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聖女がやって来るみたいです
聖女がやって来るみたいです
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「えっと…」
「うん、とりあえず、おめでとう?」
おめでとうとは?誕生日はまだまだ先だけど?
『ヒト族』の友人であるシルビヌクスことシルビィが、僕の所に走ってきて腕を引っ張ってきた。
教室の隅に連れて行かれて…
「あのね、魔力が漏れてるんだよ。ほら、アルホンス•セイクリオン先生の。ここはアカデミーだから先生ね。」
「ふぇ??」
「僕と『竜人族』のカルバンが『番』だろ?で、この前の休みに婚姻だけしたんだ。このご時世何が起こるか分からないから不安だって押し切られちゃって、で、カルと同じ様に、ここ。ここに印が付いてるんだよ。で…」
ほのかにカルバンの魔力がシルビィから感じられる。
「恥ずかしいから、魔力操作で抑えてるんだけどね。カルにわかる様に少しだけ解除したんだ。」
そう言うと、直ぐに感じられなくなった。
「で、カルから先生の魔力がね…」
思わず顔に熱が集まる。
身体がプルプルしてしまう…
そう、僕はアルと関係ができましたってみんなにオープンでお知らせしてるってこと。
恥ずかしい…恥ずかしすぎる…
「どっ、どうしたら??」
頭の中がグルグルしてきた。
「僕が言うようにしてみて。まずは…」
シルビィが教えてくれるように少しずつ抑え込む。
「どっ、どう?」
「うん、もう大丈夫だ。でもよかったね。」
そう微笑まれて、嬉しいけど超恥ずかしくて泣きたくなった。
「大丈夫だよ。ほら、皆んなにしっかり釘さして契約魔法も展開してくれてるから、ベラベラとバラされることないよ。」
うん、向こうでカルバンやスレイン。グレイスが行動してくれたようだ。
それにしても、一言言って教えてくれてもいいのに、誰も教えてくれないなんて酷いよ!!
「まぁ、このクラスはみんなそれなりに魔力持っているし優秀だからバレたけど、他のクラスは多分余程の実力がなければバレてないよ。多分牽制したかったんだろうね。実は僕もやられたんだよ。で、スレインが教えてくれて大急ぎでね…ほんと、竜人族は何考えてるんだろうね。」
そうなんだね…
でも、恥ずかしかったよ~~~~
「うん、とりあえず、おめでとう?」
おめでとうとは?誕生日はまだまだ先だけど?
『ヒト族』の友人であるシルビヌクスことシルビィが、僕の所に走ってきて腕を引っ張ってきた。
教室の隅に連れて行かれて…
「あのね、魔力が漏れてるんだよ。ほら、アルホンス•セイクリオン先生の。ここはアカデミーだから先生ね。」
「ふぇ??」
「僕と『竜人族』のカルバンが『番』だろ?で、この前の休みに婚姻だけしたんだ。このご時世何が起こるか分からないから不安だって押し切られちゃって、で、カルと同じ様に、ここ。ここに印が付いてるんだよ。で…」
ほのかにカルバンの魔力がシルビィから感じられる。
「恥ずかしいから、魔力操作で抑えてるんだけどね。カルにわかる様に少しだけ解除したんだ。」
そう言うと、直ぐに感じられなくなった。
「で、カルから先生の魔力がね…」
思わず顔に熱が集まる。
身体がプルプルしてしまう…
そう、僕はアルと関係ができましたってみんなにオープンでお知らせしてるってこと。
恥ずかしい…恥ずかしすぎる…
「どっ、どうしたら??」
頭の中がグルグルしてきた。
「僕が言うようにしてみて。まずは…」
シルビィが教えてくれるように少しずつ抑え込む。
「どっ、どう?」
「うん、もう大丈夫だ。でもよかったね。」
そう微笑まれて、嬉しいけど超恥ずかしくて泣きたくなった。
「大丈夫だよ。ほら、皆んなにしっかり釘さして契約魔法も展開してくれてるから、ベラベラとバラされることないよ。」
うん、向こうでカルバンやスレイン。グレイスが行動してくれたようだ。
それにしても、一言言って教えてくれてもいいのに、誰も教えてくれないなんて酷いよ!!
「まぁ、このクラスはみんなそれなりに魔力持っているし優秀だからバレたけど、他のクラスは多分余程の実力がなければバレてないよ。多分牽制したかったんだろうね。実は僕もやられたんだよ。で、スレインが教えてくれて大急ぎでね…ほんと、竜人族は何考えてるんだろうね。」
そうなんだね…
でも、恥ずかしかったよ~~~~
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