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冒険者
失敗…
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ついた先は、森の中。
そこにはいろんな植物が生えていた。
「今日は、この森で、薬草や、魔石などの鉱物の採取だ。全部集めていったら、アイテムに収納。依頼以上取れた場合は、自動でストックされるから、ポーションや、魔道具などを自作しても良いし、作ってもらうために持ち込んでも良い。ギルドに売りつけて、お金に変えても良いんだ。ただ、貴重な物は早朝でないと取れないものもあるから、今日みたいに早く出かける必要もある。ん?ウィル、聞いてる?」
「聞いてますよ~~~」
説明を聞きながら、どんどん取っていく。
何だか超楽しい。
宝探しをしている気分だ。
リリィとかがいれば………今は考えないでおこう。
楽しそうに側で取っている姿が目に浮かび、寂しくなるから……
自分で決めて、今現在に至るのに…
「どうした?何か分からないことでもある?それとも苦手な物が側にあるとか?」
「大丈夫です。」
慌てて首を振る。
「なら良いが、あまり遠くにはいくなよ!」
そう言われ、頑張って見つけてはアイテムボックスに入れていった。
昼過ぎまで楽しく取っていたら、気になるものが見えた。
はて?何だろう……
何やら甘い香りがして、引き寄せられる……
大きな花だ。
ボーッとしながら、その物に近づき……
「ウィル、それはダメだ!!近づくな!息を止めろ。その香りを吸ったら!!」
ナヴィルさんが大きな声で叫んでいる。
何を叫んでいるのか分からず、手を振ってみた。
「ナヴィルさん。何か甘い香りがして、ふわふわです。ふふっ…」
身体がふわふわして、まるでお酒を飲んだときみたいに気持ちが良い。
この身体では飲んだことないけどね。転生前の時の感覚……
ナヴィルさんが、口元を布で覆いながら近づいてきた。
そして、私の側に剣を突き刺した。
私の側に伸びてきた蔓が、ナヴィルさんの剣で断ち切られる。
また、別の蔓が伸びてきたが、それを避けるようにして、大輪の花の中心に剣を突き刺した。
花が大きく揺れる。
やがて、萎んで、小さな果実となった。
甘い香りは消えたが、身体がふわふわして暑い……
「ナヴィルさん。何か暑いですね。水浴びしたいぐらいです。」
身体が熱い。服を脱いだら涼しくなるかなぁ……
何か、動悸もしてきた。ドキドキする……
「完璧に、媚薬樹にやられたか……この樹木の花はフェロモンを出して、動物たちをおびき寄せるんだ。花粉や香りには媚薬成分が含まれて、興奮状態にさせて、そのまま取り込まれる。いわゆる食虫植物と似ている。果実は実際に媚薬を作るのに用いられるが……この香りの厄介なのは、イかないと、発情したままなんだ。場合によっては狂い死ぬ。これをもとに作った媚薬は、も一つ厄介なんだが……何でこんな場所に咲いてるんだ。以前は無かったはず……」
「はぁっ……はぁ……身体が熱い……ん……」
「ウィル…大丈夫か…」
「嫌だ……いやだ……あぁ……」
身体が熱い……怖いこわい怖い……クロさん………
「ウィル……」
ナヴィルさんの喉がゴクッとなる。
身の危険を感じるも、自分ではどうしようも無い
と言うか、この状況をどうにかしてもらえるのは、ナヴィルさんしかいないんだけど…
ナヴィルさんがクロさんに見えてくる。
もともと、クロさんによく似てると思ってたけど……
どうしたら……嫌だ……あぁ…………
「クロ…………助けて……あぁ…………」
身体が火照り、涙が出てくる。
自分自身が、硬く、熱くなっていくのもわかった……
怖い…………………
そこにはいろんな植物が生えていた。
「今日は、この森で、薬草や、魔石などの鉱物の採取だ。全部集めていったら、アイテムに収納。依頼以上取れた場合は、自動でストックされるから、ポーションや、魔道具などを自作しても良いし、作ってもらうために持ち込んでも良い。ギルドに売りつけて、お金に変えても良いんだ。ただ、貴重な物は早朝でないと取れないものもあるから、今日みたいに早く出かける必要もある。ん?ウィル、聞いてる?」
「聞いてますよ~~~」
説明を聞きながら、どんどん取っていく。
何だか超楽しい。
宝探しをしている気分だ。
リリィとかがいれば………今は考えないでおこう。
楽しそうに側で取っている姿が目に浮かび、寂しくなるから……
自分で決めて、今現在に至るのに…
「どうした?何か分からないことでもある?それとも苦手な物が側にあるとか?」
「大丈夫です。」
慌てて首を振る。
「なら良いが、あまり遠くにはいくなよ!」
そう言われ、頑張って見つけてはアイテムボックスに入れていった。
昼過ぎまで楽しく取っていたら、気になるものが見えた。
はて?何だろう……
何やら甘い香りがして、引き寄せられる……
大きな花だ。
ボーッとしながら、その物に近づき……
「ウィル、それはダメだ!!近づくな!息を止めろ。その香りを吸ったら!!」
ナヴィルさんが大きな声で叫んでいる。
何を叫んでいるのか分からず、手を振ってみた。
「ナヴィルさん。何か甘い香りがして、ふわふわです。ふふっ…」
身体がふわふわして、まるでお酒を飲んだときみたいに気持ちが良い。
この身体では飲んだことないけどね。転生前の時の感覚……
ナヴィルさんが、口元を布で覆いながら近づいてきた。
そして、私の側に剣を突き刺した。
私の側に伸びてきた蔓が、ナヴィルさんの剣で断ち切られる。
また、別の蔓が伸びてきたが、それを避けるようにして、大輪の花の中心に剣を突き刺した。
花が大きく揺れる。
やがて、萎んで、小さな果実となった。
甘い香りは消えたが、身体がふわふわして暑い……
「ナヴィルさん。何か暑いですね。水浴びしたいぐらいです。」
身体が熱い。服を脱いだら涼しくなるかなぁ……
何か、動悸もしてきた。ドキドキする……
「完璧に、媚薬樹にやられたか……この樹木の花はフェロモンを出して、動物たちをおびき寄せるんだ。花粉や香りには媚薬成分が含まれて、興奮状態にさせて、そのまま取り込まれる。いわゆる食虫植物と似ている。果実は実際に媚薬を作るのに用いられるが……この香りの厄介なのは、イかないと、発情したままなんだ。場合によっては狂い死ぬ。これをもとに作った媚薬は、も一つ厄介なんだが……何でこんな場所に咲いてるんだ。以前は無かったはず……」
「はぁっ……はぁ……身体が熱い……ん……」
「ウィル…大丈夫か…」
「嫌だ……いやだ……あぁ……」
身体が熱い……怖いこわい怖い……クロさん………
「ウィル……」
ナヴィルさんの喉がゴクッとなる。
身の危険を感じるも、自分ではどうしようも無い
と言うか、この状況をどうにかしてもらえるのは、ナヴィルさんしかいないんだけど…
ナヴィルさんがクロさんに見えてくる。
もともと、クロさんによく似てると思ってたけど……
どうしたら……嫌だ……あぁ…………
「クロ…………助けて……あぁ…………」
身体が火照り、涙が出てくる。
自分自身が、硬く、熱くなっていくのもわかった……
怖い…………………
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