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未来に向けて
アカデミーに
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ディに散々構われ、追求された僕は、結局全部吐かされてしまった。
ディアブロに対しての不安。
結果的に、彼もディアブロに関しては大丈夫だと太鼓判を押してくれたし、不安ならずっと側にと、甘いお誘いを受けた。
お誘い自体は嫌じゃ無い。むしろ嬉しかった。
だけど…ここに来る前に友人同士で約束してしまった事を思い出した。
作業が終わればディに報告しようと思っていたんだけどね。
内緒で出かけたら、後のお仕置きが怖いもの。
『扉』の脅威もさって、モブである僕の不安な運命からも逃れられた現在。せっかくのアカデミー生活。学生時代の思い出として友人達と旅に出ようって話になったんだ。
『卒業旅行』は向こうの世界ではあったけれども、この世界には無い。
皆んな卒業したら自分達のや自分達の領地に戻り、直ぐにでも仕事が待っていたりする。
だから、改っての友人同士での旅行などは、学生時代に行うものだった。
まぁ、結婚式の招待で他国に向かい、そこで同窓会のように会う事はあるかも知れないけどね…
で、明日からって話がさっき決まったんだ。
ディに急いでお願いして、何とか許可はもらえたけれど、小さな子供に言い聞かすように沢山の約束事をさせられた。
破ったら…多分お仕置きが待ってるんだろうなぁ…
僕を傷つける事はしないとしても、お仕置きは…
だから、しっかりと約束をした。
過保護である僕の婚約者であり、夫でもあるディ。
竜人族であるし、歳上の男性で有るから仕方ないのかなとも思ったんだ。
僕には英霊達がついてるから、大丈夫なんだけどなぁ…
叔母であるサヤカは向こうの国に帰ってしまったし、ディアブロは用事と言って今は不在の時が多いんだけど…
ディに寮まで送り届けてもらい、カバンに荷物を詰めながらそんな事を思った。
空間魔法のアイテムバッグ。見た目は今回は旅行カバンとウエストポーチ。二つを準備する。
このカバン。実は繋がる事も出来る特別仕立て。僕とアルストで作ったんだ。
持っているのは現在僕だけ。ディのも作る予定なんだ。後、家族の分。
沢山作って、変に悪用されたら困るから極秘扱いで…
多分、国には献上する必要性があると思うけど…今は内緒。
今回使ってみての使用感とかを検証しようとも思ってるんだ。
「マスター、ディアブロが戻って来たようです。」
そうアカリが声をかけて来た。
僕に荷造りを手伝ってくれていたから、直ぐに伝えてくれたのだろう。
「マスター、ただいま戻り…どこかに行かれるのですか?」
礼儀正しく挨拶していたディアブロが、僕の様子を見て一瞬目を見開いた。
ディアブロに対しての不安。
結果的に、彼もディアブロに関しては大丈夫だと太鼓判を押してくれたし、不安ならずっと側にと、甘いお誘いを受けた。
お誘い自体は嫌じゃ無い。むしろ嬉しかった。
だけど…ここに来る前に友人同士で約束してしまった事を思い出した。
作業が終わればディに報告しようと思っていたんだけどね。
内緒で出かけたら、後のお仕置きが怖いもの。
『扉』の脅威もさって、モブである僕の不安な運命からも逃れられた現在。せっかくのアカデミー生活。学生時代の思い出として友人達と旅に出ようって話になったんだ。
『卒業旅行』は向こうの世界ではあったけれども、この世界には無い。
皆んな卒業したら自分達のや自分達の領地に戻り、直ぐにでも仕事が待っていたりする。
だから、改っての友人同士での旅行などは、学生時代に行うものだった。
まぁ、結婚式の招待で他国に向かい、そこで同窓会のように会う事はあるかも知れないけどね…
で、明日からって話がさっき決まったんだ。
ディに急いでお願いして、何とか許可はもらえたけれど、小さな子供に言い聞かすように沢山の約束事をさせられた。
破ったら…多分お仕置きが待ってるんだろうなぁ…
僕を傷つける事はしないとしても、お仕置きは…
だから、しっかりと約束をした。
過保護である僕の婚約者であり、夫でもあるディ。
竜人族であるし、歳上の男性で有るから仕方ないのかなとも思ったんだ。
僕には英霊達がついてるから、大丈夫なんだけどなぁ…
叔母であるサヤカは向こうの国に帰ってしまったし、ディアブロは用事と言って今は不在の時が多いんだけど…
ディに寮まで送り届けてもらい、カバンに荷物を詰めながらそんな事を思った。
空間魔法のアイテムバッグ。見た目は今回は旅行カバンとウエストポーチ。二つを準備する。
このカバン。実は繋がる事も出来る特別仕立て。僕とアルストで作ったんだ。
持っているのは現在僕だけ。ディのも作る予定なんだ。後、家族の分。
沢山作って、変に悪用されたら困るから極秘扱いで…
多分、国には献上する必要性があると思うけど…今は内緒。
今回使ってみての使用感とかを検証しようとも思ってるんだ。
「マスター、ディアブロが戻って来たようです。」
そうアカリが声をかけて来た。
僕に荷造りを手伝ってくれていたから、直ぐに伝えてくれたのだろう。
「マスター、ただいま戻り…どこかに行かれるのですか?」
礼儀正しく挨拶していたディアブロが、僕の様子を見て一瞬目を見開いた。
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