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お祭りイベント

休んで欲しいのに

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少し休んで、夕食も終わった。
もう外は月明かり。

お城の外はポツポツと灯りが見られます。
いつもなら真っ暗なんだけど……

お祭りのせいかも知れません。
初めての参加だから……

今日は楽しかった。
明日は何処に行こうかな……

ボーッとしていたら、いつのまにか側にアルが来ていました。
背後から抱きしめられた。

「ん??」
背後を振り返る。

「シオン……やっと君のそばに来れた……」

アルはあれから宰相様や他の方々と色んな打ち合わせなどされていたようだ。
忙しそう……疲れてないかな……

「アル……大丈夫ですか?疲れたのならもう休んだ方が……」
「シオンの側にいる方が休めるから大丈夫だよ。シオン不足だ……補給させて……」
「でも………あっ……」

抱きしめられている腕に力がこもる。

耳元で呟かれ、食まれ、首筋まで唇が這わされる……
アルの片手が胸元を、腹部を腰を不埒に動く……

「アル……ダメで………あっ……休ま………ん……」

休んで欲しいのに……
息が上がり始め、伝えれない……
力が抜ける……立っていられなくなる……

体の向きを変えられ、すかさず横抱きにして運ばれる。
微笑みながら……時に貪られながら……

寝室に運ばれ、そっと横たわる。
広がる髪。

ベットの横に座り、私の頬を手でなぞりながら微笑んでいる。

「シオンと出会えて、色んな感情が私の中を駆け回っているよ……良くも悪くも……」

頬に唇が落ちてくる。

「こんなに欲しくてたまらないものは無かった……束縛したいものも……」

声かけながら、ベットの上に……

「シオンが楽しんでくれたのは良かった……だが……」

そのまま嵐のように翻弄された。
暗い月明かりで響くのはベットの軋む音と愛の囁きなどだった。

「シオン……愛してる……」
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