番になんてなりたくない!

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学園生活

嫌な予感

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父上の指示もあり、学園に入るための準備を行う。
持っていくものとかは、クロさんに任せてある。
家庭教師が時間ごとに各教科指導しに来られ、リリィと共に学んでいった。

「城下はどうなってるんだろうね。」
「しばらく行ってないね。」

天気の良い外を眺めながら、そんな事をふと思い、リリィに声かける。

「行ってみる?」
「いいね。久しぶりに……」

クロさんも、シロさんも、ちょうど席を外しているし、今日の勉強時間は終わっている。

リリィと共に、いつもの道を歩き、城下に向かう。

「そう言えば、父上はなぜ急に学園に行くように言ったんだろうね。何か知ってる?」
「何かあったかなぁ……イベント自体は学園生活でが多かったしね。それまで、国内は色々ガタガタしてたけど、実際は私達が手を打って回避したのもあるし、予定より早まったのもあったよね……まぁ、なんとかなったけど……」

2人でそんな会話をしながら歩いていた。
ふと目にした教会で、なんとなく思い出したものが……

「ねぇ、リリィ、もともとの国内の宗教関係で、何かあった気がしたんだけど……忘れた。」
「宗教?国の?レダリア教だった?」
「そうそう。」

「あそこは、いつからか腐敗してたとか……真面目な人は真面目に宗教活動してたと思うけど……あっ……思い出した。確か例の宗教と繋がってなじゃったっけ?ウィルを襲ったところ。レダリアが確か創造主で光の女神。方や破壊主。闇の神だったよね。でも、何故か願いを叶えてくれるとか…一度破壊して、新たなものを生むのか、他を破壊して願いを叶えるのかは忘れたけど……何せ光と闇の表裏一体だったっけ?レダリア教団の力が衰退し出した時、入り込んで癒着したとか、しないとか……」
「そこら辺は、やり込んでないから、よくわからないんだよね。」
「でもさ、確かヒロインが光の力を手に入れてか、覚醒したかで、闇を葬るんだよね……」
「確か、皇女が……」
「皇女がね……って、私?」
「リリィだろうね…」
「表裏一体だから、闇は……」
「私になるのかなぁ…そんな設定ルートあったような…」
「教団に無理やり儀式を受けさせられて、闇落ちするんだっけ……」
「あり得ない……」
「あり得ないね……」

そんな事を話しながら、暗くなるのを叱咤して、明るく振りまきながら、城下のみんなに会いに行った。
街は相変わらず活気に満ち、治安が以前より良くなったことに安堵して、日が落ちるまでに、城に戻った。
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