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2014年
狂蹴フリューゲル/「メフィスト賞」、西尾維新の小説家への軌跡をたどる
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格闘の翼(「狂蹴フリューゲル」改題 作者:大槌小太郎)の感想とか書いてました。
http://ncode.syosetu.com/n1508by/(リンク切れ)
この作品、僕の好きな格闘技小説なんですが、驚愕のSF設定があったり、ノリが学園ラブコメ的要素もあって面白ろかったです。
でも、一番読ませるのは格闘シーンです。
文章の改行の仕方とか、文章の書き方など参考になる分部は多いですね。
「星海社FICTIONS新人賞」にも2013年秋に投稿されたようで、この賞の編集者は西尾維新さんがデビューした「メフィスト賞」の編集者とかぶってるようです。作品選評の座談会が面白いです。
http://sai-zen-sen.jp/publications/award/new_face_award.html
そして、この編集者というのが「ネットで伝説の酷評編集者」(作者と小説への愛ゆえに)だったりします。作品の選評が「まじめにやれ!」のひとことなこともあります。
---------------------------------------------------------------
太田 克史(おおた かつし、男性、1972年 - )は、講談社の編集者である。
岡山県倉敷市出身。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。1995年に講談社入社、98年文芸局文芸図書第三出版部(通称「文三」)へ異動し、講談社ノベルスを中心に京極夏彦、清涼院流水、上遠野浩平、舞城王太郎、佐藤友哉、西尾維新、奈須きのこ、竜騎士07等若手小説家を担当。また、文芸雑誌『メフィスト』の編集に従事する。
(中略)
2010年、星海社副社長に就任。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E5%85%8B%E5%8F%B2
太田克史 (FAUST_editor_J) - Twitter
https://twitter.com/FAUST_editor_J
西尾維新デビュー前の投稿時代の記録(編集Jこと太田克史氏)
http://d.hatena.ne.jp/noir_k/20080902/1220319344
---------------------------------------------------------------
お、僕と同じ岡山県人かあ、倉敷出身ですね。理由がわかったw
岡山県人……僕も実は毒舌というか、なにげない言葉で人を殺してしまうレベルなので封印しています。性格が丸くなりたいです。
メフィスト賞についてのあれこれ まとめ
http://blog.livedoor.jp/gurgur717/archives/51368444.html
shousetu Gendai - Mephisto Award/メフィスト賞座談会(原稿募集座談会)を勝手に抜粋するページ。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/8027/mephi/(リンク切れ)
このふたつの賞に共通するポリシーは「下読みなしで編集者が直接、原稿を読む」(漢です!)というものです。
でも、座談会形式の選評で作品をバサ!(擬音はダメ?)と切られるのでちょっと投稿には覚悟が必要ですね。
例えれば、マイクタイソンのいるヘビー級ボクシングのリングに、一般人が上がるようなものです。秒殺必死です。下手したら再起不能です。
ただ、ここでOKなら即、出版が決まります。評価が超厳しいから、通れば売れる可能性も高い。
最近は初期のような大作家は生まれてないと言われていますが。
メフィスト賞は京極夏彦(原稿持込みで出版「第0回メフィスト賞受賞者」と呼ばれる。この人のおかげでメフィスト賞が創設される)、森博嗣、清涼院流水、舞城王太郎、辻村深月、西尾維新クラスの作家を輩出するような賞になってますね。
僕はミステリー分野に詳しくないので、京極夏彦、森博嗣、西尾維新ぐらいしか知らない。他の作家も直木賞、芥川賞の候補になったり凄い作家のようです。
西尾維新デビュー前の投稿時代の記録(編集Jこと太田克史)
http://d.hatena.ne.jp/noir_k/20080902/1220319344
西尾維新さんも賞を取るまでに10作ほど投稿し、こんなコメントもらっています。ちょっと厳しい発言を抜粋です。
-------------------------------------------------------------------
『確実になにかがずれている』第14回1999年12月
「D 内容は次々と自分の周りの人間が自殺していくという話で、青春小説です。クライム青春ノベルという雰囲気だと僕は思ったんだけれども。高校生がどんどん自殺していくという壊れ方は年齢が近いせいか、さすがによく書けている。でもそれ以外は本当に平凡。エンターテイメントを作ろうという意識をもう少し持ってほしい。以上。」
『冥府の銀河鉄道』第14回1999年12月
「D 思い切り自分の書きたいものを書いているという感じが全然なくて、ストーリー展開ののろさが目立ちましたね。あと作中に文学作品の引用が多かったんだけども、それもまったく効果を出していなかった。これはダメかな。文章力があるということもないし。」
『全然わかんない。』第15回2000年4月
「D これは大きな問題があって、一人称視点のくせに本人がいないところの場面もガンガン書いてある。視点というものが全く分かってないんで……。でもミステリーとしてのつくりはこっちのほうがいいと思うんですよ。
でも、やっぱりちょっとレベルのばらつきがあるな。こちらは開かない金庫の中に死体があって、何重にも密室状態ができていたという不可能犯罪のつくり方のセンスはいい。だけどキャラクターのつくり方がよくないんだよな。
D あるんだけど、構成力がないんじゃないのかと感じる。
D 講談社ノベルスの悪影響をもろに受けている部分はあるんだよね。」
『クイン8(くいんはち)』第16回2000年8月
「A このあいだ会ってきてもらったんですよね。
C ええ。才能ですよ。なにしろ彼、会いに行った時、すでに新作を3つ書き上げてた。1週間で350枚、つまりノベルス1冊分書けるんですって。
一同 ウソッ!
J 盆と正月は休んでいただくにしても年40冊以上は出せますねえ!
K この人って常連なんですか。
D 常連。解説しよう。常連には大きく分けてもう勘弁して下さいという常連とこれからも頑張って下さいという常連がいて、この人はまあまあ、いい常連なのだ。」
『虐殺ドロナス』第17回2000年12月
「J お手紙がついていて、「二週間かけました」とある。倍の労力。僕は初めてこの人のを読んだんだけど、そういう問題じゃない。キツイ言い方になるけど、今この人は一言で言うと薄いんだよな。
D そう言うしかないな。
J うん。野球で言うと「彼はリトルリーグだとすごかったんだけどね」っていう感じに下手するとなりかねないというなんだか嫌なムード。」
『並んで歩く』第18回2001年4月(デビュー作の『クビキリサイクル』)
「D (白々しく)前回、J君が彼にひどいことをいったような気がする。
J あ、自分のことを棚に上げて!だけど、そこ辛辣なコメントへの答えが作品という形できちんと返ってきました。本格ものです。お話は、孤島に住む女主人が天才たちを集めてサロンをつくろうと計画する。主人公は、招待を受けたパソコンやネット関係の天才女性の友人という形でついていく。そこには絵の天才、料理の天才、占いの天才が集まっていた。ところがその夜、首切り殺人事件が起こって……という流れ。首切りの理由がすこぶる楽しかった。で、僕がコメントしたリトルリーグ云々という言葉が作中にちりばめられていたりして思わず「上等じゃん」なんて唸りました。僕はこれいいものだと思うんですよ。
C まぁ、彼ならこれぐらい書けて当たり前かなぁという感じだな。でもこれって天才?という感じもする。出てくる音楽も、これでいいのかって思う。
J うーん。僕は前回のがあまりにもよくなかったんで、正直、もうこの人はいいんじゃない、なんていう気がしていたんですけどね。でも今回のやつはいま現在のこの人なりにアクセル全開、針を振り切った作品になっていると思う。
A この人が機能すれば、僕らにとってはずいぶんと有難いね。なにしろ1週間に1作書けちゃうんだから。この人だけで講談社ノベルスが1年間保っちゃう。
D 悪くないセンスは持っていると思うよ。ただ、ちょっとつきつめが足らないというのかな、テンションが高くない。
J それが今回のは高いんです、男気度が。
D 挑戦精神でしょう。
J そう。負けん気。僕らメフィスト編集部に対する。キャラクターには賛否両論あるだろうけど。この人はこれ以上編集部内でもんでよくなるのかな、という思いも個人的にはあるし、大勢の読者の洗礼を受けてパッと才能が開花するタイプのような気もする。若者の人生を狂わしてしまうかもしれないけれど……いかがでしょうか?
A よかったよん。以前、天才が書けてないといったはずなんだけれど、今回天才ばかり5人も登場させてくるところもなかなかの根性。やっぱり天才っぽくないけど。殺人が起こっても警察に連絡はしないわ死体は勝手に埋めちゃうわ。……なんだか凄いね。だけどまぎれもなくメフィスト賞候補です。応援しましょう。」
-------------------------------------------------------------------
厳しいコメント抜粋なので、こんな感じですね。
この他にも、結構いいコメントももらっていて、編集者が会いに行ったりするのだけど、この人のようなタイプの小説家が「頑固で強情だけど、妙に素直で変わり身が早く、引きこもりのニート」なんですよね。
「辛辣なコメントへの答えを作品という形できちんと返す」というのがポイントで、編集者の言われたことと、自分の書きたいことのせめぎあいをしつつ次の作品に生かしていくということでしょうか。
次回は「星海社FICTIONS新人賞」の座談会考察になります。
江戸川乱歩賞については、今回のお話の方が例え話としては分かりやすかったので、また、いずれしようと思います。
(あとがき)
星海社FICTIONS新人賞 編集者座談会 2018年冬
http://sai-zen-sen.jp/works/extras/sfa022/01/01.html
昨年、冬にいい作品が出てきたようで、ちょっと読んでみようかと思います。
一度、この座談会に作品を出してぼろぼろに酷評されたい(死ぬでしょう)気もすると言ってたけどね。
世間の荒波を知って、自尊心を崩壊させて再生した方がいいかもね。
ここに作品を出して一言酷評されたけど、今では作家になった人もいるからまあ、参考程度に受け止めよう。
それは糧になる。
西尾維新氏のだって酷評されてんだからね。
最近、プレバトで芸能人などが酷評されてモスが、これが逆にエンタメとして面白し、酷評が実力を鍛えるとも言えますね。
プレバト(俳句、生け花、水彩画、盛り付け、押し花などがある)
https://www.mbs.jp/p-battle/
http://ncode.syosetu.com/n1508by/(リンク切れ)
この作品、僕の好きな格闘技小説なんですが、驚愕のSF設定があったり、ノリが学園ラブコメ的要素もあって面白ろかったです。
でも、一番読ませるのは格闘シーンです。
文章の改行の仕方とか、文章の書き方など参考になる分部は多いですね。
「星海社FICTIONS新人賞」にも2013年秋に投稿されたようで、この賞の編集者は西尾維新さんがデビューした「メフィスト賞」の編集者とかぶってるようです。作品選評の座談会が面白いです。
http://sai-zen-sen.jp/publications/award/new_face_award.html
そして、この編集者というのが「ネットで伝説の酷評編集者」(作者と小説への愛ゆえに)だったりします。作品の選評が「まじめにやれ!」のひとことなこともあります。
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太田 克史(おおた かつし、男性、1972年 - )は、講談社の編集者である。
岡山県倉敷市出身。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。1995年に講談社入社、98年文芸局文芸図書第三出版部(通称「文三」)へ異動し、講談社ノベルスを中心に京極夏彦、清涼院流水、上遠野浩平、舞城王太郎、佐藤友哉、西尾維新、奈須きのこ、竜騎士07等若手小説家を担当。また、文芸雑誌『メフィスト』の編集に従事する。
(中略)
2010年、星海社副社長に就任。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E5%85%8B%E5%8F%B2
太田克史 (FAUST_editor_J) - Twitter
https://twitter.com/FAUST_editor_J
西尾維新デビュー前の投稿時代の記録(編集Jこと太田克史氏)
http://d.hatena.ne.jp/noir_k/20080902/1220319344
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お、僕と同じ岡山県人かあ、倉敷出身ですね。理由がわかったw
岡山県人……僕も実は毒舌というか、なにげない言葉で人を殺してしまうレベルなので封印しています。性格が丸くなりたいです。
メフィスト賞についてのあれこれ まとめ
http://blog.livedoor.jp/gurgur717/archives/51368444.html
shousetu Gendai - Mephisto Award/メフィスト賞座談会(原稿募集座談会)を勝手に抜粋するページ。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/8027/mephi/(リンク切れ)
このふたつの賞に共通するポリシーは「下読みなしで編集者が直接、原稿を読む」(漢です!)というものです。
でも、座談会形式の選評で作品をバサ!(擬音はダメ?)と切られるのでちょっと投稿には覚悟が必要ですね。
例えれば、マイクタイソンのいるヘビー級ボクシングのリングに、一般人が上がるようなものです。秒殺必死です。下手したら再起不能です。
ただ、ここでOKなら即、出版が決まります。評価が超厳しいから、通れば売れる可能性も高い。
最近は初期のような大作家は生まれてないと言われていますが。
メフィスト賞は京極夏彦(原稿持込みで出版「第0回メフィスト賞受賞者」と呼ばれる。この人のおかげでメフィスト賞が創設される)、森博嗣、清涼院流水、舞城王太郎、辻村深月、西尾維新クラスの作家を輩出するような賞になってますね。
僕はミステリー分野に詳しくないので、京極夏彦、森博嗣、西尾維新ぐらいしか知らない。他の作家も直木賞、芥川賞の候補になったり凄い作家のようです。
西尾維新デビュー前の投稿時代の記録(編集Jこと太田克史)
http://d.hatena.ne.jp/noir_k/20080902/1220319344
西尾維新さんも賞を取るまでに10作ほど投稿し、こんなコメントもらっています。ちょっと厳しい発言を抜粋です。
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『確実になにかがずれている』第14回1999年12月
「D 内容は次々と自分の周りの人間が自殺していくという話で、青春小説です。クライム青春ノベルという雰囲気だと僕は思ったんだけれども。高校生がどんどん自殺していくという壊れ方は年齢が近いせいか、さすがによく書けている。でもそれ以外は本当に平凡。エンターテイメントを作ろうという意識をもう少し持ってほしい。以上。」
『冥府の銀河鉄道』第14回1999年12月
「D 思い切り自分の書きたいものを書いているという感じが全然なくて、ストーリー展開ののろさが目立ちましたね。あと作中に文学作品の引用が多かったんだけども、それもまったく効果を出していなかった。これはダメかな。文章力があるということもないし。」
『全然わかんない。』第15回2000年4月
「D これは大きな問題があって、一人称視点のくせに本人がいないところの場面もガンガン書いてある。視点というものが全く分かってないんで……。でもミステリーとしてのつくりはこっちのほうがいいと思うんですよ。
でも、やっぱりちょっとレベルのばらつきがあるな。こちらは開かない金庫の中に死体があって、何重にも密室状態ができていたという不可能犯罪のつくり方のセンスはいい。だけどキャラクターのつくり方がよくないんだよな。
D あるんだけど、構成力がないんじゃないのかと感じる。
D 講談社ノベルスの悪影響をもろに受けている部分はあるんだよね。」
『クイン8(くいんはち)』第16回2000年8月
「A このあいだ会ってきてもらったんですよね。
C ええ。才能ですよ。なにしろ彼、会いに行った時、すでに新作を3つ書き上げてた。1週間で350枚、つまりノベルス1冊分書けるんですって。
一同 ウソッ!
J 盆と正月は休んでいただくにしても年40冊以上は出せますねえ!
K この人って常連なんですか。
D 常連。解説しよう。常連には大きく分けてもう勘弁して下さいという常連とこれからも頑張って下さいという常連がいて、この人はまあまあ、いい常連なのだ。」
『虐殺ドロナス』第17回2000年12月
「J お手紙がついていて、「二週間かけました」とある。倍の労力。僕は初めてこの人のを読んだんだけど、そういう問題じゃない。キツイ言い方になるけど、今この人は一言で言うと薄いんだよな。
D そう言うしかないな。
J うん。野球で言うと「彼はリトルリーグだとすごかったんだけどね」っていう感じに下手するとなりかねないというなんだか嫌なムード。」
『並んで歩く』第18回2001年4月(デビュー作の『クビキリサイクル』)
「D (白々しく)前回、J君が彼にひどいことをいったような気がする。
J あ、自分のことを棚に上げて!だけど、そこ辛辣なコメントへの答えが作品という形できちんと返ってきました。本格ものです。お話は、孤島に住む女主人が天才たちを集めてサロンをつくろうと計画する。主人公は、招待を受けたパソコンやネット関係の天才女性の友人という形でついていく。そこには絵の天才、料理の天才、占いの天才が集まっていた。ところがその夜、首切り殺人事件が起こって……という流れ。首切りの理由がすこぶる楽しかった。で、僕がコメントしたリトルリーグ云々という言葉が作中にちりばめられていたりして思わず「上等じゃん」なんて唸りました。僕はこれいいものだと思うんですよ。
C まぁ、彼ならこれぐらい書けて当たり前かなぁという感じだな。でもこれって天才?という感じもする。出てくる音楽も、これでいいのかって思う。
J うーん。僕は前回のがあまりにもよくなかったんで、正直、もうこの人はいいんじゃない、なんていう気がしていたんですけどね。でも今回のやつはいま現在のこの人なりにアクセル全開、針を振り切った作品になっていると思う。
A この人が機能すれば、僕らにとってはずいぶんと有難いね。なにしろ1週間に1作書けちゃうんだから。この人だけで講談社ノベルスが1年間保っちゃう。
D 悪くないセンスは持っていると思うよ。ただ、ちょっとつきつめが足らないというのかな、テンションが高くない。
J それが今回のは高いんです、男気度が。
D 挑戦精神でしょう。
J そう。負けん気。僕らメフィスト編集部に対する。キャラクターには賛否両論あるだろうけど。この人はこれ以上編集部内でもんでよくなるのかな、という思いも個人的にはあるし、大勢の読者の洗礼を受けてパッと才能が開花するタイプのような気もする。若者の人生を狂わしてしまうかもしれないけれど……いかがでしょうか?
A よかったよん。以前、天才が書けてないといったはずなんだけれど、今回天才ばかり5人も登場させてくるところもなかなかの根性。やっぱり天才っぽくないけど。殺人が起こっても警察に連絡はしないわ死体は勝手に埋めちゃうわ。……なんだか凄いね。だけどまぎれもなくメフィスト賞候補です。応援しましょう。」
-------------------------------------------------------------------
厳しいコメント抜粋なので、こんな感じですね。
この他にも、結構いいコメントももらっていて、編集者が会いに行ったりするのだけど、この人のようなタイプの小説家が「頑固で強情だけど、妙に素直で変わり身が早く、引きこもりのニート」なんですよね。
「辛辣なコメントへの答えを作品という形できちんと返す」というのがポイントで、編集者の言われたことと、自分の書きたいことのせめぎあいをしつつ次の作品に生かしていくということでしょうか。
次回は「星海社FICTIONS新人賞」の座談会考察になります。
江戸川乱歩賞については、今回のお話の方が例え話としては分かりやすかったので、また、いずれしようと思います。
(あとがき)
星海社FICTIONS新人賞 編集者座談会 2018年冬
http://sai-zen-sen.jp/works/extras/sfa022/01/01.html
昨年、冬にいい作品が出てきたようで、ちょっと読んでみようかと思います。
一度、この座談会に作品を出してぼろぼろに酷評されたい(死ぬでしょう)気もすると言ってたけどね。
世間の荒波を知って、自尊心を崩壊させて再生した方がいいかもね。
ここに作品を出して一言酷評されたけど、今では作家になった人もいるからまあ、参考程度に受け止めよう。
それは糧になる。
西尾維新氏のだって酷評されてんだからね。
最近、プレバトで芸能人などが酷評されてモスが、これが逆にエンタメとして面白し、酷評が実力を鍛えるとも言えますね。
プレバト(俳句、生け花、水彩画、盛り付け、押し花などがある)
https://www.mbs.jp/p-battle/
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