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第7章 オーガの罠
第44話 夜の闇を切り裂いて。
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第44話 夜の闇を切り裂いて。
僕達はスカウトのセシルさんを先頭に夕方の森に入る。
夕方といっても森の中は暗く視界が悪い。
でも僕達には森の中がはっきりと見える。
ミレーヌの肩に乗った黒猫の目と同じ効果がある魔法をかけて貰ったからだ。
その黒猫はミレーヌになついていてミレーヌの頬に頭をすりよせている。
……羨ましい。
馬鹿な事を考えている僕の足音と鎧のガシャガシャという音も、魔法で遮断されていて外には聞こえない。
クヌートが僕達の首元までを沈黙の魔法サイレンスで覆っているからだ。
魔法使いの天敵である沈黙の魔法も使いこなせば足音を消す事ができる。
お陰で僕達は夜の森の中を安全に歩いている。
教わった沢を通過し獣道に入るとそこからは山道に慣れた人でも4時間かかるらしい。
僕達の足だと6時間はかかるだろうか。
「適度な休憩は入れたほうがいい。慣れない山道は思わぬ疲労がたまるものだ」
シグレさんの意見を聞いて一時間ごとに15分の休憩を入れる。
休憩時にフレーベルで買っておいた甘い蜂蜜飴をみんなに配ると喜んでくれた。
「こういう気遣いが出来る男はモテるよ♪」
セシルさんにからかわれたので素直に喜んでおく。
僕はミレーヌさえ隣にいてくれたら他の女の子にモテなくても構わない。
流石にそれをみんなの目の前でいうのは照れ臭い。
そんな僕の心を見透かしたようにセシルさんが笑う。
多分この人には一生勝てないんだろうなと思った。
山の夜は冷え込む。
厚手のマントを着ていても寒いものは寒い。
特に女性陣には厳しいだろう。
そう思って僕は背負袋の中から毛布を取り出して彼女達に渡す。
一応予備として二枚持って来ておいたのだが正解だったようだ。
「ごめんねユキナ。寒くない?」
「大丈夫だよ」
申し訳なさそうに言うミレーヌに微笑むがやっぱり寒い物は寒い。
まさか森の中で火をたく訳にもいかない。
休憩時間が終わったら早めに移動したほうがいい。
身体が冷え切ったらいざという時に戦えないからね。
「少し待ってくださいね。炎の精霊にお願いしてみます」
そう言ってフェリシアが手頃な石を並べて石に手をかざす。
「炎の精霊よ。我らにささやかな暖を与えたまえ」
フェリシアがそう言うと並んだ石が赤くなり熱を帯びた。
炎の魔法もこう使えば生活に役立つんだね。
僕が感心しているとフェリシアが熱くなった石を厚めの布にくるんで渡してくれる。
魔法で作ったカイロという訳だ。
「ありがとう」
「お役に立てれば嬉しいです」
みんなで一つずつ石のカイロを持って夜道の移動を再開する。
先ほどと違って身体が温かい。
みんなで干し肉とパンをかじりながら歩く。
ゆっくりと朝ごはんを食べている暇はない。
しばらく進むとセシルさんが手で僕達を制した。
僕達は止まるとそのまま草陰に隠れる。
セシルさんが目を閉じて物音を探ると紙に石墨で文字を書いて見せてくれる。
その紙には『ゴブリンが4匹いる』と書かれていた。
僕達が黙って頷くとセシルさんが素早く森の中へと入っていった。
ここから先はスカウトであるセシルさんの独壇場だ。
戦闘に備えて作戦会議を文字で行う事にした。
『戦闘を行いますか?』
僕が紙に書くとシグレさんが『やるなら風上からがいい。魔法と矢がよく届く』と追加で書いてくれる。
それを見てミレーヌが『やり過ごす事は出来ないかな?』と書く。
ミレーヌはゴブリンやオーガに見つかる余計な戦闘は避けたいのだ。
僕だって奇襲をする事には賛成だけど状況次第だと思う。
クヌートが紙を受け取って『音を立てずに倒すなら、眠りの魔法で眠らせると同時に沈黙の魔法で音を消してから仕留めよう』と書くと、フェリシアが『陽動としてこの子を使いましょう』と書いて黒猫の頭を撫でた。
戦うかどうかはセシルさんの報告次第だが、可能なら全滅させたい。
一匹でもゴブリンを取り逃がすと後で増えて村を襲うかもしれない。
『ゴブリンを生かしておくと後々害になるから全滅させましょう』
僕がそう書くとミレーヌも納得してくれたようで頷いてくれた。
しばらくしてセシルさんが戻ってきた。
セシルさんが紙に状況を書いてくれる。
『ゴブリンが2匹ずつで組んでいる。3チーム合計6匹。半円状に展開していたから奥まで探ると洞窟がある。おそらくそこがゴブリンの住処。オーガは発見できず』
オーガがゴブリンを手下にする事はよくある事なのでオーガが群れのリーダーをしているだろう。
という事はオーガは洞窟の中か。
『ゴブリンの動きは辺りの警戒だけでまだこちらに気が付いた様子は無い。もうすぐ夜明けでゴブリンは寝る為に洞窟へ戻るだろうから、交代が配置についた時に襲うのはどうだい?』
そう言ってセシルさんが紙に書いて現状の説明と作戦を提案してくれる。
僕がまだリーダーとして未熟なのを知っているので、あえて提案してくれているのと同時に僕がちゃんと聞く耳を持っていると信頼してくれているのだ。
『そうしましょう。夜明けまで待ってゴブリンの見張りが交代する時に襲います』
僕がそう書くとみんなが頷いてくれた。
初心者リーダーの意見をちゃんと聞いてくれる仲間に僕は心の底から感謝した。
夜明けまでの時間を使って僕達は森を移動する。
太陽を背にして風上から攻撃できる位置を探るのだ。
セシルさんが指に唾をつけて風上を探り戦闘をあるく。
そして僕達は配置について森の中で夜明けを待った。
クヌートとフェリシアが僕達に音と匂いを消すコンシール・セルフという魔法をかけてくれた。
これで風上に陣取る僕達の音と匂いは察知されない。
本当は姿も消せるけど味方がどこにいるのかわからないと困るからね。
そして夜明けが来た。
ゴブリンの見張りが交代した瞬間。
「サイレンス(沈黙)スロー(敏捷性低下)スリープ(眠り)」
クヌートが同時に3つの呪文をゴブリンにかける。
ゴブリンが声を出せないのに気が付いて慌てると同時に眠りについた。
「黒猫お願い」
そう言ってフェリシアが使い魔の黒猫を放つと音もなく黒猫が別のゴブリンの所に走る。
黒猫の目を通してみると他のゴブリンチームは異変に気が付かないようだ。
交代についたばかりのゴブリンと洞窟に帰るゴブリンをセシルさんの矢が貫き、フェリシアの精霊魔法で鋭利な槍と化した木が見張りについたゴブリンを音もなく串刺しにする。
生き残ったゴブリンは眠りについているので僕とミレーヌとシグレさんが音もなく喉を突き刺して仕留めた。
このまま黒猫の目を借りて次のゴブリンの配置場所を視るとまったく気が付いていない。
怠惰な性格のゴブリンに呆れながらも次のグループを同じ方法で仕留めていく。
ゴブリンの警戒網は崩壊した。
僕達はスカウトのセシルさんを先頭に夕方の森に入る。
夕方といっても森の中は暗く視界が悪い。
でも僕達には森の中がはっきりと見える。
ミレーヌの肩に乗った黒猫の目と同じ効果がある魔法をかけて貰ったからだ。
その黒猫はミレーヌになついていてミレーヌの頬に頭をすりよせている。
……羨ましい。
馬鹿な事を考えている僕の足音と鎧のガシャガシャという音も、魔法で遮断されていて外には聞こえない。
クヌートが僕達の首元までを沈黙の魔法サイレンスで覆っているからだ。
魔法使いの天敵である沈黙の魔法も使いこなせば足音を消す事ができる。
お陰で僕達は夜の森の中を安全に歩いている。
教わった沢を通過し獣道に入るとそこからは山道に慣れた人でも4時間かかるらしい。
僕達の足だと6時間はかかるだろうか。
「適度な休憩は入れたほうがいい。慣れない山道は思わぬ疲労がたまるものだ」
シグレさんの意見を聞いて一時間ごとに15分の休憩を入れる。
休憩時にフレーベルで買っておいた甘い蜂蜜飴をみんなに配ると喜んでくれた。
「こういう気遣いが出来る男はモテるよ♪」
セシルさんにからかわれたので素直に喜んでおく。
僕はミレーヌさえ隣にいてくれたら他の女の子にモテなくても構わない。
流石にそれをみんなの目の前でいうのは照れ臭い。
そんな僕の心を見透かしたようにセシルさんが笑う。
多分この人には一生勝てないんだろうなと思った。
山の夜は冷え込む。
厚手のマントを着ていても寒いものは寒い。
特に女性陣には厳しいだろう。
そう思って僕は背負袋の中から毛布を取り出して彼女達に渡す。
一応予備として二枚持って来ておいたのだが正解だったようだ。
「ごめんねユキナ。寒くない?」
「大丈夫だよ」
申し訳なさそうに言うミレーヌに微笑むがやっぱり寒い物は寒い。
まさか森の中で火をたく訳にもいかない。
休憩時間が終わったら早めに移動したほうがいい。
身体が冷え切ったらいざという時に戦えないからね。
「少し待ってくださいね。炎の精霊にお願いしてみます」
そう言ってフェリシアが手頃な石を並べて石に手をかざす。
「炎の精霊よ。我らにささやかな暖を与えたまえ」
フェリシアがそう言うと並んだ石が赤くなり熱を帯びた。
炎の魔法もこう使えば生活に役立つんだね。
僕が感心しているとフェリシアが熱くなった石を厚めの布にくるんで渡してくれる。
魔法で作ったカイロという訳だ。
「ありがとう」
「お役に立てれば嬉しいです」
みんなで一つずつ石のカイロを持って夜道の移動を再開する。
先ほどと違って身体が温かい。
みんなで干し肉とパンをかじりながら歩く。
ゆっくりと朝ごはんを食べている暇はない。
しばらく進むとセシルさんが手で僕達を制した。
僕達は止まるとそのまま草陰に隠れる。
セシルさんが目を閉じて物音を探ると紙に石墨で文字を書いて見せてくれる。
その紙には『ゴブリンが4匹いる』と書かれていた。
僕達が黙って頷くとセシルさんが素早く森の中へと入っていった。
ここから先はスカウトであるセシルさんの独壇場だ。
戦闘に備えて作戦会議を文字で行う事にした。
『戦闘を行いますか?』
僕が紙に書くとシグレさんが『やるなら風上からがいい。魔法と矢がよく届く』と追加で書いてくれる。
それを見てミレーヌが『やり過ごす事は出来ないかな?』と書く。
ミレーヌはゴブリンやオーガに見つかる余計な戦闘は避けたいのだ。
僕だって奇襲をする事には賛成だけど状況次第だと思う。
クヌートが紙を受け取って『音を立てずに倒すなら、眠りの魔法で眠らせると同時に沈黙の魔法で音を消してから仕留めよう』と書くと、フェリシアが『陽動としてこの子を使いましょう』と書いて黒猫の頭を撫でた。
戦うかどうかはセシルさんの報告次第だが、可能なら全滅させたい。
一匹でもゴブリンを取り逃がすと後で増えて村を襲うかもしれない。
『ゴブリンを生かしておくと後々害になるから全滅させましょう』
僕がそう書くとミレーヌも納得してくれたようで頷いてくれた。
しばらくしてセシルさんが戻ってきた。
セシルさんが紙に状況を書いてくれる。
『ゴブリンが2匹ずつで組んでいる。3チーム合計6匹。半円状に展開していたから奥まで探ると洞窟がある。おそらくそこがゴブリンの住処。オーガは発見できず』
オーガがゴブリンを手下にする事はよくある事なのでオーガが群れのリーダーをしているだろう。
という事はオーガは洞窟の中か。
『ゴブリンの動きは辺りの警戒だけでまだこちらに気が付いた様子は無い。もうすぐ夜明けでゴブリンは寝る為に洞窟へ戻るだろうから、交代が配置についた時に襲うのはどうだい?』
そう言ってセシルさんが紙に書いて現状の説明と作戦を提案してくれる。
僕がまだリーダーとして未熟なのを知っているので、あえて提案してくれているのと同時に僕がちゃんと聞く耳を持っていると信頼してくれているのだ。
『そうしましょう。夜明けまで待ってゴブリンの見張りが交代する時に襲います』
僕がそう書くとみんなが頷いてくれた。
初心者リーダーの意見をちゃんと聞いてくれる仲間に僕は心の底から感謝した。
夜明けまでの時間を使って僕達は森を移動する。
太陽を背にして風上から攻撃できる位置を探るのだ。
セシルさんが指に唾をつけて風上を探り戦闘をあるく。
そして僕達は配置について森の中で夜明けを待った。
クヌートとフェリシアが僕達に音と匂いを消すコンシール・セルフという魔法をかけてくれた。
これで風上に陣取る僕達の音と匂いは察知されない。
本当は姿も消せるけど味方がどこにいるのかわからないと困るからね。
そして夜明けが来た。
ゴブリンの見張りが交代した瞬間。
「サイレンス(沈黙)スロー(敏捷性低下)スリープ(眠り)」
クヌートが同時に3つの呪文をゴブリンにかける。
ゴブリンが声を出せないのに気が付いて慌てると同時に眠りについた。
「黒猫お願い」
そう言ってフェリシアが使い魔の黒猫を放つと音もなく黒猫が別のゴブリンの所に走る。
黒猫の目を通してみると他のゴブリンチームは異変に気が付かないようだ。
交代についたばかりのゴブリンと洞窟に帰るゴブリンをセシルさんの矢が貫き、フェリシアの精霊魔法で鋭利な槍と化した木が見張りについたゴブリンを音もなく串刺しにする。
生き残ったゴブリンは眠りについているので僕とミレーヌとシグレさんが音もなく喉を突き刺して仕留めた。
このまま黒猫の目を借りて次のゴブリンの配置場所を視るとまったく気が付いていない。
怠惰な性格のゴブリンに呆れながらも次のグループを同じ方法で仕留めていく。
ゴブリンの警戒網は崩壊した。
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