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04 追跡
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児童保護施設襲撃事件が発生したのは捜査中だった警官達が何者かに襲撃された翌日のことだった。当日出勤だった施設職員が殺害され、そこにいた子ども達の姿は見当たらず行方不明になっていた。警察は殺人事件と誘拐事件の両方で捜査し、また、一連の事件は同一犯であるとの見方を示した。
関連性はやはり子どもである。
警察は組織的な犯行として特別捜査本部を設置して現在も捜査中とした。
だが、実はあの施設に一人の子どもだけ誘拐されずに警察に保護されたことは今も公になっていない。警察は子どもの安全を最優先に箝口令というかたちをとった。
その子どもは島で保護された子で、いち早く異変に気づき身を隠していたのだ。
犯行は夜中。犯人は複数でほとんどは顔を目出し帽で隠していた。手にはサイレンサーつき銃を所持し、職員をそれで一人一人背後から撃った。この少年の証言は遺体の損傷と一致する。また、二人組だけは目出し帽をつけておらず、一人は少女、もう一人は大男だった。顔は隙間から覗いていた為に残念ながらはっきりとは見ていない。
それでも、これらの少年の証言は捜査する上でかなり参考になった。警察は少年が言う二人組を最重要人物として全力で捜索にあたった。
一方、その最重要人物となってしまった二人組はというと、教会の廃墟でまさにそれを他の仲間に指摘されているところだった。
一人は中折れ帽が似合う見た目紳士の中年男性、片眼鏡をかけ、杖をついていた。その男性の背後には無残にも割れたステンドグラスがあり、壁には無数の傷が残されてあった。
「不覚だったなバウチャー。お前達の行動は目立ち過ぎる。前にも注意した筈だ」
「ふん、何かと思えばそんなこと、コイツに記憶改ざんさせればいいだけのことだろ」
バウチャーと呼ばれた大男は隣に立っている少女の頭を乱暴に撫でた。そのせいで少女の髪は乱れてしまったが、少女は直ぐにはなおさなかった。もし、大男の気に障ればコイツに髪を剃られてしまい兼ねないからだ。
「ルカに頼りきりだ。記憶改ざんと言ったが、どこまで知れ渡っているのか分かっているのか?」
「面倒だな、いっそ殺せばいいだろ」
「そうやってルカの能力を過信するから痕跡を消すのに余計な仕事が増えるのだ。警官をあんなに殺す必要はなかっただろ?」
「いちいちハエのようにうるさい奴だな」
「まだ分からないか。お前のせいで組織が危険に晒されるんだ!」
「お前達もコイツと同じ意見なのか?」
バウチャーはまだ一言も喋っていない仲間へ視線を向けていった。
バウチャーに不満を先程から口にする紳士の横にいる金髪に赤いドレスの少女は答えないのは当然として、組織の実質的ナンバー2の男に自然と全員の視線が向く。
「スチュアート、あんたはどうなんだ?」
バウチャーにそう訊かれたオールバックにしている背筋のいい男の後ろには銀色の鉄のような尻尾が5本動いていた。腕を後ろに組んだ状態は変わらず、顔は影で隠れていた。
「お二人は暫く身を隠しておいた方が宜しいでしょう」
「いいのか? 何もしなくて」
「主様から直々にお二人には待機の命令が下されています」
「なんだよそれ、だったら早く言えよ」
「しかし、スミスの言うとおり二人の行動は組織を危険に晒した」
ようやく大男は軽い口を閉ざし、目つきが変わった。隣にいたルカもスチュアートの言葉にビクッとした。
何故、何故こんな頭の悪い奴のせいで私まで巻き込まれなきゃならないの?
だが、スチュアートの決断は変わらない。
「二人には罰を与えます。皆さん、お二人が罰を素直に受け入ればこの件は水に流しましょう」
沈黙が流れ、それは肯定としてスチュアートに届いた。
「宜しい」
バウチャーは何か言いたげだったが、実質ナンバー2であるスチュアートにいくら馬鹿でも逆らわない方がいいことぐらいは理解出来たようだ。
「それではお二人に鞭打ちと断食一ヶ月の罰を受けてもらいましょう」
ルカは悲鳴をあげたくなった。そして、この馬鹿な大男に殺意が湧いた。
こんな馬鹿、早く死ねばいいのに。
こうして、罰は始まった。
その頃、ロリーはというと喧騒な大都会から抜け出し西の大都会とは正反対にのどかな村へと旅を既に始めていた。
一度はなんでも揃っている大都会に行ってみたいと思っていたが、そこは自分が気に入るような場所ではなかった。人ごみで疲れるし、大都会であればある程に日の当たらない影の場所は深いと感じたからだ。誰かが笑顔でいる裏には誰かの犠牲がいて、大都会はそれで成り立っているような気がする。
ロリーは西へ歩きながら殺された医者について考えた。あの医者は医学界でも名の知れた人物。単なる整形外科ではなかった。もしかしたら、組織の根は思った以上に深いかもしれない。黒幕、その正体を知る前にこの国がいかに腐りきっているか、そっちの方が先に知りそうな予感だ。そして、悪い予感に限ってだいたい当たってしまう。
ロリーは急に立ち止まり、顔を歪めた。
向こう側から禿頭で顔が青白い全裸の中年がまるで骨と皮しかない程に痩せ細った体でふらつきながら歩いていた。どこから歩いてきたのか分からないが、よくあの状態でここまで歩いてこれたと思っていると、その男は力尽きてその場へと転倒した。ロリーは慌ててその男性に駆け寄る。
「大丈夫ですか?」
男は口を僅かに動かすが、何を喋っているのか全く声が届かなかった。ロリーは聞き返していると、男はぐったりとして、ロリーの両腕の中で息絶えた。
その男はロリーがこれから向かう西の方からやって来た。ここから村までの道中の途中に地図を見る限りは何もない筈だ。まさか、村からここまでこの状態で歩いて来たというのか?
あり得ない。
ロリーは本気でそう思った。何故なら、ここから村まで少なくともあと数キロはあるからだ。この男に数キロも歩ける程の体力があったとは思えない。
こうなると道中を疑うことになるが……この道を諦め別の遠回りの道を行くか? ロリーには迷いが生じた。しかし、この男の死因の正体を知りたいと思ったら、ロリーはこの道を行くことを決意した。
その後、男をこのままにするわけにもいかないので近くに穴を掘り埋葬すると、ロリーは時間をだいぶ使った後で再び西へ歩き始めた。
嫌な予感は的中した。村に向かう道中、不審な二人組に遭遇した。まだ、相手の方は気づいていない。こちらは岩の影に隠れながらその二人組の様子を注視していた。
「さっきの男を拷問しても例の少年を知らないようでしたし、やはりロリーは村に来ていないようです。どうしますか?」
「まぁ、少し待ってみよう。ロリーが都会から出たのは確かだ」
その二人組はロリーと同じくらいの少年と、大人の煙草を吸っている女性だ。
それよりも、自分の名前だけでなく都会を出ていること、そして自分が向かっていた村に自分を探していたことの方が驚きだ。何故、こちらの動きが全て把握している?
「ルカがいればもっと任務は楽になっていたと思いますよ。あの男にルカを任せるのは間違いだと思いますが」
「誰が誰と組むかは私達で決めれることではない。まぁ、その意見には同意するが」
茶髪のポニーテールの上にクロッシェを被った三十代かそこらの女性に、隣にいる少年はキャップを被り、身なりも子どもの割にはしっかりしており、ネクタイまでしていた。そして、一番気になるのは少年の方には赤色の尻尾が2本生えているということ。あの女には尻尾がないのか?
「そもそもなんであの男が幹部になれたんですか?」
「知りたいか?」
少年は興味津々な眼差しを送る。
「あの男はな、一人で暗殺任務についた時、その遺体を隠す為に食ったのさ」
「遺体をですか!?」
「そうだ。それが評価に繋がったんだろう」
「イカれてますね。やっぱり馬鹿なんですよ、アイツ」
その時だった。
「誰だ!」
女は少年の気配に気づき鋭い視線を向けた。ロリーは慌ててその場から逃げ出した。
「ロリーだ!」
「ハワード、あのガキを決して逃すな!」
「了解!」
ハワードと呼ばれた少年は全速力でロリーを追いかけた。
関連性はやはり子どもである。
警察は組織的な犯行として特別捜査本部を設置して現在も捜査中とした。
だが、実はあの施設に一人の子どもだけ誘拐されずに警察に保護されたことは今も公になっていない。警察は子どもの安全を最優先に箝口令というかたちをとった。
その子どもは島で保護された子で、いち早く異変に気づき身を隠していたのだ。
犯行は夜中。犯人は複数でほとんどは顔を目出し帽で隠していた。手にはサイレンサーつき銃を所持し、職員をそれで一人一人背後から撃った。この少年の証言は遺体の損傷と一致する。また、二人組だけは目出し帽をつけておらず、一人は少女、もう一人は大男だった。顔は隙間から覗いていた為に残念ながらはっきりとは見ていない。
それでも、これらの少年の証言は捜査する上でかなり参考になった。警察は少年が言う二人組を最重要人物として全力で捜索にあたった。
一方、その最重要人物となってしまった二人組はというと、教会の廃墟でまさにそれを他の仲間に指摘されているところだった。
一人は中折れ帽が似合う見た目紳士の中年男性、片眼鏡をかけ、杖をついていた。その男性の背後には無残にも割れたステンドグラスがあり、壁には無数の傷が残されてあった。
「不覚だったなバウチャー。お前達の行動は目立ち過ぎる。前にも注意した筈だ」
「ふん、何かと思えばそんなこと、コイツに記憶改ざんさせればいいだけのことだろ」
バウチャーと呼ばれた大男は隣に立っている少女の頭を乱暴に撫でた。そのせいで少女の髪は乱れてしまったが、少女は直ぐにはなおさなかった。もし、大男の気に障ればコイツに髪を剃られてしまい兼ねないからだ。
「ルカに頼りきりだ。記憶改ざんと言ったが、どこまで知れ渡っているのか分かっているのか?」
「面倒だな、いっそ殺せばいいだろ」
「そうやってルカの能力を過信するから痕跡を消すのに余計な仕事が増えるのだ。警官をあんなに殺す必要はなかっただろ?」
「いちいちハエのようにうるさい奴だな」
「まだ分からないか。お前のせいで組織が危険に晒されるんだ!」
「お前達もコイツと同じ意見なのか?」
バウチャーはまだ一言も喋っていない仲間へ視線を向けていった。
バウチャーに不満を先程から口にする紳士の横にいる金髪に赤いドレスの少女は答えないのは当然として、組織の実質的ナンバー2の男に自然と全員の視線が向く。
「スチュアート、あんたはどうなんだ?」
バウチャーにそう訊かれたオールバックにしている背筋のいい男の後ろには銀色の鉄のような尻尾が5本動いていた。腕を後ろに組んだ状態は変わらず、顔は影で隠れていた。
「お二人は暫く身を隠しておいた方が宜しいでしょう」
「いいのか? 何もしなくて」
「主様から直々にお二人には待機の命令が下されています」
「なんだよそれ、だったら早く言えよ」
「しかし、スミスの言うとおり二人の行動は組織を危険に晒した」
ようやく大男は軽い口を閉ざし、目つきが変わった。隣にいたルカもスチュアートの言葉にビクッとした。
何故、何故こんな頭の悪い奴のせいで私まで巻き込まれなきゃならないの?
だが、スチュアートの決断は変わらない。
「二人には罰を与えます。皆さん、お二人が罰を素直に受け入ればこの件は水に流しましょう」
沈黙が流れ、それは肯定としてスチュアートに届いた。
「宜しい」
バウチャーは何か言いたげだったが、実質ナンバー2であるスチュアートにいくら馬鹿でも逆らわない方がいいことぐらいは理解出来たようだ。
「それではお二人に鞭打ちと断食一ヶ月の罰を受けてもらいましょう」
ルカは悲鳴をあげたくなった。そして、この馬鹿な大男に殺意が湧いた。
こんな馬鹿、早く死ねばいいのに。
こうして、罰は始まった。
その頃、ロリーはというと喧騒な大都会から抜け出し西の大都会とは正反対にのどかな村へと旅を既に始めていた。
一度はなんでも揃っている大都会に行ってみたいと思っていたが、そこは自分が気に入るような場所ではなかった。人ごみで疲れるし、大都会であればある程に日の当たらない影の場所は深いと感じたからだ。誰かが笑顔でいる裏には誰かの犠牲がいて、大都会はそれで成り立っているような気がする。
ロリーは西へ歩きながら殺された医者について考えた。あの医者は医学界でも名の知れた人物。単なる整形外科ではなかった。もしかしたら、組織の根は思った以上に深いかもしれない。黒幕、その正体を知る前にこの国がいかに腐りきっているか、そっちの方が先に知りそうな予感だ。そして、悪い予感に限ってだいたい当たってしまう。
ロリーは急に立ち止まり、顔を歪めた。
向こう側から禿頭で顔が青白い全裸の中年がまるで骨と皮しかない程に痩せ細った体でふらつきながら歩いていた。どこから歩いてきたのか分からないが、よくあの状態でここまで歩いてこれたと思っていると、その男は力尽きてその場へと転倒した。ロリーは慌ててその男性に駆け寄る。
「大丈夫ですか?」
男は口を僅かに動かすが、何を喋っているのか全く声が届かなかった。ロリーは聞き返していると、男はぐったりとして、ロリーの両腕の中で息絶えた。
その男はロリーがこれから向かう西の方からやって来た。ここから村までの道中の途中に地図を見る限りは何もない筈だ。まさか、村からここまでこの状態で歩いて来たというのか?
あり得ない。
ロリーは本気でそう思った。何故なら、ここから村まで少なくともあと数キロはあるからだ。この男に数キロも歩ける程の体力があったとは思えない。
こうなると道中を疑うことになるが……この道を諦め別の遠回りの道を行くか? ロリーには迷いが生じた。しかし、この男の死因の正体を知りたいと思ったら、ロリーはこの道を行くことを決意した。
その後、男をこのままにするわけにもいかないので近くに穴を掘り埋葬すると、ロリーは時間をだいぶ使った後で再び西へ歩き始めた。
嫌な予感は的中した。村に向かう道中、不審な二人組に遭遇した。まだ、相手の方は気づいていない。こちらは岩の影に隠れながらその二人組の様子を注視していた。
「さっきの男を拷問しても例の少年を知らないようでしたし、やはりロリーは村に来ていないようです。どうしますか?」
「まぁ、少し待ってみよう。ロリーが都会から出たのは確かだ」
その二人組はロリーと同じくらいの少年と、大人の煙草を吸っている女性だ。
それよりも、自分の名前だけでなく都会を出ていること、そして自分が向かっていた村に自分を探していたことの方が驚きだ。何故、こちらの動きが全て把握している?
「ルカがいればもっと任務は楽になっていたと思いますよ。あの男にルカを任せるのは間違いだと思いますが」
「誰が誰と組むかは私達で決めれることではない。まぁ、その意見には同意するが」
茶髪のポニーテールの上にクロッシェを被った三十代かそこらの女性に、隣にいる少年はキャップを被り、身なりも子どもの割にはしっかりしており、ネクタイまでしていた。そして、一番気になるのは少年の方には赤色の尻尾が2本生えているということ。あの女には尻尾がないのか?
「そもそもなんであの男が幹部になれたんですか?」
「知りたいか?」
少年は興味津々な眼差しを送る。
「あの男はな、一人で暗殺任務についた時、その遺体を隠す為に食ったのさ」
「遺体をですか!?」
「そうだ。それが評価に繋がったんだろう」
「イカれてますね。やっぱり馬鹿なんですよ、アイツ」
その時だった。
「誰だ!」
女は少年の気配に気づき鋭い視線を向けた。ロリーは慌ててその場から逃げ出した。
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