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第3章 愛しい時間

第21話 甘い朝

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第21話 甘い朝
 
 翌朝僕とミレーヌは同じ部屋で目が覚めた。
 まだ早い時間だったけど出発の準備をする。
 まだ陽は完全には昇っていないので肌寒い。
 
 あの後傷の癒えたミレーヌと話してたらまたしたくなって。
 ミレーヌにまたしたいって素直に言ったら受け入れてくれた。
 まだ慣れない僕達はお互いの身体を求めあって何度も繋がって抱きしめあった。
 
 僕の隣で裸になって眠っているミレーヌを起こさないように、ゆっくりとベッドを降りようとしたらミレーヌに手を掴まれた。
 ミレーヌは汗に濡れた髪を弄びながら僕の手を握っている。
 
 「ごめんね。ミレーヌを起こしちゃった」
 
 僕がそう言うとミレーヌは微笑んで首をふる。
 昨夜激しく愛し合った彼女の姿は朝日に映えて天使のように輝いて見えた。
 僕が激しくしちゃったからミレーヌの身体にいくつも痕が残っている。
 特に夢中になって揉んでしまった胸に沢山ついていた。
 ミレーヌは僕の視線に気が付いたのか少し照れ臭そうにしたあと、僕を手招きする。
 
 (何だろう?)
 
 そう思って近づいたミレーヌに引っ張られてベッドに横になる。
 
 「わっ!!ミレーヌ!?」
 
 「ボクの肌に痕をつけたお返し♪」
 
 そう言ってミレーヌは僕の首筋に甘噛みして痕をつける。
 ミレーヌの思わぬ反撃に戸惑いながら僕はミレーヌを押し倒して豊かな胸を揉み乳首を吸う。
 大きくて豊かな形の良いピンと張ったおっぱいに僕は夢中になってしまう。
 
 「ユキナ赤ちゃんみたい」
 
 「男はおっぱいが好きなんだよ」

 ミレーヌが赤面しながら僕の頭を撫でてくれる。
 僕はミレーヌのおっぱいの谷間に顔を入れてミレーヌの肌の暖かさを感じた。
 そんな僕の頭をミレーヌが包み込むように抱きしめてくれる。
 僕は何度もミレーヌの乳首に吸い付いてキスを繰り返す。
 そのうちに僕のペニスが元気になってきてしまった。
 
 「ユキナ朝から元気だね♪」

 「好きな女の子のおっぱい揉んでたらこうなるのは当たり前だよ」
 
 「ふふっありがとう」
 
 そのまま僕とミレーヌは抱きしめあいベッドの中でじゃれつく。
 ミレーヌのおっぱいを揉み形の良いお尻を求め触り、手のひらの感触を確かめ合った。
 ミレーヌも僕の頬に何度もキスをしてくれる
 僕達は何度もキスをしてお互いの身体を触りあい、シーツを乱して求めあう。
 流石に今から再度つながる時間は無いのでミレーヌのお尻を触っていた手を離した。
 ミレーヌが僕を見上げて魅惑的な笑みを浮かべる。

 「ユキナ…もう少しこのままでいようよ」
 
 「でもそろそろ着替えないと出発に間に合わないよ」
 
 時間があればミレーヌともっと求めあいたいが出発時間に遅れる訳にはいかない。
 シグレさんとセシルさんを待たせるだけでなく、ゴブリンがもっとも活動的な夜に洞窟到達というのは避けたい。
 それに今日は長時間歩く事になるので僕もミレーヌも体力は残しておかないといけない。
 続きは生きて戻ってからにしようと思う。
 
 「むう~それじゃボクの事抱きしめてキスしてよ。それで許してあげる」
 
 「恥ずかしいな」
 
 そう言いつつ僕はミレーヌを抱きしめてキスをした。
 二人で見つめあって微笑んだあと、服を着替える。
 ミレーヌが僕に見せつけるようにゆっくりと下着を身に着けているのは気のせいだと思いたい。
 僕も下着を着てから手首までの長さのシャツとロングパンツを着てブーツを履く。
 ブレストプレートと武器の確認をしてから部屋を出たら、廊下でセシルさんとシグレさんが待っていた。
 
  「まったく。これからゴブリン退治だというのに随分余裕だな」

 そう言って僕とミレーヌを呆れた顔で見つめるシグレさん。
 心なしか怒っている気がする。
 確かにまだ陽が昇る前とはいえ、女の子と一緒に同じ部屋から出てきたら呆れもするだろう。
 もしかしてさっきまでの痴態を聞かれていたのだろうか?
 
 「まあまあいいじゃない。ミレーヌもすっきりしたでしょ?」
 
 そう言って微笑むセシルさん。
 すっきりしたってどういう意味だろう?
 隣に立つミレーヌが頬を染めたのを見て僕も照れて俯いてしまう。
 ええとつまり……ミレーヌも僕と一つになりたかったって事でいいのかな。
 
 「この子ね。ユキナともっと仲良くなりたいって相談してきたからユキナとSEXすればいいんじゃないって…」
 
 「わーわーわー!!」

 楽しそうに笑うセシルさんの口を慌てて塞ぐミレーヌ。
 なんだミレーヌも僕と同じ気持ちだったんだ。
 嬉しくてつい顔がにやけてしまう。
 
 「初々しくていいわね。それでユキナは何回くらいイったの?」
 
 「……5回くらいでしょうか」
 
 「若いわね~♪」
 
 セシルさんの質問に僕は俯きながら答えた。
 隣にいたミレーヌはますます顔を赤くして僕とセシルさんをチラチラと見ている。
 よく考えたらこんなお下品な質問に答えなくてもいい気がする。
 そんな僕達の会話にシグレさんが呆れ果てた様子で呟いた。
 
 「まったく緊張感の欠片もないな。ほら食事をすませてすぐに出発だ」

 これはセシルさんに当分からかわれそうだ。
 僕とミレーヌは恥ずかしくてお互いの顔をまともにみれなかった。
 
 カク村の宿泊施設で用意してくれた食事はパンとオムレツ。
 薄切りにした豚の燻製肉と玉ねぎの入った豆のスープ。
 豪華な食事を準備してくれた事に感謝しつついただくことにする。
 旅先で温かい食事が取れるのはありがたい。
 豪華な食事にシグレさんの機嫌も直ったようだ。
 みんなで食事をしながら作戦を説明してくれる。
 
 「再確認しておくぞ。攫われた村人は付近の洞窟にいると思われる。彼らの救出を最優先にしつつゴブリンと遭遇したら退治だ」
 
 シグレさんの作戦に僕は異論はない。
 あくまで攫われた人を優先するのは当然だと思った。
 
 「でもゴブリンは殆ど駆逐されたはずでしょ?先にゴブリンを倒してからの方がよくない?」
 
 セシルさんがスプーンを弄びながらそう言うとシグレさんは頷いたが
 
 「駆逐したと想定するのは危険だ。奴らは賢い。洞窟すべてをしらみつぶしに掃討していく手間はかけたくない。それに危険だ」
 
 この村の周囲には無数の洞窟があり全てを4人で調べるなんて不可能だし、その間に攫われた人が殺されてしまう。
 洞窟は出口を抑えられたら甚だしく不利だから、他の洞窟にもゴブリンがいたら数で圧倒される。
 いくらシグレさんとセシルさんが強くても危険が大きすぎる。
 
 ゴブリンの掃討は後から行うとして、まず攫われた人を助けようという事になった。
 朝食を食べ終えた僕達は村長さんに挨拶した後、カク村から出発した。
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