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第二章
それから
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ダンジョン跡地の死闘から、一年が過ぎた。
あれから、リグレは魔術やダンジョンでの基本的な立ち回りを覚え、小学校に入学することになった。
入学と同時に家庭教師の契約は終わって、僕はあの家から出ていくことになった。
カリダスさんとエタレオさんは、「リグレの命の恩人なんだからずっとここにいていい」、と言ってくれた。でも、その申し出は辞退した。いつまでも厚意に甘えてるわけにはいかないから。
家を出る日、リグレは前の晩から泣きっぱなしだった。
「うー……、フォルテちゃん……」
「ほら、もう泣くなって」
「だって……、もう……、会えなくなっちゃうんでしょ?」
「そんなことないよ。ときどきは遊びにくるからさ」
「……本当?」
「本当、本当。だから、泣き止んで」
「うん……! 約束……、だからね!」
「ああ、約束だ」
そんなやり取りをして、家を後にした。
しばらくの間は、僕も淋しさを感じることがあった。それでも、約束通り月一回くらいは顔を出してるし、リグレから日記のような手紙がちょこちょこ届くから、離ればなれになったという感じはそんなにしないかな。手紙によると、学校は毎日すごく楽しいらしい。僕の子供の頃と違って、ちゃんと周りになじめてるみたいで安心した。
ベルムさんとルクスさんは相変わらずカフェで働いてるけど、定期的に近くにあるダンジョン跡地の見回りをしてるそうだ。
「また万が一のことが起こるのは勘弁願いたいし、いいリハビリにもなるからな」
「リハビリってことは、本格的にダンジョン探索者へ復帰するんですか?」
「ああ、まだ詳しいことは決めていないが……、この間の一件で気づいたんだ。やっぱりダンジョン探索者が、性に合ってるって」
「ふーん。じゃあ、ベルムさんが復帰したら、僕のおかげですね!」
「ははは! 久しぶりにお前の減らず口が聞けたな!」
「でも……、あのパーティーに戻ったりは、しないですよね?」
「ああ、王都には戻らず別の場所を拠点にする予定だ。それに、あのパーティーは解散したって、少し前の新聞に載っていたぞ」
「ああ、そうだったんですか」
先月顔を出したときに、ベルムさんとそんな話になった。
いつかベルムさんが復帰したときに、また一緒にダンジョンに行けるといいな。
それから、僕はというと――
「がはははは! フォルテ! ちっこいモンスターがそっち行くから、気ぃつけろ!」
「はい! 西をつかさどるものよ……」
――王都に戻って、またダンジョン探索者に戻った。
海辺の街を出ていく日、あいさつするためカフェに立ち寄ったら、ベルムさんから手紙を渡された。内容は、王都を拠点に活動するパーティーへ向けた、僕についての紹介状だった。
「気が向いたら、訪ねてみるといい。今のお前なら、安心して紹介できるからな」
そう言って、ベルムさんは僕を送り出してくれた。
王都に戻ってからリーダーのエビリウスさんを訪ねてみると、「ベルムの紹介ならなんも問題ねぇ!」と即決で採用してくれた。
エビリウスさんは大酒飲みでなにかと荒いところがある人だけど、叱るときはしっかり叱り褒めるときはしっかり褒める性格だから、仲間たちから慕われてる。それに、ダンジョン探索者としての腕も、一流だ。
今日だって、エビリウスさんの作戦のもとで、依頼は危なげなく成功したんだから。
「がはははは! 今日の依頼も成功だ! フォルテ、お前のおかげだ!」
「いえ、リーダーや皆さんと一緒だったおかげですよ」
「がははははは! 嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか! よーし! じゃあ、今日は週末だしこのまま飲みにいこうぜ!」
「あ、すみません。今日はちょっと都合が悪くて……」
「おっと、そうだった、そうだった! 愛弟子に会いに行くんだったな!」
「はい。お付き合いできないのは、残念なんですが」
「がははははは! かまわねぇよ! 愛弟子とベルムたちによろしくな!」
「はい! では、失礼します!」
「がはははは! おう、行ってこい!」
豪快な笑いに見送られながら、依頼の場所を後にした。
それから、したくをして駅に向かい、夜行列車に乗り込んだ。行き先はもちろん、海辺の街だ。
眠ってるうちに日が昇って、列車は海辺の街にたどり着いた。
車両を降りて駅を出ると――
「あ! フォルテちゃーん!」
――満面の笑みを浮かべながら、リグレが走りよってきた。
「フォルテちゃん! 久しぶり!」
「久しぶり。なんだか、会うたびに背が伸びてるな」
「うん! きっと給食で苦手なのがでても、ちゃんと残さず食べてるからだよ!」
「へー、それは偉いな。あ、そうそう、手紙読んだよ、ダンジョン探索者養成コース、合格おめでとう」
「うん! ありがとう! これで、フォルテちゃんと一緒に、ダンジョン行けるようになるね!」
「まあ、まだまだ先の話だろうけど、気長に待ってるよ」
「まかせて! 絶対に、フォルテちゃんを守れるくらい強くなるんだから!」
「それは、楽しみだ」
「うん! 楽しみにしてて! それじゃあ、はやくマリアンちゃんのお店にいこう!」
「ああ。ダンジョン探索者養成コース合格のお祝いなんだから、主役が遅れるわけにいかないもんな」
「うん! それに、フォルテちゃんが怖い石像をやっつけた記念日のお祝いなんだから!」
そんな話をしながら、僕たちはマリアンさんの店に向かった。
店の前にたどり着くと、中からベルムさんたちの楽しげな声が聞こえる。
少し前までは、こんな場所に参加する自分の姿なんて、想像できなかったな……。
「フォルテちゃん、どうしたの?」
「……なんでもないよ。リグレ、ありがとうな」
「えへへー! なんだか分からないけど、どーいたしまして!」
リグレはそう答えながら、屈託のない笑みを浮かべた。
色々あったけど……、この小さなキッカケに出会えて、本当によかった。
あれから、リグレは魔術やダンジョンでの基本的な立ち回りを覚え、小学校に入学することになった。
入学と同時に家庭教師の契約は終わって、僕はあの家から出ていくことになった。
カリダスさんとエタレオさんは、「リグレの命の恩人なんだからずっとここにいていい」、と言ってくれた。でも、その申し出は辞退した。いつまでも厚意に甘えてるわけにはいかないから。
家を出る日、リグレは前の晩から泣きっぱなしだった。
「うー……、フォルテちゃん……」
「ほら、もう泣くなって」
「だって……、もう……、会えなくなっちゃうんでしょ?」
「そんなことないよ。ときどきは遊びにくるからさ」
「……本当?」
「本当、本当。だから、泣き止んで」
「うん……! 約束……、だからね!」
「ああ、約束だ」
そんなやり取りをして、家を後にした。
しばらくの間は、僕も淋しさを感じることがあった。それでも、約束通り月一回くらいは顔を出してるし、リグレから日記のような手紙がちょこちょこ届くから、離ればなれになったという感じはそんなにしないかな。手紙によると、学校は毎日すごく楽しいらしい。僕の子供の頃と違って、ちゃんと周りになじめてるみたいで安心した。
ベルムさんとルクスさんは相変わらずカフェで働いてるけど、定期的に近くにあるダンジョン跡地の見回りをしてるそうだ。
「また万が一のことが起こるのは勘弁願いたいし、いいリハビリにもなるからな」
「リハビリってことは、本格的にダンジョン探索者へ復帰するんですか?」
「ああ、まだ詳しいことは決めていないが……、この間の一件で気づいたんだ。やっぱりダンジョン探索者が、性に合ってるって」
「ふーん。じゃあ、ベルムさんが復帰したら、僕のおかげですね!」
「ははは! 久しぶりにお前の減らず口が聞けたな!」
「でも……、あのパーティーに戻ったりは、しないですよね?」
「ああ、王都には戻らず別の場所を拠点にする予定だ。それに、あのパーティーは解散したって、少し前の新聞に載っていたぞ」
「ああ、そうだったんですか」
先月顔を出したときに、ベルムさんとそんな話になった。
いつかベルムさんが復帰したときに、また一緒にダンジョンに行けるといいな。
それから、僕はというと――
「がはははは! フォルテ! ちっこいモンスターがそっち行くから、気ぃつけろ!」
「はい! 西をつかさどるものよ……」
――王都に戻って、またダンジョン探索者に戻った。
海辺の街を出ていく日、あいさつするためカフェに立ち寄ったら、ベルムさんから手紙を渡された。内容は、王都を拠点に活動するパーティーへ向けた、僕についての紹介状だった。
「気が向いたら、訪ねてみるといい。今のお前なら、安心して紹介できるからな」
そう言って、ベルムさんは僕を送り出してくれた。
王都に戻ってからリーダーのエビリウスさんを訪ねてみると、「ベルムの紹介ならなんも問題ねぇ!」と即決で採用してくれた。
エビリウスさんは大酒飲みでなにかと荒いところがある人だけど、叱るときはしっかり叱り褒めるときはしっかり褒める性格だから、仲間たちから慕われてる。それに、ダンジョン探索者としての腕も、一流だ。
今日だって、エビリウスさんの作戦のもとで、依頼は危なげなく成功したんだから。
「がはははは! 今日の依頼も成功だ! フォルテ、お前のおかげだ!」
「いえ、リーダーや皆さんと一緒だったおかげですよ」
「がははははは! 嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか! よーし! じゃあ、今日は週末だしこのまま飲みにいこうぜ!」
「あ、すみません。今日はちょっと都合が悪くて……」
「おっと、そうだった、そうだった! 愛弟子に会いに行くんだったな!」
「はい。お付き合いできないのは、残念なんですが」
「がははははは! かまわねぇよ! 愛弟子とベルムたちによろしくな!」
「はい! では、失礼します!」
「がはははは! おう、行ってこい!」
豪快な笑いに見送られながら、依頼の場所を後にした。
それから、したくをして駅に向かい、夜行列車に乗り込んだ。行き先はもちろん、海辺の街だ。
眠ってるうちに日が昇って、列車は海辺の街にたどり着いた。
車両を降りて駅を出ると――
「あ! フォルテちゃーん!」
――満面の笑みを浮かべながら、リグレが走りよってきた。
「フォルテちゃん! 久しぶり!」
「久しぶり。なんだか、会うたびに背が伸びてるな」
「うん! きっと給食で苦手なのがでても、ちゃんと残さず食べてるからだよ!」
「へー、それは偉いな。あ、そうそう、手紙読んだよ、ダンジョン探索者養成コース、合格おめでとう」
「うん! ありがとう! これで、フォルテちゃんと一緒に、ダンジョン行けるようになるね!」
「まあ、まだまだ先の話だろうけど、気長に待ってるよ」
「まかせて! 絶対に、フォルテちゃんを守れるくらい強くなるんだから!」
「それは、楽しみだ」
「うん! 楽しみにしてて! それじゃあ、はやくマリアンちゃんのお店にいこう!」
「ああ。ダンジョン探索者養成コース合格のお祝いなんだから、主役が遅れるわけにいかないもんな」
「うん! それに、フォルテちゃんが怖い石像をやっつけた記念日のお祝いなんだから!」
そんな話をしながら、僕たちはマリアンさんの店に向かった。
店の前にたどり着くと、中からベルムさんたちの楽しげな声が聞こえる。
少し前までは、こんな場所に参加する自分の姿なんて、想像できなかったな……。
「フォルテちゃん、どうしたの?」
「……なんでもないよ。リグレ、ありがとうな」
「えへへー! なんだか分からないけど、どーいたしまして!」
リグレはそう答えながら、屈託のない笑みを浮かべた。
色々あったけど……、この小さなキッカケに出会えて、本当によかった。
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