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叱れ!

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 気がつくと、白と黒のまだら模様が広がる場所に居た。周囲には何の姿も見えない。
 何気なく歩き始めるが、地面の黒い部分に足がつく度に、びちゃびちゃと不快な音がする。
 しばらく歩いていると、その音に人の声が混じり始めた。
 
 そっとしておいて欲しかった

 向こうに非があるのだから当然の結果じゃないか

 また仕返しが酷くなる

 なら完全に抵抗できなくなるようにすればいい
 君のためなら別にそのくらい大した事じゃ無い
 
 私はそんな事望んでない

 その声が終わると、地面と空の黒い部分がまた拡がって行く。

 いつの間にか、目の前に炎が燃え盛っていた。その上には様々な虫が円を描きながら、飛び回っている。ぼんやりと眺めていると、炎の向こう側から声が聞こえてきた。

 呪なんてものは、人を不幸にするためのものであって、身を守るためのものでも無ければ、誰かを助けるためのものでも無えんだ。
 誰かから頼まれて初めて、仕方ないから使ってやる、くらいでいないと身がもた無えぞ。

 その言葉を否定しようとしたが、言葉がうまく出ずに口を噤んだ。実際に、その言葉通りの道をこれから進んで行くことになるのだから。

「正義さん、起きてください」

 目を覚ますと、今にも泣きそうなたまよの顔があった。
「……何があった?誰かに何かされたのか?」
 ぼんやりとした意識でたまよの頭に手を置くと、背後から彼女のものでは無い声が聞こえてきた。
「何があった?じゃ無いなり!旦那さんが倒れて緊急搬送されたんだから、奥さんが心配するのは当たり前なのね!」
 たまよの背後に、人事課長が腕を組んで立っている。慌てて上体を起こすと、右掌がズキズキと痛んだ。この位の傷なら問題は無いはずだが、室内に使役出来そうな虫が居るかどうか……
「そんなに警戒しなくても、何もしないから大丈夫よん。あと、奥さんが色々混乱してそうだから、放してあげなさい」
 人事課長に指さされた方に視線を落とすと、たまよを胸に抱き寄せていた。
「あの、正義さん。積極的になっていただけるのは良いのですが、誰かの前でというのは、倫理的に問題が無きにしもあらずな気がいたします」
 たまよは、顔を紅くして相変わらず脱力するような言葉を口にしている。今は、そんなことを言っている場合では無いだろうに。
「色々と間違った方向に思考が向かっているのは置いておいて、急に驚かせてすまなかった」
 そう言って放すと、たまよは襟元を正しながら、大丈夫です、と答えた。その様子を見た人事課長が、顎に手を当てて、ふぅん、と呟く。サングラスのおかげで目元の表情は分からないが、口元はニヤついている。
「……何が言いたいんですか?」
「ひがみんも大概過保護だな、って思っただけよん。あと、頭に白菜巻いてなければ、様になる動きだったのにね★」
「……白菜?」
 そう言われて額に手を当てると、何かが張り付いている。たまよの方に視線を向けてみると、気まずそうに視線を逸らされた。
「その……いたずらとかでは無くてですね……少しでも体温を下げようと……」
「アタシは面白がらせてもらったけどね★取り敢えず、経緯の説明だけしておこうか」

 人事課長曰く、こうだった。
 公園で倒れた後に、胸騒ぎがしたたまよが戻ってくる。倒れている俺を見つけ名前を呼び続けるも、反応がない。混乱したたまよが、一人で俺を自宅まで運ぼうとしたが、背負った瞬間に重みで倒れこんでしまう。
見兼ねた人事課長がひとまず救急車を呼び、搬送先で点滴を受ける。
 一旦俺の意識が回復し、軽い脱水はあるけれども熱中症ではなくストレス性の失神だろう、と診断される。
自宅まで人事課長とたまよの肩を借りながら戻って来たが、ソファーに座ったところで眠ってしまう。
「で、心配したたまよちゃんが念のため身体を冷やそうとしてたんだけど、冷しすぎも良くないかなって思って★」
「課長さんから、キャベツの外葉を頭に巻くと、丁度良いくらいに体が冷えるとうかがったのですが、白菜しか無かったので……」
 点滴を受けて目を覚まし、病院から帰って来た辺りまでは覚えているが、頭に白菜を巻かれているとは思わなかった。変に騒ぐと人事課長の思うツボなので、平常心を保って話を進めよう。
「それで、白菜を頭に巻くことを提案した訳ですか」
「まあねー。いつも気取ってるひがみんの面白い姿をまた拝めたのは幸いだったよ★で、そんなことよりも」
 人事課長は悪魔ぶりを発揮した後、いつもよりも低い口調になり、言葉を続けた。
「仕事の事で話をしたいんだけど良いかな?」
「……はい。分かっていますよ」
 人事課長にそう告げて、たまよには書斎として使っている部屋に待機しているように告げた。たまよは、かしこまりました、と笑顔で答えてリビングを後にした。

「それで、浦元が狙っている人物ってのは聞き出せたのかな?」
 ダイニングテーブルに肘をつき、顎の下で指を組みながら人事課長が言葉を発する。その声には、戯けた調子など皆無であった。
「昨日、本人から依頼の詳細説明を受けたので、間違いは皆無かと存じます」
 緊張しながら、昨日浦元から受け取った封筒を人事課長に差し出す。すると人事課長は、ふぅん、と呟いて封筒の中から、写真と住民票の写しらしき物を取り出して眺めた。写真は、予想していた人物の物らしく、小さく二回頷いてから、人事課長は言葉を続けた。
「まあ、予想通りってとこかな。で、肝心な浦元への警告の仕方だけど……」
 深紅の唇が息をのむ動きをする。
「極端な事はしちゃ駄目って言ってあったでしょ!」
 人事課長は平常の口調である戯けた口調に戻ってそう告げると、頬を膨らました。
「そのようなことを仰りますが、厄介者を一気に始末出来るのなら、そちらにとっても、都合が良いのでは無いでしょうか?」
 問いかけると、人事課長は、えー、と口を尖らせて言った後に続けた。
「アタシ個人の意見はともかく我が社の行動規範に、殺生はできる限り禁止!、てのがあるからねー。それに、ひがみんにお願いしたのも、アタシが直接動いちゃうと、行動規範に違反しちゃいそうだからだしー」
 そして右手を顎の下から外し、髪の毛先をくるくると弄る。どこまでが本気なのか分からないのが、恐ろしい。
「その辺りは、まあ、そういうことにしますが……ところで、何故今になって、浦元が動き出したのですか?」
「あー、確かに辞めてもらったのは、もう7、8年くらいは前だから、退職の逆恨みにしては、今更感があるよねー」
 人事課長はそう言って、指を毛先から放し、また顎の下に戻した。
「ちょっと前の金曜日に、パートナーと出掛けてたら、バッタリ浦元に会ってね。その時は挨拶だけして帰ったんだけど、弱みを握ったとでも思ったんじゃないかな」
「まあ、浦元も私も、あなたとまともにやり合ったら、天地がひっくり返っても敵わないでしょうからね。しかし、私が浦元側につく、とはお考えにならなかったんですか?」
 笑顔で挑発をしてみると、人事課長は、ふっふっふ、と戯けた調子で笑ってから、言葉を続ける。
「だってー、ひがみんったら、浦元のこと嫌いじゃん★あと、アタシのパートナーに何かあったら、会社に残してきた可愛い部下たちに、何か起きるかもしれないことくらいは考慮してくれると思ったし」
「確かに浦元のことは嫌いですが、私が部下を思いやるような人間に見えるとは意外ですね」
 勤め先での振る舞いを見ているのだから、本心で言っているのでは無くただの挑発なのだろうが、一応は笑顔で挑発し返す。
「まあ、正直その部分については、可能性は五分五分くらいかなって思ってたけど、今はほら……」
 人事課長がそう言いかけた時、書斎からバサバサと音が響いてきた。
 何かあったのかと思い、二人して書斎に駆けつけると、床に落ちた本を前にして、たまよが泣き崩れている。
「何があった!?」
「何があった!?、じゃ無いですよ。私と言うものがありながら、酷いですよ正義さん!」
 急に何を言いだしているのか分からず、対処に困っていると、人事課長が本を拾いあげ、あらあら、と口にした。
「『毒を持つ虫達の暮らし』か、確かにタイトルだけ見ると、官能小説っぽいよね。きゃっ、ひがみんのムッツリすけべさん★」
「ただの副業用の参考文献にしている図鑑ですよ。急に何を言い出すんですか、あなたは……」
 そこまで言って気がついたが、たまよにしてみれば、グラビア写真集に近いものなのかも知れない。
「ひとまず怪我をしたとかじゃ無くて良かったが、ただの仕事用の資料だから気にするな」
「……本当ですか?」
 涙を浮かべながら恨めしそうな顔でこちらを見つめるたまよを見て、どうしたものかと思案していると、人事課長が実に楽しそうに笑い声を上げた。
「あはははは!たまよちゃん、大丈夫よん。何だかんだで、ひがみんは奥さんを大事にするタイプだから、浮気なんてしないのねん!このウルトラミラクルエレガント課長が保証するなり★」
「大丈夫……なんですかね?」
「大丈夫、大丈夫!だから、泣かないで、ね?」
「ウルトラミラクルエレガントな課長さんがそう言うならば……」
 小学生が考えるような形容詞をつけた肩書きの人物になだめられながら、たまよは泣き止んだ。何がたまよを納得に至らせたのかは、皆目見当もつかないが、落ち着いてくれたのなら良しとしよう。
「うーん、いざと言う時には人質に、とか思ったけど、なんかそんな気が消滅しちゃったわ」
「そんな事ことしようとしなくても、最初から浦元と組む気は無いですから、ご安心ください」
 二人して毒気を抜かれて、やや脱力していたが、人事課長がふと何かを思い出したようにこちらを向いた。
「ところで、たまよちゃんの正体って何なの?どうも、危険な類では無いようだけど」
 正体を知ったら、絶対にバカにされるとは思うが、変に危険な生物と勘違いされるよりはマシか。
「ダンゴムシですよ。転がる姿なんかは、ヒトのお子さんには大人気なんだそうです」
 昨日のたまよの言葉を借りて説明すると、たまよも、大人気ですよ、と続いた。人事課長は意外にも、そっか、とだけ呟いて、何かに納得するように小さく頷いた。
「まあ、それじゃあ今日の分の用事も済んだことだし、これで失礼するわ★また用事ができたら、連絡するねー」
 人事課長はそう言って、手をヒラヒラと振りながら書斎を後にしようとした。
「かしこまりました」
「また、いらしてくださいね」
 たまよの余計な一言の後、人事課長は一旦足を止めて振り返った。
「そうそう、ひがみん。年長者から一つアドバイスね」
 一呼吸置く仕草に身構えると、人事課長はいつに無く穏やかな口調で言葉を続けた。
「奥さんを大事にしてあげてね」
 てっきり何かの脅しが来ると考えていたため、意外な反応に呆然としていると、人事課長は微笑んだ後、バイバイなりー、と口にして書斎を出て行った。ただ、サングラスを掛けていたため、本当に微笑みだったかどうかは不確定だが。
「行ってしまわれましたね」
「そうだな。多分また近いうちに会うことには、なるだろうけど」
 そう答えて、玄関のドアが開いて閉まる音を聞きながら、人事課長の穏やかな声は初めて聞いたことに気付いた。不審人物という印象を、少し改めなくてはいけないか。
「ところで正義さん。今日は初めて、泣く、と言う行動をしたので、少しお腹が空いてしまったのですが……」
 感慨に耽っていると、たまよが袖口を引いてそう訴えた。言われてみると、こちらも空腹感に襲われる。
「……正義さんが横になっている間に、ウルトラミラクルエレガントな課長さんが、お腹を空かせていた様子でしたのでサンドイッチをお出ししたら、残っていた分を全て召し上がってしまわれました……」
 ……前言撤回、やはりあの人は悪魔か何かの類だ。
「……仕方ない、何か用意しよう。冷蔵庫にあるもので適当に何か作るから、たまよは休んでいると良い」
 溜息を吐いてそう告げると、たまよは慌てながら、反論をした。
「ダメですよ正義さん!手にお怪我をされているのに、包丁なんかお持ちになったら、また怪我が増えてしまいます!」
 相変わらず、人のことを何だと思っているんだ、このダンゴムシめ……
「余計な心配はしなくていい。今日は色々あって疲れただろうから、少し休んでいろ」
 たまよは心配そうな表情のまま、かしこまりました、と言って一礼した。
「そんなに心配しなくても、長い間一人で暮らしていたから、問題はない」


「……と仰りましたよね?」
「……そうだな……」

 左手の中指に絆創膏を貼りながら、たまよが問い詰めてくる。無表情なところが、恐ろしい。
 白菜を千切りにしていたところ、急に右手のすり傷が痛み出し、手元が狂って今に至る。
「そこまで深い傷ではありませんが、危ないので、あとは私が引き受けます。それと、しばらく台所には進入禁止です」
 憤怒の表情で怒鳴られている訳ではないが、たまよの場合、今のような無表情かつ抑揚のない声の方が迫力がある。
「悪かった……」
「分かっていただければ良いのです」
 謝罪をすると、たまよは笑顔になって鼻歌を歌いながらキッチンへ向かって行った。
 まさか、ダンゴムシに叱られる日が来るとは思わなかったな……
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