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第二章
あがいた先に見たもの
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「グォォォォォォォォォ!」
石像は、角を光らせながら何度も雄叫びを上げる。
バキッ
ゴウッ
ザクッ
グサッ
そのたびに、岩が降り注ぎ、火球が肌を焼き、風が体中を切りつけ、氷柱が突き刺さる。
……装備の性能が悪かったら、とっくにグチャグチャになってただろうな。
ただ、今も無事ってわけじゃないけど……。
「ぐっ……」
息をするたびに、岩に打たれた背中と胸が、ミシミシと音を立てながら痛むし。
「っぁ……」
空気がかすかに揺れるだけで、火球に焼かれて風に切られた肌が、ズキズキと痛むし。
「……っぅぅぅぅぅぅぅう!」
少し力を入れただけで、氷柱が刺さった脚に、激痛が走って血があふれ出す。
悲鳴が口からこぼれるくらいだから、呪いの効果は切れたみたいだ。でも、魔術なんて撃てそうにもない。
それどころか、このままだと、そう長くはもたないだろうな……。
「グルルルルルルル……」
……ん?
突然、うなり声とともに、石像の角から光が消えた。
こっちに向けられてた殺気も、なくなっているし……、活動の限界でも来たんだろうか? それとも、僕はもう危険じゃないと判断したのか?
まあ、どっちでもいいか。
このまま動きを止めてくれるなら、その間に体勢を立て直して――
「グルルルルルルル……」
ズシッ、ズシッ
――え?
石像が、階段に向かってゆっくりと歩き始めた。
ひょっとして、まだリグレのことを狙ってるのか?
まったく、このしつこさをマルスたちのときに、発揮してればよかったのに……。
なんで、リグレのときに発揮するんだよ……。
リグレは僕に、やり直すきっかけをくれたんだ。
だから、なにがあっても――
ズシッ、ズシッ
「……おい、バケモノ」
「グルル……」
「お前の相手は……、この僕だろ……?」
――僕が守らなきゃ。
壁に手をつきながら立ち上がると、石像は動きを止めてこっちをにらみつけた。
「グルルルルル……」
うなり声とともに、ふたたび石像の角が光り出し、こっちに向かってくる。
この脚じゃ攻撃を避けるのは無理だし、あと一撃でもくらったらおしまいだろう。
……なら、その前にこっちが仕留めるまでだ。
「東をつかさどるものよ、かの者の歩みをさえぎりたまえ……」
ビュゥゥゥゥゥゥ
「グルルッ!」
突風の壁に阻まれて、石像が足を止める。
「北をつかさどるものよ、かの者を封じたまえ……」
ドゴッ
「グァッ!」
地面から石の壁が突き上がり、石像を封じる牢獄を形成する。
「南をつかさどるものよ、かの牢獄に焦熱を与えたまえ……」
ジジジジジジジ……
「ガァッ!」
石の牢獄が赤熱して、中から何かが焦げる臭いと苦しそうな叫び声がもれてくる。
よし、これであとは……。
「西をつかさどるものよ、かの牢獄を満たしたまえ……」
ザァァァァァァァ
「グゥッ!」
牢獄の中から、水の流れる音と、石像のうめき声が響いてくる。
これで、終わりだ……。
「……くらえ、水蒸気爆発!」
ドォォォォォン
「グァァァァァァァァァ!」
凄まじい爆発音とともに石の牢獄が爆発し、白い煙が広間を埋め尽くす。
突風で壁を作ったおかげで、こっちに被害はないけど……、我ながらものすごい威力だな……。ダンジョンが崩れなくてよかった……。
さすがにこれで、あの石像もバラバラに――
「グォォォォォォォォォォッ!」
――ウソ、だろ?
煙の中から、雄叫びが響いてくる。
目をこらすと、白い煙の中で、巨大な黒い影がうごめいているのが見えた。
「そんな……、爆発も効かないなんて……、ぐっ!?」
全身が……、痛い……。
くそっ……、固有スキルの効果が……、切れたんだ……。
「グルルルルルル」
ズシッ、ズシッ
石像が……、どんどん近づいてくる……。
「グルルルルルルル」
ズシッ、ズシッ
はやく……、なにか魔術を撃たなきゃ……。
「グォォォォォ!」
ズシッ、ズシッ
でも……、もう……、立ってるのも無理だ……。
「グォォォォォ!」
ズシッ、ズシッ
目の前が……、ジワジワと……、暗くなってく……。
「オォォォォォォォォォォ!」
キィィィィィィィィィ
頭の上から……、石像の雄叫びと……、骸骨の群れが発した光線の音が聞こえる……。
ああ、本当に、ここまでなんだ……。
リグレ……、どうか無事で……。
「グォォォォォォォォ!」
キィィィィィィィィィ
「そこまでだ、バケモノ!」
あれ……、この声は……?
ヒュン!
バシッ!
「ガァッ!?」
突然、なにかが空を切る音とぶつかる音、それと石像の短い悲鳴が聞こえてきた。
「マリアン! すぐに、フォルテの治療を!」
「ええ、任せて!」
「ルクスはアイツの弱点を探ってくれ!」
「ああ、分かった」
それに、聞き覚えがある声も耳に入ってくる。
これは……、幻聴なのか……?
「光よ、かの者の傷を全て癒やしたまえ」
呪文を唱える穏やかな声とともに、視界が明るくなった。
首を動かすと、杖を片手に微笑む白いワンピースを着た女性が、目に入る。
「マリアン、さん……?」
「ふふふ、そうよ」
「えーと……、ひょっとして、幻覚ですか?」
「何を聞いてるのよ。あれだけのケガを完全回復させたんだから、幻覚なわけないでしょ?」
マリアンさんが幻覚じゃないってことは……。
慌てて跳び起きると、そこには――
「待たせたな。フォルテ」
「お待たせ、フォルテ」
――白い鎧を着たベルムさんと、黒い服を着て胸当てを装備したルクスさんの姿があった。
なんだか三人とも、姿がにじんで見えるけど……、本当に幻覚じゃないんだよね?
石像は、角を光らせながら何度も雄叫びを上げる。
バキッ
ゴウッ
ザクッ
グサッ
そのたびに、岩が降り注ぎ、火球が肌を焼き、風が体中を切りつけ、氷柱が突き刺さる。
……装備の性能が悪かったら、とっくにグチャグチャになってただろうな。
ただ、今も無事ってわけじゃないけど……。
「ぐっ……」
息をするたびに、岩に打たれた背中と胸が、ミシミシと音を立てながら痛むし。
「っぁ……」
空気がかすかに揺れるだけで、火球に焼かれて風に切られた肌が、ズキズキと痛むし。
「……っぅぅぅぅぅぅぅう!」
少し力を入れただけで、氷柱が刺さった脚に、激痛が走って血があふれ出す。
悲鳴が口からこぼれるくらいだから、呪いの効果は切れたみたいだ。でも、魔術なんて撃てそうにもない。
それどころか、このままだと、そう長くはもたないだろうな……。
「グルルルルルルル……」
……ん?
突然、うなり声とともに、石像の角から光が消えた。
こっちに向けられてた殺気も、なくなっているし……、活動の限界でも来たんだろうか? それとも、僕はもう危険じゃないと判断したのか?
まあ、どっちでもいいか。
このまま動きを止めてくれるなら、その間に体勢を立て直して――
「グルルルルルルル……」
ズシッ、ズシッ
――え?
石像が、階段に向かってゆっくりと歩き始めた。
ひょっとして、まだリグレのことを狙ってるのか?
まったく、このしつこさをマルスたちのときに、発揮してればよかったのに……。
なんで、リグレのときに発揮するんだよ……。
リグレは僕に、やり直すきっかけをくれたんだ。
だから、なにがあっても――
ズシッ、ズシッ
「……おい、バケモノ」
「グルル……」
「お前の相手は……、この僕だろ……?」
――僕が守らなきゃ。
壁に手をつきながら立ち上がると、石像は動きを止めてこっちをにらみつけた。
「グルルルルル……」
うなり声とともに、ふたたび石像の角が光り出し、こっちに向かってくる。
この脚じゃ攻撃を避けるのは無理だし、あと一撃でもくらったらおしまいだろう。
……なら、その前にこっちが仕留めるまでだ。
「東をつかさどるものよ、かの者の歩みをさえぎりたまえ……」
ビュゥゥゥゥゥゥ
「グルルッ!」
突風の壁に阻まれて、石像が足を止める。
「北をつかさどるものよ、かの者を封じたまえ……」
ドゴッ
「グァッ!」
地面から石の壁が突き上がり、石像を封じる牢獄を形成する。
「南をつかさどるものよ、かの牢獄に焦熱を与えたまえ……」
ジジジジジジジ……
「ガァッ!」
石の牢獄が赤熱して、中から何かが焦げる臭いと苦しそうな叫び声がもれてくる。
よし、これであとは……。
「西をつかさどるものよ、かの牢獄を満たしたまえ……」
ザァァァァァァァ
「グゥッ!」
牢獄の中から、水の流れる音と、石像のうめき声が響いてくる。
これで、終わりだ……。
「……くらえ、水蒸気爆発!」
ドォォォォォン
「グァァァァァァァァァ!」
凄まじい爆発音とともに石の牢獄が爆発し、白い煙が広間を埋め尽くす。
突風で壁を作ったおかげで、こっちに被害はないけど……、我ながらものすごい威力だな……。ダンジョンが崩れなくてよかった……。
さすがにこれで、あの石像もバラバラに――
「グォォォォォォォォォォッ!」
――ウソ、だろ?
煙の中から、雄叫びが響いてくる。
目をこらすと、白い煙の中で、巨大な黒い影がうごめいているのが見えた。
「そんな……、爆発も効かないなんて……、ぐっ!?」
全身が……、痛い……。
くそっ……、固有スキルの効果が……、切れたんだ……。
「グルルルルルル」
ズシッ、ズシッ
石像が……、どんどん近づいてくる……。
「グルルルルルルル」
ズシッ、ズシッ
はやく……、なにか魔術を撃たなきゃ……。
「グォォォォォ!」
ズシッ、ズシッ
でも……、もう……、立ってるのも無理だ……。
「グォォォォォ!」
ズシッ、ズシッ
目の前が……、ジワジワと……、暗くなってく……。
「オォォォォォォォォォォ!」
キィィィィィィィィィ
頭の上から……、石像の雄叫びと……、骸骨の群れが発した光線の音が聞こえる……。
ああ、本当に、ここまでなんだ……。
リグレ……、どうか無事で……。
「グォォォォォォォォ!」
キィィィィィィィィィ
「そこまでだ、バケモノ!」
あれ……、この声は……?
ヒュン!
バシッ!
「ガァッ!?」
突然、なにかが空を切る音とぶつかる音、それと石像の短い悲鳴が聞こえてきた。
「マリアン! すぐに、フォルテの治療を!」
「ええ、任せて!」
「ルクスはアイツの弱点を探ってくれ!」
「ああ、分かった」
それに、聞き覚えがある声も耳に入ってくる。
これは……、幻聴なのか……?
「光よ、かの者の傷を全て癒やしたまえ」
呪文を唱える穏やかな声とともに、視界が明るくなった。
首を動かすと、杖を片手に微笑む白いワンピースを着た女性が、目に入る。
「マリアン、さん……?」
「ふふふ、そうよ」
「えーと……、ひょっとして、幻覚ですか?」
「何を聞いてるのよ。あれだけのケガを完全回復させたんだから、幻覚なわけないでしょ?」
マリアンさんが幻覚じゃないってことは……。
慌てて跳び起きると、そこには――
「待たせたな。フォルテ」
「お待たせ、フォルテ」
――白い鎧を着たベルムさんと、黒い服を着て胸当てを装備したルクスさんの姿があった。
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