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第12章 フミンの少女
第88話 不当な差別
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第88話 不当な差別
「それじゃロッテはボクが預かるね」
ミレーヌがそう言ってフミンの少女を抱きかかえた。
ロッテは嬉しそうにミレーヌに抱き着く。
クヌートとフェリシアもそれを見て微笑んでいた。
「シグレさん、セシルさんありがとうございました」
僕は改めて二人に頭を下げてお礼を言う。
シグレさんは頷きながら言いにくそうに口を開いた。
「ロッテの事は表向き我々が購入した奴隷という事にしておいたほうがいいな」
はい?
シグレさんは何を言っているのだろうか。
僕が驚いているとセシルさんも頷いて
「フミンって民族の子供は街中で殺しても罪に問われないってくらい差別されてるんだろ?ならあたい達が所持してる奴隷って扱いにしておかないと、人さらいにさらわれて売られかねない。それにフミンの子があたい達と旅するってのは目立ちすぎる。あくまで奴隷として一緒に旅してるって事にしておかないと不自然なんだよ」
二人とも何を言っているんだ。
ロッテは僕達の仲間で奴隷なんかじゃない。
「そんなの僕には理解できません!!ロッテは僕たちの仲間です!!そんな事出来る訳ないでしょう!!」
僕がシグレさんとセシルさんに怒鳴ると、今までロッテを可愛がっていたミレーヌとフェリシアがびっくりして僕たちの方を見る。
「シグレさん、セシルさん。ボクも反対です。ロッテを奴隷扱いなんてしたくありません」
ミレーヌが僕と一緒になって二人に抗議する。
「でもな……それじゃロッテを旅に連れて行けないんだよ。勇者一行にフミンの子がいるなんて不自然に見えるんだよ」
「それでも!!仲間なのにそんな扱いは酷いです!!」
「ユキナもミレーヌも落ち着いてくれ。何も本当に奴隷扱いするわけじゃない。一緒の部屋に寝泊まりするし一緒の食事を食べる。着るものもまったく同じだ。あくまでそういう体裁にするだけだ」
シグレさんもセシルさんも普段はこんな事を言う人じゃない。
それはわかっているけど。
僕とミレーヌが怒りを抑えきれなくなりそうになったときロッテが口を開いた。
「私は奴隷って扱いで構いません。みなさんはとてもいい人。でも私はフミンの民です。殺されても犯されても誰も守ってくれません。そんな私を仲間だと認めてくれた。私はそれで充分」
そう言って目元に涙をためながら微笑むロッテ。
それは全てを諦めたあとに出てくる笑顔。
乞い媚びて生きてきた者の悲しい笑顔。
ロッテの頭をクヌートが優しく撫で、フェリシアがロッテを優しく抱きしめる。
ハーフエルフの二人も不当な差別を受けて生きてきたからロッテの気持ちがよくわかるのだろう。
「ユキナ、ミレーヌ。これはロッテを守るためでもあるんだ。奴隷なら主人と一緒にいても怪しまれない。それとも俺たちが宿で寝泊まりしてる間、ロッテを外で寝かせるつもりか?奴隷の召使いという所有物あつかいにすれば、主人の身の回りの世話をするって名目で同じ部屋にいられるんだ」
クヌートがそう言って僕とミレーヌをなだめる。
確かに奴隷という扱いなら同じ部屋に寝泊まりしても怪しまれない。
「わかりました……でも僕はロッテを奴隷扱いなんて絶対しませんからね」
僕がそう言うとシグレさんは困ったように頭を掻く。
「ユキナ、ミレーヌの気持ちもわかるがな……人前ではそういう扱いをしないと駄目だ」
「シグレさん。僕は仲間を奴隷扱いなんてしたくないんです!!」
僕がそう言うとクヌートが僕に向かって微笑んだ。
それは悲しい微笑みだった。
全てを悟ったような。
差別を受け続けた者だけが持つ表情だった。
「ユキナ、ミレーヌ。俺だってロッテをそんな扱いにはしたくない。ロッテ、フミンの民が差別を受けている地域はどこまでだ?」
「アルスラン帝国内殆どです。それ以外の地域ではフミンの民は住んでいません」
ロッテがそう答える。
クヌートはその言葉を聞いて頷いた。
「ユキナ、ミレーヌ。アルスラン帝国を抜けたらロッテの奴隷扱いは止めだ。これで妥協してくれないか?」
「もし嫌だと言ったらどうなるの?」
「アルスラン帝国内での情報収集は極めて困難になるだろうな。おそらく宿にも泊まれないし馬車にも乗れない。俺たちは魔王を倒す為に旅をしているんだ。その目的を果たせなくなるかもしれない。その覚悟はあるのか?」
「そんな言い方ずるいよ」
「ずるくない。現実を受け入れろと言っている。不当な差別とはそういう事だ」
僕とクヌートの口論が激しくなり始めた頃だった。
瞳に涙をためたロッテが泣きながら僕の背中に抱き着いたのだ。
「もうやめてください。私がいる事でパーティがバラバラになるのは耐えられません。お願い…やめてください」
そう言ってロッテが泣き続ける。
僕の負けだった。
クヌートの言っている事は正論だ。
僕も頭ではわかっている。
でも心は納得できないのだ。
僕はロッテを奴隷扱いなんてしたくない。
仲間だから一緒に旅をしたいんだ。
ミレーヌも僕と同じ気持ちだろう。
そんな僕たちの気持ちを察したのかシグレさんが口を開いた。
「ユキナ、ミレーヌ。お前たちの気持ちもわかるが……ロッテを奴隷扱いしないとアルスラン帝国で行動できないんだ。わかってくれ」
シグレさんの言葉に僕は頷くしかなかった。
「わかりました……」
「ユキナ……」
僕たちは納得はしていないけどそう答えるしか無かったのだ。
僕たちが名実ともに勇者一行だと実力で認めさせる。
その日まで僕たちは魔王だけでなく差別という敵とも戦わざるを得なくなった。
作者の屠龍です。書き上げた話数が無くなりましたので、また纏まった話数を書き上げ次第毎日投稿を行います。お待たせして申し訳ありませんがお待ちいただけると嬉しいです。2024年2/26
「それじゃロッテはボクが預かるね」
ミレーヌがそう言ってフミンの少女を抱きかかえた。
ロッテは嬉しそうにミレーヌに抱き着く。
クヌートとフェリシアもそれを見て微笑んでいた。
「シグレさん、セシルさんありがとうございました」
僕は改めて二人に頭を下げてお礼を言う。
シグレさんは頷きながら言いにくそうに口を開いた。
「ロッテの事は表向き我々が購入した奴隷という事にしておいたほうがいいな」
はい?
シグレさんは何を言っているのだろうか。
僕が驚いているとセシルさんも頷いて
「フミンって民族の子供は街中で殺しても罪に問われないってくらい差別されてるんだろ?ならあたい達が所持してる奴隷って扱いにしておかないと、人さらいにさらわれて売られかねない。それにフミンの子があたい達と旅するってのは目立ちすぎる。あくまで奴隷として一緒に旅してるって事にしておかないと不自然なんだよ」
二人とも何を言っているんだ。
ロッテは僕達の仲間で奴隷なんかじゃない。
「そんなの僕には理解できません!!ロッテは僕たちの仲間です!!そんな事出来る訳ないでしょう!!」
僕がシグレさんとセシルさんに怒鳴ると、今までロッテを可愛がっていたミレーヌとフェリシアがびっくりして僕たちの方を見る。
「シグレさん、セシルさん。ボクも反対です。ロッテを奴隷扱いなんてしたくありません」
ミレーヌが僕と一緒になって二人に抗議する。
「でもな……それじゃロッテを旅に連れて行けないんだよ。勇者一行にフミンの子がいるなんて不自然に見えるんだよ」
「それでも!!仲間なのにそんな扱いは酷いです!!」
「ユキナもミレーヌも落ち着いてくれ。何も本当に奴隷扱いするわけじゃない。一緒の部屋に寝泊まりするし一緒の食事を食べる。着るものもまったく同じだ。あくまでそういう体裁にするだけだ」
シグレさんもセシルさんも普段はこんな事を言う人じゃない。
それはわかっているけど。
僕とミレーヌが怒りを抑えきれなくなりそうになったときロッテが口を開いた。
「私は奴隷って扱いで構いません。みなさんはとてもいい人。でも私はフミンの民です。殺されても犯されても誰も守ってくれません。そんな私を仲間だと認めてくれた。私はそれで充分」
そう言って目元に涙をためながら微笑むロッテ。
それは全てを諦めたあとに出てくる笑顔。
乞い媚びて生きてきた者の悲しい笑顔。
ロッテの頭をクヌートが優しく撫で、フェリシアがロッテを優しく抱きしめる。
ハーフエルフの二人も不当な差別を受けて生きてきたからロッテの気持ちがよくわかるのだろう。
「ユキナ、ミレーヌ。これはロッテを守るためでもあるんだ。奴隷なら主人と一緒にいても怪しまれない。それとも俺たちが宿で寝泊まりしてる間、ロッテを外で寝かせるつもりか?奴隷の召使いという所有物あつかいにすれば、主人の身の回りの世話をするって名目で同じ部屋にいられるんだ」
クヌートがそう言って僕とミレーヌをなだめる。
確かに奴隷という扱いなら同じ部屋に寝泊まりしても怪しまれない。
「わかりました……でも僕はロッテを奴隷扱いなんて絶対しませんからね」
僕がそう言うとシグレさんは困ったように頭を掻く。
「ユキナ、ミレーヌの気持ちもわかるがな……人前ではそういう扱いをしないと駄目だ」
「シグレさん。僕は仲間を奴隷扱いなんてしたくないんです!!」
僕がそう言うとクヌートが僕に向かって微笑んだ。
それは悲しい微笑みだった。
全てを悟ったような。
差別を受け続けた者だけが持つ表情だった。
「ユキナ、ミレーヌ。俺だってロッテをそんな扱いにはしたくない。ロッテ、フミンの民が差別を受けている地域はどこまでだ?」
「アルスラン帝国内殆どです。それ以外の地域ではフミンの民は住んでいません」
ロッテがそう答える。
クヌートはその言葉を聞いて頷いた。
「ユキナ、ミレーヌ。アルスラン帝国を抜けたらロッテの奴隷扱いは止めだ。これで妥協してくれないか?」
「もし嫌だと言ったらどうなるの?」
「アルスラン帝国内での情報収集は極めて困難になるだろうな。おそらく宿にも泊まれないし馬車にも乗れない。俺たちは魔王を倒す為に旅をしているんだ。その目的を果たせなくなるかもしれない。その覚悟はあるのか?」
「そんな言い方ずるいよ」
「ずるくない。現実を受け入れろと言っている。不当な差別とはそういう事だ」
僕とクヌートの口論が激しくなり始めた頃だった。
瞳に涙をためたロッテが泣きながら僕の背中に抱き着いたのだ。
「もうやめてください。私がいる事でパーティがバラバラになるのは耐えられません。お願い…やめてください」
そう言ってロッテが泣き続ける。
僕の負けだった。
クヌートの言っている事は正論だ。
僕も頭ではわかっている。
でも心は納得できないのだ。
僕はロッテを奴隷扱いなんてしたくない。
仲間だから一緒に旅をしたいんだ。
ミレーヌも僕と同じ気持ちだろう。
そんな僕たちの気持ちを察したのかシグレさんが口を開いた。
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シグレさんの言葉に僕は頷くしかなかった。
「わかりました……」
「ユキナ……」
僕たちは納得はしていないけどそう答えるしか無かったのだ。
僕たちが名実ともに勇者一行だと実力で認めさせる。
その日まで僕たちは魔王だけでなく差別という敵とも戦わざるを得なくなった。
作者の屠龍です。書き上げた話数が無くなりましたので、また纏まった話数を書き上げ次第毎日投稿を行います。お待たせして申し訳ありませんがお待ちいただけると嬉しいです。2024年2/26
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