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第11章 船出
第76話 禁欲生活開始
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第76話 禁欲生活開始。
翌日から僕たちの待遇は一変した。
船員や他の男性冒険者が食べているのは干し肉と乾燥させた野菜のスープと乾パンだけど
僕と女性冒険者のテーブルには船長しか食べられないハムや火を使わない魔法の窯で焼かれたパンや魔法の冷蔵庫に入っている果物などが並んでいる。
「まあお礼としてはこんなものじゃないか?」
そう言ってハムをフォークでつつくのはセシルさんだ。
昨夜僕とミレーヌは深夜になって部屋に戻り、眠っていたシグレさん達を起こさないようにベッドにもぐりこんだ。
……多分寝たふりをしてくれたのだろうけど。
食べる場所も船長や上級船員の食べる食堂に変わった。
他の男性と同じ部屋で食べると恨みを買うからだ。
食べ物の恨みは恐ろしい。
「ありがとうございます。セシルさん」
こんな豪華な食事に男性の僕がご相伴して貰えるのもセシルさんが船長に口添えしてくれたからだ
「ユキナを一人にすると、尻を狙われるからな」
そう言ってセシルさんはウインクをする。
僕は自分で言うのも何だけど女顔で男の子でも構わないくらい性欲がたまってる男性達に襲われかねない。
前世はイギリス船にヤギを乗せて船員の性欲処理をさせていたという話がある。
だけど日本人にその習性はなく、イギリス船から送られたヤギを食べてしまったという。
大きな港町には賭場と娼館と酒場がある事がこの世界の常識で、過酷な海の仕事で稼いだお金を吸い取る仕組みが出来ている。
何のために命懸けの仕事をしているのかと思うだろうけど、船が沈んだらいつ死んでもおかしくないんだ。
船員が一時の快楽に夢中になる事を笑える人はそんなにいないだろう。
食後に冒険者はみんな会議に使う大きな船室に集められた。
「そろそろ危険地帯だ。船員には言ってあるが海賊やモンスターに襲われたら基本は逃げる」
船長のジョルジュさんが僕たち冒険者にそう告げる。
僕達が乗り込んだサ・セント号という高速帆船は時速30㎞くらいのスピードで走っているから並みの海賊船では追いつけない。
海の怪物たち相手だと逃げられないかもしれないがそれでも快速なのは大きな強みだった。
「乗船前にも契約したが、君達護衛は港についても船から降りる事はできない。港で逃げられたら困るからだ。信用しろとか言うなよ?俺は何度も逃げた連中を知ってるんだ。むろん酒と新鮮な食い物と娼婦は用意するが、往復60日間船から降りる事は出来ない。逃亡したらすぐ冒険者ギルドに報告して冒険者資格の永久剥奪の手続きを行う。逃亡に失敗したら船内規則で縛り首にする」
船長のジョルジュさんが僕たち冒険者に念押しする。
慣れない船内生活で苛立ってる人もいるけど、これは契約だから仕方がない。
逃亡を図ったら冒険者資格を永久剥奪するというのは脅しではなく、本当にそういう事が過去に何度もあったのだろう。
ジョルジュさんは不満げな冒険者達を見てニヤリと笑う。
「お互いそういうのは嫌だからな。契約さえ守って貰えればそれでいいさ」
その言葉に冒険者達が頷いてそのあと軽く話をしたあと、僕たちは部屋に戻る。
僕達と女性陣には鍵付きの立派な部屋が与えられた。
間違いがおこらないようにだ。
特にクヌートはハーフエルフでとても美しい。
僕とクヌートが性被害の犠牲者にならないように配慮されてるのは嬉しいけど、周りが女性ばかりだとおちつかない。
「ユキナ、これを食べると良い」
そう言って褐色肌で異国出身のクボハさんが僕に乾燥させた杏のような食べ物を一つくれた。
オレンジ色をした奇妙な果実だ。
「この実は何ですか」
「わたしの故郷の果実でフェウという。これ一つで一週間は勃起できなくなる優れものだ」
クボハさんの言葉に僕は青ざめ、周りの女性陣は大笑いしていた。
いや、その。
僕だって健康な男子だし性欲を抑えるのは大変だけど男としてのアイデンティティがね。
でもこれを食べないと僕の立場が無い気がする。
僕の事を男性だと思っていない大人の女性が大半なので、笑ってるけどね。
僕とミレーヌの関係を知っているシグレさんとセシルさんとフェリシアは優しく微笑んでいた。
憐れまれてるのは気のせいだろうか。
フェウの実は甘酸っぱくて美味しいけど、あまり食べると当分苦労しそう。
「そこのハーフエルフの兄さんは食べないのかい?」
「俺は人間と違って性欲の抑制は出来るし、そもそも年中発情期なわけではない」
そう言ってクヌートはフェウの実の受け取りを拒否した。
確かにクヌートがそういう素振りを見せたことは無いし、街にいても色町に出かけた形跡はない。
いつもずっとフェリシアと一緒にいるのは、この世界で唯一無二の存在だからだろうか。
僕はフェウの実を大事にしまって、ベットに横になる。
怪物や海賊ははいつ襲撃してくるかわからない。
暇だからと酒盛りを始めている女性冒険者たちを横目でみながら、あんなに飲んでいて大丈夫なのだろうかと思う。
眠いわけではないが、酒盛りに混じるのも気が引けるので離れている事にする。
そうやって目を閉じていると、ベッドが軋んだ音を立てた。
目の前にミレーヌの顔があった。
「ユキナ。よかったらボクと話をしよ」
「勿論いいよ」
僕とミレーヌは恋人だしSEXだってする間柄だけど身体だけを求めている訳じゃない。
ミレーヌと一緒にいて話をしながら手を触れ合わせるのはお互いが幸せになれる最高の時間だ。
「ボクね、ユキナにお礼が言いたかったんだ。ボクはユキナと一緒にいてとっても幸せなんだ。だからね、ありがとうって言いたくて」
「そんなの僕だって一緒だよ。いつも傍にいてくれてありがとう」
酒盛りしてる女性たちに気づかれないように僕とミレーヌは手をつないだ。
彼女と繋がれないのは残念だけど、一緒にいてくれるだけで僕は嬉しい。
その日は夕暮れまで一緒のベッドにいて、故郷や冒険者になりたての事。
このクエストが無事に終わった後の事などを話し合った。
翌日から僕たちの待遇は一変した。
船員や他の男性冒険者が食べているのは干し肉と乾燥させた野菜のスープと乾パンだけど
僕と女性冒険者のテーブルには船長しか食べられないハムや火を使わない魔法の窯で焼かれたパンや魔法の冷蔵庫に入っている果物などが並んでいる。
「まあお礼としてはこんなものじゃないか?」
そう言ってハムをフォークでつつくのはセシルさんだ。
昨夜僕とミレーヌは深夜になって部屋に戻り、眠っていたシグレさん達を起こさないようにベッドにもぐりこんだ。
……多分寝たふりをしてくれたのだろうけど。
食べる場所も船長や上級船員の食べる食堂に変わった。
他の男性と同じ部屋で食べると恨みを買うからだ。
食べ物の恨みは恐ろしい。
「ありがとうございます。セシルさん」
こんな豪華な食事に男性の僕がご相伴して貰えるのもセシルさんが船長に口添えしてくれたからだ
「ユキナを一人にすると、尻を狙われるからな」
そう言ってセシルさんはウインクをする。
僕は自分で言うのも何だけど女顔で男の子でも構わないくらい性欲がたまってる男性達に襲われかねない。
前世はイギリス船にヤギを乗せて船員の性欲処理をさせていたという話がある。
だけど日本人にその習性はなく、イギリス船から送られたヤギを食べてしまったという。
大きな港町には賭場と娼館と酒場がある事がこの世界の常識で、過酷な海の仕事で稼いだお金を吸い取る仕組みが出来ている。
何のために命懸けの仕事をしているのかと思うだろうけど、船が沈んだらいつ死んでもおかしくないんだ。
船員が一時の快楽に夢中になる事を笑える人はそんなにいないだろう。
食後に冒険者はみんな会議に使う大きな船室に集められた。
「そろそろ危険地帯だ。船員には言ってあるが海賊やモンスターに襲われたら基本は逃げる」
船長のジョルジュさんが僕たち冒険者にそう告げる。
僕達が乗り込んだサ・セント号という高速帆船は時速30㎞くらいのスピードで走っているから並みの海賊船では追いつけない。
海の怪物たち相手だと逃げられないかもしれないがそれでも快速なのは大きな強みだった。
「乗船前にも契約したが、君達護衛は港についても船から降りる事はできない。港で逃げられたら困るからだ。信用しろとか言うなよ?俺は何度も逃げた連中を知ってるんだ。むろん酒と新鮮な食い物と娼婦は用意するが、往復60日間船から降りる事は出来ない。逃亡したらすぐ冒険者ギルドに報告して冒険者資格の永久剥奪の手続きを行う。逃亡に失敗したら船内規則で縛り首にする」
船長のジョルジュさんが僕たち冒険者に念押しする。
慣れない船内生活で苛立ってる人もいるけど、これは契約だから仕方がない。
逃亡を図ったら冒険者資格を永久剥奪するというのは脅しではなく、本当にそういう事が過去に何度もあったのだろう。
ジョルジュさんは不満げな冒険者達を見てニヤリと笑う。
「お互いそういうのは嫌だからな。契約さえ守って貰えればそれでいいさ」
その言葉に冒険者達が頷いてそのあと軽く話をしたあと、僕たちは部屋に戻る。
僕達と女性陣には鍵付きの立派な部屋が与えられた。
間違いがおこらないようにだ。
特にクヌートはハーフエルフでとても美しい。
僕とクヌートが性被害の犠牲者にならないように配慮されてるのは嬉しいけど、周りが女性ばかりだとおちつかない。
「ユキナ、これを食べると良い」
そう言って褐色肌で異国出身のクボハさんが僕に乾燥させた杏のような食べ物を一つくれた。
オレンジ色をした奇妙な果実だ。
「この実は何ですか」
「わたしの故郷の果実でフェウという。これ一つで一週間は勃起できなくなる優れものだ」
クボハさんの言葉に僕は青ざめ、周りの女性陣は大笑いしていた。
いや、その。
僕だって健康な男子だし性欲を抑えるのは大変だけど男としてのアイデンティティがね。
でもこれを食べないと僕の立場が無い気がする。
僕の事を男性だと思っていない大人の女性が大半なので、笑ってるけどね。
僕とミレーヌの関係を知っているシグレさんとセシルさんとフェリシアは優しく微笑んでいた。
憐れまれてるのは気のせいだろうか。
フェウの実は甘酸っぱくて美味しいけど、あまり食べると当分苦労しそう。
「そこのハーフエルフの兄さんは食べないのかい?」
「俺は人間と違って性欲の抑制は出来るし、そもそも年中発情期なわけではない」
そう言ってクヌートはフェウの実の受け取りを拒否した。
確かにクヌートがそういう素振りを見せたことは無いし、街にいても色町に出かけた形跡はない。
いつもずっとフェリシアと一緒にいるのは、この世界で唯一無二の存在だからだろうか。
僕はフェウの実を大事にしまって、ベットに横になる。
怪物や海賊ははいつ襲撃してくるかわからない。
暇だからと酒盛りを始めている女性冒険者たちを横目でみながら、あんなに飲んでいて大丈夫なのだろうかと思う。
眠いわけではないが、酒盛りに混じるのも気が引けるので離れている事にする。
そうやって目を閉じていると、ベッドが軋んだ音を立てた。
目の前にミレーヌの顔があった。
「ユキナ。よかったらボクと話をしよ」
「勿論いいよ」
僕とミレーヌは恋人だしSEXだってする間柄だけど身体だけを求めている訳じゃない。
ミレーヌと一緒にいて話をしながら手を触れ合わせるのはお互いが幸せになれる最高の時間だ。
「ボクね、ユキナにお礼が言いたかったんだ。ボクはユキナと一緒にいてとっても幸せなんだ。だからね、ありがとうって言いたくて」
「そんなの僕だって一緒だよ。いつも傍にいてくれてありがとう」
酒盛りしてる女性たちに気づかれないように僕とミレーヌは手をつないだ。
彼女と繋がれないのは残念だけど、一緒にいてくれるだけで僕は嬉しい。
その日は夕暮れまで一緒のベッドにいて、故郷や冒険者になりたての事。
このクエストが無事に終わった後の事などを話し合った。
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