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2016年

改行と漢字の使いすぎ問題、お返しレビュー感想

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 僕の小説をフォローしてくれたり、☆をつけてくれた方々にお返しレビューしようと思ったんですよね。

 そしたら、作品の内容、文章力以前の問題が目についた。

 「スマホで読まれる文章」ならではの要点というとある編集者さんが書いた文章が「小説家になろう」にあるのだが、これを熟読して欲しい。

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「その刹那(せつな)、世界中の光を集め尽くしたかのようなまばゆい光が鬱々とした洞窟内に満ち、竜夫は暗い穴から抜け出したばかりの鉱夫のように目が眩(くら)んだ」
                    
出版社に小説を持ち込むプロ志望の人が、こういう文章を書きがちだ。                             

この一文だけなら良いとしても、こういう表現がずっと続くから、何がどうなったのか分からなくなる。「その瞬間、まばゆい光が洞窟に満ち、竜夫の目を眩ませた」と簡潔に表現する方が、ずっと良い。文章は伝わりやすいことが第一。その上で、印象に残る表現が所々にあるくらいがちょうどいい。                             

さらに、スマホで読まれることがメインの文章ならではのポイントがある。「一画面に収まるくらいのブロックをつくっていく」ということだ。

「スマホで読まれる文章」ならではの要点より
http://ncode.syosetu.com/n7115cr/3/
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 これを実行すれば今の何倍も作品が読まれ、評価されるようになる。
 僕は句読点が多く、改行しすぎの文章を書くのだが、それぐらいの方がいいかもしれない。

 あと、漢字の使いすぎ、文章のセンテンスが長すぎる。
 こういう点がとても気になった。

 漢字というのは文章のアクセントとして使うのがいい。
 5~6文字に一文字ぐらい。

 これは「小説道場」をやっていた中島梓さん(道場主、ベストセラー作家、栗本薫さんの評論のPN)が言っていたことだが。

「道のわき」と書くよりも、「道のわき」と書いた方がいい場合がある。文章のバランスを考えて、漢字をひらく(ひらがなにすること)と文章が読みやすくなる。

「飛騨は下鴨神社の参道わきに広がる<糺の森>に踏み込んでいった」という文章を書いたのだが、

「飛騨は下鴨神社の参道わき|に広がる<糺の森>に踏み込んでいった」が最初のものだった。

「飛騨は下鴨神社の参道わきにひろがる<糺の森>に踏み込んでいった」でも良かったかもしれない。

「飛騨は<糺の森>に踏み込んでいった」というのがメインの文章なので、「下鴨神社の参道わきにひろがる」というのは読み飛ばしてもらっても構わない。

 読者は漢字で目がとまってしまう傾向がある。
 それを逆用して強調したい文章のセンテンスに漢字をつかうことで、読みやすくしたり、アクセントとして用いることができる。

 文章というのはいろんな解釈があるが、ある種のデザイン的な視点で眺めるのも大切かもしれない。

 Web小説など、スマホで読まれる文章を書く際はそういう注意点がある。

やはり、そういう意味でも「オレオ」は凄い小説である。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880427843

 わかりやすい、シンプルなデザインの三文字小説である(爆)


 以下のエッセイは必読である。
 僕のエッセイは最初の方だけ読んだら大丈夫かもしれない。


現役編集者が「小説家になろう」で受ける作品と受けない作品を分析してみ 作者:とある編集者
http://ncode.syosetu.com/n7115cr/

小説家になるための戦略ノート 作者:坂崎文明
http://ncode.syosetu.com/n4163bx/
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