君に逢えてよかった

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えっと

尋問

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猫のアキトが、実は異世界からやって来た、自分の愛しい番であることはわかった。
なら、今後どうするかだ。

猫の時も、怪我をさせる気はまったく無かった。
私の魔力が乱れることなく落ち着いて、穏やかに過ごせたこともあるが、黒猫の姿が可愛らしく、愛おしかった。
だが、それ以上に、実質、番である事が判明し、さらに怪我や危険なことに巻きこませないと誓った。

それ以上に強く願う事…早く魔女のかけた呪いのような魔法を解き、自分の側にはべらせ、愛しあいたい。

過去の先人達も、自分の番に対しての執着は度を越していた。
自分がどのくらい度起こして執着するかは、今はわからないが…

「例の魔女は、何か話したか?」
「いいえ、自分は関係ないとのいってんばりですね。なかなか強情で…」
「そうか…」

捕らえた後、何かと忙しく、部下達に任せていたが…自分で吐かせるしかないか…

「わかった。では、私が行こう。」

黒猫のアキトは今はお昼寝中だ。
可愛らしい…
そっと頭を撫でてやり、部屋を後にする。


さて、どう吐かせるか……
思わず口角が上がる。




カツカツと靴音を響かせて、魔女のもとに向かう。
少しやつれ、髪の艶も無くした魔女が、嘲笑うかのように椅子に拘束されている。
だが、いつまでその余裕がもつのかな?

重い鉄のドアが閉められ、いつしか悲鳴が建物を木霊した…
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