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第13章 アルスラン帝国
第89話 巨大帝国
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第89話 巨大帝国。
アルスラン帝国は西大陸最大の帝国である。
総人口は9000万人と言われ多少の誇張はあるとしても膨大な人口を誇る。
首都アストラハンは100万人が住むと言われている。
強大な戦力を持つ軍事大国だが度重なる戦争と国庫の浪費が重なり、かつ腐敗も深刻で老いた大国とも言われる。
「かつての栄光よ再び!!」
そう主張する軍人を筆頭にした強硬派と国家と経済の立て直しを図る穏健派がしのぎをけずっていた。
前皇帝は穏健派だったが先日病死し、強硬派の皇帝に代替わりしてから対外侵略路線に舵を切りつつある。
新たに即位した皇帝は実の兄と父親を暗殺したと噂になっているが定かではない。
貧富の差も激しくフミン族などの他民族への迫害も活発化している。
そんな国を旅する僕たちにとってロッテは奴隷の召使いという役柄を演じていないと怪しまれるし検問通過も怪しいものだった。
「そりゃ泊めろといわれりゃ泊めますがね。あんまり部屋を汚さないで欲しいものですな」
そろそろ夕暮れだし今夜は宿で寝ようと思って立ち寄った時、宿屋の主人があからさまにロッテを見下す態度を取る。
ゆく先々の宿で嫌味を言われるのはこれでもう何度目だろう。
ロッテがフミンの民だと知った途端この扱いだ。
僕たちはアルスラン帝国の首都アストラハンへと向かっていた。
街道は整備されていたが広大な領土らしく、何日か野宿を挟んで街道沿いの町に入り宿で泊まる。
アストラハンまで一か月かかる旅程なので宿屋で馬を休ませないといけない。
だから定期的に宿に泊まる必要があるのだが、毎回腹が立つ。
結局宿屋で余分なお金を握らせて得た部屋は装飾品が殆どない大部屋。
盗賊や追剥や貧乏人を泊めると装飾品を盗まれる恐れがあるからこういう部屋は常備されている。
「ロッテは何も悪くないのに、この扱いは何だよ!!」
僕は何度経験しても収まらないロッテへの差別に怒りが抑えられない。
そんな僕の手をロッテが優しく握ってくれる。
慣れているからそんなに怒らないで。
ロッテの瞳がそう僕に告げていた。
「私のために怒ってくれるユキナはとてもいい人。私は大丈夫」
何が平気なものか。
ロッテの手は震えていた。
僕がロッテの頭を優しく撫でると、にこって笑ってくれる。
本当に悲しいと人は涙を流さない。
「お風呂入りたいけど宿には無いよね」
この国では水は貴重品らしく、ほとんどの人は身体を濡れタオルやアルコールで拭く程度。
そこで魔法の出番という訳だ。
フェリシアが精霊魔法で水を生成すると風呂おけのような透明のバスタブが作られる。
そこにクヌートが水の精霊と火の精霊を同時に使って程よく温められたお湯がバスタブに注がれた。
海の上だと目立つからやらなかったけど、宿の一室でまさか風呂に入るとは思わないだろう。
「それじゃ入ろっか♪」
「うん♪」
宿に泊まると僕たちは必ずロッテをお湯で洗ってあげる。
ロッテの身体を石鹸で洗い垢を落とし、フェリシアが浄化の魔法で汚れたお湯を綺麗な状態にする。
いつもどおりクヌートが沈黙の魔法で部屋を包み騒音が外に漏れないようにする。
室内は全裸の女性陣が大笑いしながらロッテと一緒に身体を洗っている。
シグレさんもセシルさんもミレーヌもフェリシアもロッテの事が大好きで妹のように可愛がっている。
だからあんな扱いをされた後はロッテを思いきり可愛がっている。
ロッテの悲しみが少しでも癒されるように。
女性陣がお風呂に入っている時は僕とクヌートは当然部屋の外だ。
旅の間は宿屋とはいえ気が抜けない。
盗みを行う不埒ものの宿泊客も絶えない。
「みんな優しいしうちの女性たちはみんな素敵だね」
「当然だ。フェリシアはいつでも美しく可愛い」
「いやフェリシアだけじゃないよ?」
「ミレーヌも綺麗だとは思うがフェリシアはもっと綺麗で可愛い」
「シグレさんも凛々しくて芯が強いからかっこいいし美人だね」
「セシルも最初はふしだらな娼婦のように思っていたが、あれでなかなか気が利くし情がある」
部屋の中に聞こえないから言える事もある。
最近僕はクヌートと関係が近くなった。
最初は衝突もしたけどクヌートが本当は、義理堅くて優しくて芯がまっすぐな人だとわかってからはお互いを認め合う関係になれたと思う。
仲間としてもウィザードのクヌートは妹のフェリシアと共になくてはならない存在だ。
古代魔法だけでなく精霊魔法も神聖魔法も使えて、しかも同時に3つも発動できる。
相手の足を土の精霊で掴んで動けなくしながらファイアボールで焼き尽くし怪我をした味方の治癒を同時に行える。
クヌートとフェリシアがいてくれるだけでどれだけ助かっているか。
僕とクヌートが談笑していると背後の扉が開いて髪をお湯で濡らしたミレーヌが顔をだす。
いつ見ても綺麗で可愛いが濡れた美しくて長い緑色の髪が色気を醸し出している。
6人部屋だから致すわけにもいかないから我慢しないと。
「お風呂空いたよ。今度はボクたちが見張ってるから二人ともお風呂に入って」
「ありがとう。クヌート入ろう」
「ああ。それではすまないが入らせてもらう」
そう言って僕とクヌートはお風呂で身体をきれいにする。
クヌートはハーフエルフだからなのかとても綺麗な肌をしている。
華奢なイメージだけど旅慣れた無駄のない身体だ。
「どうしたユキナ。俺の身体が珍しいか?」
「ううん。クヌートの身体って綺麗だなって思って」
「俺にそっちの趣味はないぞ」
「僕だってミレーヌ一筋だよ」
そう言って僕たちは笑いあう。
お風呂のあとは洗濯だ。
といっても簡単。
残ったお湯に着ていた下着や服を入れて砕いた石鹸を振りかける。
風と水と火の精霊で石鹸を溶かしたお湯でかき混ぜ、浄化の魔法で綺麗になったお湯ですすぎ洗いをしたあと乾燥させるのだ。
同時に魔法を3つ使えるクヌートとフェリシアのお陰で僕たちは快適な旅を続けられる。
お風呂のお湯は水の精霊をつかって霧の状態にしてから窓から放出する。
月夜に霧が映えてとても幻想的だ。
身ぎれいになった僕たちは宿の食堂でご飯を食べる。
今夜は豆をペースト状にしたポタージュスープのようなスープと香辛料で焼いた鶏肉だった。
あくまでロッテは奴隷の召使いという扱いなので僕たちが食べ終わったあとに食事をする。
本来は主人の食べ残しを食べるのだけど、僕たちは多めに注文して余ったという体にする。
もちろん食べ残しなんかじゃない肉やスープとパンをロッテ用にお皿に分けておく。
僕たちは急いで食べる。
そうじゃないとロッテが食べられないからね。
「もう食べていいよ」
僕たちが急いで食べたのを見てロッテが遠慮がちにきょろきょろと周りを見ている。
そんなロッテが可愛くて僕はロッテの頭を優しく撫でた。
出会った頃、ロッテの茶色の髪は酷く汚れていたが毎日お風呂と食事を欠かさなくなってからは艶が戻ってきた。
ロッテは絶対美人になると思う。
そのあとは6人部屋で早めに休む事にする。
不潔だったシーツは浄化の魔法で文字通り洗い立てになり僕たちを優しく受け止めてくれた。
旅の疲れと満腹感で僕はすぐ眠りに入る。
6人分しかベッドはないからロッテはいつも誰かと寝る事になっていた。
公平なくじ引きの結果、今日ロッテを抱いて眠る権利はシグレさんのものだった。
もし国を出なければシグレさんにもロッテみたいな子供がいたかもしれない。
いや少し早いかも。
でもシグレさんは母親になっていてもおかしくない年齢だ。
シグレさんはロッテが眠るまで優しく子守唄を歌って上げていた。
シグレさんの故郷の歌なのだろうか。
言葉の意味はわからないけど、ロッテと僕達は優しい気持ちになって眠りに落ちて行った。
アルスラン帝国は西大陸最大の帝国である。
総人口は9000万人と言われ多少の誇張はあるとしても膨大な人口を誇る。
首都アストラハンは100万人が住むと言われている。
強大な戦力を持つ軍事大国だが度重なる戦争と国庫の浪費が重なり、かつ腐敗も深刻で老いた大国とも言われる。
「かつての栄光よ再び!!」
そう主張する軍人を筆頭にした強硬派と国家と経済の立て直しを図る穏健派がしのぎをけずっていた。
前皇帝は穏健派だったが先日病死し、強硬派の皇帝に代替わりしてから対外侵略路線に舵を切りつつある。
新たに即位した皇帝は実の兄と父親を暗殺したと噂になっているが定かではない。
貧富の差も激しくフミン族などの他民族への迫害も活発化している。
そんな国を旅する僕たちにとってロッテは奴隷の召使いという役柄を演じていないと怪しまれるし検問通過も怪しいものだった。
「そりゃ泊めろといわれりゃ泊めますがね。あんまり部屋を汚さないで欲しいものですな」
そろそろ夕暮れだし今夜は宿で寝ようと思って立ち寄った時、宿屋の主人があからさまにロッテを見下す態度を取る。
ゆく先々の宿で嫌味を言われるのはこれでもう何度目だろう。
ロッテがフミンの民だと知った途端この扱いだ。
僕たちはアルスラン帝国の首都アストラハンへと向かっていた。
街道は整備されていたが広大な領土らしく、何日か野宿を挟んで街道沿いの町に入り宿で泊まる。
アストラハンまで一か月かかる旅程なので宿屋で馬を休ませないといけない。
だから定期的に宿に泊まる必要があるのだが、毎回腹が立つ。
結局宿屋で余分なお金を握らせて得た部屋は装飾品が殆どない大部屋。
盗賊や追剥や貧乏人を泊めると装飾品を盗まれる恐れがあるからこういう部屋は常備されている。
「ロッテは何も悪くないのに、この扱いは何だよ!!」
僕は何度経験しても収まらないロッテへの差別に怒りが抑えられない。
そんな僕の手をロッテが優しく握ってくれる。
慣れているからそんなに怒らないで。
ロッテの瞳がそう僕に告げていた。
「私のために怒ってくれるユキナはとてもいい人。私は大丈夫」
何が平気なものか。
ロッテの手は震えていた。
僕がロッテの頭を優しく撫でると、にこって笑ってくれる。
本当に悲しいと人は涙を流さない。
「お風呂入りたいけど宿には無いよね」
この国では水は貴重品らしく、ほとんどの人は身体を濡れタオルやアルコールで拭く程度。
そこで魔法の出番という訳だ。
フェリシアが精霊魔法で水を生成すると風呂おけのような透明のバスタブが作られる。
そこにクヌートが水の精霊と火の精霊を同時に使って程よく温められたお湯がバスタブに注がれた。
海の上だと目立つからやらなかったけど、宿の一室でまさか風呂に入るとは思わないだろう。
「それじゃ入ろっか♪」
「うん♪」
宿に泊まると僕たちは必ずロッテをお湯で洗ってあげる。
ロッテの身体を石鹸で洗い垢を落とし、フェリシアが浄化の魔法で汚れたお湯を綺麗な状態にする。
いつもどおりクヌートが沈黙の魔法で部屋を包み騒音が外に漏れないようにする。
室内は全裸の女性陣が大笑いしながらロッテと一緒に身体を洗っている。
シグレさんもセシルさんもミレーヌもフェリシアもロッテの事が大好きで妹のように可愛がっている。
だからあんな扱いをされた後はロッテを思いきり可愛がっている。
ロッテの悲しみが少しでも癒されるように。
女性陣がお風呂に入っている時は僕とクヌートは当然部屋の外だ。
旅の間は宿屋とはいえ気が抜けない。
盗みを行う不埒ものの宿泊客も絶えない。
「みんな優しいしうちの女性たちはみんな素敵だね」
「当然だ。フェリシアはいつでも美しく可愛い」
「いやフェリシアだけじゃないよ?」
「ミレーヌも綺麗だとは思うがフェリシアはもっと綺麗で可愛い」
「シグレさんも凛々しくて芯が強いからかっこいいし美人だね」
「セシルも最初はふしだらな娼婦のように思っていたが、あれでなかなか気が利くし情がある」
部屋の中に聞こえないから言える事もある。
最近僕はクヌートと関係が近くなった。
最初は衝突もしたけどクヌートが本当は、義理堅くて優しくて芯がまっすぐな人だとわかってからはお互いを認め合う関係になれたと思う。
仲間としてもウィザードのクヌートは妹のフェリシアと共になくてはならない存在だ。
古代魔法だけでなく精霊魔法も神聖魔法も使えて、しかも同時に3つも発動できる。
相手の足を土の精霊で掴んで動けなくしながらファイアボールで焼き尽くし怪我をした味方の治癒を同時に行える。
クヌートとフェリシアがいてくれるだけでどれだけ助かっているか。
僕とクヌートが談笑していると背後の扉が開いて髪をお湯で濡らしたミレーヌが顔をだす。
いつ見ても綺麗で可愛いが濡れた美しくて長い緑色の髪が色気を醸し出している。
6人部屋だから致すわけにもいかないから我慢しないと。
「お風呂空いたよ。今度はボクたちが見張ってるから二人ともお風呂に入って」
「ありがとう。クヌート入ろう」
「ああ。それではすまないが入らせてもらう」
そう言って僕とクヌートはお風呂で身体をきれいにする。
クヌートはハーフエルフだからなのかとても綺麗な肌をしている。
華奢なイメージだけど旅慣れた無駄のない身体だ。
「どうしたユキナ。俺の身体が珍しいか?」
「ううん。クヌートの身体って綺麗だなって思って」
「俺にそっちの趣味はないぞ」
「僕だってミレーヌ一筋だよ」
そう言って僕たちは笑いあう。
お風呂のあとは洗濯だ。
といっても簡単。
残ったお湯に着ていた下着や服を入れて砕いた石鹸を振りかける。
風と水と火の精霊で石鹸を溶かしたお湯でかき混ぜ、浄化の魔法で綺麗になったお湯ですすぎ洗いをしたあと乾燥させるのだ。
同時に魔法を3つ使えるクヌートとフェリシアのお陰で僕たちは快適な旅を続けられる。
お風呂のお湯は水の精霊をつかって霧の状態にしてから窓から放出する。
月夜に霧が映えてとても幻想的だ。
身ぎれいになった僕たちは宿の食堂でご飯を食べる。
今夜は豆をペースト状にしたポタージュスープのようなスープと香辛料で焼いた鶏肉だった。
あくまでロッテは奴隷の召使いという扱いなので僕たちが食べ終わったあとに食事をする。
本来は主人の食べ残しを食べるのだけど、僕たちは多めに注文して余ったという体にする。
もちろん食べ残しなんかじゃない肉やスープとパンをロッテ用にお皿に分けておく。
僕たちは急いで食べる。
そうじゃないとロッテが食べられないからね。
「もう食べていいよ」
僕たちが急いで食べたのを見てロッテが遠慮がちにきょろきょろと周りを見ている。
そんなロッテが可愛くて僕はロッテの頭を優しく撫でた。
出会った頃、ロッテの茶色の髪は酷く汚れていたが毎日お風呂と食事を欠かさなくなってからは艶が戻ってきた。
ロッテは絶対美人になると思う。
そのあとは6人部屋で早めに休む事にする。
不潔だったシーツは浄化の魔法で文字通り洗い立てになり僕たちを優しく受け止めてくれた。
旅の疲れと満腹感で僕はすぐ眠りに入る。
6人分しかベッドはないからロッテはいつも誰かと寝る事になっていた。
公平なくじ引きの結果、今日ロッテを抱いて眠る権利はシグレさんのものだった。
もし国を出なければシグレさんにもロッテみたいな子供がいたかもしれない。
いや少し早いかも。
でもシグレさんは母親になっていてもおかしくない年齢だ。
シグレさんはロッテが眠るまで優しく子守唄を歌って上げていた。
シグレさんの故郷の歌なのだろうか。
言葉の意味はわからないけど、ロッテと僕達は優しい気持ちになって眠りに落ちて行った。
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