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2015年

日本の建国と日の丸、古事記と飛騨王家の謎

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重要文化財 指定名称:紙本著色清水寺縁起
http://www.emuseum.jp/detail/101303/000/000?d_lang=ja

「日の丸」の万華鏡(15)日の丸を掲げた蝦夷
http://hangeshow.exblog.jp/9621631

裏古事記 日本人のルーツ飛騨
http://roots-hida.info/

縄文夢通信と『日抱き』の御魂鎮め、レイラインと古代人の超能力開発法
http://ncode.syosetu.com/n8874cg/14/

アテルイ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%A4



 この清水寺の絵巻物に妙な絵が描かれていて、蝦夷の軍船と征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が戦ってるものなんですが、蝦夷の軍船に「日の丸」が掲げられていて、軍船自体が非常に立派なんですよね。

「日の丸」の万華鏡(15)日の丸を掲げた蝦夷
http://hangeshow.exblog.jp/9621631


 「日の丸」「日本」の起源は蝦夷の地である東北の日高見(ひだかみ)の国だと言われていますが、日本刀も古代刀は直刀だったのが、馬上で刀を振るうのには湾曲してた方が使いやすいということで、蝦夷の蕨手刀わらびてとうを真似て造られたみたいです。

 「日の丸」って、敵を威圧する呪術的意味があったようです。

 製鉄、鉱山、馬などの技術は蝦夷の方が高度なものがあって、京都の公家にわいろとして贈られた金銀などが仇となって侵略を招いたと思われます。

 征夷大将軍、坂上田村麻呂さかのうえのたむらまろといえば、蝦夷の首長、「阿弖流為(アテルイ)」と戦って、実際は移住政策など懐柔策を取ったらしく、最後には講和して、講和条件として京都に「阿弖流為(アテルイ)」を連れてきて、助命嘆願したけど、斬首されたというエピソードがあります。

 実は清水寺は坂上田村麻呂が桓武天皇の財政支援で創建したお寺のようです。
 「阿弖流為(アテルイ)」の鎮魂の碑もあったりします。

 
 飛騨の伝承によれば、どうも古代縄文王朝の飛騨王朝がアマテラスの天孫族であり、飛騨王朝と出雲王朝との婚姻のお話がイザナギ、イザナミの話のようです。

 高天原というのは縄文時代において寒冷化が進んで、高地に住んでいた人々が平地に住むようになっていった様子が天孫降臨のようです。

 ただ、高天原は全国にあって、日向神話も間違いではなく、古代縄文王朝の飛騨王朝は分家と本家という仕組みを作って、全国に子孫を派遣して土地の豪族と政略結婚のようなものを繰り返していったようです。

 飛騨の王家の本家には苗字がなく、分家は苗字があったようです。

 アマテラスの時代よりかなり下って、ニニギノミコトが九州統合に赴いた時に、現地豪族の姫との結婚で神武天皇が生まれ、近江、奈良王朝(飛騨から遷都)でナガスネヒコのクーデターが起きて、それを鎮めるために神武天皇の東征が行われます。これはホツマツタエの伝承ですが、こっちの方が話の辻褄が合いますね。飛騨の伝承だと誤って戦争になるというものです。

 飛騨王朝的には神武帰還(ニニギノミコトの孫に当たるので)という伝承ですが、そういう捉え方も立場的には正しいですね。
http://roots-hida.info/yamato/

 これは神武が日向王朝出身なので、そちら中心の記述になってしまうのは仕方ないと言うか、先祖の業績は神話にしてぼかしたようですね。

 しかし、古事記の編集においては、各地に散って日本を守った飛騨王朝の子孫で天鈿女命の子孫・猿女君の末裔の稗田阿礼(女性の巫女さん?)の口伝によって書かれたようですね。

稗田阿礼
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%97%E7%94%B0%E9%98%BF%E7%A4%BC

 天鈿女命あまのうずめのみことの子孫・猿女君というのは、アマテラスが岩戸隠れした際に、舞をまってアマテラスを誘い出した神様です。

 他には中臣氏の祖神の天児屋命あめのこやねのみこと、忌部氏(後に斎部に改名、信長も忌部氏である)の祖神の天太玉命あめのふとだまのみことは八咫鏡とか、祈祷をしたりしてるのですが、中臣氏→藤原氏が権力を握っていったので、古事記が書かれた頃には天皇家の祭祀などは中臣氏に独占されていってますね。

 斎部広成によって書かれた「古語拾遺」には、そういう愚痴というか、中臣氏、藤原氏批判が書かれてますね。

>古語拾遺(こごしゅうい)は平安時代の神道資料である。官人であった斎部広成が大同2年(807年)に編纂した。全1巻。 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E8%AA%9E%E6%8B%BE%E9%81%BA
 
 
 藤原氏は五摂家として、近衛家、一条、三条家などと名前を変えて、未だに天皇家と婚姻してるので、古事記は正史、他の古代文書は偽書になってしまうのは仕方ない面もあります。
http://episode.kingendaikeizu.net/6.htm


 現代社会においても五摂家は天皇家と結びついてるので、その五摂家の祖先藤原氏と持統天皇が書いた古事記は正史という歴史の歪みは修正されないのです。

 歴史というのは常に勝者の歴史なので、忌部氏の子孫である信長が南蛮貿易でイエズス会から鉄砲を調達して天下武布とか言い出したことを考えると、日本の首相のバックにアメリカの武器援助がついて日本征服はじめたようなインパクトがあったのだろうと思います。

 県を廃止して州になります。天皇家、公家は廃止します、みたいな感じだと思うので、そりゃ、本能寺で暗殺されますわ。イエズス会も信長に騙されて? のちに手のひら返ししたのだけど。

 つまり、実際は偽書とされる歴史書は宗教的な不純物も混じってはいますが、敗者の言い分、立場の違う歴史書として捉えるべきだと思います。

 こういうことは現代でも起こっていて、薬害説濃厚な子宮頸がんワクチン、「福島の甲状腺がん50倍」なんて大したことないんだぜ!といってなかったことにしようとする記事がでたりして、非常に怖い社会になってます。


あの激しいけいれんは本当に 子宮頸がんワクチンの副反応なのか 日本発「薬害騒動」の真相(前篇)
2015年10月20日(Tue)  村中璃子 (医師・ジャーナリスト)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5510

「子宮頸がんワクチン」への疑問:重大な副作用
http://home-yasupapa.pya.jp/shikyukeiganwakutinnokiken-6.html

第6章 ワクチン商売の裏側
http://vaccine.luna-organic.org/?page_id=524

「福島の甲状腺がん50倍」論文に専門家が騒がないわけ(上)
(このサイトの記事自体が偏っていて、「チェルノブイリの祈りという」ノーベル文学賞取った作品を批判していたり、「福島の甲状腺がん50倍」論文批判では科学仮説を鵜呑みにしてはいけない?とか、原子力報道・メディアの責任を問う【シンポジウム案内】GEPR編集部→東電と政府の責任のどうなった?ですし、エネルギーって原発しかないような公正を書く記事が多いようです。つまり、政府、電力会社の意向を受けて原発推進派のPRサイトだと思います。医者がこんな記事書いてもいいのかと思ったりしますね)
http://www.gepr.org/ja/contents/20151109-02/

「福島の甲状腺がん50倍」論文に専門家が騒がないわけ(下)
http://www.gepr.org/ja/contents/20151109-03/


 上記の記事にもありますが、子宮頸がんワクチンの会社がインフルエンザワクチン騒動と同じ会社だったりして、流行しなくて注文取り消しになったインフルエンザワクチンの損害賠償を請求しない代わりに、子宮頸がんワクチンの無料強制接種のようなことが行われたようです。

 一説によると日本人根絶やしワクチンという話もでています。14歳ぐらいの女子に強制的に子宮頸がんワクチンを無料接種するらしく、拒否権がないのはどうもおかしいという批判もありますね。

 これは731部隊の生き残り内藤良一中心(人体実験データでアメリカと取引し戦犯逃れ)に設立した「日本ブラッドバンク」→「ミドリ十字」(薬害エイズ、薬害肝炎/フィブリノゲン事件を起こす)→「三菱ウェルファーマ」→「田辺三菱製薬」となったりしたのを思い出した。

ミドリ十字
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%89%E3%83%AA%E5%8D%81%E5%AD%97


 同じ会社が同じような問題を起こすことが多いのだ。
 合併して名前が変わっていくのが怖いのだけど。



 話を戻しますと、稗田阿礼が異常な記憶力を持っていた理由は、飛騨に神通力(超能力、脳力)開発のトレーニングとしての「日抱御魂鎮ひだきのみたましずめ」という神事があったからのようです。

 湖の周りに一族が輪になって、太陽や月の光を見つめる瞑想法があったようです。
 それで未来の予言や透視能力を得ていたようです。

 僕は七歳ぐらいの時にてんかん発作を起こして、その後の脳波測定時に光の点滅で脳波測定するものがあったりするのですが、どうも常人より記憶力がいいようです。てんかん発作(ひきつけ)はその時だけで、その後、20歳ぐらいまで投薬、脳波測定したが、もう大丈夫と言われて治った?ようです。薬物治療の終了のガイドラインに当てはまったんだろうね。成人になると治る人もいる。大体、てんかんの人は巫女さん、霊能者、宗教家になる人が多いですね。

てんかん(作家ではフィリップ・K・ディック、フョードル・ドストエフスキー、宗教家ではジャンヌ・ダルク、パウロ、ムハンマド - 側頭葉癲癇が、彼に霊感を与えていた原因の一つである、という分析がある。
エゼキエル(預言者)、学者ではソクラテス(哲学者)、エマヌエル・スヴェーデンボリ(科学者・政治家・神秘主義思想家)、カール・グスタフ・ユング(精神科医・心理学者) - 幼少時、失神を伴う痙攣発作をたびたび起こしていた。アルベルト・アインシュタイン(理論物理学者)6歳の時に、家庭教師が自宅を訪れた際に発作を起こし、家庭教師に向かって椅子を投げつけた事がある。南方熊楠(博物学者・生物学者・民俗学者) - 14歳頃の時、精神的な病を発し、18歳の時、授業中にてんかん発作を起こし、明治22年4月27日「夜癲癇発症」と、日記に記している)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%8B%E3%82%93


 といっても、そんなに大した能力ではなく、これは資格試験とかで、過去問10年分を5回通りぐらいやったら、大体、問題も含め正解率は80~90%ぐらいになるよね、程度の話です。

 だけど、2ちゃんねるの資格掲示板をみると、過去問だけでは合格しない派と、合格する派がいて、資格試験に合格する人のテスト後の感想を見ると、必ず「ほんとど過去問の類似問題で80点以上取れた」という。これは単純に勉強をどれだけしたか、記憶力の違いなんでしょうね。

 僕の幼馴染の霊能者の女性も、小学生か幼稚園頃からの同級生の記憶が全部あって、このレベルになるともう超能力としか思えないレベルに思います。

 霊能力とか超能力と記憶力は何か関連があるというか、聖徳太子のエピソードも誇張はあるにしても、稗田阿礼みたいな幼馴染みがいるもんだから、確か彼女の祖母は「まじない師」で、子供の頃も僕のかんの虫封じのまじない受けてるらしい。

 


 実は岡山市倉敷市児島郡に「稗田」という地名があるみたいだから、古代の飛騨王国の人が移住してきてる可能性があります。たまに自動車でそこ通るといつも気になってたんだが。

稗田八幡宮(倉敷市児島稗田町1668)、旧稗田村というのがあったらしい。
http://nonmasashi.blog.jp/archives/1016986636.html

>疳の虫(かんのむし)とは乳児の異常行動を指していう俗称。特に夜泣き、かんしゃく、ひきつけなどを指す。「癇の虫」「勘の虫」などの表記もあるが正しくない。疳とは漢方医学で脾疳(ひかん)のことで乳児の腹部膨満や異常食欲などをいったが、本邦では乳児の異常行動は疳の虫によって起きていると信じられ、民間の呪医(まじない師)によって虫切り、虫封じ、疳封じなどの施術が行われた。施術の概要は乳児の手のひらに真言、梵字などを書き、粗塩で手のひらをもみ洗いして、しばらく置いてみると指先から細かい糸状のものが出ているのが見えるといい、これが虫であるとされた(実際は手を洗う水の中に真綿が少量混ぜてあり、乾いてくるとそれまで見えなかった真綿が見えるようになるのである)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%B3%E3%81%AE%E8%99%AB


 1960年代(昭和40年代)は、まだ、こういう「まじない師」は活動していて、僕の祖母もかまど芋粥いもがゆを炊いてたし、井戸水で洗濯板でせっけんで洗濯し、ノーパンで着物姿で生活してました。

 かんの虫は、いろいろとあるけど、てんかんのような脳の過剰放電が原因ではないかと思っています。幼児は脳などが急成長するので、バランスが崩れやすい。アインシュタインも、発作は6歳ぐらいだったから、これぐらいの年代が結構、発作が起こりやすいみたいです。

 これは脳内麻薬物質の過剰分泌になるので、変なビジョンが見えたりするみたいです。LSDや麻薬なくても見えちゃう訳で(爆)、調子が悪い時は麻薬を補助的に使ったんですね。だから、古代から霊能者やシャーマンと麻薬は切っても切れない仲なんでしょうね。

  
 話を戻します。

 ポケモンアニメの光刺激てんかん事件がありましたので、光刺激によって脳波をコントロールするシステムが縄文の神事にあったのではないかと思います。

 脳というハードをシンクロすれば、心の状態も同じなので心理的対立が起こりにくく、和解しやすいのです。祭りそのものがそういう状態を作り出すもののようですね。

 たぶん、この神事が「大和(やまと)」の起源かもしれません。
 
 超能力まではいかなくても、稗田阿礼が異常な記憶力というのは、この能力開発のトレーニングの神事とかと関わっていろ可能性があります。


 それで、透視能力の実験をした福来友吉博士は飛騨の高山市出身で、この「日抱御魂鎮め」という神事を知っていて、それを科学的に証明したかったのかもしれません。


福来友吉
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E6%9D%A5%E5%8F%8B%E5%90%89

 
 ナガスネヒコは敗れた後に東北に逃れるのですが、スネを守る防具として荒脛巾(アラハバキ)というのがあって、ナガスネヒコ=アラハバキ神として祀られていったようです。

 ホツマツタエによれば、縄文時代は出雲(山陰、北陸含)と飛騨、近江王朝(葦原の中つ国、何度か遷都があった)、東北の日高見国、越の国(新潟あたり)などなど、東日本中心に国が栄えていて、縄文晩期に弥生人が今の上海、福建省付近から稲作を持って九州に渡来してきたりしています。

 朝鮮半島などからもかなり来ていて、縄文時代は桜島沖の鬼界カルデラの噴火により、ほぼ九州は無人だったので渡来人のるつぼとなって、そこを平定する必要性がでたようですね。
http://disastress.com/%E9%AC%BC%E7%95%8C%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%A9%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%99%B4%E7%81%AB%E3%81%97%E3%81%9F%E6%99%82%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%AB/
 
アラハバキ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%90%E3%82%AD
 
ホツマツタエ
http://www.hotsuma.gr.jp/

飛騨王朝と越の国・・・・もうひとつの古代勢力
http://ugaya.jimdo.com/2014/09/06/%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%8F/

 
 この飛騨王国の伝承が正しいと仮定すると、「日の丸」や「日本」の謎が解けるというか、最初の天皇家は東日本の縄文王国(飛騨起源の葦原の中つ国)から出たんだなと考えると納得がいきます。

 イザナギ、イザナミが出雲の根の国との政略結婚でアマテラスが生まれるのはホツマツタエと共通しています。
 それとナガスネヒコの反乱、出雲の国譲りなどの伝承は共通しています。
 日高見の国などの配置も同様ですね。

 ホツマツタエではナガスネヒコの反乱制圧のために、神武東征(飛騨と日向族の混血の王)が行われることになってること、出雲の国譲りの真相が大国主の女狂いによる幽閉(出雲大社は牢屋だった)という理由はちょっとびっくりしました。出雲大社の大国主の妙な配置も何となく意味が納得できる。

 大国主は参拝者に正対せず、正対してるのは大和系の神々が正対している。
 怨霊封じ的な配置になっている。

 ホツマツタエではナガスネヒコの娘が当時の天皇の后だったので、血がつながってるとはいえ、九州からきた神武が即位すれば、そういう地位を失うので、反乱起こすのも無理ないと思いますね。 

 大国主が新羅に行っていて、その子供がスクナヒコなどとして帰ってきて、大国主が亡くなった時に、飛騨から派遣された出雲国造を釜で煮て殺害して、沼に水葬したエピソードが出雲国造の神事として伝わってるようです。
http://roots-hida.info/country-surrender/

http://roots-hida.info/sinzi/


 日本では水葬はないとされてますが、柿本人麻呂が水死刑にされたという説があり、そういう歌が万葉集に詠われています。(梅原猛説)
http://www.geocities.jp/janggijp/omake/sosogire.html


柿本朝臣人麿の死みまかりし時、妻依羅よさみの娘子をとめの作る歌二首

224 今日今日けふけふとわが待つ君は石川の貝に一に云ふ、谷に交まじりてありといはずやも
225 直ただの逢ひは逢ひかつましじ石川に雲立ち渡れ見つつ偲しのはむ

丹比たぢひの眞人まひと名をもらせり柿本朝臣人麿の意こころに擬なずらへて報こたふる歌一首

226 荒波に寄りくる玉を枕まくらに置きわれここにありと誰たれか告げなむ


柿本人麻呂
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%BF%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E9%BA%BB%E5%91%82 

 
 柿本人麻呂は島根県益田市(石見国)、つまり出雲が終焉の地であったらしく、水死刑になった説もありますが、船が座礁した説もあって、共に海の中で亡くなった説が有力です。
 つまり、柿本人麻呂がもし出雲で水死刑になったなら、それはこの出雲国造のエピソードに由来してるように思えます。
 
 飛騨王家の口伝とか、ホツマツタエは古事記以前の歴史をかなり正確に伝えているようですね。

 地質学的には二十億年ぐらい前に、最初に日本列島に生まれたのは飛騨大陸でここから日本最古の化石(五億年前ぐらい)とかでるそうです。
http://roots-hida.info/roots-top/


 そこから日本列島が徐々に隆起していってという事実を考えていくと、日本人のルーツが飛騨にあるのもわかる。

 それで、その後、高句麗から渡って来た騎馬民族である聖徳太子(蘇我氏、高句麗→越の国→関東に渡来)が天皇制の基盤を作る際に、やっぱり、飛騨から影響を受けているようです。

 法隆寺とか建てるのに飛騨の匠とか召し出す必要があったし、名馬の産地の甲斐の国(山梨県)とも繋がりがあったようですので、日本の国号を作る時に、飛騨の伝承を参考にした可能性が高いですね。

坂口安吾氏の「日本は飛騨から始まった」という話
http://www.gpc-gifu.or.jp/chousa/infomag/gifu/89/gifu7.html


飛騨の顔 坂口安吾

>天智以前の天皇記と神話は嫡流をヒダへ追って亡して大和中原を定めた庶流が、その事実を隠したり正当化するために、神話から三十代ぐらいまでの長い天皇物語をつくって、同一人物や事件に色々と分身をつくって各時代に分散させて、これを国史と定めた。だから古代史を解くのは探偵作業に当ります。殺人犯がいろいろ偽装すると同じような偽装事業として成ったものが最古の国史であるから、その偽装やアリバイを史書から見破るのが古代史を解く作業で、それはタンテイという仕事の原則と同じくよい加減な状況証拠でなくてハッキリと物的証拠をだしてやってゆかねばならぬ。過去の史家はこの分りきった偽装の方をうのみにして、これを真実の物としていました。そして、それに反する史料が現れると理窟ぬきでそれは国史に反するもの、マチガイを書いた偽書偽作ときめつけていたものです。

 たとえば万葉の歌に、ミヤコから美濃と尾張の境にちかいククリの宮の恋人のところへ通うのに木曾の山を越え美濃の山を越えて、とよまれています。そんなバカな道順があるものか。大和飛鳥の都からククリの宮へ行くには奈良や京都や伊賀や近江を越えるかも知れんが、美濃の山や木曾の山はその向う側じゃないか。てんで話にならぬバカ歌だ。地理を心得ぬこと甚しい。こう云って一笑両断、バカ歌のキメツケを与えて一蹴してしまう。それが過去の歴史の在り方です。しかし天智天皇よりもちょッと前まで都はヒダや信濃にも在ったにきまっているのです。それはこういうアベコベの地理やマチガイ年号を書いているバカ歌やバカ本や金石文等の数々を見ればすぐ分るのです。

そういうわけで、ヒダの王様が大和飛鳥へ進出して中原を平定したのだから、奈良朝以前の、つまり現存の国史の書かれた以前に於てそのミヤコをつくったのはヒダのタクミであったのは当然ですし、また、彼らが大和飛鳥へ進出以前の首府としていたヒダの古京にもヒダのタクミの手になる宮殿も仏寺も(すでに仏寺もあった筈です)したがって日本最古の仏像もあったに相違ないのです
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42622_30960.html


 古事記、日本書紀は書かれてる内容が全部ウソという訳ではなく、当時の政権を正当化するために、過去の歴史を書き変えてるので、ちょっとした記述の矛盾から推理する探偵作業が必要になるのです。

 
ホツマツタエ
http://www.hotsuma.gr.jp/ 

12 アキツ姫(速秋津)天児(あまがつ)のアヤ 天児(あまがつ)・這子(はうこ)の起源  98年3月5日UP
http://www.hotsuma.gr.jp/aya/aya12.html

天児(あまがつ)・・這子(ほうこ)
http://www.kougetsu.co.jp/hinamatsuri/amagatu.html


 ホツマツタエを読んだりしていると、「天児(あまがつ)・這子(はうこ)の起源」というのが出てきていて、これ、雛人形の原型で、宮中から民間に伝わったまじない人形なんですよ。天児(あまがつ)=男児、這子(はうこ)=女児らしい。

 天児(あまがつ)の起源が面白くて、ハタレという邪神とアマテル神(アマテラスのご先祖さん?、代々の天照家)が呪術戦を行った時に、ハタレがアマテル神の「息を読んでくる」のを防ぐために、幼い男児を着物の中に隠して息を読めなくしたらしいです。

>カスガの神が申されるには、「これは昔、天(あま)の益人(マスヒト、山陰・北陸地方の代官)が国に叛いて乱を起こした時、全国から六種(ムツ)の魔王(ハタレ)の軍団が同時に蜂起して国民を苦しめました。アマテル神はハヤ川の瀬で禊をして、ハタレ破るの法(のり)を得て、諸神はその武器(うつわ)を授かりハタレと戦った時のことです。
 ハタレの中でも特に悪い術にたけているカンツハルナが計らんとして、神の息を数えようと窺うのを、天照神は御幸の前にすでに悟り、これを予期して三才児を招いて輦(てぐるま)に一緒に乗せ、自分の袂(たもと)の下に秘(かく)しておきました。
 君の息に合わせて嬰児の息が立ち昇って撹乱し、ハタレはこの謎が解けずに己の術を疑って、息数を計ることができず、術が乱れてしまいました。
http://www.hotsuma.gr.jp/aya/aya12.html


15 御食万物成り初(みけよろずなりそめ)のアヤ 稲荷信仰とキツネの由来(人糞リサイクル農法の草分け)  02年2月3日UP
http://www.hotsuma.gr.jp/aya/aya15.html


 こういう色んな古代祭祀の謎とか、出雲国譲りの理由の詳細とか、その後、出雲の王が東北に国替えしたしたとか、結構、神話が具体的なんですよね。
  
 今回、かなり話のまとまりがなくなりましたが、天児(あまがつ)・這子(はうこ)の起源などは古代の呪術戦闘描写に使わせてもらいます。

 ホツマツタエは、失われた古代の歴史資料的価値が高いということで、もう少し読み込みたいと思います。


 僕の小説は陰陽道以前の道教とか、こういう古代史の謎や呪術の謎を解く必要があるので、ちょっと小説とは離れましたが、今回は妄想古代史を書かせて頂きました。

 しかし、妄想にしては歴史資料とか、実在のものが全部、残ってるのは不思議ですね。







(あとがき)

スニーカー文庫《タイトル斬り!!》コンテスト/カクヨム、noteではじめる小説家、クリエーター生活 作者:坂崎文明
https://ncode.syosetu.com/n0557de/162/


 カクヨムも昨年ぐらいにユーザー10万人だそうで、客層は若いと思いますが、いろいろとコンテストにも応募していこうかと思います。

 ただ、新しい読者層向けのものを書かないといけないでしょうね。
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