番になんてなりたくない!

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これって………

転生したら、男の子でした。

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友人に人数合わせの為に頼まれての合コン参加。
好きで参加したわけでは無いからと、参加費分は元を取ろうと飲んで食べた。
まさか振られた元彼が参加してるとは思いもせずにね……
まぁ、友人は知らなかったんだから、仕方ないけど……て言うか、付き合ってたのも言ってなかったし……
所詮、人数合わせの参加だからと知らん顔して参加した。

「あ~っ、飲んだ。食べた」

ほろ酔い状態で、駅に向かう。
日頃は車の運転をしてるんだけど、飲酒はダメだからね。
今日は電車とタクシーで帰ろうと思ったんだ。
東京や大阪みたいな都会じゃない。よって、車やバイクなどは生活する上で必需品だ。
飲み会会場から自宅までは距離があるから、そのままタクシーは高くつく。
代行運転も考えたけど、電車とタクシーが安いから………

自分ではスムーズに歩いてるつもりだったんだけど……ふらついて転けた………

あっ…………………

眩しい光とクラクションの音。ドンと大きな音がして身体が飛ばされた

やっちゃった………

トラックから慌てて降りてくる人、周囲のざわめき
所々から生暖かい感覚と、身体が寒く感じ、そこで意識は途絶えた…………






ん?周りが騒がしい……なんだなんだ?
目の前に知らない顔がドアップで見える。
しかも、2人?
物凄い笑顔だ。
何事?そして、横から赤子の声が聞こえる。
そっと振り向くと、隣に銀髪の蒼瞳が見えた。
ほっぺぷにぷに。可愛い。つつきたい………ん?その瞳に映ってるのは私?
同じ銀髪の蒼瞳。ほっぺぷにぷにの………私、え??

「ふふっ、仲がいいわね。2人でニコニコしてるよ」
「本当。可愛い御手手を繋ごうとしてるのかしら」

どうも生まれ変わったみたいだ…………
向こうも…………何か動揺してるような………

「あ~あ~(ここ何処だ……俺……へ?)」
「あ~あ~(貴方も?)」

「可愛い。僕の息子。そうだなぁ、名前はウィルバーン。ウィルだな。」
「娘の名前は?」
「決めてあるよ。僕の可愛い娘、リリアーナ。リリィだな。」

父親らしき男性が私を抱き上げて、息子と言った……え……息子⁉︎
もう1人の俺と言っている赤子を母親らしき女性が抱き上げて、娘と言った……

「「あ~あ~((嘘だと言って!))」」

2人でハモる
父と母は、嬉しそうに微笑んだ。
こんなスタートって…………あり⁉︎

周りの者達は微笑ましいものを見たかのように微笑んでいた。
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