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第2章 ハルシュライン編
第50話 エリシアの隠し事
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「それで人前で発情するとはなかなかの性癖ね」
ハンナはアリスとシアの口づけを見せつけられて怒りをあらわにする。
(あぁ、ハンナは25歳で未だに男性とのキスもしたことがないんですよね。しかたがないですね。そこは私の方が大人ですからね)
「アリス、あなたが心の中で私にマウントを取っているわよね」
アリスは冷や汗を流しながら口を開こうとするが、ハンナに腹部に蹴りを入れられ黙らされる。
「なっ……ハンナさん……何をして」
「大丈夫よ。アリスは頑丈だもの」
「あの人を化け物扱いしないで貰えますか?」
「ほら、大丈夫ですよ。ハンナさんは意外と大人の余裕がないですね。あぁ、まだ男性と結ばれていない子供ですよね」
アリスはハンナに対して攻撃を繰り出す。
これにはハンナも青筋を立てて怒りをあらわにする。
「アリス、大人ならエリシアとここで×××してみなさい」
この言葉にはアリスだけでなくシアも顔を赤くして固まる。
「ほら、貴方たちがしているのは子供同士の恋愛なのよ」
ハンナはそういうと部屋から出ていってしまうのだった。
「シア、このまま子供扱いされるのは癪なので婚約者同士のスキンシップをしましょう」
アリスのこの言葉に期待で緊張するシアであった。
そうアリスがもう少し大人ならばシアの想像することができたが、残念ながらアリスは性的なことは何をすればいいのか知らないのだ。
「それではシアには膝枕をして、耳かきをします。その後、頭を撫でてあげます」
「それで、そのあとは私と何をするのですか」
シアは生唾を飲み込み期待した目でアリスを見つめる。
「へっ……それ以上は何が何だかわからないのですが」
シアはアリスのこの言葉に絶句する。
性に関しての知識が浅すぎる所か無いに等しいのだ。
「アリス、そのあとは何をするのか知らないのですか?」
「はい、知りませんね」
この言葉を聞き、自分がしっかりせねばと覚悟を決めるシア。
アリスに頼っていては何も進まないと思ったのだ。
「アリス、まずは私が教えてあげます」
シアはアリスと抱き合い、彼女の匂いを嗅ぐ。
アリスも真似をしてシアの匂いを嗅ぐ。
(あれ、男性の匂いというよりも女性の匂いがするのですが、まさか見た目通り女の子とかないですよね?)
アリスは段々不安になっていく。
男性か気になりシアの胸に手を当て軽く揉む。
『フニュ……フニフニ』
アリスはシアの胸を揉むとサラシのようなもので隠されているが、女性特有の胸の柔らかさを感じた。
「シア、女の子ですよね」
「へっ……なんの……ことかな」
冷や汗を流しながら慌てだすシア。
これにはアリスの疑いも確信へと変わる。
アリスはシアの股の間に手を入れて直接確認をする。
するとそこには何もなかった。
「それで事情を説明して貰えますか?」
アリスは椅子に座りながらシアに問う。
「これには事情がありまして――」
「どういう事情何ですか?」
「実は呪いの魔道具に触れてしまい。女性化してしまったのです」
「それはどうしたら治せるのですか?」
「それは……愛する人と性別を超えて愛することができれば男性に戻れると言われています」
これにはアリスも驚き、口を開けたまま固まる。
(解決してあげたいけど、どうすればいいのでしょうか?)
「それならば、私がどうにかしましょう!」
さきほど退室したはずのハンナが再び部屋に入ってくる。
(この人は少し自由奔放なところがありますね)
ハンナはアリスとシアの口づけを見せつけられて怒りをあらわにする。
(あぁ、ハンナは25歳で未だに男性とのキスもしたことがないんですよね。しかたがないですね。そこは私の方が大人ですからね)
「アリス、あなたが心の中で私にマウントを取っているわよね」
アリスは冷や汗を流しながら口を開こうとするが、ハンナに腹部に蹴りを入れられ黙らされる。
「なっ……ハンナさん……何をして」
「大丈夫よ。アリスは頑丈だもの」
「あの人を化け物扱いしないで貰えますか?」
「ほら、大丈夫ですよ。ハンナさんは意外と大人の余裕がないですね。あぁ、まだ男性と結ばれていない子供ですよね」
アリスはハンナに対して攻撃を繰り出す。
これにはハンナも青筋を立てて怒りをあらわにする。
「アリス、大人ならエリシアとここで×××してみなさい」
この言葉にはアリスだけでなくシアも顔を赤くして固まる。
「ほら、貴方たちがしているのは子供同士の恋愛なのよ」
ハンナはそういうと部屋から出ていってしまうのだった。
「シア、このまま子供扱いされるのは癪なので婚約者同士のスキンシップをしましょう」
アリスのこの言葉に期待で緊張するシアであった。
そうアリスがもう少し大人ならばシアの想像することができたが、残念ながらアリスは性的なことは何をすればいいのか知らないのだ。
「それではシアには膝枕をして、耳かきをします。その後、頭を撫でてあげます」
「それで、そのあとは私と何をするのですか」
シアは生唾を飲み込み期待した目でアリスを見つめる。
「へっ……それ以上は何が何だかわからないのですが」
シアはアリスのこの言葉に絶句する。
性に関しての知識が浅すぎる所か無いに等しいのだ。
「アリス、そのあとは何をするのか知らないのですか?」
「はい、知りませんね」
この言葉を聞き、自分がしっかりせねばと覚悟を決めるシア。
アリスに頼っていては何も進まないと思ったのだ。
「アリス、まずは私が教えてあげます」
シアはアリスと抱き合い、彼女の匂いを嗅ぐ。
アリスも真似をしてシアの匂いを嗅ぐ。
(あれ、男性の匂いというよりも女性の匂いがするのですが、まさか見た目通り女の子とかないですよね?)
アリスは段々不安になっていく。
男性か気になりシアの胸に手を当て軽く揉む。
『フニュ……フニフニ』
アリスはシアの胸を揉むとサラシのようなもので隠されているが、女性特有の胸の柔らかさを感じた。
「シア、女の子ですよね」
「へっ……なんの……ことかな」
冷や汗を流しながら慌てだすシア。
これにはアリスの疑いも確信へと変わる。
アリスはシアの股の間に手を入れて直接確認をする。
するとそこには何もなかった。
「それで事情を説明して貰えますか?」
アリスは椅子に座りながらシアに問う。
「これには事情がありまして――」
「どういう事情何ですか?」
「実は呪いの魔道具に触れてしまい。女性化してしまったのです」
「それはどうしたら治せるのですか?」
「それは……愛する人と性別を超えて愛することができれば男性に戻れると言われています」
これにはアリスも驚き、口を開けたまま固まる。
(解決してあげたいけど、どうすればいいのでしょうか?)
「それならば、私がどうにかしましょう!」
さきほど退室したはずのハンナが再び部屋に入ってくる。
(この人は少し自由奔放なところがありますね)
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