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2015年

作家になる人とフォースの暗黒面のお話、アルファポリス第1回歴史・時代小説大賞

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 6月はエッセイ一本も更新してない?ようなので、帳尻合わせ的に更新です(笑)

 それで、最近、たまにエッセイなどに一見、きつい感想をつけることがあって、それは何故なのか?というお話なのですが、2ちゃんねるの盗作スレなどの指摘などがありますが、なろうにも結構、ポイント不正とか、闇のような部分はあるのはご存知かと思います。

 確かに、そういう不正で日間ランキングに入って評価されるということもあるかなと思います。

 でも、結局は日本で長編小説をコンスタントに書ける人って、一万人ぐらいしかいなくて(本当は6000人ぐらいかも。新人賞の応募総数からのいいかげんな類推です)、その人々が作家になっていくということなんじゃないかと思ってます。


 これはこの「小説家になろう」で転生IDとか、一度、何らかの規約違反で削除されて、別IDで再登録してる方とかの作品を見た時に思ったことです。

 僕もかつて交流があって、結構、その人の作品が好きな場合、転生IDで再登録して、その方から逆お気に入りユーザー申請とかくると、その時は当然、気づかないのですが、あれ、凄い勢いで更新してる新人がいる!(爆)とかになるわけです。

 これはおかしいぞ(笑)、それでいつのまにか日間ランキングとかに入るわけです。
 これは新人じゃない!活動日報の文体をとかみると、あ、あの人だ!ということになって、ようやく納得するということがある訳です。

 でも、2ちゃんねるの盗作スレの転生ID指摘→運営通報などがあったらやばいので、これは黙っておこう、触れないようにしようということがあるわけです。

 それでかつてのその人の作品のファンが無言のうちに集結して、活動日報にコメントつけたり、そこにコメントつけてる方が、何か転生IDじゃない?という複雑な事にもなって行くわけです。

 結局、本人がばらしちゃったよ!ということがある訳です。


 アルファポリスの第8回ミステリー小説大賞 2015年7月開催 (6月エントリー募集 http://www.alphapolis.co.jp/contPrize/schedule/)で、「複垢調査官 飛騨亜礼 ≪短編連作版≫」(http://ncode.syosetu.com/n4416co/)とかで、7月の新作は「転生IDをテーマで書こう」(4月ぐらいの構想)と思っていたが、書きにくいなあと思って、エタってる「匿名捜査官タグ」(http://ncode.syosetu.com/n3966bx/)の続きを書こうと思ってたが、でも、「東日本崩壊~安東総理のやり直し転生譚~」(http://ncode.syosetu.com/n3265cr/)が安土桃山時代編に突入して、織田信長とか、明智光秀だしちゃったら、長編化して、結局、これを完結させてから書こうということになりました。


 余談と宣伝はこれぐらいにして、つまり、何が言いたいのかというと、長編小説を書ける人、書きたい人がある人、書かないと生きていけない人は結局、いつかデビューして小説家になっていくんだということです。


 ポイントや評価が少ない、なろうのテンプレなんか書けないとか、感想欄に酷いこと書く人がいるとか、みんなポイント不正して日間ランキングに載せて書籍化作家になってるんだ、こんなにアクセス数があるのはおかしい?という考え方とか、確かに、それは真実である場合もあるのですが、その考え方になってしまうということは、<その時点でその人は作家になれなくなってしまう>し、<フォースの暗黒面に落ちてしまっているよ>ということなんです。

 
 かつての学生運動というのがあって、ネット右翼と呼ばれる人がいたり、人間の人生において、20~30代ぐらいから社会の闇をみてしまい、反社会的になることが多いです。

 でも、この人たちはいずれ転向していきます。
 つまり、何食わぬ顔をして普通の会社員になっていって、社会に適応していくんです。
 大学時代に学生運動してた人が、今では大学教授になってるいう例は多くて、栗本慎一郎(慶応大学全学連委員長)をはじめ、西部邁(東大全学連委員長)とかも、大学の偉い教授になってますね。

 かつての革命家が、その戦ってる側の権力に取り込まれて、保守化するというのよくあることで、牛丼のすきやを運営してるゼンショウホールディングスもかつてそうだったのに、社会主義で労働者の味方→転じて、資本主義に過剰適応し、ブラック企業を作るという有様です。

 元東京都知事の猪瀬さんはかつては道路公団批判の急先鋒だったので、裏献金が発覚して辞任だし、今の外添さんも朝まで生テレビにでてたのに(まあ、この方は国際政治学者のエリートだけど)、今や、保守権力の中枢を担ってる。


 つまり、社会批判、体勢批判、なろうの闇批判というのは、20~30代に発症する一時的な精神の病気のようなもので、時が経つと体勢側に取り込まれて保守化するという傾向を辿ります。

 それでそれはいいことなんです。そうじゃないと、ネット右翼などになって、まともに働きもしないで警察に逮捕されるようになってしまいます。



(1)ポイントや評価が少ない

 評価されることが目的になってしまってるので、どうしても小説が書きたいという人ではなく、実は他の事でも評価されればいいということが多い。実は自分に自信がない。10万~100万字ぐらい書いてみたら、さすがに評価ゼロとか有りえないし、つまり、どうしても小説が書きたいという人ではない可能性が高い。どうしても小説が書きたいという人は評価されなくても勝手に書いてしまうし、やっぱり、時と共に評価される。


(2)なろうのテンプレなんか書けない
 
 職業として小説家になりたいなら、書けるはずだが、たぶん、趣味で書いてるのでそれはそれでいいと思う。


(3)感想欄に酷いこと書く人がいる

 実は結構、当たってるが、それを認めたくないいい訳である場合が多い。もしくは作者が単なる無知である。自分に自信がない人が多い。

 日本語がおかしいという批判はおかしいという話もあるが、日本語は誤用されてるうちにそれがスタンダードになったりして、正しい日本語が間違ってしまったりして、結構、微妙なものです。時代と共に変遷する。正確に日本語を書けてる人はプロも含めて皆無である。なので、この批判は結構、当たってることが多い。

 この辺りは「舟を編む」という日本語の辞書の編集というテーマのベストセラー小説があり、映画もヒットしたので、参照してみて下さい。死ぬまで精進ということです。

舟を編む
http://fune-amu.com/ 

国語辞典づくりの用例採取について
http://portal.nifty.com/kiji/141008165338_1.htm
 

(4)みんなポイント不正して日間ランキングに載せて書籍化作家になってるんだ、こんなにアクセス数があるのはおかしい?

 例え、日間ランキングに入っても、ブックマークや評価が書籍化レベルにいかない場合も多いし、すべて不正という訳にはいかないし、そもそもそれなりに書ける人でないとそのレベルにはいかない。
 最終的にはそれなりに書ける人、書きたいことある人は作家になっていく。 

 
 こういうことを思ってしまう時点で、<その人は作家になれなくなってしまう>し、<フォースの暗黒面に落ちてしまっているよ>ということになります。

 こういう思考にとらわれると、成功哲学でもよく言われてる訳ですが、潜在意識に間違った考え方がインプットされるので、増々変な方向にいきます。

 実はこういう思い込みを外していくうちに、逆に人は成功していきます。

 こういう人は結局、自分に自信がなく、<自分自身の可能性を全く信じてない人>なんです。
 <自分自身の力を信じてない人>が自分で自分の力に蓋をして、力を封じてる人が作家になれるでしょうか?

 <自分の可能性と成長を信じてない人>が果たして作家になれるでしょうか?


 僕自身もそうだったし、コップに水が半分あったら、半分もあるじゃないか!と思う人と、半分しかないという人がいて、これはポジティブ思考というより、ネガティブ思考を軽減するだけで効果が半端ないという話なんです。


 僕もかつてはそうだったし、今もそうじゃないとは言えないけれど、エッセイ読んでると、その人の思考の構造が分かってしまうので、ちょっとその考え方を変えるだけで、人生良くなるのになあと思ってしまうことがあります。

 自分で墓穴を掘って、自分で何で落ちちゃうんだ?と不思議に思うけど、かつては自分も似たようなものだったなあと懐かしく思ったりします。


 結論としては、何かどうしても書きたいことがある人、それなりに書ける人は作家になっていくんだなと思いました。


 アルファポリスの第8回ホラー小説大賞の受賞の「月の好い日は窓を開けて」鵜狩さん(http://mypage.syosetu.com/304467/)を見てたらそう思えたし、アルファポリスの第7回エッセイ・ブログ大賞の読者賞の「逸脱! 歴史ミステリー!」小春日和さん(http://mypage.syosetu.com/186484/)とか見てると、ポイントや評価がどうとか、もうそういうものは関係なく、書くのが楽しいというか、自分のイメージを伝えるのが楽しいというように見えるし。

 
 6月開催中のアルファポリスの第1回歴史・時代小説大賞の読者賞とりそうな「無職ニートの俺は気が付くと聯合艦隊司令長官になっていた」中七七三さん(http://ncode.syosetu.com/n9157cr/ 作者退会)は常にどうやったら、評価されるか?ということを研究して試行錯誤してるし、この6月のアルファポリスの第1回歴史・時代小説大賞の大賞をとるであろう「ラスト・シャーマン」長緒 鬼無里さんにしても、邪馬台国のお話を粘り強く更新し続けてきましたし、イラスト、HP、ツイッター(作品リツイート1.2万ですよ!)、宣伝用PVまで制作しています。それだけ、自分のイメージを伝えたいという想いが強い訳です。

 「ラスト・シャーマン」はなろうのテンプレなんか完全無視というか、自分の書きたいイメージを忠実に再現していて、うっかり日間ランキング入ったり(笑)、毎日、歴史ランキングでポイントが入ってます。

 「幻想再帰のアリュージョニスト」最近さん(http://mypage.syosetu.com/227614/)も、なろう系の新人賞は惜しかったけど、星海社から『アリス・イン・カレイドスピア』という本を7月15日を出してデビューとなりました。

 つまり、こういう方々は、誰に何と言われようと書き続けてしまうし、書くこと自体が本性というか、作家になるために生まれてたような人なんですね。

 作家といっても必ずしもプロになるとは限らなくて、一生、アマチュアでやっていく人もいるでしょうが、とにかく、書いてしまう、書き続けてしまう。

 才能とか、そういう問題ではなくて、そういう人だけが作家になったり、作家であり続けると思います。

 何か言い訳してる暇があったら、とにかく、書きなさいとうことで、僕も作品の制作に戻ります。
 
 まあ、今日は寝てしまうし用事があるので、夕方以降の話ですが。


 次回はアルファポリスの第1回歴史・時代小説大賞の発表があると思うので、それについて書うと思います。










(あとがき)

 
マグネットコン、7/31一次選考締切りが迫っているが/マグネット活動報告、ときどき書評日記
https://www.magnet-novels.com/novels/53308/episodes/46781

岡山県倉敷市真備町の浸水被害
https://note.mu/sakazaki_dc/n/n3939d67a2c20


2018年07月08日 救援物資に関するお願い

現在、倉敷市では個人の方からの救援物資を受け付けておりませんが、真備町川辺橋付近に沢山の救援物資が置かれた状態になっており、救助に向かう自衛隊の通行の妨げになっています。
支援のお気持ちは大変ありがたいのですが、川辺橋付近に救援物資を置くことはご遠慮ください。
今後義援金の受け付けについて、体制が整いましたら、倉敷市ホームページや

ツイッターなどでお知らせしますので、その際はご支援よろしくお願いいたします。
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/item/116835.htm#itemid116835


2018年07月09日 個人からの支援物資の受け付けについて(お願い)  New!

支援物資のご提供について市に多くのお問い合わせをいただいていますが、現在、倉敷市では個人からの支援物資については受け付けを行っておりません。
義援金について、体制が整いましたらお知らせしますので、ご支援よろしくお願いします。
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/item/116857.htm#itemid116857


 「安倍晴明と安東総理のやり直し転生譚」「複垢調査官 飛騨亜礼」をマグネットコン一次選考までに10万字ぐらいまで更新予定です。

 タイの洞窟少年は4人ぐらい救出されたようですが、岡山県倉敷市真備町の浸水被害はこれから復旧本番、とりあえず、着替えの衣服が不足してるので送ろうかと思ってる。

 と思ったらかえって邪魔になるらしいので、倉敷市が体勢整い次第、義援金送るのがいいらしい。
 
 
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