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第一章
探検② 食料事情
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廊下を進んで目についた開けられそうな扉の部屋を片端から覗き込んでいくものの、そのほとんどが客間や広間ばかりで、なかなかそれらしい場所は見つからない。
「今さらだけど、ここって何…?お城?」
「迎賓館って言ってたよ。国が賓客を迎えるための建物とかなんとか…」
「はぁ…そうなんだ…」
利用方法の想像が及ばなくて間の抜けた溜め息しか出てこない。
これだけ広くて部屋数も多いのに、他に客はいないのかどこも空室だった。まさか貸切だったりするのだろうか。いや別にホテルではないようなのでそれも変な話ではあるが。
一階まで降りてきたとき、沙奈がある方向に目を向けて足を止めた。
「あれ?あの辺の人たち、ちょっと他と格好が違う」
視線の先を辿ると、そこには作業着のようなグレーのジャンパーを着込んだ人の姿がちらほらと見えた。警備員の指示に従ってどこかへ向かっている。
その様子が気になるのか、沙奈は自然とそちらに向けて動き始めたので、手を引かれるまま跡をついて行く。
廊下の隅にあった別の階段を降りていくのを見て、地下があったことに気付いた。そのまま一緒に降りていくと、そこには忙しそうにバタバタと行き交う男女様々な給仕姿の人たちが大勢いた。
そういえばここまで使用人向けの施設をまるで見かけなかった。地下にまとめられていたのかもしれない。であれば厨房もこのフロアにある可能性が高い。
ひとまず作業服姿の人たちを見失わないように跡を追う。
とある扉をノックすると中からコック服の女性が現れた。その女性に促されて共に隣の部屋に入って行く。その部屋は貯蔵庫のようで、様々な食材が棚に保存されていた。
コック服の女性は作業服の男性から書類を受け取って内容を確認している。その間に別の作業員がテーブルに食材を次々と出しては並べていた。手ぶらだったのに物が出てきたということは収納系の魔道具を使って取り出したのだろう。取り出す度に手元の指輪が光っていた。
「これで全部です。ご確認ください」
「…うん。不足なく揃っているようだね。急なことだったのに悪いね」
「いえいえ。上客様ですからこの程度お安い御用です」
「ここまでのものは滅多に手に入るものじゃないから本当に助かったよ。配給に影響は出なかったかい?」
「調整可能な範囲だったので問題ありません。ご安心を」
「そうか、なら良かった。子どもたちは種族の宝だからね。…ん?これは?」
「あぁ、そちらは当商会で近く発売予定のシードルです。今はまだ数が少ないため上客様だけにお配りしておりまして、よろしければどうぞお試しください。口当たりが爽やかなのが特徴で、良く冷やしてから飲むのがおすすめです」
「へぇ、それは楽しみだ。食前酒として良いかもしれないね。気に入れば次からリストに入れとくよ」
「はい、ぜひ。では今後ともご贔屓に。失礼します」
作業服の人たちが出て行くのを見送る。さらに追うより、ここに残ることにしたようだ。探していた厨房が近くにありそうなので、気にはなる。
コック服の女性はテーブルに並んだものを少しだけ棚に仕舞うと、残りは手提げ籠に入れてそのまま出て行った。ついていくと隣の部屋に入っていったので一緒に中へ。途端にむわっと料理の良い香りが鼻腔をくすぐった。
そこはやはり厨房だった。コック服姿の人たちが忙しなく動き回っている。
—-ボッ…カンカン、カチャカチャ
「こっちはできた」
「じゃあ次これお願い」
「あれはどこいった?」
「後ろ通るぞー」
「おい、これやったやつ誰だ。やり直せ」
調理中の音にガヤガヤと話し声が混じる。
労働の裏側を見るのが初めてのため目に新鮮に映りながらも、場違い感と後ろめたさに段々と萎縮していく。あまりにも忙しそうで真剣なその姿を前に、邪魔にならないよう隅で身を縮こませた。
ここにいる意味はあるのだろうかと思い始めたとき、決定的に居づらくなる会話が聞こえてきた。
「そろそろ出して行くぞ。皿並べてくれ」
「はいよー」
「…ん?なんだって?」
「いやそれが客人が今は人払いをされてて、昼餉はいらなさそうだって連絡が…」
「なんだと!もう用意しちまったじゃねぇか。なんでそれを早く言わない」
「急なことだったってんで、たらい回されてついさっき連絡が届いたらしいんだよ」
「なんてこった…今から子どもらの給食に回せそうか?」
「確認してくる」
その場にいる誰もが狼狽するのを隠しきれず、厨房はどよどよとした空気が漂い始めた。
「戻る?」
「うん…」
沙奈に気まずげに聞かれて思わず頷いた。
部屋に戻ると、沙奈は室内に設置されている通信水晶を使用した。応答した相手に、もしまだ間に合うようなら昼食をお願いしたいと伝える。
沙奈は頬をかきながら眉尻を下げた。
「これから持ってきてくれるって」
「…そう」
「お昼のことあんまり考えてなかった。なんか悪いことしちゃったな…」
「次からは前日までに伝えてたら大丈夫かな?」
「後で持ってきてくれる人に聞いてみようか。にしてもなんか違和感が…なんだっけ」
「ああいう時って自分たちで食べないんだね?まかないとかになるのかと思ってた」
「そうだ。わざわざ子どもに出そうとしてたよね。なんでだろ」
「配給とかも言ってたし…もしかして食料ってすごく貴重なのかな」
「うーん…もしそうなら益々気を遣うな…できるだけ早く用事を済ませてお暇すべきかな。とりあえずあの場で怪しい動きはなかったと思うけど」
「私も特には…」
「何かあるとしたら給仕のときかな。食べた後はまた地下に行ってみよう。まだ厨房付近しか見れてないし」
「うん、そうだね」
程なくするとパスタのコース料理が運ばれてきて、特に問題なく美味しく頂いた。
その時ふとここのテーブルマナーがどうなっているか気になって聞いてみると、晩餐会の前に軽くレクチャーを受けられることになった。
昼食後、改めて地下にやってきた。
しばらく給仕の人たちの動きを見て回るが、特に不審な点は見受けられず、皆真面目に働いているように思える。他の部屋を覗いて回ればスタッフルームのようなところがあったので、そこに籠って出入りする人たちの会話に聞き耳を立てることにした。
「はぁ…昨日くらいから急に上がピリつき出してなんか息苦しくない?すごくやりづらいんだけど」
「まぁ今回は特殊なお客人だしねぇ。相当訳ありっぽいよ」
「みたいだねー。出入りも取り締まられるし、当分のあいだ帰れなくなったのも辛い…」
「さっき聞いたんだけどさ。なんかね、商業地区の一部が丸ごと封鎖されたらしいよ。あの広場、今は人っ子一人いないとか」
「うそぉ。てことは公演も中止になってるんじゃ…姪っ子がすごい楽しみにしてたのに」
「あれ?ニーナは?」
「あぁ、お子さんが熱出たらしくて、一昨日から休んでるよ」
「そう、心配だね…まだ二歳だもんね。じゃあシフト変わってるのかな」
「たしか臨時で代わりに誰か入ってたよ。ボード確認しておいで」
「一般向けの狩が臨時で解禁されてるらしいぜ。兄貴が抽選に当たって参加するってんで、鬱陶しいほど自慢されたわ」
「まじかよ、羨ましすぎる。あー俺も非番だったらなぁ」
「今回は賞品も出るから張り切りまくっててさ。特級セラもあるんだってよ」
「ま、ままままじで!??てか特級なんて都市伝説かと思ってた…実在したのか…」
「まーあのクソ兄貴のことだから話半分にしか聞いてないけどよ。でもそれくらいの激レア品が出るのは間違いないっぽいな」
「準一級品でも良いから一度くらいは食べてみたいよなぁ」
「おい、涎出てんぞ」
「今さらだけど、ここって何…?お城?」
「迎賓館って言ってたよ。国が賓客を迎えるための建物とかなんとか…」
「はぁ…そうなんだ…」
利用方法の想像が及ばなくて間の抜けた溜め息しか出てこない。
これだけ広くて部屋数も多いのに、他に客はいないのかどこも空室だった。まさか貸切だったりするのだろうか。いや別にホテルではないようなのでそれも変な話ではあるが。
一階まで降りてきたとき、沙奈がある方向に目を向けて足を止めた。
「あれ?あの辺の人たち、ちょっと他と格好が違う」
視線の先を辿ると、そこには作業着のようなグレーのジャンパーを着込んだ人の姿がちらほらと見えた。警備員の指示に従ってどこかへ向かっている。
その様子が気になるのか、沙奈は自然とそちらに向けて動き始めたので、手を引かれるまま跡をついて行く。
廊下の隅にあった別の階段を降りていくのを見て、地下があったことに気付いた。そのまま一緒に降りていくと、そこには忙しそうにバタバタと行き交う男女様々な給仕姿の人たちが大勢いた。
そういえばここまで使用人向けの施設をまるで見かけなかった。地下にまとめられていたのかもしれない。であれば厨房もこのフロアにある可能性が高い。
ひとまず作業服姿の人たちを見失わないように跡を追う。
とある扉をノックすると中からコック服の女性が現れた。その女性に促されて共に隣の部屋に入って行く。その部屋は貯蔵庫のようで、様々な食材が棚に保存されていた。
コック服の女性は作業服の男性から書類を受け取って内容を確認している。その間に別の作業員がテーブルに食材を次々と出しては並べていた。手ぶらだったのに物が出てきたということは収納系の魔道具を使って取り出したのだろう。取り出す度に手元の指輪が光っていた。
「これで全部です。ご確認ください」
「…うん。不足なく揃っているようだね。急なことだったのに悪いね」
「いえいえ。上客様ですからこの程度お安い御用です」
「ここまでのものは滅多に手に入るものじゃないから本当に助かったよ。配給に影響は出なかったかい?」
「調整可能な範囲だったので問題ありません。ご安心を」
「そうか、なら良かった。子どもたちは種族の宝だからね。…ん?これは?」
「あぁ、そちらは当商会で近く発売予定のシードルです。今はまだ数が少ないため上客様だけにお配りしておりまして、よろしければどうぞお試しください。口当たりが爽やかなのが特徴で、良く冷やしてから飲むのがおすすめです」
「へぇ、それは楽しみだ。食前酒として良いかもしれないね。気に入れば次からリストに入れとくよ」
「はい、ぜひ。では今後ともご贔屓に。失礼します」
作業服の人たちが出て行くのを見送る。さらに追うより、ここに残ることにしたようだ。探していた厨房が近くにありそうなので、気にはなる。
コック服の女性はテーブルに並んだものを少しだけ棚に仕舞うと、残りは手提げ籠に入れてそのまま出て行った。ついていくと隣の部屋に入っていったので一緒に中へ。途端にむわっと料理の良い香りが鼻腔をくすぐった。
そこはやはり厨房だった。コック服姿の人たちが忙しなく動き回っている。
—-ボッ…カンカン、カチャカチャ
「こっちはできた」
「じゃあ次これお願い」
「あれはどこいった?」
「後ろ通るぞー」
「おい、これやったやつ誰だ。やり直せ」
調理中の音にガヤガヤと話し声が混じる。
労働の裏側を見るのが初めてのため目に新鮮に映りながらも、場違い感と後ろめたさに段々と萎縮していく。あまりにも忙しそうで真剣なその姿を前に、邪魔にならないよう隅で身を縮こませた。
ここにいる意味はあるのだろうかと思い始めたとき、決定的に居づらくなる会話が聞こえてきた。
「そろそろ出して行くぞ。皿並べてくれ」
「はいよー」
「…ん?なんだって?」
「いやそれが客人が今は人払いをされてて、昼餉はいらなさそうだって連絡が…」
「なんだと!もう用意しちまったじゃねぇか。なんでそれを早く言わない」
「急なことだったってんで、たらい回されてついさっき連絡が届いたらしいんだよ」
「なんてこった…今から子どもらの給食に回せそうか?」
「確認してくる」
その場にいる誰もが狼狽するのを隠しきれず、厨房はどよどよとした空気が漂い始めた。
「戻る?」
「うん…」
沙奈に気まずげに聞かれて思わず頷いた。
部屋に戻ると、沙奈は室内に設置されている通信水晶を使用した。応答した相手に、もしまだ間に合うようなら昼食をお願いしたいと伝える。
沙奈は頬をかきながら眉尻を下げた。
「これから持ってきてくれるって」
「…そう」
「お昼のことあんまり考えてなかった。なんか悪いことしちゃったな…」
「次からは前日までに伝えてたら大丈夫かな?」
「後で持ってきてくれる人に聞いてみようか。にしてもなんか違和感が…なんだっけ」
「ああいう時って自分たちで食べないんだね?まかないとかになるのかと思ってた」
「そうだ。わざわざ子どもに出そうとしてたよね。なんでだろ」
「配給とかも言ってたし…もしかして食料ってすごく貴重なのかな」
「うーん…もしそうなら益々気を遣うな…できるだけ早く用事を済ませてお暇すべきかな。とりあえずあの場で怪しい動きはなかったと思うけど」
「私も特には…」
「何かあるとしたら給仕のときかな。食べた後はまた地下に行ってみよう。まだ厨房付近しか見れてないし」
「うん、そうだね」
程なくするとパスタのコース料理が運ばれてきて、特に問題なく美味しく頂いた。
その時ふとここのテーブルマナーがどうなっているか気になって聞いてみると、晩餐会の前に軽くレクチャーを受けられることになった。
昼食後、改めて地下にやってきた。
しばらく給仕の人たちの動きを見て回るが、特に不審な点は見受けられず、皆真面目に働いているように思える。他の部屋を覗いて回ればスタッフルームのようなところがあったので、そこに籠って出入りする人たちの会話に聞き耳を立てることにした。
「はぁ…昨日くらいから急に上がピリつき出してなんか息苦しくない?すごくやりづらいんだけど」
「まぁ今回は特殊なお客人だしねぇ。相当訳ありっぽいよ」
「みたいだねー。出入りも取り締まられるし、当分のあいだ帰れなくなったのも辛い…」
「さっき聞いたんだけどさ。なんかね、商業地区の一部が丸ごと封鎖されたらしいよ。あの広場、今は人っ子一人いないとか」
「うそぉ。てことは公演も中止になってるんじゃ…姪っ子がすごい楽しみにしてたのに」
「あれ?ニーナは?」
「あぁ、お子さんが熱出たらしくて、一昨日から休んでるよ」
「そう、心配だね…まだ二歳だもんね。じゃあシフト変わってるのかな」
「たしか臨時で代わりに誰か入ってたよ。ボード確認しておいで」
「一般向けの狩が臨時で解禁されてるらしいぜ。兄貴が抽選に当たって参加するってんで、鬱陶しいほど自慢されたわ」
「まじかよ、羨ましすぎる。あー俺も非番だったらなぁ」
「今回は賞品も出るから張り切りまくっててさ。特級セラもあるんだってよ」
「ま、ままままじで!??てか特級なんて都市伝説かと思ってた…実在したのか…」
「まーあのクソ兄貴のことだから話半分にしか聞いてないけどよ。でもそれくらいの激レア品が出るのは間違いないっぽいな」
「準一級品でも良いから一度くらいは食べてみたいよなぁ」
「おい、涎出てんぞ」
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