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2015年

新小説投稿サイトは「カクヨム」情報、冲方丁の「ライトノベルの書き方講座」から学ぶ長編を書き切って完結させるためのテーマ論

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KAOKAWAXはてなの新小説投稿サイトは「カクヨム」という名前になったようです。
https://kakuyomu.jp/

 「カクヨム」では賞金総額700万の各ジャンルのWeb小説コンテスト(7ジャンルの大賞賞金100万+書籍化確定)を募集していて、12月から投稿受付して、12月25日~2月28日の間(外部から見えない仕様)に小説書きためて、2月29日から作品公開されて、読者投票、コンテストスタートのようです。


>コンテストの応募受付期間と読者選考期間について
これについて、幾つかご質問をいただいたので
まとめてご回答致します。
応募受付期間である12月25日~2月28日の間は、
アップいただいた小説は外部から見えない仕様となっております。
ですので、この期間に投稿機能に慣れていただきつつ原稿を書きため、
2月28日いっぱいまでにプロローグだけでも投稿いただければ、
それをもってエントリー完了となります。
2月29日からは小説が自動的に読者に公開され、
同時に読者選考がスタートします。

新・小説投稿サイト「カクヨム」準備会より
http://kadokawa-toko.hatenablog.com/


 たぶん、カドカワの人気作家もなろうから作品投稿するんだろうけど、作品傾向もなろうとそんなに変わらないと思うけど、なろうで評価されてないとか、全く違う流れになる可能性もあるので、自作品の中で自信作とか、評価が高い作品、新作などを投稿してみては?と思います。


 僕的には、最初、コンテンツ不足になるであろう新・小説投稿サイト「カクヨム」に新作や主要作品を移転して書き溜めて公開を待つ、なろうは小説の作品のメイン置き場(アクセス数、作品数最強サイト)、アルファポリスは作品宣伝、投稿インセンティブなどの賞金、アクセスアップ(ユニークユーザー=アクセスという感じ)の場所みたいな感じで考えています。

 やっぱり、これからはじまるサイトの方が多少なりとも新しい流れができる可能性があるのですが、まあ、最終的にはなろう的な作品が主力になりそうな予感がします。

 最初の大賞受賞作がその後の流れをかなり決めてしまうのではと思います。
 あまり過剰な期待はせずに、とはいえ、最初は「カクヨム」に集中した方がいいかなとも思いますね。
 可能性という意味では期待はもてますね。



アルファポリス 第8回エッセイ・ブログ大賞 
http://www.alphapolis.co.jp/contPrize/


 12月から開催の「アルファポリス 第8回エッセイ・ブログ大賞」に「小説家になるための戦略ノート」を出していますので、よろしくお願いします。

 何とか10位以内を目指して頑張ります。
 12/6まで試験勉強中のため、スタートダッシュはできないのですが、それ以降は小説の完結、エッセイなども更新していきたいと思います。




ぶらりずむ黙契録
http://towubukata.blogspot.jp/

新装版 冲方丁のライトノベルの書き方講座 (このライトノベルがすごい!文庫) 文庫、冲方 丁  (著) 
http://www.raitonoveru.jp/siryou/ubukata.html


 「冲方丁のライトノベルの書き方講座」を読んでまして、『マルドゥック・スクランブル』の創作論などがありまして、ちょっとしたメモ書きから、プロットを練っていって、作品が出来上がるまでの過程が書かれていました。

 
 で、冲方丁氏が作品を書く動機というのが、作品の主題(テーマ)だということにびっくりしまして、ちゃんと、企画書のようなものまで書いて担当編集者にOKをもらい、種書き、骨書き、筋書き、肉書き、皮書きとか、かなり段階を経て作品が完成しています。

 大体、僕の場合は作品の方向性、世界観だとかが漠然とあり、キャラクター中心に組み立てて、キャラクターの関係性が作品を作り上げていきます。
 
 自作の「複垢調査官 飛騨亜礼 ≪短編連作版≫」で説明しますと、

1、なろうの複垢問題をテーマに、一話完結で短編連作で書く。
2、複垢調査官の飛騨亜礼と、小説投稿サイトの運営の神楽舞のお話。


 こんな感じではじまります。行き当たりばったりです。
 書いているうちに、何となくテーマが浮かんできて、同じ現代物の別作品「匿名捜査官タグ」の公安警察の神沢優とか、「常世封じ道術士 風守カオル」の風守カオルが出てきて、秘密結社「天鴉アマガラス」シリーズの世界観がでてきます。


 第一章 複垢調査官
 第二章 巨大小説投稿サイト<作家でたまごごはん>
 第三章 ネット小説投稿サイト三国志


 それから作品テーマが変遷していって、こういう感じで章が立てがなされています。
 複垢がテーマだったのが、小説投稿サイトの話になって、最後はゲームサイトの複垢がテーマになっています。


 冲方丁氏の場合、最初に主題(テーマ)があり、それが書きたいがために、種書き(アイデアメモ)→骨書き(作品の世界観、キャラクター原案、企画書)が出来て、編集者にOKもらう。

 その後、「筋書き」でストーリーラインを決めて、ここでまた編集者のネーミングなどのアイデアが入ったり、その後、やっと削るの前提で「肉書き」で執筆に入り、「皮書き」で推敲して修正→完成です。

 この方法だと、アニメなどの他人と一緒に作品を作るのに向いてる方法だと思います。
 途中で編集者のチェックなどが入れやすい。
 事実、「蒼穹のファフナ―」(http://fafner-exodus.jp/)などのアニメ作品の原作などもやってますね。


 なろうの小説の場合は、最初に設定ありきで、キャラと設定のインパクト命で出発してという感じです。
 確かに、最初の設定、キャラが面白ければ、ある程度は話は続きますが、途中でネタに困って行き詰るとか、エタる可能性も出てきます。

 長編の場合は特にそうなりやすいですが、これを防ぐには、最終的な目標(テーマのようなもの)を漠然と決めるというのもいいでしょう。
 あと途中のネタに困るとかの場合もある。

 確かに、主題(テーマ)を決めなくても作品は書けるだろうし、だけど、僕も多くの作品をエタらせてる(書いてる途中ではありますが)ので、主題(テーマ)、構成などをちゃんと決めておくのは大切かなと思ってきています。

 この主題(テーマ)って、一体、何なんだろう?という話ですが、作品のストーリーラインの背景に流れる副旋律のようなものだと思います。

 スターウォーズに例えたら、帝国との戦いが主旋律だとすると、ダースベーダ―とルークの親子関係が副旋律、主題(テーマ)みたいなものになるのでしょうか。

 作者が作品で最も語りたかったことが主題(テーマ)なんでしょうね。

 だから、主題(テーマ)は作品のストーリーを追っていくうちに、自然に浮かび上がってくるものとも言えます。

 このテーマって意外と、親子関係とかがテーマになることが多いというか、人間関係こそが人間が一番、興味を持つことなんでしょうね。
 なろうの最強、無双(社会的地位、評価)、ハーレム(女性関係、評価)も結局はそこに行きつくように思います。



 最初から主題(テーマ)が見えてこなくてもいいのですが、長編を書いて行くためには、主題(テーマ)というのは重要かなと思ってきています。

 個人的には作品を書いてるうちに、主題(テーマ)が見えて来たら、長編作品が出来上がっていくというような感じですね。


小説のテーマとは何か? 
http://www.raitonoveru.jp/howto/c01.htm


 「ソードアート・オンライン」(http://www.swordart-online.net/)のテーマって何だろう?と考えると、キリトの無双とハーレム的人間関係だろう、デスゲームという答えもありそうですが、最新作の「アリシゼーション」編では「人工知能」がテーマになってるように思います。

 「仮想ゲーム」の世界を描くことではじまったSAOが、最新作では「仮想生命体」が大きなテーマになったりしています。

 つまり、もう書きたいことがない、書きたいテーマがないとなったら、その作品は終わりを告げるし、この設定、キャラで書きたいテーマがあり続けることで、長編作品を書き続けられるんじゃないかと思いました。

 ルパン三世はよほど、設定、キャラが優れているのか、いつまでも新作が作られるし、なろうのテンプレもある意味、キャラや展開の設定がいいのか、類似作品が沢山、作られることになっています。

 
 結論としては、設定、キャラの斬新さ、それに作品のテーマが決まると長編作品が書ききれるのでは?と思います。


 次回は小説の創作論だとは思いますが、中東情勢も大変そうで、地方都市や少子化問題などもネタ(「日本経済とサラリーマンの人生サバイバル戦略」の方に書く)としてストックしてますが、なるべく、小説関係のお話の続きが書けたらなあと思います。


 前回の中東情勢話は反響なかったしということで。








(あとがき)

アルファポリス ほっこり・じんわり大賞(新設)
https://www.alphapolis.co.jp/prize

我が家の猫は王様である 饕餮
https://www.alphapolis.co.jp/novel/274274583/272188359

 
 僕も猫ものの小説書いてたんですが、応募をためらってしまって、ほっこりはやっぱり猫物という饕餮さんが一位ですね。
 とはいえ、僕は日常的に猫飼ってはいないし、猫愛が薄いので、続きそうもなくて応募やめました。
 
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感想 5

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