分の身体の境界線って、多分感覚的に覚えてるみたいで。私も試してみたんですよ。もうちょっと背を高くとか、美人にとか、細くとか…でも、そういう姿になった記憶がないから無理みたいですねぇ」
それを聞いてちょっと残念な気になった俺をみて彼女は
「やっぱりもっと綺麗で細くてオッパイ大きい子の方がいいんですか?」と、悲しそうな顔をした。
「あ、いや、別にそう言うわけじゃなくてさ、なんか、ほら、幽霊の可能性とかそう言うのを知りたくて…いや、君は今のままで充分魅力あるし、その証拠にほら、毎日やってるじゃん」
慌てる俺を見て彼女は笑いながら
「慌ててるw 大丈夫ですよ。出ていったりしませんから。あなたのオチンチン、嫌いじゃないし」そう言いながら彼女はいつの間にか裸になり、ジャージの上から俺の股間を撫で始めた。
俺の股間はみるみる勃起して、それを彼女はジャージから出して咥えた。
彼女のフェラはなんとも言えないくらい気持ちいい。さぞや生前、勉強したんだろうなぁ…と感心するほど気持ちいい。
「あぁ、ダメ…イク!」
俺はたまらず射精した。ザーメンは彼女の喉をすり抜けて自分の左腿に飛んだ。
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「これが飲めればもっと楽しいのになぁ」と、ポツリと言った。
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