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#135 鮭の塩焼き定食の朝ご飯
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さて一夜明け、壱は朝食を作る。
ノルドは昨日から新居に移ったので、1日ぶりに米と味噌が使える。
今朝は是非、味噌汁を頂きたいところだ。
鍋に水を張り、昆布を入れておく。
続けて食材を取りに、厨房へと降りる。
冷蔵庫から鮭、棚から玉ねぎと人参、じゃがいもを取り出し、上へ。
先にご飯を炊いておく。昨夜から吸水させておいた米の鍋を強火に掛けて。
まずは鮭を切る。厚さは1センチほどか。それをバットに置き、両面に塩を振る。
鮭は白身なので臭み抜きなどは特に必要無いが、味を付けたいのだ。
少し早いが、昆布を入れた鍋を火に掛ける。沸くまでの間に鰹節を引き削り。
昆布の鍋が沸いたら、出来た鰹節を入れて火を止める。
鰹節が沈むまでの間に、じゃがいもの下拵え。皮を剥いて、太めの短冊に切り、水に晒す。
鰹節が沈んだので、出た出汁を別の鍋に移す。それを弱火に掛け、じゃがいもを入れる。
そろそろ米の鍋が沸いて来たので、弱火に落とす。
次に人参を千切りにし、玉ねぎは薄切りに。人参の葉も同じくらいの長さに切っておく。
出汁殻の昆布をカットし、鰹節と味噌、砂糖を入れて煮詰めて行く。水分が少なくなったら火を切っておく。
さて、鮭を焼き始めよう。少し出ている水分を丁寧に拭き取り、薄くオリーブオイルを敷いたフライパンでじっくり焼いて行く。
その横でもうひとつフライパンを出し、オリーブオイルで人参を炒めて行く。根菜なので火通りが遅いので、適度に返しながら。
その間にじゃがいもの鍋に味噌を溶く。
米が炊き上がったので、解し、蓋をして蒸らしておく。
時計を見ると、そろそろサユリと茂造が起きて来る時間だ。壱は鮭を返し、人参のフライパンに玉ねぎを加え、更に炒める。
玉ねぎがしんなりとして来たら人参の葉を入れ、塩で味付けする。仕上げに鰹節を入れ、さっと火を通す。
その頃に、サユリと茂造が起きて来た。
「おはようの」
「おはようカピ」
「おはよう。今朝は一緒なんだね」
「うむ、壱が先に起きて朝ご飯の準備をしてくれているからの、直接サユリさんを起こしに行くのが早いと学習したんじゃ」
「ああ、それはそうかも」
壱が笑うと、茂造もほっほっほっと笑みを返した。
「まずは壱に挨拶せんと、と思っていたんじゃが、この方が効率が良いからのう」
「そうだね」
壱は言いながら人参と玉ねぎと人参葉のフライパンを返す。横では鮭がじわじわと焼けている。
「では儂は支度をして来るからの」
「はーい」
では仕上げに入ろう。昆布と鰹の佃煮を小皿に。
じゃがいもの鍋に人参葉の一部を入れてさっと火を通し、スープボウルに注ぐ。
白米もスープボウルによそう。
鮭の塩焼きと、人参と玉ねぎのおかか炒めは、1枚の大きな皿に一緒に盛り、テーブルに置く。
鮭の塩焼き定食の出来上がりである。
かなり鰹節の味に頼った定食になったが、まぁ良いだろう。
昨日お預けを食らった分、是非味噌を堪能したかった。となると、やはり味噌汁がマストだと壱は考える。
しかし料理をしていてつくづく思った。やはり赤味噌が早く欲しい。今日の昼休憩に作れるだろうか。他にしかければならない事は無かったか。
……裏庭に藁焼き用のスペースを作りたかった事を思い出す。しかし壱の中の優先順位は赤味噌がダントツにトップだった。
ノルドは昨日から新居に移ったので、1日ぶりに米と味噌が使える。
今朝は是非、味噌汁を頂きたいところだ。
鍋に水を張り、昆布を入れておく。
続けて食材を取りに、厨房へと降りる。
冷蔵庫から鮭、棚から玉ねぎと人参、じゃがいもを取り出し、上へ。
先にご飯を炊いておく。昨夜から吸水させておいた米の鍋を強火に掛けて。
まずは鮭を切る。厚さは1センチほどか。それをバットに置き、両面に塩を振る。
鮭は白身なので臭み抜きなどは特に必要無いが、味を付けたいのだ。
少し早いが、昆布を入れた鍋を火に掛ける。沸くまでの間に鰹節を引き削り。
昆布の鍋が沸いたら、出来た鰹節を入れて火を止める。
鰹節が沈むまでの間に、じゃがいもの下拵え。皮を剥いて、太めの短冊に切り、水に晒す。
鰹節が沈んだので、出た出汁を別の鍋に移す。それを弱火に掛け、じゃがいもを入れる。
そろそろ米の鍋が沸いて来たので、弱火に落とす。
次に人参を千切りにし、玉ねぎは薄切りに。人参の葉も同じくらいの長さに切っておく。
出汁殻の昆布をカットし、鰹節と味噌、砂糖を入れて煮詰めて行く。水分が少なくなったら火を切っておく。
さて、鮭を焼き始めよう。少し出ている水分を丁寧に拭き取り、薄くオリーブオイルを敷いたフライパンでじっくり焼いて行く。
その横でもうひとつフライパンを出し、オリーブオイルで人参を炒めて行く。根菜なので火通りが遅いので、適度に返しながら。
その間にじゃがいもの鍋に味噌を溶く。
米が炊き上がったので、解し、蓋をして蒸らしておく。
時計を見ると、そろそろサユリと茂造が起きて来る時間だ。壱は鮭を返し、人参のフライパンに玉ねぎを加え、更に炒める。
玉ねぎがしんなりとして来たら人参の葉を入れ、塩で味付けする。仕上げに鰹節を入れ、さっと火を通す。
その頃に、サユリと茂造が起きて来た。
「おはようの」
「おはようカピ」
「おはよう。今朝は一緒なんだね」
「うむ、壱が先に起きて朝ご飯の準備をしてくれているからの、直接サユリさんを起こしに行くのが早いと学習したんじゃ」
「ああ、それはそうかも」
壱が笑うと、茂造もほっほっほっと笑みを返した。
「まずは壱に挨拶せんと、と思っていたんじゃが、この方が効率が良いからのう」
「そうだね」
壱は言いながら人参と玉ねぎと人参葉のフライパンを返す。横では鮭がじわじわと焼けている。
「では儂は支度をして来るからの」
「はーい」
では仕上げに入ろう。昆布と鰹の佃煮を小皿に。
じゃがいもの鍋に人参葉の一部を入れてさっと火を通し、スープボウルに注ぐ。
白米もスープボウルによそう。
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かなり鰹節の味に頼った定食になったが、まぁ良いだろう。
昨日お預けを食らった分、是非味噌を堪能したかった。となると、やはり味噌汁がマストだと壱は考える。
しかし料理をしていてつくづく思った。やはり赤味噌が早く欲しい。今日の昼休憩に作れるだろうか。他にしかければならない事は無かったか。
……裏庭に藁焼き用のスペースを作りたかった事を思い出す。しかし壱の中の優先順位は赤味噌がダントツにトップだった。
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