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第1章 まだ見ぬ世界へ想いを馳せる君へ
1-12 残された時間
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「錬金術士ってすごいんだな……」
「……錬金術士がすごいっていうか、アルヒたちのご主人様がすごいんだろうなって思うよ」
ポチも錬金術士本人も長寿であること。それはおそらく錬金術によるものであろうこと。それに、家に残された【マジックバッグ】などの錬成アイテムの数々。
とても今のミミリの技量では作ることなどできない。
もっと腕を磨いてアルヒたちが頼れる存在になろうと思うものの、前途多難であることは間違いなかった。
……だけど。
「……私ね。アルヒとうさみに、話したかったことがあるの」
心配をかけたくなくて、ずっとずっと胸に秘めた思い。自ら蓋をした気持ち。
……緊張で、手が震える。
「あのね! 私、川を越えて、まだ見たこともない世界を見てみたいの。それにね、私には、ママもパパもいるってわかった。私、二人に自分から会いに行きたい!」
……シン、と空気が張り詰める。
アルヒにうさみ、ゼラにポチ。みんなの視線を一身に浴びて、ミミリは緊張から握り拳に汗をかいた。
はぁ、とうさみは大きいため息をつく。
「とうとう、この日が来たわね」
うさみは目を閉じて大きく深呼吸した。
「わかっていたわ。ミミリの気持ち。優しいミミリのことだから、私とアルヒに心配かけたくないって思ってきたんでしょう」
「うさみ……」
「家の外に出ている時、採集活動している時。ミミリはいつだって、どこか遠くを見ていたわ。……それこそ、まだ見ぬ地へ思いを馳せるようにね」
「それじゃあ……!」
旅立ちを快く後押ししてくれると思い、ミミリが緊張感を打ち破る笑顔を向けようとしたその刹那、ミミリの言葉を遮るうさみ。
うさみの発言は、ミミリの表情を一瞬で緊張感溢れるものに引き戻した。
「……でも、私は反対! ピギーウルフ1体ろくに狩れない……アンタが、たった一人で、まともな旅ができると思う? すぐにのたれ死んで、モンスターの餌になるのがオチよ」
うさみは腕を組んでミミリを諭すように語る。
……それはミミリもそのとおりだと思った。一人で川を越えられないと思うからこそ、この気持ちに自ら蓋をしたのだ。
力不足は事実。
……だけれど。
「目標を口に出さないと、何も始まらないって思ったの。だから、私、一人でも生きていけるようにもっともっと修行する! うさみにもアルヒにも心配させないくらい、力をつけたら、そしたら……旅に出るね」
……自分が旅に出たら、二人に寂しい思いをさせてしまうのではないか、その気持ちもあった。
だから、自身の力不足以外にも、「旅に出る」という決意を口に出すことに申し訳なさからくる抵抗があった。
実際、いざ口に出してみると、うさみとアルヒの顔は想像したとおり真っ暗に陰ってしまった。
重たい空気が流れる中、言葉を発したのはゼラだった。
「あのさ、その旅、俺も同行させてくれないかな。俺、村を出た最初の目的は女神様との約束を果たすことだった。そして、約束を果たした今、今度は俺の旅を始めたいんだ。俺自身の目的を叶えるために。ミミリのことは、俺が守るよ。……だから」
「ゼラくん…」
「……だから! アルヒさん! 俺を弟子にしてください‼︎」
ゼラはアルヒに、深々と頭を下げた。
アルヒが答えを言う前に、うさみは間髪入れず制止する。
「……ちょっと待ちなさいよ! 誰が、ミミリ一人で行かせるって言った? 私は、ミミリがたった一人で旅に出ることに反対って言ったのよ⁉︎ 反対してもなお、ミミリの決意は固いのかを確認しなきゃって考えもあって、強く否定しちゃったけど……ごめんね、ミミリ」
「……ううん。うさみは優しさで反対してくれてるんだって、もちろんわかってるよ。ありがとう、うさみ」
反対するうさみの真意は、ミミリはわかっていた。
大事に想ってくれているからこそ、心を鬼にして注意してくれているのだと。
それでも、ミミリの決意は固かった。
「でもね、私、それでも旅に出てみたいの」
うさみは自分の意志を臆さず言い切ったミミリに成長を感じ、そっと頭を撫でる。
いつの間にこんなに大きくなったんだろう、とうさみは思った。産まれた時は、あんなに小さく頼りなかったのに。
ゼラが届けてくれた一枚の手紙。ミミリの母からの手紙が眩い光を放った時、うさみは自分が存在する理由を悟った。
厳密には、思い出した。
うさみは、ミミリの誕生とともに、錬成アイテムである【生命のオーブ】を軸に作られた。魔法使いであるミミリの母が、自分に代わってミミリと共に歩むことを願って、【生命のオーブ】に魔力を吹き込んだためにこの世に生を受けたのだ。産まれた時からミミリが気に入っていた、うさぎのぬいぐるみに【生命のオーブ】を入れることによって。
そして、それだけではなかった。ミミリの助けになればという想いから、うさみが魔法を使えるようにするため、もともと母が持っていた魔法の知識、そして魔力の上限値の半分を【生命のオーブ】に譲渡までしたのだ。
魔力の上限値は、魔法使いの修練の成果と言っても過言ではない。レベルを上げたり魔法の反復練習をすることによって徐々に伸ばしていくことができる。
その半分を譲渡するということは、自分のレベルが半分になることも厭わないということ。魔法使いとして培ってきた人生の半分を無条件に差し出すに等しい。それほど深くミミリを愛していたということだ。
「うんうん、充分伝わったわ。だから、このスーパー魔法使いうさみさんが一緒に行ってあげるわ」
「……うさみ!」
ミミリはうさみを強く抱きしめる。
一人でも旅に出ようと思った。けれど、うさみと、それにゼラと。一緒に旅に出られるのであれば、頼もしいことこの上ない。
「それに……産まれた時から一緒のアンタを、ひとりぼっちにするわけないでしょ? バカね」
と言って、うさみは止めることができない愛おしさを、ミミリに向けた。
そして急に、視線も表情も方向転換し。
「……てわけで、私たちの旅についてきてもいいのよ。もちろん私の後輩としてね、コシヌカシ?」
うさみはミミリに抱き締められながら、威厳たっぷりに、先輩風を吹かせてゼラに言い放った。
ゼラは、相変わらず勝気なうさみに思わずククッと笑ってしまう。
「……よろしくお願いします、うさみ先輩?」
そしてゼラは、決意の重さで、握り拳を震わせる。
「でもそれは、俺もミミリも、もっと力をつけてからだ」
「いい心掛けね。……それで、アルヒ、あなたはどうする? 一緒に、来る?」
……もし、アルヒも来てくれたら、それはどんなに幸せなことだろう。
二人と一緒に旅ができたら。そんな幸せな妄想もしたことはあった。一度や二度でない。それこそ何百回も。家で仲良く暮らすのもとても楽しいが、もし、大好きな家族と旅に出ることができたら、それはどんなに素敵なことか。
でも、危険も伴うであろう旅に自己都合で誘ってしまうのは良くないと思って、うさみやアルヒに声をかけることを躊躇してしまった。
しかし、少なくとも、うさみに言ってもらうべきではなかった。自分から始めたこの話に誠意を見せるためにも、自分から声をかけるべきだった。
ミミリは大きく深呼吸する。
「本当は、自分から言わなきゃいけなかったのに、ごめんなさい。アルヒ、私と一緒に来てくれますか……?」
プロポーズってこういうものなんだろうな。
と、ミミリは思った。愛する人に、結婚を申し込む時っていうのは。自分の心臓が脈打つ音がドクンドクンと聴こえる。
ポチは、アルヒの心情を察してか、大きな身体をアルヒに近づけた。
アルヒはポチに「ありがとうございます」と言ってお礼に撫で、ミミリを真っ直ぐ見据えて答えた。
「全部、貴方の母が言っていたとおりになりました。私に似てお転婆に育つと思う、きっと外を見に旅に出たいと言うと思うと。もしかしたら、手紙を託す相手にゼラを選んだことも偶然ではなく、彼女の意図することがあったのかもしれませんね」
アルヒは悲しげに微笑みながら話を続けた。
目には薄らと涙を浮かべて。
「心配する気持ちはあっても、私には貴方の歩みを止める資格がありません。貴方の両親が旅立った理由の一つは、私のせいでもあるのです」
アルヒはとても申し訳なさそうに、悲しみの表情をミミリに向けて話した。
そして、今まで隠されてきたアルヒの秘密を話し始めた。
「……ミミリ、お誘いありがたく思います。ですが残念ながら、私は一緒に旅に出ることができません。私の活動範囲には、制限があるのです。この山陵で囲われた地域を越えた瞬間、私は活動を停止し、ただのガラクタと化すでしょう」
「え、何それ……」
ミミリたちは驚きで、それ以上言葉を発することができない。
「そして、私が一番伝えなければならなかったこと……」
アルヒは一瞬俯いた後に言葉を続けた。
目を閉じて、深呼吸をして、そして意を決して話し始める。
「私は、もうすぐ生命活動が停止します。生命活動を維持するための錬成アイテムが尽きたのです。ですから、ミミリ、ゼラ。貴方たちの旅の役に立てるよう、私の残された時間を以って、修行の手伝いをさせてください」
「……錬金術士がすごいっていうか、アルヒたちのご主人様がすごいんだろうなって思うよ」
ポチも錬金術士本人も長寿であること。それはおそらく錬金術によるものであろうこと。それに、家に残された【マジックバッグ】などの錬成アイテムの数々。
とても今のミミリの技量では作ることなどできない。
もっと腕を磨いてアルヒたちが頼れる存在になろうと思うものの、前途多難であることは間違いなかった。
……だけど。
「……私ね。アルヒとうさみに、話したかったことがあるの」
心配をかけたくなくて、ずっとずっと胸に秘めた思い。自ら蓋をした気持ち。
……緊張で、手が震える。
「あのね! 私、川を越えて、まだ見たこともない世界を見てみたいの。それにね、私には、ママもパパもいるってわかった。私、二人に自分から会いに行きたい!」
……シン、と空気が張り詰める。
アルヒにうさみ、ゼラにポチ。みんなの視線を一身に浴びて、ミミリは緊張から握り拳に汗をかいた。
はぁ、とうさみは大きいため息をつく。
「とうとう、この日が来たわね」
うさみは目を閉じて大きく深呼吸した。
「わかっていたわ。ミミリの気持ち。優しいミミリのことだから、私とアルヒに心配かけたくないって思ってきたんでしょう」
「うさみ……」
「家の外に出ている時、採集活動している時。ミミリはいつだって、どこか遠くを見ていたわ。……それこそ、まだ見ぬ地へ思いを馳せるようにね」
「それじゃあ……!」
旅立ちを快く後押ししてくれると思い、ミミリが緊張感を打ち破る笑顔を向けようとしたその刹那、ミミリの言葉を遮るうさみ。
うさみの発言は、ミミリの表情を一瞬で緊張感溢れるものに引き戻した。
「……でも、私は反対! ピギーウルフ1体ろくに狩れない……アンタが、たった一人で、まともな旅ができると思う? すぐにのたれ死んで、モンスターの餌になるのがオチよ」
うさみは腕を組んでミミリを諭すように語る。
……それはミミリもそのとおりだと思った。一人で川を越えられないと思うからこそ、この気持ちに自ら蓋をしたのだ。
力不足は事実。
……だけれど。
「目標を口に出さないと、何も始まらないって思ったの。だから、私、一人でも生きていけるようにもっともっと修行する! うさみにもアルヒにも心配させないくらい、力をつけたら、そしたら……旅に出るね」
……自分が旅に出たら、二人に寂しい思いをさせてしまうのではないか、その気持ちもあった。
だから、自身の力不足以外にも、「旅に出る」という決意を口に出すことに申し訳なさからくる抵抗があった。
実際、いざ口に出してみると、うさみとアルヒの顔は想像したとおり真っ暗に陰ってしまった。
重たい空気が流れる中、言葉を発したのはゼラだった。
「あのさ、その旅、俺も同行させてくれないかな。俺、村を出た最初の目的は女神様との約束を果たすことだった。そして、約束を果たした今、今度は俺の旅を始めたいんだ。俺自身の目的を叶えるために。ミミリのことは、俺が守るよ。……だから」
「ゼラくん…」
「……だから! アルヒさん! 俺を弟子にしてください‼︎」
ゼラはアルヒに、深々と頭を下げた。
アルヒが答えを言う前に、うさみは間髪入れず制止する。
「……ちょっと待ちなさいよ! 誰が、ミミリ一人で行かせるって言った? 私は、ミミリがたった一人で旅に出ることに反対って言ったのよ⁉︎ 反対してもなお、ミミリの決意は固いのかを確認しなきゃって考えもあって、強く否定しちゃったけど……ごめんね、ミミリ」
「……ううん。うさみは優しさで反対してくれてるんだって、もちろんわかってるよ。ありがとう、うさみ」
反対するうさみの真意は、ミミリはわかっていた。
大事に想ってくれているからこそ、心を鬼にして注意してくれているのだと。
それでも、ミミリの決意は固かった。
「でもね、私、それでも旅に出てみたいの」
うさみは自分の意志を臆さず言い切ったミミリに成長を感じ、そっと頭を撫でる。
いつの間にこんなに大きくなったんだろう、とうさみは思った。産まれた時は、あんなに小さく頼りなかったのに。
ゼラが届けてくれた一枚の手紙。ミミリの母からの手紙が眩い光を放った時、うさみは自分が存在する理由を悟った。
厳密には、思い出した。
うさみは、ミミリの誕生とともに、錬成アイテムである【生命のオーブ】を軸に作られた。魔法使いであるミミリの母が、自分に代わってミミリと共に歩むことを願って、【生命のオーブ】に魔力を吹き込んだためにこの世に生を受けたのだ。産まれた時からミミリが気に入っていた、うさぎのぬいぐるみに【生命のオーブ】を入れることによって。
そして、それだけではなかった。ミミリの助けになればという想いから、うさみが魔法を使えるようにするため、もともと母が持っていた魔法の知識、そして魔力の上限値の半分を【生命のオーブ】に譲渡までしたのだ。
魔力の上限値は、魔法使いの修練の成果と言っても過言ではない。レベルを上げたり魔法の反復練習をすることによって徐々に伸ばしていくことができる。
その半分を譲渡するということは、自分のレベルが半分になることも厭わないということ。魔法使いとして培ってきた人生の半分を無条件に差し出すに等しい。それほど深くミミリを愛していたということだ。
「うんうん、充分伝わったわ。だから、このスーパー魔法使いうさみさんが一緒に行ってあげるわ」
「……うさみ!」
ミミリはうさみを強く抱きしめる。
一人でも旅に出ようと思った。けれど、うさみと、それにゼラと。一緒に旅に出られるのであれば、頼もしいことこの上ない。
「それに……産まれた時から一緒のアンタを、ひとりぼっちにするわけないでしょ? バカね」
と言って、うさみは止めることができない愛おしさを、ミミリに向けた。
そして急に、視線も表情も方向転換し。
「……てわけで、私たちの旅についてきてもいいのよ。もちろん私の後輩としてね、コシヌカシ?」
うさみはミミリに抱き締められながら、威厳たっぷりに、先輩風を吹かせてゼラに言い放った。
ゼラは、相変わらず勝気なうさみに思わずククッと笑ってしまう。
「……よろしくお願いします、うさみ先輩?」
そしてゼラは、決意の重さで、握り拳を震わせる。
「でもそれは、俺もミミリも、もっと力をつけてからだ」
「いい心掛けね。……それで、アルヒ、あなたはどうする? 一緒に、来る?」
……もし、アルヒも来てくれたら、それはどんなに幸せなことだろう。
二人と一緒に旅ができたら。そんな幸せな妄想もしたことはあった。一度や二度でない。それこそ何百回も。家で仲良く暮らすのもとても楽しいが、もし、大好きな家族と旅に出ることができたら、それはどんなに素敵なことか。
でも、危険も伴うであろう旅に自己都合で誘ってしまうのは良くないと思って、うさみやアルヒに声をかけることを躊躇してしまった。
しかし、少なくとも、うさみに言ってもらうべきではなかった。自分から始めたこの話に誠意を見せるためにも、自分から声をかけるべきだった。
ミミリは大きく深呼吸する。
「本当は、自分から言わなきゃいけなかったのに、ごめんなさい。アルヒ、私と一緒に来てくれますか……?」
プロポーズってこういうものなんだろうな。
と、ミミリは思った。愛する人に、結婚を申し込む時っていうのは。自分の心臓が脈打つ音がドクンドクンと聴こえる。
ポチは、アルヒの心情を察してか、大きな身体をアルヒに近づけた。
アルヒはポチに「ありがとうございます」と言ってお礼に撫で、ミミリを真っ直ぐ見据えて答えた。
「全部、貴方の母が言っていたとおりになりました。私に似てお転婆に育つと思う、きっと外を見に旅に出たいと言うと思うと。もしかしたら、手紙を託す相手にゼラを選んだことも偶然ではなく、彼女の意図することがあったのかもしれませんね」
アルヒは悲しげに微笑みながら話を続けた。
目には薄らと涙を浮かべて。
「心配する気持ちはあっても、私には貴方の歩みを止める資格がありません。貴方の両親が旅立った理由の一つは、私のせいでもあるのです」
アルヒはとても申し訳なさそうに、悲しみの表情をミミリに向けて話した。
そして、今まで隠されてきたアルヒの秘密を話し始めた。
「……ミミリ、お誘いありがたく思います。ですが残念ながら、私は一緒に旅に出ることができません。私の活動範囲には、制限があるのです。この山陵で囲われた地域を越えた瞬間、私は活動を停止し、ただのガラクタと化すでしょう」
「え、何それ……」
ミミリたちは驚きで、それ以上言葉を発することができない。
「そして、私が一番伝えなければならなかったこと……」
アルヒは一瞬俯いた後に言葉を続けた。
目を閉じて、深呼吸をして、そして意を決して話し始める。
「私は、もうすぐ生命活動が停止します。生命活動を維持するための錬成アイテムが尽きたのです。ですから、ミミリ、ゼラ。貴方たちの旅の役に立てるよう、私の残された時間を以って、修行の手伝いをさせてください」
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