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6章 良いものと悪いもの
第2話 お赤飯の招待
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翌日、才原さんは律儀にもお客さまとして「あずき食堂」に来てくださった。店内に足を入れた時には落ち着かなさそうなご様子だったのだが、腰を降ろして温かいおしぼりで手を拭かれたら、ほっと小さな息を吐いて表情を緩められた。
「あ、あの、昨日はほんまにすいませんでした」
他にお客さまがおられることもあってか、小声である。だがその申し訳無さげな表情から、本当に反省されているのだと伺える。
「大丈夫ですから、お気になさらんでください。今日はたくさん食べて、ごゆっくりなさってくださいね」
朔も小声で、笑顔でお応えする。すると才原さんははにかんだ様に目尻を下げられた。
「ありがとうございます」
ぺこりと小さく頭を下げられる。昨日の印象の通り、やはり素直な方なのだろう。
「このお店ではですね、定食にしはるんやったら、カウンタのお惣菜から2品選んでいただいて、メインをおしながきから選んでいただいて、ご飯とお味噌汁が付きます。ご飯はお赤飯もあって、おすすめですよ。お酒を飲まれるんやったらお惣菜だけとかでもええですし。メインを数品でもええですし」
「結構自由に選べるんですね。せっかくやから定食で食べたいです。でもお酒にも惹かれる……」
才原さんはお飲み物のおしながきを眺めながら、眉間にしわを寄せられる。お酒がお好きなのだろうか。
「お酒はあまり種類が無いんです。すいません」
「いえいえ、充分です。あの、それやったら、お惣菜とメインでお酒を飲んで、締めにご飯とお味噌汁ってええですか?」
「もちろんですよ。言うてくれはったらご用意しますんで」
「ありがとうございます」
才原さんは嬉しそうにお顔を綻ばせた。
「ほなお惣菜選びますね。うわぁ、迷いますねぇ~」
才原さんは腰を浮かせて大皿を眺める。
今日のお惣菜もいつもの通り5品。卵焼きは青ねぎ、煮浸しは春きゃべつである。あとの3品は新ごぼうとちくわの炒り煮、アスパラガスのおかかマヨネーズ和え、長芋の酢の物だ。
「えーっと、ほな卵焼きとアスパラください。お酒は「越乃寒梅」を冷やで」
「はい。お待ちくださいね」
まずはころんと丸いグラスに注いだ越乃寒梅をお出しし、お惣菜を小鉢にご用意する。
越乃寒梅は新潟県の石本酒造で作られる日本酒である。全国でも有名で、日本酒好きなら知らない方はいないと言っても良いだろう。
淡麗辛口と言われていて、すっきりとした爽やかな飲み口なのだが、冷やで飲むと柔らかな甘みを感じることができるのである。
「はい、お惣菜お待たせしました」
「ありがとうございます」
卵焼きは卵液に小口切りにした青ねぎを卵液に混ぜ込んで焼いた、定番のアレンジである。
アスパラガスは長いままフライパンで塩茹でし、丘上げにして水分を飛ばして粗熱を取ってから適当な長さに切る。マヨネーズはアスパラガスに薄くまとう程度にし、旨味のもとになる削り節はたっぷりと。アスパラガスの甘みとマヨネーズのコクに良く合うのである。
才原さんは越乃寒梅を口に運ばれ、卵焼きを口に入れた。そして満足そうに「はぁ~」と息を吐いた。
「美味しいですねぇ~。ほんまにほっとします。ええっと、メインもお願いしよ」
そう言っておしながきを手にされる。才原さんはじっと見つめて吟味して。
「あの、鰹の角煮ください」
「はい。お待ちくださいね」
朔はお鍋で鰹の角煮を温める。鰹の角切りと生姜の千切りをお水とお醤油、日本酒とお砂糖で煮付けたものである。すでに作って置いてあるので、しっかりと中まで味が沁みている。お箸を入れるとほろっと崩れ、ふっくらと柔らかに仕上がっている。
「すいません、寒梅お代わりください」
才原さんからお声が掛かり、朔は「あら」と目を丸くする。日本酒を飲み切るには早いと思うのだが、見ると確かにグラスはすっかりと空いていた。
「はい。お待ちくださいね」
あまりペースが早いと心配になってしまう。だが才原さんはお顔を赤くすることも無くけろりとされている。
朔は角煮を温めているコンロの火を弱くし、才原さんからグラスを受け取ってシンクに置いて新しいグラスを出すと、越乃寒梅をとくとくとくと注いだ。
「はい。お待たせしました。お酒にお強いんですねぇ」
「そうみたいです。まともに酔っぱろうたこと無いんですよ。何か勿体無い気もしてしまうんですけど、でもお酒が好きで。ついつい飲んでまうんですよねぇ」
才原さんはそうおっしゃり、ころころと楽しそうに笑われた。心底お酒がお好きなのだと伝わって来る。
「美味しくて楽しいお酒が飲めたらええですよね」
「ほんまにそうです。でも飲み会とかでも最後まで酔わへんので、学生のころなんかは無茶な飲み方する同級生の世話とかしてました。社会人になったらそんなことも減りましたけどね」
「そうですねぇ。若いからこその無茶ですよねぇ」
朔も学生のころは、周りが無茶をしたりしていたものだ。朔自身も二日酔いの経験がある。幸いそう酷いものでは無かったが。
しんどくなるまで飲まないという自制心があったのだが、今にして思えばマリコちゃんのお陰もあったのかも知れない。マリコちゃんは富を招く妖怪だが、朔たち五十嵐家の皆を守ってくれているのだ。
そんなお話をしているうちに、鰹の角煮が温まる。中鉢にこんもりとうず高く盛り付けて、才原さんにお出しした。
「お待たせしました」
「ありがとうございます。わぁ、美味しそうですねぇ。僕魚が大好きで」
リラックスされているのか、才原さんはすっかりと饒舌になっていた。それだけこの空間の居心地が良いのかと、朔は嬉しくなってしまう。
才原さんは鰹の角煮を食べて「ん~」と目を細められた。そして。
「あ、あの」
才原さんが口に手を添えて、こそっと聞いて来られる。
「今日もあの、あの子、おりますよね?」
「はい」
昨日の様に気配を感じ取っているのだろう。マリコちゃんは双子にも見えない様に消えているだけで、しっかりとお店の中にいる。朔はにっこりと微笑んだ。
「あの、ほんまに少しだけ、まだ怖いかなぁて思うんですけど、でもこのお店が居心地良くて。ついのんびりしてまいました」
「ふふ。そう言うてもらえて嬉しいです。この「あずき食堂」はマリコちゃんあってです。なのでマリコちゃんのことも受け入れてもらえたら嬉しいです。ほんまにええ子ですから」
「はい」
才原さんは真面目な表情で頷かれた。
しばらくして、お料理を平らげた才原さんは、お赤飯を注文される。
「実はお赤飯と日本酒って合うんですよ。お味噌汁はもうちょっと後でええですか? あと寒梅お代わりください」
「はい。お待ちくださいね」
越乃寒梅ももう7杯目だった。ペースは最初に比べればゆっくりになっているが、お顔も赤らんでいないし呂律もしっかりしている。チェイサーも挟んでおられないのに。本当にお強いのだなと感服してしまう。
新しいグラスに越乃寒梅をご用意し、お出ししてからお赤飯をお茶碗によそってごま塩を掛ける。それも速やかにご提供した。
「お待たせしました」
「ありがとうございます」
才原さんはお赤飯を大きな口に放り込み、越乃寒梅を追い掛けさせた。
「合いますねぇ~。お赤飯も美味しいです」
「良かったです」
才原さんは嬉しそうにお赤飯をもりもりとかっ込み、越乃寒梅と合わせる。
その時、開き戸がゆるりと開いた。
「こんばんは」
お顔を出されたのは、妖祓師の吉本さんだった。吉本さんはあれから時折お客さまとして来てくださっている。
お宅のある十三駅から曽根駅までは阪急宝塚線で4駅なので遠くは無いのだが、やはり電車に乗らなければならないので、腰を上げるのは大変だろう。それでもマリコちゃんの気配を感じたいからと、時間を見て来られている。
伊集さんからお赤飯の効果を聞かれたことで、興味を持たれたこともある様だ。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ~」
朔も陽もお迎えするが、朔は「こちらにどうぞ」と、才原さんのお隣にご案内した。その辺りしか空いていなかったということもあるのだが、咄嗟に思ったのだ。
(このおふたりが会うたらどないなるんやろ)
そして妖怪が見えることで怖い思いをされている才原さんが、お赤飯を食べられたタイミングで吉本さんが来られたので、もしかしたらこれもお赤飯の賜物なのでは無いかと思ったのだ。
席に掛けられた吉本さんは温かいおしぼりで手を拭かれる。朔はそっと耳打ちをした。
「吉本さん、お隣のお若い男性、才原さんとおっしゃるんですけど、妖怪が見えはるんです」
すると吉本さんは「へぇ?」と目を丸くし、おしぼりを手にしたまま、お赤飯と越乃寒梅を楽しまれる才原さんの横顔をじっと見つめた。
「……へぇ」
そして、さも愉快と言う様に口角を上げた。
「あ、あの、昨日はほんまにすいませんでした」
他にお客さまがおられることもあってか、小声である。だがその申し訳無さげな表情から、本当に反省されているのだと伺える。
「大丈夫ですから、お気になさらんでください。今日はたくさん食べて、ごゆっくりなさってくださいね」
朔も小声で、笑顔でお応えする。すると才原さんははにかんだ様に目尻を下げられた。
「ありがとうございます」
ぺこりと小さく頭を下げられる。昨日の印象の通り、やはり素直な方なのだろう。
「このお店ではですね、定食にしはるんやったら、カウンタのお惣菜から2品選んでいただいて、メインをおしながきから選んでいただいて、ご飯とお味噌汁が付きます。ご飯はお赤飯もあって、おすすめですよ。お酒を飲まれるんやったらお惣菜だけとかでもええですし。メインを数品でもええですし」
「結構自由に選べるんですね。せっかくやから定食で食べたいです。でもお酒にも惹かれる……」
才原さんはお飲み物のおしながきを眺めながら、眉間にしわを寄せられる。お酒がお好きなのだろうか。
「お酒はあまり種類が無いんです。すいません」
「いえいえ、充分です。あの、それやったら、お惣菜とメインでお酒を飲んで、締めにご飯とお味噌汁ってええですか?」
「もちろんですよ。言うてくれはったらご用意しますんで」
「ありがとうございます」
才原さんは嬉しそうにお顔を綻ばせた。
「ほなお惣菜選びますね。うわぁ、迷いますねぇ~」
才原さんは腰を浮かせて大皿を眺める。
今日のお惣菜もいつもの通り5品。卵焼きは青ねぎ、煮浸しは春きゃべつである。あとの3品は新ごぼうとちくわの炒り煮、アスパラガスのおかかマヨネーズ和え、長芋の酢の物だ。
「えーっと、ほな卵焼きとアスパラください。お酒は「越乃寒梅」を冷やで」
「はい。お待ちくださいね」
まずはころんと丸いグラスに注いだ越乃寒梅をお出しし、お惣菜を小鉢にご用意する。
越乃寒梅は新潟県の石本酒造で作られる日本酒である。全国でも有名で、日本酒好きなら知らない方はいないと言っても良いだろう。
淡麗辛口と言われていて、すっきりとした爽やかな飲み口なのだが、冷やで飲むと柔らかな甘みを感じることができるのである。
「はい、お惣菜お待たせしました」
「ありがとうございます」
卵焼きは卵液に小口切りにした青ねぎを卵液に混ぜ込んで焼いた、定番のアレンジである。
アスパラガスは長いままフライパンで塩茹でし、丘上げにして水分を飛ばして粗熱を取ってから適当な長さに切る。マヨネーズはアスパラガスに薄くまとう程度にし、旨味のもとになる削り節はたっぷりと。アスパラガスの甘みとマヨネーズのコクに良く合うのである。
才原さんは越乃寒梅を口に運ばれ、卵焼きを口に入れた。そして満足そうに「はぁ~」と息を吐いた。
「美味しいですねぇ~。ほんまにほっとします。ええっと、メインもお願いしよ」
そう言っておしながきを手にされる。才原さんはじっと見つめて吟味して。
「あの、鰹の角煮ください」
「はい。お待ちくださいね」
朔はお鍋で鰹の角煮を温める。鰹の角切りと生姜の千切りをお水とお醤油、日本酒とお砂糖で煮付けたものである。すでに作って置いてあるので、しっかりと中まで味が沁みている。お箸を入れるとほろっと崩れ、ふっくらと柔らかに仕上がっている。
「すいません、寒梅お代わりください」
才原さんからお声が掛かり、朔は「あら」と目を丸くする。日本酒を飲み切るには早いと思うのだが、見ると確かにグラスはすっかりと空いていた。
「はい。お待ちくださいね」
あまりペースが早いと心配になってしまう。だが才原さんはお顔を赤くすることも無くけろりとされている。
朔は角煮を温めているコンロの火を弱くし、才原さんからグラスを受け取ってシンクに置いて新しいグラスを出すと、越乃寒梅をとくとくとくと注いだ。
「はい。お待たせしました。お酒にお強いんですねぇ」
「そうみたいです。まともに酔っぱろうたこと無いんですよ。何か勿体無い気もしてしまうんですけど、でもお酒が好きで。ついつい飲んでまうんですよねぇ」
才原さんはそうおっしゃり、ころころと楽しそうに笑われた。心底お酒がお好きなのだと伝わって来る。
「美味しくて楽しいお酒が飲めたらええですよね」
「ほんまにそうです。でも飲み会とかでも最後まで酔わへんので、学生のころなんかは無茶な飲み方する同級生の世話とかしてました。社会人になったらそんなことも減りましたけどね」
「そうですねぇ。若いからこその無茶ですよねぇ」
朔も学生のころは、周りが無茶をしたりしていたものだ。朔自身も二日酔いの経験がある。幸いそう酷いものでは無かったが。
しんどくなるまで飲まないという自制心があったのだが、今にして思えばマリコちゃんのお陰もあったのかも知れない。マリコちゃんは富を招く妖怪だが、朔たち五十嵐家の皆を守ってくれているのだ。
そんなお話をしているうちに、鰹の角煮が温まる。中鉢にこんもりとうず高く盛り付けて、才原さんにお出しした。
「お待たせしました」
「ありがとうございます。わぁ、美味しそうですねぇ。僕魚が大好きで」
リラックスされているのか、才原さんはすっかりと饒舌になっていた。それだけこの空間の居心地が良いのかと、朔は嬉しくなってしまう。
才原さんは鰹の角煮を食べて「ん~」と目を細められた。そして。
「あ、あの」
才原さんが口に手を添えて、こそっと聞いて来られる。
「今日もあの、あの子、おりますよね?」
「はい」
昨日の様に気配を感じ取っているのだろう。マリコちゃんは双子にも見えない様に消えているだけで、しっかりとお店の中にいる。朔はにっこりと微笑んだ。
「あの、ほんまに少しだけ、まだ怖いかなぁて思うんですけど、でもこのお店が居心地良くて。ついのんびりしてまいました」
「ふふ。そう言うてもらえて嬉しいです。この「あずき食堂」はマリコちゃんあってです。なのでマリコちゃんのことも受け入れてもらえたら嬉しいです。ほんまにええ子ですから」
「はい」
才原さんは真面目な表情で頷かれた。
しばらくして、お料理を平らげた才原さんは、お赤飯を注文される。
「実はお赤飯と日本酒って合うんですよ。お味噌汁はもうちょっと後でええですか? あと寒梅お代わりください」
「はい。お待ちくださいね」
越乃寒梅ももう7杯目だった。ペースは最初に比べればゆっくりになっているが、お顔も赤らんでいないし呂律もしっかりしている。チェイサーも挟んでおられないのに。本当にお強いのだなと感服してしまう。
新しいグラスに越乃寒梅をご用意し、お出ししてからお赤飯をお茶碗によそってごま塩を掛ける。それも速やかにご提供した。
「お待たせしました」
「ありがとうございます」
才原さんはお赤飯を大きな口に放り込み、越乃寒梅を追い掛けさせた。
「合いますねぇ~。お赤飯も美味しいです」
「良かったです」
才原さんは嬉しそうにお赤飯をもりもりとかっ込み、越乃寒梅と合わせる。
その時、開き戸がゆるりと開いた。
「こんばんは」
お顔を出されたのは、妖祓師の吉本さんだった。吉本さんはあれから時折お客さまとして来てくださっている。
お宅のある十三駅から曽根駅までは阪急宝塚線で4駅なので遠くは無いのだが、やはり電車に乗らなければならないので、腰を上げるのは大変だろう。それでもマリコちゃんの気配を感じたいからと、時間を見て来られている。
伊集さんからお赤飯の効果を聞かれたことで、興味を持たれたこともある様だ。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ~」
朔も陽もお迎えするが、朔は「こちらにどうぞ」と、才原さんのお隣にご案内した。その辺りしか空いていなかったということもあるのだが、咄嗟に思ったのだ。
(このおふたりが会うたらどないなるんやろ)
そして妖怪が見えることで怖い思いをされている才原さんが、お赤飯を食べられたタイミングで吉本さんが来られたので、もしかしたらこれもお赤飯の賜物なのでは無いかと思ったのだ。
席に掛けられた吉本さんは温かいおしぼりで手を拭かれる。朔はそっと耳打ちをした。
「吉本さん、お隣のお若い男性、才原さんとおっしゃるんですけど、妖怪が見えはるんです」
すると吉本さんは「へぇ?」と目を丸くし、おしぼりを手にしたまま、お赤飯と越乃寒梅を楽しまれる才原さんの横顔をじっと見つめた。
「……へぇ」
そして、さも愉快と言う様に口角を上げた。
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