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その14:ジャンプ!(前編)
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「どうして……こうなった………」
僕は今、すっごく高い所に立っている。急峻な斜面に挟まれた狭い渓谷の上に、つる草で編まれたつり橋がかかっており、その真ん中に立ってそこから谷の下を眺めるのだが……いや、下まで優に百mはあるだろ。
「それではお兄さん。飛び降りる準備はよろしいですか?」脇に立っている、エルフのおじさんがそう声をかけた。
「あのいや……僕の元いた世界にも、バンジージャンプって奴がありましてね。こうした高い所から度胸試しで下に飛び降りるんですが……」
「おお。まさに今の状況と同じですね。それならば何も問題はございますまい」エルフのおじさんが感慨深げに言う。
「いやその……僕らの世界の奴は、こう。足に強力なゴム紐が結び付けられていましてね。落下しても、地面スレスレで止まってそのままゴムの反動で、上に上がったり下がったりを繰り返すんですが……今、僕の足にそれついてませんよね?」
「いやいや。S級冒険者ともあろうお方が今さら何をおっしゃる。そんな小細工をしてしまっては試練になりません。なーに、下は川ですので、万一問題が発生しても、貴方なら受け身位出来るでしょう?」
いや……いくら水面だっていっても、百m自由落下したら、コンクリートと変わらないって。それを受け身とか……絶対正気では出来ないな。
でも……クリシュナさんのバージンがかかってるし、その為にもここは、彼女を信用するしかないよな?
そう意を決した僕は、一回深く深呼吸をしてから、思い切り下に飛び降りた。
◇◇◇
その日、ギルドに行った僕は、カミーユさんに呼ばれた。
「ねえお兄さん。お兄さんはもう成人なの?」
「はい? ええ、もう年齢的には越えてはいると思うんですけど、こっちの世界は一日の長さも一年の長さも元の世界とは微妙に違うみたいだし、そもそも元の世界でも成人が十八歳なのか二十歳なのか……正確にはよく分かりません」
「あー、そうなんだ。それで成人式とかは?」
「あれ。こっちの世界にもそんなのがあるんですね。ですが僕は今までそんなの全く気にせず暮らしてましたよ」
「そっか。それじゃ、年齢は丁度二十歳でいいとして……いやね。こっちの世界でも成人式ってある国とない国があってね。ここいらではやらないんだけど、エルフのとある一族では伝統と格式にのっとって今でも行われているの。それで、人間だったら丁度二十歳の腕の立つ男性冒険者を貸してくれないかってクエストが来ててね」
「はあ……なんか頭数合わせとかですか? はは、集団お見合いとかだったりして」
「多分違うと思うよ。でも受ける気があるなら、話だけでも聞いてみる? オファーは、サラドラ先生よ」
「そうなんだ。それじゃ直接先生にお話伺ってみますね」
そして翌日。僕はヨリと二人で、サラドラ先生の診療所を訪れた。
「いや。わざわざすまないね。最初、直接君に頼もうかとも思ったんだけど、万一、君の都合が悪かったりしたら二度手間だからね。最初からギルドに依頼したんだ」
そう言いながら、サラドラ先生がお茶を出してくれた。
「それで、エルフの成人式のお手伝いって……僕は何をやればよろしいので?」
「私の生まれ故郷のエルフの森の慣習なんだが、古来、成人式を大事にしていてね。それで私の親戚の子が、今回参加するんだが、ちょっとワケアリで、頑丈な男性パートナーを探しているんだよ」
「その頑丈な……ってところが気になるんですが?」
「ああ、心も体もっていう意味でとらえてもらって構わない。なにせ成人になるんだからね。それで具体的にどうするかというと、まず男女でペアを組み、男は神聖なかずら橋から谷に飛び降りるんだが、その人が落ちて大けがをしない様、ペアの女性が補助魔法で、それを手助けするというものだ」
「先生。それ成人式っていうより結婚の儀式じゃありません?」ヨリが口を挟む。
「いやいや。まあ、それでくっつく男女が多いのも確かだが、エルフは寿命が長いからね。それに縛られたりはあんまりしないかな」
「それじゃ、先生。僕はその数合わせという事なんでしょうか?」
「いや、数は何とかなるんだが……正直に言おう。その私の親戚の子は、魔法が苦手なのだよ!」
「えっ!? それじゃ、飛び降りた男性が補助魔法をちゃんと受けられないと……」
「そう。最悪、大惨事になる。そのため同じエルフの森の中で、あれとペアになろうという者がいないんだ」
「えー。それで僕ですか? それ命の危険ありますよね?」
「ああ。だが、人間はもともとエルフより何倍も頑丈だし、君はS級冒険者だ。自分でそれなりに補助魔法も使えるし、受け身なども得意だろう? だからそこを見込んでの話だよ」
「えー。神聖な儀式でそんなインチキしていいんですか?」
「うむ。それを言われると弱いのだが、その親戚の子が、族長の娘でね。早いところ後継を定めるためにも、何としても今回、彼女に頑張ってもらいたいのだよ。なにせエルフの成人式は十年に一度だからね」
「族長の娘さんで、今回無事に成人すれば、次期族長候補になれるって事ですよね?」またヨリが口を挟んだ。
「おいヨリ。お前まさか、リーマ姫の時みたいにまた……」
「お兄ちゃん! これはS級冒険者として、絶対やるべき人助けだよ! うまく言ったら、将来のエルフの森の族長に貸しが作れるって! しかも、男女の仲になる事も多いんでしょ? また、お兄ちゃんハーレムの候補が一人増えるじゃん!」
いや、お兄ちゃんハーレムは今、開店休業中なんだけど。
「なんだ、そのお兄ちゃんハーレムって? だがまあ、自慢じゃないが私の親戚の子はすごく気立ても良くて美人だぞ。深窓の令嬢だし、多分まだ男を知らないはずだ。成人式で仲良くなってお兄さんが付き合う分には、私は何も言わんよ」サラドラ先生がそう言った。くそっ。人の弱点を的確に攻めてくるな。
だが、ヨリがOKした時点で僕に断る選択肢はない。一応、正妻のリーマ姫にも説明したが、エルフの御令嬢が妻になるのは却下だが、お兄ちゃんハーレムに入る分には気にしないとの事だったので、翌日、サラドラ先生にクエスト受諾の返事をした。
◇◇◇
数日後、僕とヨリは、サラドラ先生といっしょに、先生の故郷のエルフの森に向かった。普通に行ったら数か月かかるほどの僻地なのだが、常設のワープゲートを使用出来たため、エルフの森の入り口までは、半日程で到着した。
「お兄さん。ヨリ。紹介するよ。この子がこの度、成人式を迎えるクリシュナだ」
サラドラ先生に導かれて、エルフの少女が目の前に立った。
「ふわ。なんか神々しいわね」ヨリがそう言ったが、確かに何か神がかり的な神秘性を秘めた女の子だ。実年齢はエルフの成人と言われる160歳ちょっとだが、見た目は人間でいうと高校生くらいかな。確かに美少女ではあるのだが、何かこう、うっかり触ると壊れてしまいそうな華奢な感じだ。さすがは深窓の令嬢と言ったところか。
人見知りなのか、すっかりサラドラ先生の後ろに隠れてしまっていたが、先生に「自己紹介しろ」とせっつかれて、オドオドしながら話だした。
「あの。クリシュナと申します。お兄さん。ヨリさん。この度は私の為にすいません……」
「いえいえ、クリシュナさん。今回の件は、どーんと大舟に乗ったつもりで、このS級冒険者兄妹に任せて頂戴! 別にあとから報酬寄こせとか言わないからさ。それで今回、あなたが無事成人して、将来ここの族長になった時、何か出世払いで返してくれればいいから」
「おい、ヨリ。そんな恩着せがましい言い方するなよ。だいたいリスクを背負うのは僕なんだぞ」
「大丈夫だからね、クリシュナさん。ああ言ってはいるけど私のお兄ちゃん、頑丈さには定評があるから」
「……あの。私、魔法が苦手で、お兄さんをうまく補助出来ないかも知れませんが、お力添えをお願い致します。それで……サラドラおばさんが言っていたんですが、お兄さんと二人で成人式を乗り切ったら、私とお兄さんがお付き合いをするって本当ですか?」
「はい? いや、それは……サラドラ先生は、仲良くする分には何も言わないとは言っていたけど……クリシュナさんは、僕と仲良くしたいのかな?」
「……」無言ではあったが、クリシュナさんの顔が真っ赤になった。
「あらー。お兄ちゃん。こりゃ頑張るしかないよねー」ヨリがからかう様にそう言った。
「自己紹介は終わったかな。それじゃ、一週間後の成人式に向け、今日から特訓を開始するぞ」サラドラ先生がそう言い、僕ら兄妹とクリシュナさんを率いて、裏山を登り始めた。
⇒後編へGo!
僕は今、すっごく高い所に立っている。急峻な斜面に挟まれた狭い渓谷の上に、つる草で編まれたつり橋がかかっており、その真ん中に立ってそこから谷の下を眺めるのだが……いや、下まで優に百mはあるだろ。
「それではお兄さん。飛び降りる準備はよろしいですか?」脇に立っている、エルフのおじさんがそう声をかけた。
「あのいや……僕の元いた世界にも、バンジージャンプって奴がありましてね。こうした高い所から度胸試しで下に飛び降りるんですが……」
「おお。まさに今の状況と同じですね。それならば何も問題はございますまい」エルフのおじさんが感慨深げに言う。
「いやその……僕らの世界の奴は、こう。足に強力なゴム紐が結び付けられていましてね。落下しても、地面スレスレで止まってそのままゴムの反動で、上に上がったり下がったりを繰り返すんですが……今、僕の足にそれついてませんよね?」
「いやいや。S級冒険者ともあろうお方が今さら何をおっしゃる。そんな小細工をしてしまっては試練になりません。なーに、下は川ですので、万一問題が発生しても、貴方なら受け身位出来るでしょう?」
いや……いくら水面だっていっても、百m自由落下したら、コンクリートと変わらないって。それを受け身とか……絶対正気では出来ないな。
でも……クリシュナさんのバージンがかかってるし、その為にもここは、彼女を信用するしかないよな?
そう意を決した僕は、一回深く深呼吸をしてから、思い切り下に飛び降りた。
◇◇◇
その日、ギルドに行った僕は、カミーユさんに呼ばれた。
「ねえお兄さん。お兄さんはもう成人なの?」
「はい? ええ、もう年齢的には越えてはいると思うんですけど、こっちの世界は一日の長さも一年の長さも元の世界とは微妙に違うみたいだし、そもそも元の世界でも成人が十八歳なのか二十歳なのか……正確にはよく分かりません」
「あー、そうなんだ。それで成人式とかは?」
「あれ。こっちの世界にもそんなのがあるんですね。ですが僕は今までそんなの全く気にせず暮らしてましたよ」
「そっか。それじゃ、年齢は丁度二十歳でいいとして……いやね。こっちの世界でも成人式ってある国とない国があってね。ここいらではやらないんだけど、エルフのとある一族では伝統と格式にのっとって今でも行われているの。それで、人間だったら丁度二十歳の腕の立つ男性冒険者を貸してくれないかってクエストが来ててね」
「はあ……なんか頭数合わせとかですか? はは、集団お見合いとかだったりして」
「多分違うと思うよ。でも受ける気があるなら、話だけでも聞いてみる? オファーは、サラドラ先生よ」
「そうなんだ。それじゃ直接先生にお話伺ってみますね」
そして翌日。僕はヨリと二人で、サラドラ先生の診療所を訪れた。
「いや。わざわざすまないね。最初、直接君に頼もうかとも思ったんだけど、万一、君の都合が悪かったりしたら二度手間だからね。最初からギルドに依頼したんだ」
そう言いながら、サラドラ先生がお茶を出してくれた。
「それで、エルフの成人式のお手伝いって……僕は何をやればよろしいので?」
「私の生まれ故郷のエルフの森の慣習なんだが、古来、成人式を大事にしていてね。それで私の親戚の子が、今回参加するんだが、ちょっとワケアリで、頑丈な男性パートナーを探しているんだよ」
「その頑丈な……ってところが気になるんですが?」
「ああ、心も体もっていう意味でとらえてもらって構わない。なにせ成人になるんだからね。それで具体的にどうするかというと、まず男女でペアを組み、男は神聖なかずら橋から谷に飛び降りるんだが、その人が落ちて大けがをしない様、ペアの女性が補助魔法で、それを手助けするというものだ」
「先生。それ成人式っていうより結婚の儀式じゃありません?」ヨリが口を挟む。
「いやいや。まあ、それでくっつく男女が多いのも確かだが、エルフは寿命が長いからね。それに縛られたりはあんまりしないかな」
「それじゃ、先生。僕はその数合わせという事なんでしょうか?」
「いや、数は何とかなるんだが……正直に言おう。その私の親戚の子は、魔法が苦手なのだよ!」
「えっ!? それじゃ、飛び降りた男性が補助魔法をちゃんと受けられないと……」
「そう。最悪、大惨事になる。そのため同じエルフの森の中で、あれとペアになろうという者がいないんだ」
「えー。それで僕ですか? それ命の危険ありますよね?」
「ああ。だが、人間はもともとエルフより何倍も頑丈だし、君はS級冒険者だ。自分でそれなりに補助魔法も使えるし、受け身なども得意だろう? だからそこを見込んでの話だよ」
「えー。神聖な儀式でそんなインチキしていいんですか?」
「うむ。それを言われると弱いのだが、その親戚の子が、族長の娘でね。早いところ後継を定めるためにも、何としても今回、彼女に頑張ってもらいたいのだよ。なにせエルフの成人式は十年に一度だからね」
「族長の娘さんで、今回無事に成人すれば、次期族長候補になれるって事ですよね?」またヨリが口を挟んだ。
「おいヨリ。お前まさか、リーマ姫の時みたいにまた……」
「お兄ちゃん! これはS級冒険者として、絶対やるべき人助けだよ! うまく言ったら、将来のエルフの森の族長に貸しが作れるって! しかも、男女の仲になる事も多いんでしょ? また、お兄ちゃんハーレムの候補が一人増えるじゃん!」
いや、お兄ちゃんハーレムは今、開店休業中なんだけど。
「なんだ、そのお兄ちゃんハーレムって? だがまあ、自慢じゃないが私の親戚の子はすごく気立ても良くて美人だぞ。深窓の令嬢だし、多分まだ男を知らないはずだ。成人式で仲良くなってお兄さんが付き合う分には、私は何も言わんよ」サラドラ先生がそう言った。くそっ。人の弱点を的確に攻めてくるな。
だが、ヨリがOKした時点で僕に断る選択肢はない。一応、正妻のリーマ姫にも説明したが、エルフの御令嬢が妻になるのは却下だが、お兄ちゃんハーレムに入る分には気にしないとの事だったので、翌日、サラドラ先生にクエスト受諾の返事をした。
◇◇◇
数日後、僕とヨリは、サラドラ先生といっしょに、先生の故郷のエルフの森に向かった。普通に行ったら数か月かかるほどの僻地なのだが、常設のワープゲートを使用出来たため、エルフの森の入り口までは、半日程で到着した。
「お兄さん。ヨリ。紹介するよ。この子がこの度、成人式を迎えるクリシュナだ」
サラドラ先生に導かれて、エルフの少女が目の前に立った。
「ふわ。なんか神々しいわね」ヨリがそう言ったが、確かに何か神がかり的な神秘性を秘めた女の子だ。実年齢はエルフの成人と言われる160歳ちょっとだが、見た目は人間でいうと高校生くらいかな。確かに美少女ではあるのだが、何かこう、うっかり触ると壊れてしまいそうな華奢な感じだ。さすがは深窓の令嬢と言ったところか。
人見知りなのか、すっかりサラドラ先生の後ろに隠れてしまっていたが、先生に「自己紹介しろ」とせっつかれて、オドオドしながら話だした。
「あの。クリシュナと申します。お兄さん。ヨリさん。この度は私の為にすいません……」
「いえいえ、クリシュナさん。今回の件は、どーんと大舟に乗ったつもりで、このS級冒険者兄妹に任せて頂戴! 別にあとから報酬寄こせとか言わないからさ。それで今回、あなたが無事成人して、将来ここの族長になった時、何か出世払いで返してくれればいいから」
「おい、ヨリ。そんな恩着せがましい言い方するなよ。だいたいリスクを背負うのは僕なんだぞ」
「大丈夫だからね、クリシュナさん。ああ言ってはいるけど私のお兄ちゃん、頑丈さには定評があるから」
「……あの。私、魔法が苦手で、お兄さんをうまく補助出来ないかも知れませんが、お力添えをお願い致します。それで……サラドラおばさんが言っていたんですが、お兄さんと二人で成人式を乗り切ったら、私とお兄さんがお付き合いをするって本当ですか?」
「はい? いや、それは……サラドラ先生は、仲良くする分には何も言わないとは言っていたけど……クリシュナさんは、僕と仲良くしたいのかな?」
「……」無言ではあったが、クリシュナさんの顔が真っ赤になった。
「あらー。お兄ちゃん。こりゃ頑張るしかないよねー」ヨリがからかう様にそう言った。
「自己紹介は終わったかな。それじゃ、一週間後の成人式に向け、今日から特訓を開始するぞ」サラドラ先生がそう言い、僕ら兄妹とクリシュナさんを率いて、裏山を登り始めた。
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