21 / 27
大事にしてくれる人
しおりを挟む
-
真剣な顔のアスファーが再び近づいてきて、唇を触れ合わされる。
「ふ、……ん、ぅ……、」
ぬるりとした肉厚な舌が咥内に這入り込んできて、粘膜を舐め上げられる。くちゅくちゅと卑猥な唾液の音が羞恥と興奮を煽った。
決して強引さも乱暴さもない口づけなのに、まるで体は操られているように動かない。俺はただただアスファーに舌を吸われるままにびくびくと背筋を震わせた。
「好きだよ、ウィチ」
長すぎる口づけが解かれ耳元で囁かれて、呼気が耳を擽り体が跳ねた。
「すぐに俺を好きなってくれとは言わないから……俺のことが嫌いじゃないなら、抱かせてほしい」
「や、……、まって、」
あっさりベッドに押し倒されて、ますます体は動かなくなる。もぞもぞとシーツの上で身を揺らすけど、彼は気にした様子もなくシャツをめくり素肌に触れてくる。恋焦がれた男の手の熱に鳥肌が立つけれど、その手を押し留めた。
「ん?どうした?怖い?」
「ちが、う」
まだ子供に言い聞かせるみたいな彼の甘い声に、首を横に振る。
これからセックスしようって時に、水を掛けるようなことは言いたくない。
好きな人とできるんだから、せめて彼がしたいって思っている時に従順に足を開くべきだ__今まで、ずっとそう思って口を噤んできていた。
でも、俺は恐怖で萎えそうなる心をなんとか奮い立たせて言葉を紡いだ。
「アスファー、……俺、その、重いやつだから、こういうことしたら本気になるっていうか、割り切れないっていうか、」
今までの彼氏は、みんなすぐに俺から離れていった。
俺に飽きたから。
他に好きな人ができたから。
俺が重たすぎて面倒になったから。
大事にされない恋愛を何度もしてきたけど、慣れることは一向になかった。
こんな予防線を張るようなことはしたくないけど……もしこれでセックスして舞い上がってからアスファーに捨てられたら、俺は生きていけない。
「俺、できるだけヤキモチとか焼かないようにするけど、アスファーがこの先も他の人とかと寝るつもりなら……俺とするのはやめたほうがいいと思って。俺、たぶん凄い泣くし喚くしウザい奴になると思う」
「……ウィチ?さっき、お前は俺の番だっていっただろう?」
「番かもしれないけど、でも、それと浮気するかしないかは別物だろ。って言うか、そもそも俺……その、恋人みたいな扱いってことでいいの、かな?それともヤるのって今日だけのつもりだった?」
「そうか……。ウィチは、まだ分かってないのか」
アスファーが剣呑に目を細める。
掌が伸びてきた、と思ったら、シャツが無理やり開かれてボタンが弾き飛んだ。
そのまま首筋に唇が触れた、と思ったら歯を立てて甘く噛みつかれた。
「え、?ぁ、あ!」
「番は竜人にとって、ウィチが思っているよりもずっと大事なことだ。他の相手なんて目に入るわけがない。お前が嫌がっても絶対に逃がさないし一生手放さない……そう思うほどにはお前に狂っているんだ。ウィチ、お前しかいらないと何度言えば分かる?」
首筋を舐められ、舌がそのまま胸まで降りてくる。
あちこちを吸われていくつも赤く鬱血の痕を残された。
「今日だけなわけないだろう。お前の過去に嫉妬しておかしくなりそうなのに、未来まで誰かに譲って堪るか」
指先で弄られて痛いほどに尖った乳首を、舌先で舐め転がされて、むず痒いような刺激に腰が震える。
「ん、……ぅ、んん、」
「唇を噛んだらダメだ。傷がつく」
唇を噛みしめていると、口の中に指を差し込まれる。
だらだらと口の端から唾液が零れて、顔に朱が昇った。
だが恥ずかしがる俺を見下ろしたアスファーは、まるで小動物を甚振る肉食獣のように悪辣に笑った。
「ウィチは、可愛いし、いやらしいな」
興奮に舌なめずりをするような声で呟かれる。
掌が下肢に伸びて来て、あっさりと下穿きごと取り去られた。
足を大きく割り開かれて、すでに兆していた陰茎を掴まれる。
くちくちと濡れた音がするのは自分が零した先走りだろう。
それが妙に恥ずかしくて足を閉じようとするけど、どこをどう抑えているのかぴくりとも動かない。
ただただ彼の手管に翻弄されて体に熱が溜まっていく。
「あ、ぁあ、あ、や、ぁ」
「気持ちいい?」
もう今にも達してしまいそうな陰茎を弄ばれて、俺はどうすることもできなくて涙目で喘ぐ。
乱れる俺に頬を吊り上げたアスファーは、ベッドサイドから何か取り出したかと思うと、粘り気のあるものを掌に伸ばした。
「好きだよ、ウィチ。早く、お前が俺だけのものだって分かってくれ」
後孔にそっと指が這わされて、ゆっくりと指が這入ってくる。
内壁を押し分けるように蠢くそれに、体を内側から暴かれて、俺は声にならない声を上げた。
ぬちゅぬちゅと指が出し入れされて、気持ちのいいところを見つけられてしまい、体が反応するのを隠せない。
まだ信じられないことはいっぱいある。
俺はもともと誰にも大事にされない人間で、恋人運なんか皆無で、俺に優しい恋人ができるなんてありえない。
それに竜人も竜も、この世界のことは分からないことばかりだ。
でも___
「ウィチ、何考えているんだ?」
「ひ、ぁんっ、!」
胸の突起を抓られて甲高い声が漏れる。
じんじんと痛みを訴えるそこから彼はすぐに手を放し、代わりに厚い舌でべろりと舐め上げられた。
尖らせた舌先でぐりぐりと苛められ、痛みがじんとした快感に変わっていく。
「や、……アス、ファー」
「俺以外のことを考えないでくれ。お前の心の中も、頭の中も独占したい」
耳元で囁かれる甘い言葉。
でも美しい緑の瞳には、燃えるような熱が燻っている。
ちりちりと燃えるようなその炎に炙られて、俺は強張っていた心がゆっくりと溶けだすのを感じた。
「……俺の、中はアスファーだけ、」
腕を伸ばして、そっとアスファーの首に抱き着く。
近づいた頬に口付けて、胸に顔をうずめる。
もうだめだ。
この気持ちを隠してなんていられない。
俺は誰にも大事にされないから、と心にかけていた枷が外れてしまう。
彼のことが好きで、__それを伝えずにはいられなくて、言葉を重ねた。
「出会ってからずっと、ずっとこうなりたいって思ってた。アスファー、好きだよ、これからもずっと好きだ」
「ウィチ……、本当に?」
がくがくと首を縦に振ると、アスファーはどこか張りつめていた雰囲気をやわらげて、眦を下げた。
「好きだよ。死ぬまで離さないから、覚悟してくれ」
アスファーの腕に力が籠って、窒息しそうなほど強く抱きしめられる。
苦しいはずなのにそれが心地よかった。
後孔を押し広げていた指が抜き出され、熱くて太いものが押し当てられる。
少し怖いほどの熱を感じて、でも俺はそれが嬉しくて、目を閉じた。
俺はきっと、ずっと大事にしてくれる人を探していたんだろう。
俺が全力で大事にできて、その気持ちを返してくれるような恋人を。
その相手がまさか人じゃないとは思わなかったけど。
それでも耳元で繰り返し囁かれる「愛している」という言葉に、俺は目元から涙が零れるのを感じた。
-------------
アスファー:3128歳。ウィチと会う前は実はあちこちで摘まみ食いしていた遊び(竜)人。ウィチがそのことを知って、一人でもやもやするのはまた近い将来の話。
ウィチ:竜の体液を取り込んだので不老長寿になるご都合設定(だが本人は知らない)。今後はアスファーの想像以上の束縛っぷりに悩まされる。それを、自分の過去の彼氏を気にしているのかな……と強く出れない可哀そうな人。
真剣な顔のアスファーが再び近づいてきて、唇を触れ合わされる。
「ふ、……ん、ぅ……、」
ぬるりとした肉厚な舌が咥内に這入り込んできて、粘膜を舐め上げられる。くちゅくちゅと卑猥な唾液の音が羞恥と興奮を煽った。
決して強引さも乱暴さもない口づけなのに、まるで体は操られているように動かない。俺はただただアスファーに舌を吸われるままにびくびくと背筋を震わせた。
「好きだよ、ウィチ」
長すぎる口づけが解かれ耳元で囁かれて、呼気が耳を擽り体が跳ねた。
「すぐに俺を好きなってくれとは言わないから……俺のことが嫌いじゃないなら、抱かせてほしい」
「や、……、まって、」
あっさりベッドに押し倒されて、ますます体は動かなくなる。もぞもぞとシーツの上で身を揺らすけど、彼は気にした様子もなくシャツをめくり素肌に触れてくる。恋焦がれた男の手の熱に鳥肌が立つけれど、その手を押し留めた。
「ん?どうした?怖い?」
「ちが、う」
まだ子供に言い聞かせるみたいな彼の甘い声に、首を横に振る。
これからセックスしようって時に、水を掛けるようなことは言いたくない。
好きな人とできるんだから、せめて彼がしたいって思っている時に従順に足を開くべきだ__今まで、ずっとそう思って口を噤んできていた。
でも、俺は恐怖で萎えそうなる心をなんとか奮い立たせて言葉を紡いだ。
「アスファー、……俺、その、重いやつだから、こういうことしたら本気になるっていうか、割り切れないっていうか、」
今までの彼氏は、みんなすぐに俺から離れていった。
俺に飽きたから。
他に好きな人ができたから。
俺が重たすぎて面倒になったから。
大事にされない恋愛を何度もしてきたけど、慣れることは一向になかった。
こんな予防線を張るようなことはしたくないけど……もしこれでセックスして舞い上がってからアスファーに捨てられたら、俺は生きていけない。
「俺、できるだけヤキモチとか焼かないようにするけど、アスファーがこの先も他の人とかと寝るつもりなら……俺とするのはやめたほうがいいと思って。俺、たぶん凄い泣くし喚くしウザい奴になると思う」
「……ウィチ?さっき、お前は俺の番だっていっただろう?」
「番かもしれないけど、でも、それと浮気するかしないかは別物だろ。って言うか、そもそも俺……その、恋人みたいな扱いってことでいいの、かな?それともヤるのって今日だけのつもりだった?」
「そうか……。ウィチは、まだ分かってないのか」
アスファーが剣呑に目を細める。
掌が伸びてきた、と思ったら、シャツが無理やり開かれてボタンが弾き飛んだ。
そのまま首筋に唇が触れた、と思ったら歯を立てて甘く噛みつかれた。
「え、?ぁ、あ!」
「番は竜人にとって、ウィチが思っているよりもずっと大事なことだ。他の相手なんて目に入るわけがない。お前が嫌がっても絶対に逃がさないし一生手放さない……そう思うほどにはお前に狂っているんだ。ウィチ、お前しかいらないと何度言えば分かる?」
首筋を舐められ、舌がそのまま胸まで降りてくる。
あちこちを吸われていくつも赤く鬱血の痕を残された。
「今日だけなわけないだろう。お前の過去に嫉妬しておかしくなりそうなのに、未来まで誰かに譲って堪るか」
指先で弄られて痛いほどに尖った乳首を、舌先で舐め転がされて、むず痒いような刺激に腰が震える。
「ん、……ぅ、んん、」
「唇を噛んだらダメだ。傷がつく」
唇を噛みしめていると、口の中に指を差し込まれる。
だらだらと口の端から唾液が零れて、顔に朱が昇った。
だが恥ずかしがる俺を見下ろしたアスファーは、まるで小動物を甚振る肉食獣のように悪辣に笑った。
「ウィチは、可愛いし、いやらしいな」
興奮に舌なめずりをするような声で呟かれる。
掌が下肢に伸びて来て、あっさりと下穿きごと取り去られた。
足を大きく割り開かれて、すでに兆していた陰茎を掴まれる。
くちくちと濡れた音がするのは自分が零した先走りだろう。
それが妙に恥ずかしくて足を閉じようとするけど、どこをどう抑えているのかぴくりとも動かない。
ただただ彼の手管に翻弄されて体に熱が溜まっていく。
「あ、ぁあ、あ、や、ぁ」
「気持ちいい?」
もう今にも達してしまいそうな陰茎を弄ばれて、俺はどうすることもできなくて涙目で喘ぐ。
乱れる俺に頬を吊り上げたアスファーは、ベッドサイドから何か取り出したかと思うと、粘り気のあるものを掌に伸ばした。
「好きだよ、ウィチ。早く、お前が俺だけのものだって分かってくれ」
後孔にそっと指が這わされて、ゆっくりと指が這入ってくる。
内壁を押し分けるように蠢くそれに、体を内側から暴かれて、俺は声にならない声を上げた。
ぬちゅぬちゅと指が出し入れされて、気持ちのいいところを見つけられてしまい、体が反応するのを隠せない。
まだ信じられないことはいっぱいある。
俺はもともと誰にも大事にされない人間で、恋人運なんか皆無で、俺に優しい恋人ができるなんてありえない。
それに竜人も竜も、この世界のことは分からないことばかりだ。
でも___
「ウィチ、何考えているんだ?」
「ひ、ぁんっ、!」
胸の突起を抓られて甲高い声が漏れる。
じんじんと痛みを訴えるそこから彼はすぐに手を放し、代わりに厚い舌でべろりと舐め上げられた。
尖らせた舌先でぐりぐりと苛められ、痛みがじんとした快感に変わっていく。
「や、……アス、ファー」
「俺以外のことを考えないでくれ。お前の心の中も、頭の中も独占したい」
耳元で囁かれる甘い言葉。
でも美しい緑の瞳には、燃えるような熱が燻っている。
ちりちりと燃えるようなその炎に炙られて、俺は強張っていた心がゆっくりと溶けだすのを感じた。
「……俺の、中はアスファーだけ、」
腕を伸ばして、そっとアスファーの首に抱き着く。
近づいた頬に口付けて、胸に顔をうずめる。
もうだめだ。
この気持ちを隠してなんていられない。
俺は誰にも大事にされないから、と心にかけていた枷が外れてしまう。
彼のことが好きで、__それを伝えずにはいられなくて、言葉を重ねた。
「出会ってからずっと、ずっとこうなりたいって思ってた。アスファー、好きだよ、これからもずっと好きだ」
「ウィチ……、本当に?」
がくがくと首を縦に振ると、アスファーはどこか張りつめていた雰囲気をやわらげて、眦を下げた。
「好きだよ。死ぬまで離さないから、覚悟してくれ」
アスファーの腕に力が籠って、窒息しそうなほど強く抱きしめられる。
苦しいはずなのにそれが心地よかった。
後孔を押し広げていた指が抜き出され、熱くて太いものが押し当てられる。
少し怖いほどの熱を感じて、でも俺はそれが嬉しくて、目を閉じた。
俺はきっと、ずっと大事にしてくれる人を探していたんだろう。
俺が全力で大事にできて、その気持ちを返してくれるような恋人を。
その相手がまさか人じゃないとは思わなかったけど。
それでも耳元で繰り返し囁かれる「愛している」という言葉に、俺は目元から涙が零れるのを感じた。
-------------
アスファー:3128歳。ウィチと会う前は実はあちこちで摘まみ食いしていた遊び(竜)人。ウィチがそのことを知って、一人でもやもやするのはまた近い将来の話。
ウィチ:竜の体液を取り込んだので不老長寿になるご都合設定(だが本人は知らない)。今後はアスファーの想像以上の束縛っぷりに悩まされる。それを、自分の過去の彼氏を気にしているのかな……と強く出れない可哀そうな人。
262
お気に入りに追加
4,316
あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

【完結】婚約破棄された僕はギルドのドSリーダー様に溺愛されています
八神紫音
BL
魔道士はひ弱そうだからいらない。
そういう理由で国の姫から婚約破棄されて追放された僕は、隣国のギルドの町へとたどり着く。
そこでドSなギルドリーダー様に拾われて、
ギルドのみんなに可愛いとちやほやされることに……。

兄たちが弟を可愛がりすぎです
クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!?
メイド、王子って、俺も王子!?
おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?!
涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。
1日の話しが長い物語です。
誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。

弟のために悪役になる!~ヒロインに会うまで可愛がった結果~
荷居人(にいと)
BL
BL大賞20位。読者様ありがとうございました。
弟が生まれた日、足を滑らせ、階段から落ち、頭を打った俺は、前世の記憶を思い出す。
そして知る。今の自分は乙女ゲーム『王座の証』で平凡な顔、平凡な頭、平凡な運動能力、全てに置いて普通、全てに置いて完璧で優秀な弟はどんなに後に生まれようと次期王の継承権がいく、王にふさわしい赤の瞳と黒髪を持ち、親の愛さえ奪った弟に恨みを覚える悪役の兄であると。
でも今の俺はそんな弟の苦労を知っているし、生まれたばかりの弟は可愛い。
そんな可愛い弟が幸せになるためにはヒロインと結婚して王になることだろう。悪役になれば死ぬ。わかってはいるが、前世の後悔を繰り返さないため、将来処刑されるとわかっていたとしても、弟の幸せを願います!
・・・でもヒロインに会うまでは可愛がってもいいよね?
本編は完結。番外編が本編越えたのでタイトルも変えた。ある意味間違ってはいない。可愛がらなければ番外編もないのだから。
そしてまさかのモブの恋愛まで始まったようだ。
お気に入り1000突破は私の作品の中で初作品でございます!ありがとうございます!
2018/10/10より章の整理を致しました。ご迷惑おかけします。
2018/10/7.23時25分確認。BLランキング1位だと・・・?
2018/10/24.話がワンパターン化してきた気がするのでまた意欲が湧き、書きたいネタができるまでとりあえず完結といたします。
2018/11/3.久々の更新。BL小説大賞応募したので思い付きを更新してみました。

王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる