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扉
反撃?
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「では、これからですが。」
いつの間にかボードの様なものが現れる。
ここはディアブロの特殊空間なのか、向こうの世界で使っていたものが不思議と姿を見せたりしていた。
僕の知識にある物を密かに彼の力で具現化させているのかも?
よく理解できかねるんだけれども…うん、深く考えるのはやめよう。
そもそも、この世界自体、僕のみ知っているゲームと類似した世界なのだから…
ボードには、アルストが指を使って書いていっていた。
ボード用のマーカーは必要ないようだ。
指先に魔力を込めると、ボードが反応して文字が映し出される感じか。
色も変えられる様で便利だ。
ボードには、赤や青、黒といった三色で書かれていった。
「でありますから、我々はこの後アルングスト山脈の洞窟。扉が出現した洞窟に向かい、ディール帝国前皇帝と合流したらと考えます。勿論、マスターは身分を隠していただければと。」
「マスターはそのままでも良いんじゃない?『新たな仲間と洞窟に来て、合流した』って感じで。で、聖女グループとたまたま合流する形で。どう?」
「それではまたマスターを媒介に酷使しようとするやもしれませんぞ。マスターをあの様に使われるのは許せぬ。」
「それはね。確かに!」
あっ、不穏な空気になって来た。
僕が媒介に使われて、更に僕の魔力もゴッソリ持って行かれてぶっ倒れたからなぁ。僕もムカついたけれど、皆んなもかなり憤りが…あの時僕のスキルを公開していなかったから、皆んなの助けを求められなかったんだ。
まぁ、密かには助けてくれてた様だけれど…バレない程度に…
僕のスキルを公開した場合。僕を取り込み、使い捨ての様に酷使されたり、研究者の良い材料にされたらいけないからと、隠れてでしか使っていなかったんだ。だけれども、もう扉を前にしてそんな事言っておれない状況だ。
あれが完全に開けば、悪魔の襲来が起こる。
この世界の危機的状況下に落とされてしまう。
それだけは、絶対に回避させなくてはいけない。
それに…
チラッと横で椅子に腰掛けてお茶を美味しく頂いている神。そう、 神アルメルアとアルメルアの双子神シルメールの事がある。
そちらを解決すれば、サヤカ…叔母の『呪いの刻印』の件も…
母と叔母。姉妹が会って、お茶会が出来るかも…
そうなれば…そんな幸せな時が迎えられれば…
きっと僕たち家族と叔母の家族。そしてそれに繋がる全てが幸せに満ちていきそうな…
「マスター、よろしいでしょうか?」
いかん、空想、妄想の世界に入っていっていた。
ただ、幸せなものであったから…それに向かって頑張るのなら…
「あぁ、ごめん。色々と考え事をしていた。で、どうする?」
素直に謝り、今後のことを聞いていった。
いつの間にかボードの様なものが現れる。
ここはディアブロの特殊空間なのか、向こうの世界で使っていたものが不思議と姿を見せたりしていた。
僕の知識にある物を密かに彼の力で具現化させているのかも?
よく理解できかねるんだけれども…うん、深く考えるのはやめよう。
そもそも、この世界自体、僕のみ知っているゲームと類似した世界なのだから…
ボードには、アルストが指を使って書いていっていた。
ボード用のマーカーは必要ないようだ。
指先に魔力を込めると、ボードが反応して文字が映し出される感じか。
色も変えられる様で便利だ。
ボードには、赤や青、黒といった三色で書かれていった。
「でありますから、我々はこの後アルングスト山脈の洞窟。扉が出現した洞窟に向かい、ディール帝国前皇帝と合流したらと考えます。勿論、マスターは身分を隠していただければと。」
「マスターはそのままでも良いんじゃない?『新たな仲間と洞窟に来て、合流した』って感じで。で、聖女グループとたまたま合流する形で。どう?」
「それではまたマスターを媒介に酷使しようとするやもしれませんぞ。マスターをあの様に使われるのは許せぬ。」
「それはね。確かに!」
あっ、不穏な空気になって来た。
僕が媒介に使われて、更に僕の魔力もゴッソリ持って行かれてぶっ倒れたからなぁ。僕もムカついたけれど、皆んなもかなり憤りが…あの時僕のスキルを公開していなかったから、皆んなの助けを求められなかったんだ。
まぁ、密かには助けてくれてた様だけれど…バレない程度に…
僕のスキルを公開した場合。僕を取り込み、使い捨ての様に酷使されたり、研究者の良い材料にされたらいけないからと、隠れてでしか使っていなかったんだ。だけれども、もう扉を前にしてそんな事言っておれない状況だ。
あれが完全に開けば、悪魔の襲来が起こる。
この世界の危機的状況下に落とされてしまう。
それだけは、絶対に回避させなくてはいけない。
それに…
チラッと横で椅子に腰掛けてお茶を美味しく頂いている神。そう、 神アルメルアとアルメルアの双子神シルメールの事がある。
そちらを解決すれば、サヤカ…叔母の『呪いの刻印』の件も…
母と叔母。姉妹が会って、お茶会が出来るかも…
そうなれば…そんな幸せな時が迎えられれば…
きっと僕たち家族と叔母の家族。そしてそれに繋がる全てが幸せに満ちていきそうな…
「マスター、よろしいでしょうか?」
いかん、空想、妄想の世界に入っていっていた。
ただ、幸せなものであったから…それに向かって頑張るのなら…
「あぁ、ごめん。色々と考え事をしていた。で、どうする?」
素直に謝り、今後のことを聞いていった。
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