三奈

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修学旅行

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ー修学旅行一日目ー

修学旅行当日の朝は,楽しい旅行を思わせるような絶好の天気となった。雲一つない透けるような朝,高校生達は,期待に胸を膨らませてバスに乗った。担任の優子だけは,やややつれたような顔で,生徒のチェックをしていた。


バスに乗ると,好きな座席にそれぞれ座っていった。みゆきも親友の有紀と一緒に座ろうと,

「有紀ちゃん。一緒に座ろう。」

二人座席の奥の方に座り,有紀に手招きした。有紀が笑顔で,隣にやってきた。

そこで,三奈が席を立ち,近づいてくる。「昨日のいじめの件で,何か言われる」と身構えた。周りの者も,一瞬緊張感が走り,何が起こるのかと,横目でちらちらと2人の成り行きを見てくる。

学園で女王のように,我が物顔でいる三奈に,公然と刃向かえる者はいない。何かあったとしても,黙りを決め込むだけだ。

三奈は,いつにもなくご機嫌だった。にこやかにみゆきの隣にくると,

「ちょっと邪魔」

と言って,座ろうとする有紀を押しのけた。みゆきの背中には,冷たいものが流れた。

「みゆきさん。隣一緒に座ってもいいかしら?みゆきさんとゆっくり話をしたかったの。昨日の件も含めてね」

そう言って,にこやかな笑顔の裏にある悪意を感じた。正直楽しい修学旅行というのに,座席の隣が,三奈というのは,嫌で仕方ない。だが,昨日いじめを告発した者としては,逃げるわけにもいかない。生徒会長としての使命感もある。

悩んで返事を一瞬躊躇してしまう。

だが,三奈は,そんなのお構いなく,すでにもう隣に座っている。心底嫌っている人物が隣にいると思うと,絶望的な気持ちになる。かといって,相手の性格を考えると,嫌とも言えない。拒否するれば,楽しみにしていた修学旅行が,台無しになりかねない・

(やっぱり文句を言いに来たのかしら。いじめをするの方が悪いのだから,もし,昨日のことを言われたら,この際2度と有紀に酷いことをしないよう,きっぱり言わなきゃ)

最高レベルの警戒をし,有紀のためにと覚悟を決める。有紀は,三奈がみゆきの隣に座ったのを見て,仕方なく,修学旅行というのに,たった1人で暗そうにしている香川将太の隣に座った。有紀が隣に座ると,太っただらしない頬が,緩んだ。

恋人の雄也は,自分の前の席に親友の涼介と仲良く座っている。なんだか楽しそうな声が時折聞こえてくる。

「みゆき。あなたに謝りたくて隣に座ったの。春樹と話してね。やっぱり自分のしてきた行動が間違ってたって気付いたの。当然有紀にも謝るけど,まずは,昨日気付かせてくれたあなたにと思って。本当にごめんなさい。」

みゆきは,あまりに予想外の言葉に驚愕した。喧嘩することさえ,辞さないと思っていただけに,拍子抜けしてしまう。

三奈は,普段の三奈に似つかわしくないほど,しおらしい顔で謝っている。まさかの展開に,何て反応していいか分からなくなる。

(あ,あの,三奈が謝ってくるなんて………)

心を落ち着かせ,なんとか冷静さを取り戻そうとする。さすがに,謝ってくる相手に邪険にできない。

「気付いてくれたらいいの。わたしではなく,有紀に謝ってくれれば…。そして二度としないって誓ってくれたらそれでいいわ。」

「もちろんよ。有紀にも謝るし,二度とこんなことはしないわ。」

真剣な眼差しで熱く訴えてくる。何があったのか分からないが,悪いことではない。懸念材料がなくなれば,きっと楽しい学校生活が送れる。親友の有紀だって,苦しい思いをしなくて済む。

「よかった。三奈さんがそう言ってくれて。せっかくの高校生活だから,みんな仲良くできたらなって…」

ポツリと本音を漏らす。いじめで苦しむ人がいるのは絶対に嫌だ。それが親友の有紀ならなおさらだ。だが,無闇に喧嘩をしたいわけではない。仲良くできるなら,仲良くするのが一番なのは当然だ。

「だから,まずは,わたしと仲良くなってくれない。もっとみゆきと親しくなりたいの。」

「えぇ…。もちろん」

心の奥底にある苦手意識を無理矢理封じ込めた。せっかくの機会だ。三奈が,仲良くしたいと言うなら,この機会に仲良くしとくべきだろう。それが,今後の楽しい高校生生活へと繋がる。

三奈とのおしゃべりは,意外なほど話は,弾んだ。

修学旅行の話から,京都の話に変わり,そして好きなドラマや音楽,ファンッションなどの話へと移っていく。いつもの相手に噛みつくような激しい言動はなく,長年友達をしていたような不思議な感覚にとらわれる。もしかしたら,自分が,勝手に三奈に対して悪い感情を持っていたのかもしれないと次第に思い始めるようになっていった。

バスの移動時間は長い。目的地まで3時間かかるのだが,話に夢中になっていて,時計を見るとすでに2時間も話している。周囲も,誰も三奈達を気にした様子もなく,それぞれ話しに夢中になっていた。

2人の女子高生が話していれば,当たり前のように恋愛の話に変わっていく。

三奈には春樹,みゆきには,雄也とお互い恋人がいる。恋人がいるなりに,それぞれ悩みはあるもので,みゆきとしては,いつも偉そうにしている三奈に,悩みがあることに興味がつきなかった。

前の席には,恋人当人の雄也がいる。自然と声も小さくなり,内緒話をするかのように話していった。さすがに当人の近くで,愚痴は言えない。しかも話の方向は,思いもかけずプライベートなことへと向かっていった。

「えぇっーーー。うそっ~。もう半年も付き合ってるのに,まだエッチしてないの?それにもう高2だよ・・・。遅いんじゃない?。」

突然,三奈が,みゆきの話を聞いて,手を口に当てたまま,信じられないという表情を見せた。さすがにバスの中で,声が漏れないよう抑えたようだ。同時に三奈の目に獲物をみるようなどす黒い影が映る。

「そっ,そうなのかな・・・半年でエッチしてないのって変?でも・・・・したいけど・・・。怖いしっ・・・。痛くない?」

今まで雄也から何度かエッチしたいようなセリフを言われたり,そういう行動に出たりしたことがある。

でも,ちょっと恐怖感があったし,まだ早いのではないかという貞操観念が働き,その場は強く断った。雄也もそれ以上求めようとせず,素直にしたがった。それが自分を大切にしてくれていると感じて,とてもうれしかった。覚悟が決まったらいずれは,雄也と一つになりたいと思っているのだ。

「でも雄也が可哀想よ。好きならエッチすべきよ。そしたら,もっと愛が深まるから・・・」

 三奈が,真剣な目で話す。

(雄也・・・可哀想・・・か・・・・そうかもしれない。そう言えば・・・・「いやっ」って言った時,悲しそうな顔してたな……)

「そっ,そうかな・・・・」

ちょっと深刻に考えてしまう。

「よしっ。わたしが一肌脱いであげよう。初めてのエッチでちゃんと感じられるようわたしが,いろいろ教えてあげる。ねっ,いいでしょう?」

三奈がみゆきのために何かしたいって気持ちが伝わってくる。「いろいろと教えてあげる」の部分の意味が分からない。

「えっ,うん・・・・」

仕方なく,好意だけは受け取っておく。せっかく仲良くなった雰囲気を壊すのもどうかと判断した。

すると,三奈はにやっと笑い,手をわたしの膝の上に置く。ドキッッとし,ふいに緊張感が高まる。

まだバスの中だというのに,何をしようというのか,急に不安になった。やはりきっぱり拒否すべきだったと,後悔し始めた。

手を払いのけるべきか,それとも止めてと拒絶すべきか。心の中で三奈に「やっぱりいいわ。ごめんなさい」という映像が浮かぶ。

ただ問題なのが,すでに三奈がやる気をみせていることだ。みゆきの隣で,三奈の熱いまでの吐息を感じる。手で払いのけるだけなのに,今後のことを考えるとそれができない。どこかで,まだこれぐらいなら,という妥協が行動を躊躇させる。

「任して……」

そう囁いて,にこにこしながらスカートの上を優しく撫でる。三奈の大胆な行動に慌ててしまう。くすぐったさと不快さでみゆきは眉をひそめた。

三奈の白魚のような指が,スカートの上をスゥーーーっと滑っていく。焦れったいほど優しく,そして繊細に。

スカートの上からとはいえ,敏感な太腿は,嫌でも反応してしまう。焦れったいむず痒さとともに体の中心に今まで感じたことのない熱い感覚が生まれる。

「いやぁ……やめて…」

周りを気にしながら,小さい声で行為を止めさせようとするが,三奈は,止める気がさらさらないようだ。三奈の指は,わたしの意思とは関係なく,繰り返し太股を刺激する。時には指が付け根ギリギリまで這ってくる。

どうにか止めて欲しくて,眉をひそめ,困り果てた顔を三奈に向けた。みゆきの瞳に映った三奈の顔には,いじめをしている時の意地悪な表情があった。しかもその中に,何とも言えない妖しさが紛れ込んでいた。

やんわり三奈の手をどかそうとすると,三奈が,一転キッと鋭く睨んで,邪魔させないようにする。

「邪魔しないで。これ何か分かる?」

スマホをの画面をみゆきの目の前に差し出した。

「ぇっ………」

あまりの衝撃に思わず,声が漏れそうになる。なんとそこに映っていたのは,有紀と担任の優子との痴態だった。目を覆いたくなるような破廉恥な写真を次々に見せてくる。

完全に固まっているみゆきに,三奈はおかしそうに笑いながら。

「言うこと聞かないと,この写真あちこちに送信するわよ。有島先生は間違いなく首,有紀もこの学校にはいられないでしょうね。2人が可哀想というなら,少しだけ我慢するだけよ」。ねっ?」

獲物を狙う肉食獣のような瞳で,みゅきを見つめてくる。

「ね?」と言われても,これ以上触られるのは困る。かといって,自分の態度で,尊敬する有島先生や有紀に悲しい思いをさせることもできない。有紀へ顔を向けると,将太と楽しそうに話をしている。

(ああああ……どうしよう?)

みゆきの動揺をよそに,三奈は,より一層大胆な行動をとり始めた。いつの間にか,三奈の指がスカートのチャックをスウッと開けて,中へ忍び込んできたのである。

そして,スカートの中に忍ばせ手は,容赦なく禁断の世界へと向けてきた。

(ちょっ・・・ちょっと・・・えっ?嘘でしょう?)

必死にスカートを押さえ,侵入を防ぐ。三奈は,もう片方の手で,スマホを弄り,

「送っていいの?」

と,耳元で脅してくる。三奈の熱い吐息に,みゆきは,ゾクッと身体を震わせた。未知への恐怖と得たいのしれない心地よさに,抵抗が弱まってしまう。三奈は,動きの止まったみゆきを見て,口角を上げた。

「なははっ・・・やっぱりオレの勝ちだ・・・。」

前の席で雄也が大きな声で叫ぶ。どうやらUNOで勝ったらしい。無邪気に喜んでいる声がする。

三奈は,素肌の太股の上で,羽毛で撫でるかのように,繊細にそうっと指を動かしていく。じれったさで,自分でも恥ずかしいほど淫らに腰が揺れる。

「ぁぁぁっ……」

自分でも恥ずかしくなる吐息がかすかに漏れた。耳を澄まさなければ,ききとれないぐらいの微かな音。でもみゆきからすると,その音がやけに大きく感じたのだ。

(だっ,誰も見てないよね………?)

このエッチな行為を誰か見ているのではないかと思うと気が気ではない。周りを見渡すと,おしゃべりやゲームなどで夢中で,誰も気付く様子はない。特に前の席にいる恋人の雄也に気付かれないかと気が気ではない。

三奈の指が,内股に動き,膝の付近からスゥッーーーと大事なところへ上がっていく。不本意な侵入に備え,身体が強張る。

(いやっ。そこは………やめて………)

大事なところへ触れる寸前で,また膝へと戻っていった。みゆきは,ほっと胸をなで下ろす。三奈の指は,次の機会を狙って,膝の上で円を描きながら遊んでいる。

やがて,また秘部目指して指が,焦らすように太股を刺激する。スゥーーーーっと指が,蟻の行進のように少しずつ這い上がり,下着のふちに触れる。心臓の動悸がこれ以上ないくらいに高まり,身体を強張らせる。

そんなみゆきを嘲笑うように,またスゥーーーっと引いていった。

緊張した体の力が一気に抜けるが,さらに感度が上がっているようだ。指のわずかな動きにビクビクと反応してしまう。

きっとまた指が大事なところを責めてくるに違いない。目を瞑り,腰を少しだけ下にずらして,三奈の指だけに意識を集中した。思った通り三奈の指がするすると上に上がる。

(はぁっ……またくるっ………)

知らず知らずのうちに,熱い吐息を吐いていた。

スゥゥーーーー

ピアノを奏でるように,繊細な指が,また秘部へと迫った。

カリッッ

三奈は,みゆきの耳たぶを甘噛みしながら,

「もっと足を開いて………気持ち良くしてあげるから。もっと気持ち良くなりたいでしょう?」

と,わたしの耳元で甘く囁く。

気持ち良くなりたいという思いが心を突き動かす。だが,ここがバスの中であり,自分が醜態を晒すわけにはいかない,という現実に戻った。

そのとき,ふいに,三奈から,ワイヤレスイヤホンをつけられた。

『ぁ,ぁ,ぅ,んっ,ぁあっ,ぅぅんっ……』

『先生,クリトリスが弱いのね。もうこんなに,ここをヒクヒクさせて。もっといっぱい舐めてあげる』

『ぁああっ,だめ………』

有紀の声と有島先生の艶めかしい喘ぎ声が,聞こえてきた。そのリアル矯声に,まるでAVビデオを見ているような錯覚になり,否が応でも身体が昂ぶってしまう。声の持ち主が,身近な存在だからこそ,よけい興奮するのだ。

(くっ,くる………)

すると,予想に反するようにまた指が下へ下りていった。そして,わたしの片方の太腿をぐっと掴み,閉じていた両足を開かせた。

大胆にも,みゆきの股を拡げ,そのまま片足を三奈の太股の上にのせたのだ。慌てて閉じようとするが,三奈は抵抗を許さない。

「言ったでしょう?抵抗しないでって。したら,この動画,すぐに送信するわよ」

そう言われると,黙って恥ずかしい格好に耐えるしかなかった。幸い,まだ周囲は,スカートに隠れて,股を開いた状態であることに気付いていない。

(いや……恥ずかしい………)

あまりの恥ずかしさに,顔を真っ赤にさせ,腕に顔を埋めた。見る人が見たら,寝ているようにも見えるだろう。

スカートが,ハラリと捲れ,白くきめの細かい綺麗な太股が,三奈の目に晒された。スベスベとした感触を楽しむように,柔らかな太腿を撫でていく。

みゆきは,耐えがたい羞恥を感じるとともに,三奈の手のひらにさすられると,太股が異様に熱を帯びていることに気付いた。

太股だけではない。恥ずかしいことに,先ほどから秘唇も火照って熱い。秘唇からは,淫液が,はしたなく溢れてくるのを感じてしまう。なんだかパンツの表面もうっすらと愛液でしみてきているようなのだ。

そんなときだ。しばらく太股を撫でていた指が,

スゥゥーーーー

そのまま引き返すことなく,ふっくら盛り上がっている下着のクロッチに悪魔の指先が触れてきた。

「ぁあっ………」

爪先から脳天まで電流が駆け抜け,未知の刺激に痺れてしまう。そのまま,右中指の先をごく軽く生地にめり込ませ,淫裂に沿って,ゆっくり動かしていった。清楚な白の下着に恥ずかしい縦筋が生まれ,浅いタッチの繰り返しでみるみる深くなっていった。みゆきの割れ目は,生地越しにぱっくりと開いてしまったのだ。

「ぅぅんっ……ぁ,ぅ………ぅん,く,ぅ………」

じわじわと湿り気を帯び,伸縮性に優れるクロッチはみゆきの肉びらにぴったり張り付いている。みゆきは,淫らな声が漏れないよう,手を口に当て,声を殺す。

悩ましいのは,がっつくことなく,どうやったら感じるのかを知り尽くしたように,女らしい繊細な動きで,責めてくることだ。焦ることなく,じっくり時間をかけて,身体をほぐし,溶かしていくのだ。

縦筋をなぞっていた指が,生地越しに陰核を撫で始めた。敏感なところを布越しという焦れったい責めに,身体は正直に反応してしまう。

「ぁあっ,ぅんっ……」

あれだけ声を抑えていたのに,はっきりと卑猥な声を出していた。あまりに恥ずかしい吐息に,みゆきは薄目を開けて唇を噛んだ。急いで口を抑え,周りを見ても気付いた様子はない。まるで背後から抱きしめているように座っている女子2人が,スカートの内側で,そんなことが展開されているとはさすがに誰も思わないだろう。

(よかった……誰も気付いていない……)

こっちを見ている気配もなく,ほっと胸を撫で下ろす。だが,三奈はそんなの全くお構いなく,勃起しきった陰核を責めて続ける。

サワッ  サワッ  スゥーーーーー

「ぅぅんんっ,ぁぁぁっ……」

指が,布の上から陰核をかすかに刺激していく。

サワッ  サワッ  スゥスゥ

「はぅぅっ,ぅ,んっ………ぁぁっ」

微弱な刺激を布を通してオマンコに与えてくる。初めて味わう刺激に戸惑いが隠せない。ビリビリッと弱い電流に打たれたように体がピクピクと反応してしまう。

(ぅ,ん……・はぁっ,ああっ,うんっ………あぁんっ,どうしたいいの………)

スゥーーーーーーッ  スリスリスリスリスリ

下着越しにも固い突起が浮き出ているのが分かる。そこを指の腹で,丹念に責め立て,バレないようにする努力を嘲笑う。真綿で締めるかのように,繊細に,そしてじっくりと。

「あぁっ,ぅぅんっ,はぁっ,ぅんっ………いいっ,ぁあっ………」

必死で我慢するのだが,どうしても声が漏れ出てしまう。自分の体が自分の体でないようだ。体の中心から熱さが伝わり,体全体が火照っていく。

まずいことに,下着を恥ずかしいぐらい濡らしているのが自分でも分かる。しかも,それを三奈に気づかれていた。濡れた感触を布越しに感じながら,オマンコへのじれったい刺激によがってしまう。

「やだっ。みゆきったら……もうびちょびちょじゃない。あなた真面目な顔して,本当はスケベなのね。」

「いっ,言わないで……恥ずかしい……」

三奈からの屈辱の言葉が胸に刺さった。まさかバスの中でこんな辱めを受けるとは。それと同時に,こんな状況で感じてしまう自分の体が恨めしかった。

気付いたら,下着がスルスルとあっという間に足首まで引き下ろされ,脱がされていた。熱く蒸れていた秘部に冷たい外気がさぁっとしみ込み,解放感に心地よさを感じる。だが,少しでもスカートが捲られれば,媚肉をぱっくり開いた姿が丸出しになってしまう。

三奈は,恥毛の手触りを確かめるように梳いていく。恥毛を指で梳かれると,ほのかに気持ちがいい。やがて,エロティックな指が,熱く火照った秘部へキスをするかのように優しく触れてきた。

ヌチョッ

指先が蜜壺に沈むと,淫らな水音がはっきり響き渡る。その瞬間電流が走ったように,甘い快感が体を走り抜けていった。

「ふぁっ……ぁ,ぁんっ……」

焦らされて焦らされて,やっと敏感なところを直接触れられたため,すでに身体は抑えが利かなくなっている。

愛液で濡れた手を出し,意地悪な顔で指を見せつける。

「見て………?あなたのエッチなお汁よ。ほらっ,糸を引いてる。いやらしいでしょう?」

トロトロに濡らした人差し指と中指は,透明な愛液がでびっしょりと濡れている。そして,二本の指を開くと,細い長く糸が引いた。

「いやっ………」

みゆきは,赤い顔をさらに染めて,顔を背けた。修学旅行中のバスという中で,下半身を丸裸にして,愛液を溢れさせながら感じていることを思い知らされた。あまりの羞恥に,この場から消えていなくなりたかった。

「ひっ,ひぃっ……」

だが,次の瞬間,愛液でびっしょり濡れた三奈の指が,充血しきった敏感なクリトリスに触れられ,快楽の世界に堕ちてしまう。

ねっとりと濡れた指が,神経のつまった小さな突起を包皮越しにスリスリと擦っていく。オナニーすらしたことのないみゆきにとって,陰核から与えられる快感はあまりにも強烈だった。

「ぁあっ,ぅんんっ……はぁああっ,ぅぅんん,ぁああっ………」

包茎ペニスを扱くように,シュッシュッっと淫らに手を上下に擦る。その度にスカートが,浮いたり落ちたりを繰り返している。

みゆきは,たまらず,両足に力を入れ,腰を浮かせると,足の指先をぐいっと曲げた。海老反りのように浮いた身体の中心であるクリトリスを容赦なく責め立てた。

「ぁあぅ,ぅんっ,ど,どうしたら………いいのっ………」

初めての感覚に脳の処理が追いつかない。ピリピリとくる甘い電流に全身が小刻みに揺れる。甘い吐息を吐きながら,押し寄せてくる津波にどうしたらいいかと混乱する。

「そういうときは,イクって言うのよ」

邪悪な女神が,そうレクチャーする。再び指を淫裂に挿入され,膣口を小刻みに振動させられると,溢れ出す愛液でくちゅくちゅと淫らな音が立つ。

猫がミルクを舐めるような音が響き,耳のいい隣の座席の女子はきょろきょろと周りを見る。

「ねぇ,なんか変な音がしない?」

「そうかな?」

クチュッ  ピチュッ  ヌチュッ  グチュッ

隣の座席の女子2人が,かすかに響く音に不思議そうな顔をして,やがて三奈達へ視線を集中し始めた。あきらかに怪しい雰囲気の2人に驚きの顔をするも,三奈がそれに気付いて睨むと,慌てて顔を逸らし,見なかったことにした。

三奈が,みゆきの包皮を掴み,一気に下におろした。

「ぁんっ……」

剥かれた素の陰核が,初めての外気に触れ,ヒクヒクと反応した。充血して膨らむだけ膨らみ,そんな外気にでさえ,敏感に感じてしまう。

三奈は,蜜壺からびっしょり濡らした指を抜くと,陰核の根元から愛液を擦り込むようにヌルヌルと塗っていた。

「ぁ゙ぁ,ぅぅんっ,ぁあっ……あ゙ぁ゙,ぁあんんっ………」

包皮を剥かれた陰核への愛撫は,処女のみゆきにとってあまりにも刺激が強すぎた。艶めかしい喘ぎ声が,息をするのも苦しいような,声に変わる。眉間に皺を寄せ,綺麗な美少女の顔が,襲い来る津波のような快感に,一気に天国へと昇らされてしまう。

「ふふふ,イッていいわよ。気持ちいいんでしょう。ここを擦るとたまらないもんね」

「ぁ゙ああっっ……ぅぅ゙んん……はぁ゙ぁ゙ぁ゙………いぃい゙い゙っ………もう,だ,だめ………」

シュッ   シュツ   シュッ   シュッ  シュッ

人差し指で陰核の頂上を円を描くように撫でながら,2本指で上下に扱いていく。それは,あまりにも暴力的で,気も狂わんばかりに快美なものだった。扱かれるうちに腰をさらに上げ,力の入った足は,つま先立ちになっていく。

「いくっって言うのよ」

「ぁああああっ,いくっ,いくっ………いっ,いくっっうううーーーーー」

覚えされた言葉を譫言のように叫びながら,腰を跳ね上げ,ガクガクと痙攣する。ぐっしょり濡れた秘部からは,潮を噴いて三奈の手を濡らし,スカートまでうっすらとシミまで作ってしまっていた。

その瞬間,急に,みんなの動きが止まり,一斉に自分に視線が集まった。

「ハァ,ハァ……ごっ,ごめん……なさい。ハァ,ハァ……何……でもな……いのっ………喉を……つまらせちゃって……」

必死にごまかそうとするが,あれだけ派手に気を遣ってしまえば,ごまかせるわけがない。いまだに近くの者達は,あまりにも艶やかな声に腰をムズムズと揺らしている。だが,三奈を怖がって,押し黙っている。一番前に座る担任の有島先生も動こうとはしない。

「だ,大丈夫か………?」

恋人の雄也が,勇気を出して座席の上から顔を出して言った。だが,隣の三奈の険しい顔に,すぐに顔を引っ込めてしまった。相手が女だから大丈夫だろうという,勝手な理屈で手を引いてしまったのだ。

「ぁふんっ,はぁぁ……ぅんんっ,ぁぁぁっ……」

生徒会長のみゆきが,破廉恥な痴態を晒しているのに,あえて触れないという異様な空間ができていた。

みゆきも,それを感じてはいた。だが,今はそれどころではなかった。気を遣ったというのに,三奈は,気に入った玩具を弄くるように,クリトリスを責め立てた。

めくるめく快感が,次々に津波のように押し寄せてくる。それなのに,三奈は,わたしが必死に喘ぐのをこらえるのを見て楽しんでいる。

「ぁああっ,ぅぅぅんん………はぁっ,お願い……もう…やめて………)

快楽に溺れながら,三奈に声にとぎらせながら哀願を行った。

三奈は,にっこりみゆきに微笑み,ポケットより何やら小さな入れ物を取り出した。三奈の笑みが,悪魔のような笑いに見え,寒気が走った。

「これね。あなたのために昨日から,糸を媚薬に漬け込んできたのよ。媚薬の効果は,昨日優子も体験済み。薔薇色の天国を彷徨えるわよ」

ワイヤレスイヤホンから聞こえる優子の獣のような絶叫が脳に響いてくる。有島先生と同じような目にあわせると言っているようなもので,みゆきの顔が青ざめた。だが,不慣れな絶頂を極めたせいか,身体が動こうとしない。

三奈は,バスの中だというのに,気にすることなくスカートを捲り上げた。真っ白な初々しい素肌に,うっすらと生えている恥毛と処女には似つかわしい,トロトロに溶けたオマンコが,愛液を溢れさせている姿を晒してしまった。

「い,いやぁ……」

慌てて,スカートを抑えようとするが,

「いいの?あなたのこのエッチな姿をみんなにバラすわよ?」

と,言って脅されると,抵抗する気力が萎んでいった。手を捲られたスカートに持っていき,震えながら握りしめた。すでに,2人が卑猥なことをしていることは,周知の事実なのに,考える力を失っているみゆきには,そこまで考えが至らなかった。

三奈が,糸を取り出すと,媚薬が浸って,光りに照らされ,キラキラと光っている。糸の端を左手で固定し,クリトリスの根元を糸で一周して,ぎゅっと締め付けた。

「ひぃいいーーー」

敏感な陰核は,痛いような甘いような感覚が走り,それだけでイキそうになる。神経を縛られ,根元がズキンズキンと鼓動する。腰がいてもたってもおれず,感覚から逃れるように浮かした。

さらに2周り,3周りとぐるぐると巻いていく。そのたびに,つま先立ちで腰を浮かしていった。糸がなくなるまで続き,最も敏感で繊細な器官は哀れにも罪人のように縛り上げ,晒されている。

身体中の全神経のすべてが,まるでこの小さな突起に集められたように感じがした。ズキンズキンと脈を打ち,脳の最奥へ悲鳴を伝えてくる。

「思った通りとても素敵な姿だわ」

そう言って,かすかな刺激にも感じてしまうほど敏感になっているクリトリスの真上に中指を置いて,小刻みに揺らし始めた。窮屈に縛られた陰核は,右に左に大きく揺れ,突き抜けるような快感が全身を巡った。

「ぁああっ,だめぇ………」

必死で口を抑えたが,それでも小さな声が漏れてしまう。やむをえず,手を噛んで,声を必死に殺した。

陰核を中指の腹で円を描くように回し,やがて,縛られた糸の上を滑らすように,クリトリスをしごき始めた。

「ぁあああぅ,はぁあああ,いくっ,いくぅうう………」

それだけで,あっという間に絶頂に達し,覚えたての今際の言葉を告げた。ガクガクと体が痙攣し,はしたなく浮かした腰を,卑猥に上下に振ってしまう。強烈な快感が,脳を直撃し,溶けていきそうだった。

シュッ  シュッ  シュッ シュッ

「はぁぁぁぁぁっっっっっっ………いぐっ,いぐっ………」

もう周囲も憚ることなく,喘いだ。指に扱かれるたびに,艶やかな声から獣のような声に変わる。

汗が額から流れ落ちた。「感じではいけない」,そう思いながら,次々に襲ってくる気持ちよさに抗うすべがない。いや,大切な人の目の前で,周囲に同級生がいるという空間で,大事なところを責められるという異常な事態に,今まで感じたことのないような昂ぶりを感じるのだった。

媚薬の効果だろう。陰核が,異様なほど熱を帯び,激しい刺激を求めてくる。小さな突起はさらに膨らもうとし,縛っている糸が食い込み,みゆきを狂わせた。

気も狂わんばかりの強烈な快感に,どうにかなりそうだ。

「どう?言った通り天国でしょう?でも,これを使うとさらにいいわよ」

悪魔のような妖艶な笑顔で,三奈は囁いた。今にも舌なめずりしそうなこの悪女は,獲物の弱り具合をじっくり楽しんでいる。

手には,機械音を発してブルブルと動いている,ピンク色の小さなローターを持っていた。

媚薬漬けにされ,雁字搦めに縛られた陰核が,新たな刺激を求めて,熱にうなされながら,疼いている。

(………ハァアア……モウ……ダメ……カモ…………)

諦めとも,身体が欲する期待ともとれる,心の声を呟いた。

ウィィイイイイイイイインン  ゥィィイイイイイイイイイインンンッッ

媚薬漬けの糸に惨めに縛られた陰核に,凶暴なローターが当てられる。すると,激しい振動に,容赦なく根元から激しく揺さぶられる。

「ひぃ,ひぃいいいい,は,激しい………ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙,だめ,だめ………」

みゆきの魂が揺さぶられるような矯声が,身体の奥底から絞り出される。バスの中は,その妖しい声に引っ張られ,恋人同士で座っている者は,キスさえする者も出た。

陰核はローターの暴力的な動きに酔いしれ,あっという間に屈服する。

「ぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙っ゙,いぐっ,いぐっ……いっぢゃうぅうう………ひぃいいいいいいいい」

「ふふふ。すごいイキっぷりね。昨日かっこよく,有紀をいじめないでで言ってたけど,こうやって自分がいじめて欲しかった訳ね。それならそうと言えばいいのに」

「また………また,いっぢゃうぅぅ………ひぎぃいいい,ぁあああああ,いぐっぅううううーーー」

「オマンコから潮が噴き出しちゃったわよ。バスの運転手さん,あとからの掃除大変そう。

そう言いながら,ローターの強さを「強」に換え,ぴったり陰核に押し当てる。陰核は,さらに凶暴さを増した機械に,全身を激しく嬲られていく。みゆきは,これ以上ないというくらい腰を上げる。

「ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙ ,もうだ゙め゙,だ゙め゙………ま゙だい゙っ゙ぢゃ゙う………ま゙だい゙ぐの………ひぃ゙いい………じぬ゙じぬ゙…………じんじ゙ゃうぅううう………」 

三奈の上でみゆきは,イキ狂った。何度も何度も気を遣らされ,処女の身体は,はしたなく踊らされていく。そして,かつてないほどの強烈な津波が,そこまで迫っていった。

朦朧とした桃源郷の中で,脳が蕩けるような快感に酔いながら,さらなる激しい甘美な刺激に,脳内麻薬がドクドクと分泌される。

(くっ,くるぅ………ぁあああつ,きちゃう………)

全身をピーーーンっと突っ張らせ,

「ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁあっ゙っ………ん゙ん゙んん゙っ………い,いぐぅうううううううううーーーーー」

ここが修学旅行中のバスの中だということも忘れ,快感の渦に沈み込んでいった。
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