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お祭りイベント

なんか地雷踏んだ!?

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お城に戻ると、アルが待っていた。

「アル~ただいま~~。」

ニコニコ笑顔でアルの元に走って行く。

「シオン。お帰り。今日はどこに行っていたのですか??」

?????何か雲行きがおかしい???
アルの側にあとわずか……………と言うところで足を止める。

「シオン………」

アルの表情が………笑っているのに目が………目が笑ってない……

思わずUターン。
クルッと回れ右で逃げます。

あの顔はヤバい……なんか怒ってる………
スタコラサッサと逃げていく………のに、何故そこにいる??

アルの胸元にドスンとぶつかります。
鼻ぶつけた………イタヒ……

「イタタタっ………」

すかさず腕の檻に囚われました。

「シオン、何処に行こうとしたのですか?」

う~~~っ、耳元でしかもイケメンボイスで喋らないで~~~~~~!!

「ん~~~向こうで私を呼んでるような………」
「私以外に誰がシオンを??」

周囲の温度が下がっていく気がします。
あ~~~~ん。何故???

「シオン、ゆっくりとお話ししましょうか……」
「いえいえ、結構です!!ほら、アル忙しいでしょ!?」

アルの腕の中でジタバタしようとするも………出来ない。

クスッと笑って微笑まれる。

一瞬ボーッとしてしまうのは仕方がないと思うよ。
イケメンが笑ってる~~って感じだもの……

思わず頬が染まります。

イヤイヤ、今はそう言う場合では無い……『お話=お説教』と相場が決まってます。

だれかいないか~~~~~

向こうにいるライト発見。
魔力のない私でも、この時ばかりは念じます。

(念話……出来ないけど……届けーーー~~!!助けて~~~!!ライト!こっち向いて!!)

フッとライトと目が合います。

もう、ウルウル攻撃です。
(たーすーけーてー!!)

え~俺ですか~~なんて顔してます。
う~~~~~~っ!!
もう、ガン見です。

渋々という感じで、ライトが近づいてきました。
よしよし……

「殿下!先程宰相様が探されてましたよ。」
アルがライトの方に顔を向けます。

「今は取り込み中です。」

「でも、何か急ぎみたいですよ。明日の件で……」

はぁ………アルの大きなため息です。
腕の拘束が少し緩んだので、すかさず逃れようとして、片手を取られた。

「シオン、後でお話が有りますからね。逃げても無駄ですよ。」

そう言って眉間に頬に口づけし、離れていく。
少し寂しい感じも………いやいや、今は助かった……
アルはライトを伴って建物奥に向かっていった。

でも、私何したんだろう??何か地雷踏んだ??
ボーゼンとしながら見送った。



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