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屋敷について
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車に乗り込み、どれだけ走ったのかわからない。
ついたのは、これまた純和風の屋敷だった。
「まるで何処かの料亭みたい……」
昔家族で見た、某料亭。勿論テレビでだけど、豪華絢爛の中にも、落ち着きがあって、格式が高い………そんな感じだ。
玄関前に車を停められ、ドアを開けて降りて行く。
使用人らしき者達が出迎えてくれていた。
「お帰りなさいませ」
そう1人の男性が声をかけながら、前に出てきた。
「あぁ、総司、彼女の部屋は?」
「ご準備整っております。夕霧に案内させましょう。専属ですので」
「そうだったな。夕霧、頼むよ」
「綾乃、夕霧について行くといいよ。後でまた」
そう言うと、2人は総司という男性を連れて何処かに向かった。
「綾乃様、夕霧と申します。ご案内致しますので、こちらに」
そう言って、うやうやしく片手を取られ、案内される。
まるで、昔のお姫様みたいな扱いだ………
と言っても、時代劇とかでしか見たことないけど……
「綾乃様、大きくなられましたね。本当、以前にもましてお可愛らしく」
「???」
「あぁ、覚えておられないのですね。以前ほんの少しだけお世話させていただいたのですよ。着きました」
外の外観は純和風のだったのに、洋風だ……
ドアをがついている。てっきり襖かと思っていた。
この部屋にくるまでは、幾つか襖や、お洒落な木の引き戸の部屋もあったが……
「さぁ、中へ。お疲れでしょう?湯殿の準備も出来ていますので、入られますか?」
いろんな意味で汗かいたから、入れるのはありがたい……
「出来たら……」
そう言うと、浴室に案内された。
部屋にある浴室に行くと、夕霧さんが、私の服を脱がそうとする。
「えっ……自分で……」
驚きでワタワタしている間に全て脱がされ、浴室の中へ……
中には少しゆっくりとくつろげる広さの浴槽と、洗い場、ベンチシートらしきものが見え、外からは見えないけど……ガラス戸の向こうには外風呂のような物が見える。
此処は何処かの旅館ですか?ファミリー風呂というか、個室の貸し切り風呂ですか?
呆然としている私をそのまま手を引き、洗い場に坐らせて、洗われます。
何故でしょう、抵抗できません。羞恥心一杯で暴れたいのに、されるがまま………
「綾乃様の肌はやはりきめ細かくて滑らかで、透き通るみたいに綺麗ですね。」
そう言って、全身洗われて、そのまま湯船につかった。
少し横たわるように入る。
ホッとしていたら、そのまま髪を洗われた。
湯船に浸かりながらですか?
時より頭皮マッサージされ、まるでスパを受けてる気分です。
ついついウトウトしてしまいました。
あれ?いつに間に、ここに横になっているのだろうか?
「ふふっ、緊張されて、お疲れだったのですね。勝手ながら、全身マッサージもさせていただいて、着替えをさせていただきました。」
いつの間にか着替えもすみ、ソファーでゆっくりと寛がされてます。
「どうぞ。水分補給も大切ですよ」
そう言って渡された果汁水。冷たくて、美味しいけど……
何故かいいようにされてませんか?
「あの~~~」
「申し訳ありません。暴れたら危険なので、少し力を使わせていただきました。綾乃様自身に危害が及ばない程度のお世話に関しては、多少の力使用は許可されていますので。勿論、ただお世話したいだけなんですけどもね。お許しください。」
やっぱり、何かされてたんだ。まぁ、お世話するのに危険があっては……という事はわかる。わかるんだけど、恥ずかしいじゃない!!
「夕霧さん。出来たらお風呂とかは自分で……」
「何か言われましたか?」
『私から、お世話する権利を取るな!』オーラがにじみ出てます。
逆らえません………
「今後とも、宜しくお願いします」
「はい、喜んで」
嬉しそうに返事されました。
そのうち、お互いの妥協案を相談しよう。そうしよう……
ついたのは、これまた純和風の屋敷だった。
「まるで何処かの料亭みたい……」
昔家族で見た、某料亭。勿論テレビでだけど、豪華絢爛の中にも、落ち着きがあって、格式が高い………そんな感じだ。
玄関前に車を停められ、ドアを開けて降りて行く。
使用人らしき者達が出迎えてくれていた。
「お帰りなさいませ」
そう1人の男性が声をかけながら、前に出てきた。
「あぁ、総司、彼女の部屋は?」
「ご準備整っております。夕霧に案内させましょう。専属ですので」
「そうだったな。夕霧、頼むよ」
「綾乃、夕霧について行くといいよ。後でまた」
そう言うと、2人は総司という男性を連れて何処かに向かった。
「綾乃様、夕霧と申します。ご案内致しますので、こちらに」
そう言って、うやうやしく片手を取られ、案内される。
まるで、昔のお姫様みたいな扱いだ………
と言っても、時代劇とかでしか見たことないけど……
「綾乃様、大きくなられましたね。本当、以前にもましてお可愛らしく」
「???」
「あぁ、覚えておられないのですね。以前ほんの少しだけお世話させていただいたのですよ。着きました」
外の外観は純和風のだったのに、洋風だ……
ドアをがついている。てっきり襖かと思っていた。
この部屋にくるまでは、幾つか襖や、お洒落な木の引き戸の部屋もあったが……
「さぁ、中へ。お疲れでしょう?湯殿の準備も出来ていますので、入られますか?」
いろんな意味で汗かいたから、入れるのはありがたい……
「出来たら……」
そう言うと、浴室に案内された。
部屋にある浴室に行くと、夕霧さんが、私の服を脱がそうとする。
「えっ……自分で……」
驚きでワタワタしている間に全て脱がされ、浴室の中へ……
中には少しゆっくりとくつろげる広さの浴槽と、洗い場、ベンチシートらしきものが見え、外からは見えないけど……ガラス戸の向こうには外風呂のような物が見える。
此処は何処かの旅館ですか?ファミリー風呂というか、個室の貸し切り風呂ですか?
呆然としている私をそのまま手を引き、洗い場に坐らせて、洗われます。
何故でしょう、抵抗できません。羞恥心一杯で暴れたいのに、されるがまま………
「綾乃様の肌はやはりきめ細かくて滑らかで、透き通るみたいに綺麗ですね。」
そう言って、全身洗われて、そのまま湯船につかった。
少し横たわるように入る。
ホッとしていたら、そのまま髪を洗われた。
湯船に浸かりながらですか?
時より頭皮マッサージされ、まるでスパを受けてる気分です。
ついついウトウトしてしまいました。
あれ?いつに間に、ここに横になっているのだろうか?
「ふふっ、緊張されて、お疲れだったのですね。勝手ながら、全身マッサージもさせていただいて、着替えをさせていただきました。」
いつの間にか着替えもすみ、ソファーでゆっくりと寛がされてます。
「どうぞ。水分補給も大切ですよ」
そう言って渡された果汁水。冷たくて、美味しいけど……
何故かいいようにされてませんか?
「あの~~~」
「申し訳ありません。暴れたら危険なので、少し力を使わせていただきました。綾乃様自身に危害が及ばない程度のお世話に関しては、多少の力使用は許可されていますので。勿論、ただお世話したいだけなんですけどもね。お許しください。」
やっぱり、何かされてたんだ。まぁ、お世話するのに危険があっては……という事はわかる。わかるんだけど、恥ずかしいじゃない!!
「夕霧さん。出来たらお風呂とかは自分で……」
「何か言われましたか?」
『私から、お世話する権利を取るな!』オーラがにじみ出てます。
逆らえません………
「今後とも、宜しくお願いします」
「はい、喜んで」
嬉しそうに返事されました。
そのうち、お互いの妥協案を相談しよう。そうしよう……
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