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第9章 勇者と恋人
第59話 これからも共に。
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第59話 これからも共に。
ルクス城の戦いが済んでから一週間後。
僕達はフレーベル国の首都フレーベルにある冒険者ギルド『斜陽の都亭』の一階酒場で今後の事を話しあう。
僕達はルクス城での戦勝記念パーティの翌日にルクス侯爵ティニー嬢と青騎士の女騎士カチュアさんに惜しまれてルクス城を後にした。
二人には何年でもルクス城に客人として住んで欲しいとお願いされたが、そんな事をすれば再び冒険に出る気力を無くしてしまいそうになるから早々にフレーベルに戻ったのだ。
ティニー嬢の計らいと推薦状により僕達全員鋼級の冒険者に格上げされた。
特に僕は青銅級から鉄級を飛ばして一気に鋼級に格上げされるという、冒険者ギルドでも初めての出来事となった。
鋼級になるには多大な功績と有力者の推薦が必要なので両方を満たしたからだけど、殆どの冒険者は鋼級になんてなれない。
鉄級で上位10%いるかどうかなのに鋼級は5%いるかどうか。
その上の銀級、ましてや金級なんて希少価値すぎて国から依頼が来るレベルだ。
鋼級までたどり着いた僕達はこれからの進路を話し合う必要がある。
ルクス侯爵家からは一生遊んで暮らせるだけの報酬を貰ってしまった。
つまりクヌートとフェリシアには旅を続ける理由が無くなってしまったのだ。
またシグレさんとセシルさんにしても危険な冒険者を引退するという選択肢が出来た。
シグレさんは元々高貴な貴族だったと思うので、望むならルクス侯爵家の口利きで貴族の家に嫁入りする事も可能だろう。
また逆に高貴な没落貴族を婿にして貴族になる事もできる。
貴族になるには貴族の家系の嫁か婿を貰って国に多額の献金をすればなれる。
結納金の問題は余裕で解決できるし何より美人だ。
また指揮能力はルクス城の攻防戦で発揮したので高級軍人にもなれるだろう。
セシルさんはどうするのだろう。
その気になれば博打どころか賭場を経営する事が出来る資金が手に入った。
冒険者ギルドのスカウト部門の長にだってなれるだろうし将来はギルドマスターだって夢じゃない。
勿論家庭に入る事も出来る。
面倒見がいいし機転が回るので良い妻になるかもしれない。
素行不良が問題だけど。
僕とミレーヌは旅を続けるつもりだ。
ミレーヌが勇者に目覚めた以上世界を巡って巨悪を退治する使命から逃れる事は出来ないしそのつもりもない。
僕はミレーヌの行く先を見届ける。
冒険者として恋人としてミレーヌと共にいる。
「まずはお互いの無事と功績に乾杯しましょう」
僕がそう音頭を取る。
昼間からテーブルの上には豚の丸焼きや、豚の塩ゆでという前世でアイスバインと呼ばれるドイツの料理によく似た肉料理。
大きな魚を丸ごと揚げた料理や貴重な生牡蠣などの海産物。
貴重な輸入品の香辛料を贅沢に使った牛肉や鶏肉の詰め物などが並んでいる。
冒険者ギルド一階の酒場は冒険で懐が温かくなった冒険者の財布の中身を狙って高級レストランの料理人が雇われているし、冒険者ギルドの運営資金でも協力する意味でここで飲み食いするのが慣例だ。
その中でも更に金回りのいい僕達は昼間から美酒美食を楽しむ事にする。
周りではルクス城攻防戦に参加していれば贅沢できる報酬が手に入ったと歯噛みする冒険者が僕達を遠目で見ていた。
本当は勇者ミレーヌの功績に対して貰った謝礼なんだけど、折角だから誤解させておく。
まだミレーヌの素性を話す訳にはいかないからね。
「これからみんなどうします?僕はミレーヌと旅を続けます」
僕がそう言うとミレーヌがとても嬉しそうな顔で笑ってくれる。
君の笑顔が特等席で見れるんだから一緒に行かない理由はないよね。
「ボクは使命って何かまだよくわからないけど、ボクの事を必要としてくれる人たちがいるから頑張ろうと思います」
ミレーヌが勇者らしいセリフを言う。
まだ勇者って何をすればいいのかわからないけど、それは旅の中で見つけよう。
ルクス城を覆っていた諦めと悔恨の闇の感情を浄化したミレーヌなら人々の希望になれるはずだ。
「あたいも二人と一緒に旅を続けるよ。旅の途中で少し考えたいんだ。今まであたいは自分の事だけを考えて生きてきたって言いたいけど、自分の事も真面目に考えてこなかったんだ」
セシルさんが豚のあばら骨を口に咥えながらそう発言する。
その目からいつもの酒場で飲んだくれて飄々とした笑いが消えていた。
「このままじゃ駄目だって思っていても心の中じゃどうせ何やっても駄目だって思ってた。でもさ、ミレーヌの勇者の光であたいの中の黒い闇が消えちまった。でもこのまま旅を止めたらまた今までに逆戻りなんだよ。あたいはもう闇の心に囚われる生き方はしたくない。自分が何になりたいのか旅の中で見つけたい」
セシルさんは自分の本当に望んでいる事を見つけたいと思っている。
僕もミレーヌもセシルさんのムードメーカーに何度も助けられた。
でもセシルさんの抱えていた闇は相当深いようだ。
今旅をやめたらセシルさんの心の闇はまた元に戻ってしまうとセシルさんは思っているようだ。
「わかりました。セシルさんは僕達と旅を続けるんですね」
「ごめんな。この礼は必ずするよ。何なら身体で払ってもいいぜ。あたいもミレーヌが溺れるユキナの男を堪能したいと思ってたところさ」
そう言って僕を抱き寄せようとするセシルさんの手をシグレさんがはたいた。
「馬鹿者。折角いい雰囲気だったのに自分から壊してどうする。私もセシルと同じく旅を続けようと思う。ミレーヌにユキナが必要なようにセシルには多分私が必要だろう」
「やだこの剣士カッコイイ!!シグレあたいと結婚して!!」
「あ~はいはいわかったわかった。セシルは見ての通りの性格だからな。闇の魔法で魔物にでもされてはたまらん。保護者として私は見張っている」
シグレさんはセシルさんと付き合いが長いからセシルさんの事が心配なのだろう。
セシルさんが道を間違えないように付き添ってくれるのが最善だと思う。
僕もミレーヌもセシルさんとシグレさんが大好きだし、背中を預けられる仲間がいてくれると心強い。
ルクス城の戦いが済んでから一週間後。
僕達はフレーベル国の首都フレーベルにある冒険者ギルド『斜陽の都亭』の一階酒場で今後の事を話しあう。
僕達はルクス城での戦勝記念パーティの翌日にルクス侯爵ティニー嬢と青騎士の女騎士カチュアさんに惜しまれてルクス城を後にした。
二人には何年でもルクス城に客人として住んで欲しいとお願いされたが、そんな事をすれば再び冒険に出る気力を無くしてしまいそうになるから早々にフレーベルに戻ったのだ。
ティニー嬢の計らいと推薦状により僕達全員鋼級の冒険者に格上げされた。
特に僕は青銅級から鉄級を飛ばして一気に鋼級に格上げされるという、冒険者ギルドでも初めての出来事となった。
鋼級になるには多大な功績と有力者の推薦が必要なので両方を満たしたからだけど、殆どの冒険者は鋼級になんてなれない。
鉄級で上位10%いるかどうかなのに鋼級は5%いるかどうか。
その上の銀級、ましてや金級なんて希少価値すぎて国から依頼が来るレベルだ。
鋼級までたどり着いた僕達はこれからの進路を話し合う必要がある。
ルクス侯爵家からは一生遊んで暮らせるだけの報酬を貰ってしまった。
つまりクヌートとフェリシアには旅を続ける理由が無くなってしまったのだ。
またシグレさんとセシルさんにしても危険な冒険者を引退するという選択肢が出来た。
シグレさんは元々高貴な貴族だったと思うので、望むならルクス侯爵家の口利きで貴族の家に嫁入りする事も可能だろう。
また逆に高貴な没落貴族を婿にして貴族になる事もできる。
貴族になるには貴族の家系の嫁か婿を貰って国に多額の献金をすればなれる。
結納金の問題は余裕で解決できるし何より美人だ。
また指揮能力はルクス城の攻防戦で発揮したので高級軍人にもなれるだろう。
セシルさんはどうするのだろう。
その気になれば博打どころか賭場を経営する事が出来る資金が手に入った。
冒険者ギルドのスカウト部門の長にだってなれるだろうし将来はギルドマスターだって夢じゃない。
勿論家庭に入る事も出来る。
面倒見がいいし機転が回るので良い妻になるかもしれない。
素行不良が問題だけど。
僕とミレーヌは旅を続けるつもりだ。
ミレーヌが勇者に目覚めた以上世界を巡って巨悪を退治する使命から逃れる事は出来ないしそのつもりもない。
僕はミレーヌの行く先を見届ける。
冒険者として恋人としてミレーヌと共にいる。
「まずはお互いの無事と功績に乾杯しましょう」
僕がそう音頭を取る。
昼間からテーブルの上には豚の丸焼きや、豚の塩ゆでという前世でアイスバインと呼ばれるドイツの料理によく似た肉料理。
大きな魚を丸ごと揚げた料理や貴重な生牡蠣などの海産物。
貴重な輸入品の香辛料を贅沢に使った牛肉や鶏肉の詰め物などが並んでいる。
冒険者ギルド一階の酒場は冒険で懐が温かくなった冒険者の財布の中身を狙って高級レストランの料理人が雇われているし、冒険者ギルドの運営資金でも協力する意味でここで飲み食いするのが慣例だ。
その中でも更に金回りのいい僕達は昼間から美酒美食を楽しむ事にする。
周りではルクス城攻防戦に参加していれば贅沢できる報酬が手に入ったと歯噛みする冒険者が僕達を遠目で見ていた。
本当は勇者ミレーヌの功績に対して貰った謝礼なんだけど、折角だから誤解させておく。
まだミレーヌの素性を話す訳にはいかないからね。
「これからみんなどうします?僕はミレーヌと旅を続けます」
僕がそう言うとミレーヌがとても嬉しそうな顔で笑ってくれる。
君の笑顔が特等席で見れるんだから一緒に行かない理由はないよね。
「ボクは使命って何かまだよくわからないけど、ボクの事を必要としてくれる人たちがいるから頑張ろうと思います」
ミレーヌが勇者らしいセリフを言う。
まだ勇者って何をすればいいのかわからないけど、それは旅の中で見つけよう。
ルクス城を覆っていた諦めと悔恨の闇の感情を浄化したミレーヌなら人々の希望になれるはずだ。
「あたいも二人と一緒に旅を続けるよ。旅の途中で少し考えたいんだ。今まであたいは自分の事だけを考えて生きてきたって言いたいけど、自分の事も真面目に考えてこなかったんだ」
セシルさんが豚のあばら骨を口に咥えながらそう発言する。
その目からいつもの酒場で飲んだくれて飄々とした笑いが消えていた。
「このままじゃ駄目だって思っていても心の中じゃどうせ何やっても駄目だって思ってた。でもさ、ミレーヌの勇者の光であたいの中の黒い闇が消えちまった。でもこのまま旅を止めたらまた今までに逆戻りなんだよ。あたいはもう闇の心に囚われる生き方はしたくない。自分が何になりたいのか旅の中で見つけたい」
セシルさんは自分の本当に望んでいる事を見つけたいと思っている。
僕もミレーヌもセシルさんのムードメーカーに何度も助けられた。
でもセシルさんの抱えていた闇は相当深いようだ。
今旅をやめたらセシルさんの心の闇はまた元に戻ってしまうとセシルさんは思っているようだ。
「わかりました。セシルさんは僕達と旅を続けるんですね」
「ごめんな。この礼は必ずするよ。何なら身体で払ってもいいぜ。あたいもミレーヌが溺れるユキナの男を堪能したいと思ってたところさ」
そう言って僕を抱き寄せようとするセシルさんの手をシグレさんがはたいた。
「馬鹿者。折角いい雰囲気だったのに自分から壊してどうする。私もセシルと同じく旅を続けようと思う。ミレーヌにユキナが必要なようにセシルには多分私が必要だろう」
「やだこの剣士カッコイイ!!シグレあたいと結婚して!!」
「あ~はいはいわかったわかった。セシルは見ての通りの性格だからな。闇の魔法で魔物にでもされてはたまらん。保護者として私は見張っている」
シグレさんはセシルさんと付き合いが長いからセシルさんの事が心配なのだろう。
セシルさんが道を間違えないように付き添ってくれるのが最善だと思う。
僕もミレーヌもセシルさんとシグレさんが大好きだし、背中を預けられる仲間がいてくれると心強い。
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