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お祭りイベント

アルとデート

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騎士団のトーナメント戦も、魔術師団主催のトーナメント戦も無事終わった。
どちらもとても楽しくて興奮しました。
ふふっ……

今はアルと街をぶらぶら歩いています。
勿論、変装して……

アルは魔力を使って髪の色や髪型を変えています。
服装は商人みたいです。
私は町娘風。

この前食べたクレープみたいなのを2人で食べて、串焼きも……
途中でに飲み物を買ったりして楽しんだ。
デートだ…うふふって………

「シオン、はぐれないでくださいね。」
しっかり手を繋いでくれています。
幸せ~~~~

色んな露店がでてて、見るのも楽しい。
セシルも今日は旦那様と歩くんだって。

ある一角では、アコーディオンの様な楽器の演奏に合わせて踊っています。
楽しそう……見てるだけで幸せな気持ちになります。
小さな女の子も踊ってる。
「ふふっ…可愛い……」

頬が緩み笑顔しか浮かびません。
横には素敵な………

「シオン、私の側に……」

そう言って抱きしめられました。

「どうしたの?」

「他の男達がシオンを見つめるのは………」

ん??見られてる???
それは、私では無くて、他の女性陣に熱い視線を贈られているアルでは……

街を歩くたび、女性達が振り返っていたもの……

「気のせいでは?私より、アルの方が見られてたと思うんだけど……」
「いいえ、シオンです。このままだと、シオンが連れ去られそうで心配です。」
「…………」
「ですから………」

あれ?ここは??
いきなり路地に連れ込まれ、お城に戻された。

何故!?

「シオンは可愛らしいので、他のもの連れ去られそうで……油断できません!」
「それはないなぁ~~~~」
「現に私が連れ去りました。ふふっ…」

そのまま口づけられた。
悪戯が成功した子供の様に喜んでます。

「可愛いシオンを皆んなに見せたいと思う反面、奥深くに閉じ込めて、誰にも見せたく無くなります……」
「……………」
「シオンが悪いんですよ……あんなに嬉しそうに顔を綻ばして笑うから……」

嫉妬!?

顔中口づけられ、耳元で囁かれた。
アルの色気におされそうです。

「アル……今日は………夜とっておきの物を見せてくれるのでしょう?」
「えぇ、夜空に開く花の様な物です。シオンの世界にもあったのでは?」
「夜空の花?もしかして………花火?」
「昔、番を喜ばす為にそちらの世界とよく似た物を作ったそうですよ。」

この世界は時々よく似たものがある。
偶然もあるだろうけど、番いのためとか、番が作ったとかであるらしい。

花火か……楽しみ。
今からワクワクするけど……

「今はお仕置きです……」と言っても連れて行かれてしまった……

何故?

子供達を幸せな気持ちで見てたのがいけなかったのか……

「私以外の男に微笑むからです……」

それは間違ってるよ~~~
見てたの子供だし~~~

聞いてもらえず、貪られた………
何処に地雷があるかわからないよ~~

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