仔猫殿下と、はつ江ばあさん

鯨井イルカ

文字の大きさ
上 下
29 / 191
第一章 シマシマな日常

ジャーン

しおりを挟む
  空は赤く染まり、大地には血の大河が広がり、黒々とした樹海からは絶えず奇怪な叫び声が響いている。
 
 ここは魔界。
 
 魔の者達が住まう禁断の地。
 
 その一角には峨々たる岩山が聳え、頂には白亜の城が築かれている。
 
 その城の中では……

「もう嫌だ。今日は筋肉痛が酷いから仕事しない」

 ……黒地に白い猫の模様が描かれたパジャマを着た青年が、ダイニングテーブルに突っ伏していた。
 赤銅色の長い髪と側頭部から生えた堅牢な角が特徴的な青年、彼こそが魔の者達を統べる王だ。

「兄貴、昨日の一件はボクにも責任があるからあまり強く言えないけど……頼むから、体力を使わない仕事はしてくれ」

 魔王の隣で、サバトラ模様の仔猫が耳を反らして眉間にしわを寄せながら、小さくため息を吐いた。
 艶のある毛並みと、ピンとした大きな耳と、アーモンド型の大きな空色の目と、ピンク色の小さな鼻と、フカフカな白い手と、その他諸々の筆舌に尽くしがたい魅力が凝縮された彼は、シーマ14世殿下。魔王の弟にして、補佐役を務める、魔王城のキューティーマジカル仔猫ちゃんだ。

「うーん……各所からの申請書類のチェックと承認ならそこまで体力は使わないけど、あれはあれで気力を使うからな……」

「気力は筋肉痛に関係ないだろ!」

 弱音を吐く魔王に対してシーマが尻尾を縦に大きく振って憤慨していると、二人の元にパタパタとした足音とガラガラという音が近づいてきた。

「ヤギさんや、筋肉痛が酷いのかい?」

 朝食の乗ったワゴンカートを押しながら現れたのは、パーマを掛けた短い白髪頭をしたクラシカルなメイド服姿の老女だった。
 笑いじわと円らな瞳がチャーミングな彼女の名は、森山はつ江。シーマの世話役として人間界から召喚された、米寿ながら元気いっぱいハツラツなばあさんだ。
 はつ江の問いかけに、魔王は首を微かに動かして頷いた。

「ああ、全く動けないほどではないが……できる限り動きたくない……」

 魔王が愁いを帯びた表情で答えると、はつ江は、ほうほう、と頷きながら、ダイニングテーブルに豆腐と大根の味噌汁、小松菜のお浸し、きんぴらゴボウ、魚の干物、卵焼き、白飯を並べていった。

「ところでヤギさんや、私がこっちに来たときに膝を治してくれた魔法は使えないのかね?」

 朝食を並べ終えたはつ江が首を傾げると、魔王はゆっくりとした動きで口元に手を当てて、ふぅむ、と呟いた。

「使えなくはないが、何しろ全身の筋繊維が断裂している状態だし……完全に治そうとすると、地味に魔力を大量に使うからな……」

「まあ、筋肉痛は自然に治るものだし、緊急時以外はわざわざ回復魔法を使わないかな」

 魔王の説明にシーマが言葉を続けると、はつ江は再び感心したように、ほうほう、と呟いた。

「じゃあ、今日はあんまり無理しない方がいいかねぇ」
 
 はつ江が言葉を掛けると、魔王は非常にゆっくりとした動きで頷いた。

「ああ、今日は湿布薬でも貼って、安静にしていることにする」

「……仕事はしろよ」

 すかさずシーマに釘を刺された魔王は、シュンとした表情を浮かべて、はぁい、と力なく返事をした。そんな二人を見て、はつ江はカラカラと笑った。

「それじゃ、朝ご飯を食べて元気を出さなきゃね」

 はつ江がそう言いながら席に着くと、シーマと魔王は同時にコクリと頷いた。そして、ほぼ同じ動作で胸の前で手を合わせた。

「いただきまーす!」
「いただきます」

「どうぞどうぞ、召し上がれ!」

 しばらく三人は黙々と朝食を食べていたが、不意にはつ江が卵焼きを切る箸を止めて、シーマを見つめた。

「シマちゃんや、今日はおめかししてるけど、学校で発表会でもあるのかね?」

 はつ江に声を掛けられたシーマは、飲んでいた味噌汁の椀を置いて首を傾げた。

「いや、別に普通の格好だと思うんだけど?」

「でもほれ、首のところに、随分とハイカラなリボンがついてるだぁよ」

 キョトンとした表情のシーマに向かって、はつ江は自分の喉元を軽く叩いて見せた。
 今日のシーマは、襟元にフリルのあしらわれたシャツ、首元にビロード製の黒いリボンタイ、サスペンダー付きの黒いバミューダパンツという格好をしている。
 シーマは自分の首元に目を向けると、ああ、と呟いて、リボンタイを手に取った。 

「今日はボクも仕事の日だからな。ノータイでも大丈夫なところもあるけど、念のためつけているんだ」

 シーマが説明すると、はつ江は目を丸くして驚いた。

「あれまぁよ!シマちゃんはお仕事してるのかい!?」

「なんだよ、そんなに驚くことないじゃないか……」

 シーマが耳を軽く反らして尻尾をゆらゆらと左右に揺らしていると、隣で魔王が魚の骨を箸で器用に取り除きながら口を開いた。

「ああ。シーマは我が弟ながら優秀でな……もっと幼い頃から私とリッチーで魔術やその他科目を教えていたら、いつの間にか高等教育程度の内容は習得していた」

 そして、一口分の身を口にすると、パジャマの胸ポケットから懐紙を取り出して口元を軽く拭って言葉を続けた。

「だから、もう学校に行く必要ないから兄貴の仕事を手伝う、と言って聞かなくてな……実際、助かってはいるんだが、集団生活をしていない分、他の人とのコミュニケーションが上手くとれるか心配なところではあるんだ」

 心配そうな口調の魔王の言葉を受けて、シーマは鼻の下をプクーと膨らませて尻尾を縦にパシパシと振った。

「人見知りで引きこもり体質の兄貴にだけは、言われたくない」

 シーマがピシャリと言い放つと、魔王は再びシュンとした表情を浮かべた。二人のやり取りを見て、はつ江はニッコリとした笑顔を浮かべた。

「ほうほう、そうだったのかい。でも、お手伝いを進んでするなんて、シマちゃんはお兄ちゃん思いの良い子だねぇ」

 はつ江が声を掛けると、シーマはふいっとそっぽを向いた。

「べ、別にふがいない兄貴一人に任せていて、世の中が乱れちゃったら大変だと思っただけなんだからな!」

 そう言うシーマだったが、耳と尻尾はピンと立てている。その様子を見て、魔王はこの上ないくらい穏やかな表情を浮かべた。はつ江もニコニコとしながら二人の様子を見守っていたが、はたと、何かに気づいた表情を浮かべた。

「ところでシマちゃんや、学校に行ってないなら、モロコシちゃんとはどこで知り合ったんだい?」

 はつ江に尋ねられたシーマは、そっぽを向けていた顔を正面にもどして驚いたギクリとした表情を浮かべた。そして、バツの悪そうな表情で頬を掻きながら、尻尾の先をゆらゆらと動かして口を開いた。

「あー……この話をするとむくれるから、モロコシの前では言わないで欲しいんだけど……」
 
 気まずそうな声で前置きをしてから、シーマは言葉を続ける。

「……森林生態系多様性基礎調査の手伝いで森を見て回っていたら、木に実ってた」

「あれまぁよ!?」
「なん……だと……!?」

 衝撃の事実を耳にして、はつ江だけでなく、魔王も目を見開いて驚いた。大袈裟に驚く二人を見て、シーマはコホンと咳払いをすると、話を続けた。

「あー……正確に言うと、木の枝に引っかかってたんだ。たしか、コウボクコトビシマバッタだっけかな……ともかく、そんな感じの名前をした珍しいバッタと遊んでたら、いつの間にか引っかかってたらしい」

「ほうほう、それをシマちゃんが助けてあげたんだね?」

 はつ江が問いかけると、シーマは、ああ、と返事をしながらコクリと頷いた。

「なんというか、モロコシ君らしいエピソードだな」

 うんうんと頷く魔王に向かって、シーマは力なく、そうだな、と呟いた。
 
 シーマの仕事についてや、モロコシとの出会いについての会話を交えながら、三人はつつがなく朝食を食べ終えた。

「なあなあ、はつ江」

 はつ江が朝食で使用した食器類を洗っていると、シーマがメイド服の裾を引きながら声を掛けた。

「ほいほい、どうしたんだい?シマちゃん」

 蛇口から流れる水を止めてはつ江が振り返ると、シーマは尻尾の先をピコピコと動かしてもじもじとしながら首を傾げた。

「もし良かったら、今日の仕事の見学をしに来ないか?こっちの世界の説明にもなるだろうし……」

 シーマが提案すると、はつ江は少し考えてからニッコリと笑顔を浮かべた。

「分かっただぁよ!そんなら、一緒にいってみようかね!」

 元気の良い返事を受けて、シーマは耳と尻尾をピンと立てて喜んだ。

「そうか!じゃあ、早速……」

「各所からの依頼を選らんで、受注手続きをしないとな」

 シーマの言葉を遮るように、いつの間にか黒尽くめの服に着替えた魔王が、背後から声を掛けた。いきなり声を掛けられたシーマは、毛を逆立てながらピョンと跳ね上がって驚いた。

「い、いきなり声を掛けるなっていつも言ってるだろ!このバカ兄貴!」

 シーマが耳を反らしながら尻尾を縦に大きく振って抗議すると、魔王はシュンとした表情を浮かべて肩をおとした。

「すまない……」

「もー!今度から気を付けろよ!で、何の用なんだ兄貴?」

 シーマが腕を組んで尻尾をパシパシと縦に振りながら問いかけると、魔王は不敵な笑みを浮かべた。

「ふっふっふ、シーマよ、喜ぶが良い。ついに、あれが完成した」

「……あれ?」
 
 シーマが怪訝な表情を浮かべて尻尾をゆらゆらと動かすと、魔王はコクリと頷いてから指をパチリとならした。その途端、魔王の目の前に猫耳の付いた長方形の板が現れる。
 魔王は板を手に取ると、シーマの目の前に板をさしだした。

「じゃーん」

 抑揚のない声でそう言う魔王だったが、シーマはキョトンとした表情のまま固まってしまっている。
 三人の元には、気まずい沈黙が訪れた。

「ヤギさんや、それは一体なんなんだい?」

 沈黙を打ち破ったのは、首を傾げたはつ江の言葉だった。魔王は気まずそうに咳払いをすると、二人によく見えるように板を持ち上げた。

「あー、これはだな……今まで、シーマへの依頼は書類でやり取りしていたんだが、結構な量になってしまっていたんだ。なので、これをこうすると……」

 そう言って、魔王は板の表面を指で軽く叩いた。すると、板は光を放ち、表面には、依頼主、依頼内容、緊急度、希望する期限が記された一覧表が映し出された。

「……こんな感じで、依頼の一覧表が表示される。この一覧表から依頼を選んで、受注する、と書かれたところを軽く叩くと、依頼主に受注完了の連絡が行くようになっている」

 シーマとはつ江は、感心した様子でうんうんと頷きながら魔王の説明に聞き入った。

「依頼主から、完了の報告をもらうと、その依頼はこの一覧表には表示されなくなる。依頼の書類を取り込む方法とか完了した依頼の確認方法とかは、今日の夜にでも教えるから、まずは受注するところから使ってみると良い」

 魔王がそう言いながら板を取り出すと、シーマは耳と尻尾をピンと立て、目を細めてニッコリと笑った。

「兄貴!ありがとう!これで、仕事がはかどるよ!」

「良かっただぁね、シマちゃん」

 はつ江もニコニコとしながら、喜ぶシーマの頭をフカフカと撫でた。魔王は二人の様子を見て、満足げな表情で頷いてから、凜々しい表情を浮かべた。

「さぁ、シーマよ。この、『よい子のニコニコお手伝いボード』を存分に使いこなすと良い!」



「……」
「……」


 魔王が高らかに製品名を言い放つと、再び一同の元に気まずい沈黙が訪れた。
 静まり返ってしまった魔王城のキッチンだったが、シーマが気まずそうに頬を掻きながら尻尾を左右に揺らし、あー、と呟いた。

「……兄貴、いつも思うんだけど……ネーミングセンスを少しだけでも、磨いた方が良いんじゃないか……?」
 
「……そうか」

 キッチンには、魔王兄弟の淋しそうな呟きが響いた。
 かくして、シーマ殿下とはつ江ばあさんの平日が、幕を開けたのだった。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――

金斬 児狐
ファンタジー
 ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。  しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。  しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。  ◆ ◆ ◆  今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。  あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。  不定期更新、更新遅進です。  話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。    ※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。

―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》

EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ―― とある別の歴史を歩んだ世界。 その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。 第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる―― 日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。 歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。 そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。 「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。 そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。 制刻を始めとする異質な隊員等。 そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。 元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。 〇案内と注意 1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。 2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。 3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。 4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。 5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

子持ちの私は、夫に駆け落ちされました

月山 歩
恋愛
産まれたばかりの赤子を抱いた私は、砦に働きに行ったきり、帰って来ない夫を心配して、鍛錬場を訪れた。すると、夫の上司は夫が仕事中に駆け落ちしていなくなったことを教えてくれた。食べる物がなく、フラフラだった私は、その場で意識を失った。赤子を抱いた私を気の毒に思った公爵家でお世話になることに。

とあるおっさんのVRMMO活動記

椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。 念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。 戦闘は生々しい表現も含みます。 のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。 また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり 一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。 また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や 無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという 事もございません。 また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜

櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。 パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。 車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。 ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!! 相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム! けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!! パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!

処理中です...