目覚めた五年後の世界では、私を憎んでいた護衛騎士が王になっていました
レフィーナ・レイドリックは、レイドリック公爵家に生まれた。
レイドリック公爵家は、人を人とも思わない、奴隷を買うことが当たり前だと思っているおそろしい選民思想に支配された家だった。
厳しくしつけられたレフィーナにも、やがて奴隷が与えられる。
言葉も話せない奴隷の少年に、レフィーナはシグナスと名付けて、家族のように扱った。
けれどそれが公爵に知られて、激しい叱責を受ける。
レフィーナはシグナスを奴隷として扱うようになり、シグナスはレフィーナを憎んだ。
やがてレフィーナは、王太子の婚約者になる。
だが、聖女と王太子のもくろみにより、クリスタルの人柱へと捧げられることになる。
それは、生きることも死ぬことも許されない神の贄。
ただ祈り続けることしかできない、牢獄だった。
レフィーナはそれでもいいと思う。
シグナスはレフィーナの元を去ってしまった。
もう、私にはなにもないのだと。
レイドリック公爵家は、人を人とも思わない、奴隷を買うことが当たり前だと思っているおそろしい選民思想に支配された家だった。
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素敵なお話ありがとうございました
偶然こちらの作品に出会って一気に読んでしまいました。
絶望的な環境下のレフィーナが報われてほしいと願いながら読み終えたのですが、是非ともシグナスとレフィーナのその後の話を!!と渇望しております。
素敵な話をありがとうございます✨
完結ありがとうございます。いいお話でした。
しかし2人のその後も気になりますね。。。
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