番になんてなりたくない!

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冒険者

森を散策

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クロのマッサージのおかげか、身体はスッキリして、軽くかんじた。
時々卑猥な事をされたけど………
嫌で無かったのは……何故?もしかして、私ってそっち系なのか??

少しベットで頭を抱えて考え込むも、拉致があかないから、考える事をやめた。

モゾモゾとベットから出て、一階に降りる。
一階からは美味しそうな匂いがした。

「ウィル。おはよう。朝食ができてるぞ。」

クロさんは時々話口調が変わる。
どっちも似合ってるから、まぁいいか。

テーブルについて、美味しくいただく。
クロさんは何をやらせても、上手だよね。
私も元女性だったから、料理ぐらいはできるんだけどなぁ……
させてもらえないけどね……

「今日、森に入ろうと思う。何かあったら困るから、どちらかここに残ってもらえる?」
「その必要性はないだろう。」
「でも、迷ったら困るし、ほら、連絡係として……」
「大丈夫だ。」

クロさんにスパッと切られた。
何が大丈夫なんだろう……

「そこまで言うなら、ウィルが残ったらいい。俺たちで調べるから。」
「そんなのダメだよ。私がこの件を受けるって決めたんだから。」
「なら、3人で行くしかないだろう?」
「う~~~~~~~~~」
「唸ってもダメだ。準備は出来ているから、行こう。森の中だから、徒歩になるけどな。」

朝食を終えて、クロさんが3人分準備したランチボックスを渡してきた。個々の収納して、身軽になる。

「さて、行くか。」

家を出て、森に向かう道を歩く。
この家は本当に森に近く、途中まではしっかりとした道があった。
途中からは……言わずと知れた獣道。

時々樹々が倒れていたり、草木で通りにくい場所も沢山あった。
樹々に、クロさんとナヴィルさんが印をつけていた。
迷わないようにだろうけど……

この森………妖精がいる気配はあるんだけど…何やら怯えている気がする。
邪悪な気配は無いんだけど……
なんて言うか、神秘的な気配はというか、何か大切なものを守っているような……
そのために迷わせているような……でも、樹々の崩壊が所々おかしい。
大切なものを守るための迷いの森なら、ここまでの崩壊は無いはずなんだけど……

そう言えば、ゲームの続編みたいな感じで、精霊の森とかあったなぁ……
森の番人である一族最後?の老人が亡くなって、老人と共にいた聖獣が、森に消えたんだっけ?
森には、何を護ろうと……そうだ、たしか、聖獣や精霊、妖精とかの癒しの湖があったんだ。

確か、違法なハンターが癒しの湖にやって来るものを捕らえようとして、荒らされかけて……

「ウィル、この森はやはり……」
「同じところをグルグルと廻っている。さっきつけた印がその樹に…」
「本当だ…」
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