人妻嬲り

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将紀と優花

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 しばらくして将紀一人が居間に入ってきた。

「おばさまは?」

「それより,優花ちゃんはどうした」

「叔父さんに顔を見られたくないらしくて,自分の部屋へ行っちまいましたよ」

「付き合うことにしたのか?」

「えぇ,優花は大事にしたいので」

 将紀は堂々とそう言うと,グラスを出してブランデーを注いだ。

「他の女はどうする?」

「もちろん別れますよ。優花さえいればいい」

「散々いろんな女と付き合ってきたおまえが,落ち着くのか。隕石でも落ちなければ良いがな」

「叔父さんの方こそ,どうしたです。おばさまにベタ惚れじゃないですか。毎日同じ女性を抱いているだなんて,これまでなかったことですよ」

「あれ以上の女はいない。それこそ,おまえの言葉じゃないが,鈴音さえいればあとはどうでもいい」

「なら,ぼくと一緒だ。まぁ,ぼくたちは親子以上の絆がありますからね」

「そうだな」

 南川は,幸せそうな笑みを浮かべて,グラスを合わせた。

「こんなとき,母娘はどんな顔をして向き合っているものでしょうかね」

 ちょっといたましい顔になって将紀は母娘のいる二階の方に眼を向けた。

 南川も将紀も,母親というものを知らず,また娘を持ったことのない男たちであった。

「母親と娘がお互い気になりながらの交際となりそうだな」

「いかにしてお母さまの眼を盗むかということになりそうですね。それもスリルがあって面白い」

「性癖も一緒だからな。その気持ちは分からんでもないが……。おまえたち2人,うまくいくといいな」

「叔父さんの方こそ,結婚しないんですか?」

「するさ。2度と離すことはしない」

 南川は,急に真剣な顔つきになって,グラスを見つめた。

 


 受けそこねたボールを拾いに走る友だちの姿を追いながら,なにげなく眼をフェンスの外に向けた優花は,あっと息を呑んだ。

 傾きかけた陽を受けて,そこに見なれた車が停まっていたのだ。

(将紀さん……)

 総身が一瞬にカッと燃え上がった。

 いつからテニスをしている姿を見られていたのかと思うと,羞ずかしさに消えてしまいたい。

(こっちを見ているだけで,声もかけてくださらないなんて,ヒドイ)

 羞ずかしさと同時に,甘い恨みがこみ上がってくる。

 将紀の姿は照り返しの強い窓ガラスのせいで,はっきりとはとらえられない。

 あれがつい昨夜のことだったのに,今日はもう何もなかったように友達とテニスをしている所を見られたのが,ことのほか羞ずかしい。本当は,早く帰って将紀に会いたかったのだが,前から練習の約束をしていたので,断れなかったのだ。

「いくわよ」

 声をかけられてハッと気をとり直したものの,見られていると思うと,動作はぎこちなくなった。

 サーブを受け損ねると,

「どうしたのよ,優花」

と,心配そうに聞いてきた。

「ごめんなさい。急に気分が悪くなっちやって……」

「もしかして……生理……?」

 ネットに寄ってきた友だちが,女同士の気軽さであけすけに聞いた。それを渡りに舟と優花はうなずいて見せた。

「しょうがないわね。まだ三十分も時間があるのに」

 友人は出したテニスコート使用料のことを無邪気に惜しがった。

「ごめんなさい。今度埋め合わせするから」

 タオルを首に掛けて更衣室に去ってゆく二人を見送りながら,将紀はじっと優花を見つめていた。

 二人のやりとりまでは聞こえなかったが,おおよその想像はできる。優花が自分に気づいてからの,かわいそうなほどの狼狽ぶりがいとおしかった。

 放課後,まっすぐ家に帰らない日は,テニスクラブに寄ることを知っている将紀は,優花に早く会いたくて,講義を終えるとそのまま直行したのである。むろんそのまま家に帰すつもりはない。


 三十分近くたってようやく制服に着更え,バックを下げた二人が更衣室から出て来た。

 二人はゲートの所で手を振って別れた。優花一人がこちらへ步いてくる。ひと汗かいた後の顔に夕陽が当って,きらめくばかりの美しさだ。

(迎えにきてよかったよ)

 ドアを開けてやると,鞄をリアシートに入れて,助手席に乗り込んできた。拗ねたように黙りこくって前を向いたままだ。汗ばんだ髪の匂いがほのかに将紀の鼻に漂ってくる。

「優花が心配で見にきたんだよ。それに,早く会いたくてね」

 車を出しながら将紀は言った。

「でも元気にテニスをしていたんで安心したよ」

「いつから見ていらしたの?」

「ついさっき来たばかりだよ」

 不意に羞ずかしさに衝き上げられたように,優花は両手で顔を覆った。それはすべてを許した女が男に見せる無意識の媚態だった。

「ゆうべ,お母さまに何も言われなかったかい」

 車の流れに乗ったところで,将紀は話題を変えた。

「なにも…あれからお部屋に閉じこもったきりでしたもの」

「今朝は?」

「何もおっしゃらなかったわ,おっしゃりたいような顔だったけど……」

 優花は前を向いたまま,内からこみ上がる情感を噛みしめるような顔になっている。


 マンションに着いて,部屋に入ると,優花は抑えきれない気持ちをぶつけるように,将紀に抱きついた。

「会いに来てくれてうれしかったです」

 優花は,わざわざ忙しい将紀が,迎えに来てくれたことを素直に喜び,ベタベタと甘えたようにくっついた。そして,自分から将紀の唇に自分の唇を重ねた。

「今日は積極的だね」

 将息を弾ませながらグイグイ押しつけてくる唇をゆっくりあやすようにして応えながら,優花の頭を愛おしそうに,優しく撫でた。

 口を離すと,

「シャワー浴びてきていい?」

と恥ずかしそうに,顔を赤らめながら,俯いて言った。

「更衣室で使ってきたんじゃないのかい」

「だって……」

 気がせいてよく体を洗えなかったのか,それとも車の中でもうビッショリ濡らしてしまったのか。おそらく後の方だろうと将紀は推察した。

 ふたたび口を重ねて,次第に粘っこいものをためてくる口の中を荒しまくりながらネクタイをほどき上着のホックをはずした。インナーシャツの切れ込みからのぞく胸の谷間はすでに蒼ずむばかりの光を溜めて激しく喘いでいる。

 口をあてがいながら首すじ,さらにその谷間へと移しつつ,将紀は右手を黒いストッキングに包まれた下肢にずらし,スカートの奥に差し込んだ。

「ぁ,ああんっ……ふぅっ……はぁっ…」

 優花は抱え込まれた首を大きく反らした。が,その声ははや夢とうつつの境をさまよっているふうだ。

 絹のストッキングにくるまれてスベスベした下肢はブルブルおののきながら,しっかとよじり合わされている。その合わせ目をなぞるようにゆっくり手を奥にずらしてゆくと,優花はのけぞらせっ放しにした顔を激しく振りたてて,あっ,あっ,と切羽っまった声を出す。その顔はうっすら汗を刷いて上気し切り,荒い息づかいを洩らす口は美しい歯並びをのぞかせている。

「愛しているよ」

 小さく囁きながら,もっとも奥まったふくらみに触れた。優花は,はっと息を止めブルッと身ぶるいした。

「触ってはだめ……恥ずかしいの」

 そこをピッチリ覆った下着はじっとりと濡れ湿り,火のような熱さをこもらせていた。

「可愛いよ」

 将紀はふっくりした盛り上がりを撫でまわしたり,人差し指を縦にスゥースゥーと動かしたりしながら囁いた。

「ぁんんっ」

 いまにも力を失いそうになる太股の力を奮い立たせながら,優花は頭を振りたてた。さもつらそうに吐く息はもうすすり歔きに近い。

「大好きだよ,優花」

「わ,わたしも……大好きです……」

「ふふふ。ずっとそばに置いておきたい」

「そうしてください……」

 将紀は甘いキスを繰り返しながら,スカートを脱がし,インナーシャツを剥ぎ取った。優花は早くも
せつない声ををあげながら,為すがままだ。あらがいの手さえままならないらしい。

 ブラを取られて,母親譲りのお椀型の形の良いふくらみがこぼれ出た。黒のストッキングに,純白の下着という組み合わせが,滑らかな艶肌にしっとり貼りついているさまが,清純な艶っぽさともいうべき美しさだった。全身から墳きこばす羞じらいの虹が,それをさらにかよわく染め上げる。

 将紀は,優しい瞳で見つめつつ,まだまだ成長途中の乳房を大事そうに揉みほぐしていく。

「いつ見ても可愛いおっぱいだね。きっと毎日揉んでも飽きないよ」

「毎日だなんて……」
 
 優花は,将紀の言葉から想像したのか,頬をほんのり赤らめた。

「乳首の感度の良さときたら,最高だ」

 ツンと頭をもたげた乳首を摘まんでクリクリ弄ると,優花はストレートに伸びた艶髪を舞い上がらせ,はぁっ,ぅぅんっと愛らしい口調で喘いだ。余計な贅肉のない引き締まった腹部は,うっすら汗が浮かんでいた。

 その汗を舌で味わいながら,将紀は唇を腹からさらに下におろし,腰のくびれに移した。下着の肌に食い込んだあたりを指でなぞりつつ,舌をスゥーーーーっと彷徨わせていると,優花は腹をふいごのように喘がせながら,下半身をガクガク揺らせている。

「いやぁ,ゆるして……ぁ……み,見ないで」

 一気に下着を脱ぎ下ろす。すると,将紀の目の前で,ピッチリ閉じ合わせた太腿の付け根がすっかり露わになり,やや薄い恥毛が頼りなさげにしていた。ムッと蒸れた甘い匂いが将紀の鼻孔をくすぐる。

「下着がグッショリ濡れてるよ。テニスの時の汗かな,それとも,ぼくに抱かれることを想像して濡らしてしまったのか?」

 サディスティックな瞳を向け,優花から抜き取った下着を裏返しにして曝した。将紀が言う通り,下着にはねっとり,粘ついた愛液がついていた。

「い,意地悪……」

 図星を衝かれ,真っ赤になって顔を手で覆うと,左右に振りたて胸を波打たせた。

 テニスをしているとき,将紀の視線を感じたときから,優花の体は熱い蜜を含みはじめていた。将紀の涼しげな瞳に見つめられながら,優しい指での愛撫と甘い唇や熱い舌に何度も何度も天国に昇らされてしまった。

 そして,逞しい体に抱かれながら,一つに繋がり,今まで感じたことのないような幸せで感じることができたのだ。そんなめくるめく甘い出来事を思い出さないわけがなかった。それどころか,恋人として甘い時間が過ごせるのだという期待が生まれるのは当然のことだった。

 将紀は,優花の太股の間に両手を差し込んで,お尻をがっちり掴むと,そのまま割れ目に舌を伸ばした。優花の恥唇からは,愛液が糸を引いて,ゆらゆらと淫らに揺れている。

「あっ,だめです。シャワー浴びてないから……」

 将紀は,聞き流して,舌で垂れた愛液を舌ですくい取り,濡れそぼって開きかけた淫裂に沿って,長い舌を滑らせた。

「ひぃぃっっ」

「優花ちゃんのなら平気だよ。すごく美味しい」

「ぁ,ああんっ,だ,だめなのに,ぅ,ぅんんっ,ぁあ」

 舌をスゥスゥスゥーーーっと割れ目にしたがって,舌を行ったり来たりすると,後から後から愛液が溢れてきた。それを美味しそうに味わうと,包皮からわずかに顔を出し,物欲しそうにしている陰核をねっとり包んだ。

「ぁっ,そ,そこは……」

 そのまま口の中に含んだ。唾液を絡ませると,愛液と唾液が混ざり合い,陰核は,ヌルヌルとした心地よい空間に閉じ込められた。口をすぼめ,包皮に包まれた陰核をゆっくり扱いていく。

「ぁ,ぁっ,ああっ,あふっ」

 将紀に掴まれたお尻をプルプルと震わせ,将紀の頭に両手を置いて,身体を支えた。次から次にくる甘美な快感に,優花の可憐な唇から可愛らしい喘ぎ声が漏れる。

「ぅぅんっ,ぁああっ,ぅぅっ,ぅ,んんっ」

 将紀に包皮を剥かれると,すでに大きく勃起したピンク色の陰核が露わになった。ここを剥かれるのも2回目で,まだ慣れない。あるはずのものがないと,心細そうにしている陰核を舌先でと小刻みに揺らされた。陰核は舌先で弾かれ,根元から揺れていく。

「ひっ,ひぃいっ,ぁあっ,だ,だめ……ぁああっ」

「クリちゃんを舌でペロペロされのが好きなんでしょう?」

「………あああっ」

「こうやって舌で激しくされると気持ちいいでしょう?」

「はぅっ,ぁあ,ああっ,いいっ,気持ちいい……」

「素直な優花ちゃんは好きだよ」

「ぁあ~~,か,感じちゃう,んんっ,ぅ,ぅんっ,だめになっちゃう……」

「どんどんだめになってよ。そんな優花ちゃんが好きなんだからさ」

 将紀の頭をぐっと掴んで,やや足を開き,次第に自分から陰核を将紀に押しつけ始めた。はっとするような美少女が,全裸で淫らに腰を振っている姿は,あまりに淫靡で,煽情的だった。

 将紀は,興奮し始めた自分を抑えるように,舌先でさらに膨らんだ陰核をピンピンと舌先で弾いた。

「やぁ,ぁぁ,ぁあっ,ぅんんんっ,イ,イクッ」

 優花の腰がピクピクッと痙攣する。

「ふふふ。何も言わなくても自分からイクって言えるようになったね。うれいしいよ」

「いやぁ………恥ずかしい……」

「何も恥ずかしいことはないよ。いっぱい感じてくれた方がうれしいな」

 優花は,羞ずかしそうに両手で顔を覆った。だが,序の口とばかりに将紀の舌先は止まらず,陰核を激しく揺らされると,立っていられないとばかりに,手を将紀の頭に戻した。

レロレロレロレロレロレロ

 舌先で,絶頂に達してますます敏感になった陰核を激しく揺さぶる。ア゛ァ゛~~っと声のトーンが可愛らしいものから生々しいものに変わると,半開きの唇端から涎がツゥーーーっと垂れ,将紀の頭を支点に,腰を激しく振った。

 唾液でコロモをつけるようにまぶすと,ジュルジュルジュルッとクリトリスと一緒に吸い込んだ。チュッチュッチュゥーーーーーっとビンビンになった陰核をこれでもかと吸引する。

「ひっ,ひぃぃぃいいーーーァ゛~~ァ゛ァ゛ッ,ぁんっっ,イッ,イクッ,イクッ」

 全身が痙攣し,ガクンと身体が崩れそうになるのを,将紀が下からしっかり支えた。まだまだ許すつもりはないらしい。端正な顔がゾクリとするような妖しい顔に変わっていった。

 秘部からは,タラタラと愛液が,壊れた蛇口のように垂れ,フローリングに水たまりを作っていた。閉じていた花びらは,すっかり咲き誇り,大輪の花を咲かせている。






 わざと明りを消したままの浴室を,夕陽の残照が赤く染め上げている。トロリとした湯につかった優花の背にも肩にまで夕日が伸びて,輝いていた。

 湯船の中で優花は後ろから将紀に抱かれ,ほっとするような安心感に包まれた。に頬をあずけたまま,まだ陶酔の余韻から醒めきらぬげだ。将紀もまた優花の無言をいつくしむようにただ背や腰を優しく愛撫している。

(なんだか幸せーーー)

 優花にとって,これほど肌のぬくもりが心を温かくしてくれるものだとは思わなかった。もちろん,お互いに裸で,恥ずかしいという気持ちが消えたわけではない。身体が結ばれたとしても,それは変わらない。でも,ぴったりとくっついて,好きな相手の体温を感じているこの時が,無性に愛おしく,時間が止まって欲しいとすら思えてくる。

「忘れられないんだよね」

 後ろから思い出すように呟く将紀に,前を向いたまま,えっ,何が?という怪訝な顔をする。

「優花ちゃんの最初のお父さんが亡くなったときの,優花ちゃんの悲しそうな顔さ。泣いているおばさまの背中をじっと見て,涙をこらえていただろう?それが何だかいじらしくてね」

「あの時は,お母さまが,憔悴するほど悲しんでいたので,悲しいんですけど,わたしまで泣いていられないと思ったんです。お母さまは,本当にお父さまのことを愛していらっしゃいましたから」

優花は,なつかしそうに言った。

「叔父さんも,それを知っていたから,諦めたんだけどね。それでも,この年齢まで好きでい続けるって,相当おばさまのことが好きだったんだろうね。再婚する前に結婚を申し込んだんだけど,そのとき絶対親友の分まで幸せにするって言ってたんだよ。おの叔父さんが振られて,あんなに落ち込んでいるのを見たのは初めてだったね」

「わたしも結婚するなら,おじさまだと思ってました。お母さまが選んだ人に対しては反対しませんでしたけど,心の中では,おじさまがいいって本当に思ってたんですよ」

「その言葉を聞けば,叔父さんもきっと喜ぶよ。叔父さんは,優花ちゃんのことを実の娘のように思っているからね」

 背中から愛おしそうに抱き締めてくる。しばらく,静かで,幸せな時間が過ぎた。

 湯の面が波立つにつれて,残照がさまざまの色合いにたわむれつつ,二人を鮮やかに照らす。

 しばらくして,将紀は湯ぶねから抱え出た優花の体にくまなく石けんの泡を立てた。自分の体にも同じようにして,抱きすくめる。

「優花ちゃんの身体,柔らかくて気持ちいいね。ぼくが洗ってあげるよ。今日のためにマットを用意していたんだ。これで洗いやすくなるよ」

 ふわふわと弾力のあるマットの上に優花をのせると,スポンジや手を使って,洗い始めた。優花はくすぐったいような気持ちのいいような感じで身をよじる。

 すっかり身を任せている優花の体を支えつつ,乳房を腹を腰を,そしてお尻の奥から,さっき快楽を貪った秘部にまで手を這わせた。身体の隅々まで丁寧に洗っていく。

「ぁんっ,そんなところまで…・はぁんんっ,ぅんんっ」

 美少女は次第に熱っぽく喘ぎだしていた。

 いつしかマットの上で抱き合い,絡み合っていた。唇が重なっては離れ,泡にまみれた体がすれ合って音をたてた。

 優花は火のようになって,将紀から離れまいとぎゅっと抱き締めるの,下肢はだらしなく拡げて,奥を泡まみれにして嬲られている。真っ白な泡の間に黒い藻のように恥毛がたゆたい,開いた花びらが深紅の色をのぞかせた。

「ぼくのも触ってみるかい」

 将紀は優花の右手を自分の泡まみれの股間に導いた。ただでさえ赤い先端を残照でテラテラと輝かせている。

 桜色に羞じらいながら,上気した顔をさらに赤らめ,おずおずと握ると,細っこい指をしっとりからめつけてくる。ほっそりとした白魚のような綺麗な手の感触が,ヒンヤリして,炎のように灼けた怒張には心地よかった。

 大きな肉棒を掴み,興味津々に動かしはじめた。

「なんだか可愛いですね。ピクピクしてます」

「優香ちゃんにしてもらって,ぼくのも悦んでいるんだよ」

 将紀は優花のあごに指をかけて顔を仰向かせ酔ったようにそよめく,まだ稚さをとどめた顔を見やりつつ,唇を重ねた。
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