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第九話
デリヘル(1)
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馴染みのデリヘル嬢にLINEで長文を送る。内容は次回会う時までに覚えて貰いたい台本だ。
そのデリヘル嬢は元劇団員で、食えない時代のアルバイトから風俗の道に入り、そちらが忙しくなって演劇の道からは遠ざかってしまった、三十路の女性。
彼女と最初会った時、立居振る舞いとか声の張りがしっかりしていて、逆にちょっとわざとらしくも思ったが、私もどちらかと言うとシチュエーションに燃えるタイプなので、最初はいやらしい言葉を言わせたり、犯されている風の言葉を言わせたりして楽しんでいたが、そのうち段々とシチュエーション自体を長く楽しむようになり、今では私が台本を書いて彼女に送り、それの通りに楽しむようになった。
LINEを送って一週間後、彼女の出勤を確認して予約。この店は待ち合わせ型だから対面時から入り込めるので、更に気持ちが昂る。
とある駅前で待っていると、店から待ち合わせ確認の電話が入る。まもなく到着だ。ここからは私も役に入り込む。
「お待たせしてすいません」
「いや、俺も今着いたところだ。さ、行こうか」
「あの…」
「なんだ?」
「もう今日で最後にしてしてください」
「…それはあんたの決める事じゃない」
私は彼女の腰に手を回し、最寄りのホテルに入る。
部屋まではエレベーターで六階まで上がる。
エレベーターの中で私は彼女を手をファスナーから突っ込み、逸物を握らせる。
「…いや、こんなところで…」
「…好きなんだろ…」
エレベーターが六階に着き、部屋へ入る。
「風呂を入れてくる」
そう言って浴室に入り、湯を張る。その間に彼女は、店へ入室連絡。
部屋に戻った私は彼女の唇を奪う。
そしてベッドに優しく押し倒し、首筋を舐め回す。
「あぁ、お風呂…せめてシャワーだけでも…」
「そんなのは後でいい」
そう言いながら彼女を脱がし、自らも裸になる。
「さあ、しゃぶるんだ」彼女の眼前に逸物を差し出す。
「いや…できません…そんなこと」
「前は喜んでしてたじゃないか。旦那さんは、こう言うの嫌いなのか?」
今日のシチュエーションはこうだ。
かつて近しい存在だった二人が、ひょうな事から再会。その時から男は、女の弱みを知る立場を利用して女と何度も密会を強要している。女も最初は背徳を楽しんでいたが、男の執拗な誘いに、解放されたい…といった内容。
「もうこういうことはしたくないんです。夫との仲にウソを持ちたくないんです…」
「なるほど…じゃあ旦那さんに"私は昔、男性3人と一緒にセックスするほど淫乱でした"と告白したらどうだ?」
「…それは…」
「すごかったよなぁ、あの時のあんた…目が完全に逝ってたよ。今思い出してもオナニー出来るよ」
「…やめてください…」
「何がやめてください、だ。どうせ…ほら、グショグショだ。」
彼女の股間に手をやると、そこは本当に濡れていた。
「あぁ…いや…だめ…」
「だめじゃないんだろ?ほら、凄いぞ」
そう言いながら彼女の股間を指で撫で上げると、ビクンと反応する。
私はもう一度彼女の眼前に逸物を差し出す。
彼女は観念したかのように逸物を咥え、しゃぶりだす。
「ほら、欲しかったんじゃないか」
彼女はその言葉に小さく嗚咽しながらも逸物を口から出し入れする。
しばらく彼女の口中を楽しんだ後、逸物を口から引き抜き、仰向けにした彼女をのしかかる。
「さて、本当はこっちで欲しいんだろ?」
「いや、ダメです…やめて…今日は危ない…」
「そんなこと言っても無駄だよ。もうこんなになってる。」
そう言って彼女の股間に逸物を突き刺す…ような形になると、彼女は巧みに掌で逸物を包み、腹の上で疑似挿入をさせた。
ご存知のようにデリヘルでは本番行為はできない。もちろん馴染みになったりお互いの間で何らかの約束事が交わされたら不可能ではないが、私も彼女もルールの範囲内で楽しみたいのだ。
「やめて…お願い…やめて…」
彼女は泣きそうな顔で私を見つめながら、懇願とも嗚咽とも聞こえそうな声で呻く。
「やめないで、の間違いだろ?気持ちよさそうじゃないか」
「違う…違います…そんな…いや…」
彼女の目から薄ら涙が流れる。それを舌で拭うと、私の興奮はさらに高ぶる。
「あぁ、いきそうだ、このまま中にぶちまけてやる」
「いや、だめ、それだけはやめて、今日は危ないの!いや!」
「帰ってから旦那にも種付けさせてやれよ!いくぞ!」
「いやぁ…熱い…いやぁ…」
私は彼女の掌中と腹上に精液をぶちまけ、彼女の身体に覆い被さった。
「やっぱりあんたの身体は最高だな…もうしばらく遊ばせてもらうよ…」
「ううぅ…」彼女は演技とは思えない嗚咽を漏らした。
しばらく余韻を楽しんだ後、二人は風呂に向かい、身体を流して湯船に浸かった。
「今日も完璧だったね。ありがとう。」
「なんか今日の役は、好きだったかも」
「そういう願望でもあるの?」
「どうなんだろ…でも、こういう精神的な被虐とかは好きかなぁ…SMみたいに痛いのとか汚いのは無理だけど」
あくまで私たちは、ルールの中で楽しんでいる。お互いの趣味がシンクロした事で、普段とはちょっと違った世界に二人で入り込めるのだ。
「ねぇ、今度は借金取りと債務者の奥様ってのどう?」
「いいね。考えてみよう。」
次に会えるのは一か月後か、その前か…それは私にかかっている。
そのデリヘル嬢は元劇団員で、食えない時代のアルバイトから風俗の道に入り、そちらが忙しくなって演劇の道からは遠ざかってしまった、三十路の女性。
彼女と最初会った時、立居振る舞いとか声の張りがしっかりしていて、逆にちょっとわざとらしくも思ったが、私もどちらかと言うとシチュエーションに燃えるタイプなので、最初はいやらしい言葉を言わせたり、犯されている風の言葉を言わせたりして楽しんでいたが、そのうち段々とシチュエーション自体を長く楽しむようになり、今では私が台本を書いて彼女に送り、それの通りに楽しむようになった。
LINEを送って一週間後、彼女の出勤を確認して予約。この店は待ち合わせ型だから対面時から入り込めるので、更に気持ちが昂る。
とある駅前で待っていると、店から待ち合わせ確認の電話が入る。まもなく到着だ。ここからは私も役に入り込む。
「お待たせしてすいません」
「いや、俺も今着いたところだ。さ、行こうか」
「あの…」
「なんだ?」
「もう今日で最後にしてしてください」
「…それはあんたの決める事じゃない」
私は彼女の腰に手を回し、最寄りのホテルに入る。
部屋まではエレベーターで六階まで上がる。
エレベーターの中で私は彼女を手をファスナーから突っ込み、逸物を握らせる。
「…いや、こんなところで…」
「…好きなんだろ…」
エレベーターが六階に着き、部屋へ入る。
「風呂を入れてくる」
そう言って浴室に入り、湯を張る。その間に彼女は、店へ入室連絡。
部屋に戻った私は彼女の唇を奪う。
そしてベッドに優しく押し倒し、首筋を舐め回す。
「あぁ、お風呂…せめてシャワーだけでも…」
「そんなのは後でいい」
そう言いながら彼女を脱がし、自らも裸になる。
「さあ、しゃぶるんだ」彼女の眼前に逸物を差し出す。
「いや…できません…そんなこと」
「前は喜んでしてたじゃないか。旦那さんは、こう言うの嫌いなのか?」
今日のシチュエーションはこうだ。
かつて近しい存在だった二人が、ひょうな事から再会。その時から男は、女の弱みを知る立場を利用して女と何度も密会を強要している。女も最初は背徳を楽しんでいたが、男の執拗な誘いに、解放されたい…といった内容。
「もうこういうことはしたくないんです。夫との仲にウソを持ちたくないんです…」
「なるほど…じゃあ旦那さんに"私は昔、男性3人と一緒にセックスするほど淫乱でした"と告白したらどうだ?」
「…それは…」
「すごかったよなぁ、あの時のあんた…目が完全に逝ってたよ。今思い出してもオナニー出来るよ」
「…やめてください…」
「何がやめてください、だ。どうせ…ほら、グショグショだ。」
彼女の股間に手をやると、そこは本当に濡れていた。
「あぁ…いや…だめ…」
「だめじゃないんだろ?ほら、凄いぞ」
そう言いながら彼女の股間を指で撫で上げると、ビクンと反応する。
私はもう一度彼女の眼前に逸物を差し出す。
彼女は観念したかのように逸物を咥え、しゃぶりだす。
「ほら、欲しかったんじゃないか」
彼女はその言葉に小さく嗚咽しながらも逸物を口から出し入れする。
しばらく彼女の口中を楽しんだ後、逸物を口から引き抜き、仰向けにした彼女をのしかかる。
「さて、本当はこっちで欲しいんだろ?」
「いや、ダメです…やめて…今日は危ない…」
「そんなこと言っても無駄だよ。もうこんなになってる。」
そう言って彼女の股間に逸物を突き刺す…ような形になると、彼女は巧みに掌で逸物を包み、腹の上で疑似挿入をさせた。
ご存知のようにデリヘルでは本番行為はできない。もちろん馴染みになったりお互いの間で何らかの約束事が交わされたら不可能ではないが、私も彼女もルールの範囲内で楽しみたいのだ。
「やめて…お願い…やめて…」
彼女は泣きそうな顔で私を見つめながら、懇願とも嗚咽とも聞こえそうな声で呻く。
「やめないで、の間違いだろ?気持ちよさそうじゃないか」
「違う…違います…そんな…いや…」
彼女の目から薄ら涙が流れる。それを舌で拭うと、私の興奮はさらに高ぶる。
「あぁ、いきそうだ、このまま中にぶちまけてやる」
「いや、だめ、それだけはやめて、今日は危ないの!いや!」
「帰ってから旦那にも種付けさせてやれよ!いくぞ!」
「いやぁ…熱い…いやぁ…」
私は彼女の掌中と腹上に精液をぶちまけ、彼女の身体に覆い被さった。
「やっぱりあんたの身体は最高だな…もうしばらく遊ばせてもらうよ…」
「ううぅ…」彼女は演技とは思えない嗚咽を漏らした。
しばらく余韻を楽しんだ後、二人は風呂に向かい、身体を流して湯船に浸かった。
「今日も完璧だったね。ありがとう。」
「なんか今日の役は、好きだったかも」
「そういう願望でもあるの?」
「どうなんだろ…でも、こういう精神的な被虐とかは好きかなぁ…SMみたいに痛いのとか汚いのは無理だけど」
あくまで私たちは、ルールの中で楽しんでいる。お互いの趣味がシンクロした事で、普段とはちょっと違った世界に二人で入り込めるのだ。
「ねぇ、今度は借金取りと債務者の奥様ってのどう?」
「いいね。考えてみよう。」
次に会えるのは一か月後か、その前か…それは私にかかっている。
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