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第2章 審判の関所
2-20 考察は月夜が映えるプールサイドで
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「……えっと、さっきの錬成アイテムは……」
――長方形に空いた穴に張られた水の表面が、ふわりと優しく風で凪ぐ。水面に映える大きな三日月も、風とともに細波のように小さく震える。意識しなければ、ここがダンジョンだと忘れてしまうこの空間。
紺青の空に、大きな三日月。心地よく凪ぐ風と、頭上には紺青の空を絶えず彩る、数多の流れ星。
ここは、『プールサイド』と呼ぶらしい。長方形に空いた穴は『プール』と呼び、その側の開けた地を『プールサイド』と。
無事に3時間目の体育の時間、『体育館』での審判を終えたミミリたち。またもや強制転移されたミミリたちはプールサイドにて【マジックバッグ】から出した丸いテーブルを囲んで椅子に腰掛けていた。
テーブルの上には、お待ちかねの【ぷるみずまんじゅう】。そしてホットミンティー。
絶景の夜空を背景に、ミミリはくまゴロー先生から質問されていた錬成アイテムについて、説明しようとしていたところだ。
「ミミリさん、ご説明は嬉しいですが、貴方のご両親についてお聞きになりたいはず」
「……は、はい」
いざ、両親の話に触れようとすると、ミミリの手は小刻みに震えてしまう。
ゼラは、勇気を出してミミリの手をギュッと握ろうとした。しかしミミリはそれに気づかずに、心の平穏を求めるべく隣にいたうさみを抱っこする。
行き場を無くしたゼラの手がおずおずとゼラの膝の上に帰っていくのを見て、うさみは心の中で軽く毒づいた。
……体育館から持ち越された、スケコマシへの「成敗の時」よ? なぁんてね、さすがに可哀想かしら。
――ピロン!
『何から話せばよいのか悩むところではありますが……。知る限りの全てを、お話ししましょう。騎士と魔法使いは、この審判の関所を2回クリアしています』
「それは、行きと帰りでってことよね、おそらく。2回とも、2人パーティー? それとも、ミミリみたいな赤ちゃんは抱っこしていたの?」
『いずれも2人パーティーでしたね。……ただ』
「「「ただ……?」」」
ミミうさ探検隊の全員が、口を揃えて確認する。
『……初めて訪れた時、彼女のお腹は大きかった。ご妊娠されていたのでしょう。今思えばあの時お腹にいたのはミミリだったのですね』
「……そうなんだ」
ミミリは初めて知る事実をどのように受け止めてよいかわからず、ただポツリと呟くのみ。次いで口を開いたのは、くまゴロー先生だった。
「装飾品については明確に覚えてはいませんでしたが、彼らのダンジョン攻略は素晴らしかったことは記憶しています。例を挙げるならば、先ほどの『体育館』」
『確かに、素晴らしかったですね』
「騎士の彼は、助っ人モンスター、つまりはダークぷるの踏切板なしに、たった一度の跳躍のみで50段を跳び越えましたから。それも、白い布に手をつくこともなく」
「……想像もできないよ、そんなの」
ゼラは跳び箱に挑戦した人物だからこその想いを一言に込めた。
『想像もできない』、としか言いようがなかった。
錬成アイテムも踏切板も無しにあの高さの跳び箱を跳び越えるなんて。身体能力が優れているからだと一蹴できないほどの事実に、ゼラは空いた口が塞がらない。
そしてピロンは話を続けた。
『あと私が語れることは、2回目にこのダンジョンを訪れた時には、お腹は大きくなかったということ。そして、片耳にはエメラルドグリーンのイヤリングを着けていたということです』
「……でも、その時はアルヒから託されたものだとは気がつかなかったのよね?」
『えぇ。そもそも私はこの審判の関所のただの案内人。しがないポップアップですから。本来は挑戦者である貴方たちと、馴れ合うことなどあってはならない』
「……なるほどね。気さくに会話することもなければ、打ち解けることもなく、互いに身の上も語らないってことね」
ここまで話が終わって、うさみもゼラもミミリの表情をチラリと確認する。うさみはミミリの腕の中から。ゼラはミミリの隣から。
心配に反して、逞しいミミリ。
今回手に入れた情報量は決して多くはないが、確実に一歩前進したことに、ミミリは満足しているようだ。
「私ね、すごいなぁって思うの。騎士のパパって、とっても強い人なのかなぁって」
「えぇ。それは断言できます。貴方たちもご両親もなんなくクリアしていくので驚きますが、この審判の関所は名を馳せるほどの手練れでなければ本来クリアできませんから」
「ちなみに、他にも挑戦者はいましたよね? クリアできなかった人はどうなったんですか?」
ゼラの質問に、くまゴロー先生の表情は一気に引き締まり、微笑みもせずに真顔で答える。
「ダンジョンから出て行かれましたよ」
「やっぱりこのダンジョンに入る前にミミリが署名した《免責同意書》は脅し文句だったのね!」
うさみの解釈に、くまゴロー先生の眉間の皺が更に深く刻まれる。
「いいえ、あの《免責同意書》は脅し文句ではなく真実です」
「……じゃあ」
「出て行っていただいたのですよ。クリア失敗の責任をとって、冷たく動かなくなった身体で」
「「「――‼︎」」」
くまゴロー先生の凍てつく発言に、ミミリたちは身も心も凍らせた。
「……私が署名した《免責同意書》、本物だったんですね。流しそうめん大会も楽しかったし、ついついダンジョンだって忘ちゃいそうになるくらいなのに」
声を震わせて質問するミミリに対して、漸くクスリと微笑むくまゴロー先生。
「ふふ。そうなのです、ミミリさん。貴方たちのパーティーには、私もピロンさんも困っています。忖度なしの審判でなければならないのに、どうにも甘くしてしまいたくなる」
「では、改めて伺ってよろしいでしょうか。体育館での、あの素晴らしい錬成アイテムについて」
「俺も知りたいんだよ、ミミリ! 踏切板はものすごい反発力だったのに、マットの方はすごい吸引力だったんだよ!」
「えっと、その、あのね……」
……むぎゅ!
「ぐえっ!」
「あっ、ごめん、うさみ!」
褒められ慣れていないミミリは、照れるあまり思わずうさみを抱きしめる腕の力を強めてしまった。
ミミリは落ち着いて順番に説明しようと思ったが、実物を見たほうがわかりやすいかもしれないと考え、プールサイドの灰白色で無機質な床に2つの錬成アイテムを【マジックバッグ】から取り出してそっと置いた。手にはもちろん、【絶縁の軍手(グローブ)】をしっかりとはめて。
【ぷるゼラチンマット(陽) 良質 ぷるぷる 特殊効果:陰の雷属性を帯びた対象を吸引し、陽の雷属性を帯びた対象は反発する】
【ぷるゼラチンマット(陰) 良質 ぷるぷる 特殊効果:陽の雷属性を帯びた対象を吸引し、陰の雷属性を帯びた対象は反発する】
「見た目は一緒だし、材料もほぼ一緒なんだけどね。材料の雷電石」が違うの」
「……え、雷電石って何種類かあったかしら」
「私も最初は気がつかなかったんだけどね……」
と言いながら、ミミリは【マジックバッグ】の中から3つの雷電石を取り出した。
・雷電石(無属性)
・雷電石(陽属性)
・雷電石(陰属性)
「う、俺には全く同じにしか見えないけど。俺に錬金術の知識がないせいかもしれないけど」
「私にも同じに見えるわ!」
ゼラとうさみが言うように、見た目はまるで同じであるため違いがあるとは思いもしないのは当然だ。黄とも金ともいえない光を等しく放つこの石に、まさか違いがあったとは。
「見た目は同じだよね。私は採集作業の時、いつも【絶縁の軍手(グローブ)】はめてるなら尚のことわからなかったんだけど……。ゼラくん、雷属性を手に纏って、触ってみて?」
「あ、あぁ」
ゼラはミミリに言われるがまま、手に雷属性を纏わせて雷電石との接触を試みた。
――カツ! コロコロコロコロ……
3つの違いは明白だった。
変化なく微動だにしない石と。
自らすっぽりとゼラの手のひらへ収まってきた石と。
まるで拒絶反応かのように反発してコロコロ遠くの方へ転がっていった石と。
まさに三者三様の違いがこれらにはあった。
「やっぱりゼラくんが纏う雷は陽属性だったんだね! ゼラくんの手のひらの雷電石は陰属性だよ」
「なるほど、ミミリさんの発想力には脱帽です」
「えへへ……どうして反発したり吸引したりするのかはわからないけど。それに、【雷電石の粉末】作ってる時に、たまたま気が付いただけなんです」
ミミリは照れ隠しにペロッと舌を出し鼻を擦る。
この【ぷるゼラチンマット】は、胸を張って自慢してもおかしくはないレベルの錬成。そして驚くべき分析力と着眼点だというのに、鼻にもかけないミミリの謙虚さ。
くまゴロー先生は、思わずクスリと笑ってしまう。
「【ぷるゼラチンマット】……。これほどの品質のものを偶然と閃きで作るとは。……これだから困るのです、貴方たちのパーティーは。ついつい肩入れしたくなってしまう」
――長方形に空いた穴に張られた水の表面が、ふわりと優しく風で凪ぐ。水面に映える大きな三日月も、風とともに細波のように小さく震える。意識しなければ、ここがダンジョンだと忘れてしまうこの空間。
紺青の空に、大きな三日月。心地よく凪ぐ風と、頭上には紺青の空を絶えず彩る、数多の流れ星。
ここは、『プールサイド』と呼ぶらしい。長方形に空いた穴は『プール』と呼び、その側の開けた地を『プールサイド』と。
無事に3時間目の体育の時間、『体育館』での審判を終えたミミリたち。またもや強制転移されたミミリたちはプールサイドにて【マジックバッグ】から出した丸いテーブルを囲んで椅子に腰掛けていた。
テーブルの上には、お待ちかねの【ぷるみずまんじゅう】。そしてホットミンティー。
絶景の夜空を背景に、ミミリはくまゴロー先生から質問されていた錬成アイテムについて、説明しようとしていたところだ。
「ミミリさん、ご説明は嬉しいですが、貴方のご両親についてお聞きになりたいはず」
「……は、はい」
いざ、両親の話に触れようとすると、ミミリの手は小刻みに震えてしまう。
ゼラは、勇気を出してミミリの手をギュッと握ろうとした。しかしミミリはそれに気づかずに、心の平穏を求めるべく隣にいたうさみを抱っこする。
行き場を無くしたゼラの手がおずおずとゼラの膝の上に帰っていくのを見て、うさみは心の中で軽く毒づいた。
……体育館から持ち越された、スケコマシへの「成敗の時」よ? なぁんてね、さすがに可哀想かしら。
――ピロン!
『何から話せばよいのか悩むところではありますが……。知る限りの全てを、お話ししましょう。騎士と魔法使いは、この審判の関所を2回クリアしています』
「それは、行きと帰りでってことよね、おそらく。2回とも、2人パーティー? それとも、ミミリみたいな赤ちゃんは抱っこしていたの?」
『いずれも2人パーティーでしたね。……ただ』
「「「ただ……?」」」
ミミうさ探検隊の全員が、口を揃えて確認する。
『……初めて訪れた時、彼女のお腹は大きかった。ご妊娠されていたのでしょう。今思えばあの時お腹にいたのはミミリだったのですね』
「……そうなんだ」
ミミリは初めて知る事実をどのように受け止めてよいかわからず、ただポツリと呟くのみ。次いで口を開いたのは、くまゴロー先生だった。
「装飾品については明確に覚えてはいませんでしたが、彼らのダンジョン攻略は素晴らしかったことは記憶しています。例を挙げるならば、先ほどの『体育館』」
『確かに、素晴らしかったですね』
「騎士の彼は、助っ人モンスター、つまりはダークぷるの踏切板なしに、たった一度の跳躍のみで50段を跳び越えましたから。それも、白い布に手をつくこともなく」
「……想像もできないよ、そんなの」
ゼラは跳び箱に挑戦した人物だからこその想いを一言に込めた。
『想像もできない』、としか言いようがなかった。
錬成アイテムも踏切板も無しにあの高さの跳び箱を跳び越えるなんて。身体能力が優れているからだと一蹴できないほどの事実に、ゼラは空いた口が塞がらない。
そしてピロンは話を続けた。
『あと私が語れることは、2回目にこのダンジョンを訪れた時には、お腹は大きくなかったということ。そして、片耳にはエメラルドグリーンのイヤリングを着けていたということです』
「……でも、その時はアルヒから託されたものだとは気がつかなかったのよね?」
『えぇ。そもそも私はこの審判の関所のただの案内人。しがないポップアップですから。本来は挑戦者である貴方たちと、馴れ合うことなどあってはならない』
「……なるほどね。気さくに会話することもなければ、打ち解けることもなく、互いに身の上も語らないってことね」
ここまで話が終わって、うさみもゼラもミミリの表情をチラリと確認する。うさみはミミリの腕の中から。ゼラはミミリの隣から。
心配に反して、逞しいミミリ。
今回手に入れた情報量は決して多くはないが、確実に一歩前進したことに、ミミリは満足しているようだ。
「私ね、すごいなぁって思うの。騎士のパパって、とっても強い人なのかなぁって」
「えぇ。それは断言できます。貴方たちもご両親もなんなくクリアしていくので驚きますが、この審判の関所は名を馳せるほどの手練れでなければ本来クリアできませんから」
「ちなみに、他にも挑戦者はいましたよね? クリアできなかった人はどうなったんですか?」
ゼラの質問に、くまゴロー先生の表情は一気に引き締まり、微笑みもせずに真顔で答える。
「ダンジョンから出て行かれましたよ」
「やっぱりこのダンジョンに入る前にミミリが署名した《免責同意書》は脅し文句だったのね!」
うさみの解釈に、くまゴロー先生の眉間の皺が更に深く刻まれる。
「いいえ、あの《免責同意書》は脅し文句ではなく真実です」
「……じゃあ」
「出て行っていただいたのですよ。クリア失敗の責任をとって、冷たく動かなくなった身体で」
「「「――‼︎」」」
くまゴロー先生の凍てつく発言に、ミミリたちは身も心も凍らせた。
「……私が署名した《免責同意書》、本物だったんですね。流しそうめん大会も楽しかったし、ついついダンジョンだって忘ちゃいそうになるくらいなのに」
声を震わせて質問するミミリに対して、漸くクスリと微笑むくまゴロー先生。
「ふふ。そうなのです、ミミリさん。貴方たちのパーティーには、私もピロンさんも困っています。忖度なしの審判でなければならないのに、どうにも甘くしてしまいたくなる」
「では、改めて伺ってよろしいでしょうか。体育館での、あの素晴らしい錬成アイテムについて」
「俺も知りたいんだよ、ミミリ! 踏切板はものすごい反発力だったのに、マットの方はすごい吸引力だったんだよ!」
「えっと、その、あのね……」
……むぎゅ!
「ぐえっ!」
「あっ、ごめん、うさみ!」
褒められ慣れていないミミリは、照れるあまり思わずうさみを抱きしめる腕の力を強めてしまった。
ミミリは落ち着いて順番に説明しようと思ったが、実物を見たほうがわかりやすいかもしれないと考え、プールサイドの灰白色で無機質な床に2つの錬成アイテムを【マジックバッグ】から取り出してそっと置いた。手にはもちろん、【絶縁の軍手(グローブ)】をしっかりとはめて。
【ぷるゼラチンマット(陽) 良質 ぷるぷる 特殊効果:陰の雷属性を帯びた対象を吸引し、陽の雷属性を帯びた対象は反発する】
【ぷるゼラチンマット(陰) 良質 ぷるぷる 特殊効果:陽の雷属性を帯びた対象を吸引し、陰の雷属性を帯びた対象は反発する】
「見た目は一緒だし、材料もほぼ一緒なんだけどね。材料の雷電石」が違うの」
「……え、雷電石って何種類かあったかしら」
「私も最初は気がつかなかったんだけどね……」
と言いながら、ミミリは【マジックバッグ】の中から3つの雷電石を取り出した。
・雷電石(無属性)
・雷電石(陽属性)
・雷電石(陰属性)
「う、俺には全く同じにしか見えないけど。俺に錬金術の知識がないせいかもしれないけど」
「私にも同じに見えるわ!」
ゼラとうさみが言うように、見た目はまるで同じであるため違いがあるとは思いもしないのは当然だ。黄とも金ともいえない光を等しく放つこの石に、まさか違いがあったとは。
「見た目は同じだよね。私は採集作業の時、いつも【絶縁の軍手(グローブ)】はめてるなら尚のことわからなかったんだけど……。ゼラくん、雷属性を手に纏って、触ってみて?」
「あ、あぁ」
ゼラはミミリに言われるがまま、手に雷属性を纏わせて雷電石との接触を試みた。
――カツ! コロコロコロコロ……
3つの違いは明白だった。
変化なく微動だにしない石と。
自らすっぽりとゼラの手のひらへ収まってきた石と。
まるで拒絶反応かのように反発してコロコロ遠くの方へ転がっていった石と。
まさに三者三様の違いがこれらにはあった。
「やっぱりゼラくんが纏う雷は陽属性だったんだね! ゼラくんの手のひらの雷電石は陰属性だよ」
「なるほど、ミミリさんの発想力には脱帽です」
「えへへ……どうして反発したり吸引したりするのかはわからないけど。それに、【雷電石の粉末】作ってる時に、たまたま気が付いただけなんです」
ミミリは照れ隠しにペロッと舌を出し鼻を擦る。
この【ぷるゼラチンマット】は、胸を張って自慢してもおかしくはないレベルの錬成。そして驚くべき分析力と着眼点だというのに、鼻にもかけないミミリの謙虚さ。
くまゴロー先生は、思わずクスリと笑ってしまう。
「【ぷるゼラチンマット】……。これほどの品質のものを偶然と閃きで作るとは。……これだから困るのです、貴方たちのパーティーは。ついつい肩入れしたくなってしまう」
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