竜の国のご都合主義?

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アカデミー

アカデミー生活中です。(ジャディール)♡

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全てが初めての愛しい者の反応を楽しみながら、さらに押し上げていくように翻弄していく。
微かな強弱もつけ、どうしたら良いのか判らないと言う感じだろうか。
とろけていく表情をしっかりと目に焼き付け、心のアルバムに刻みつける。
私だけのものだ。

「ん…やぁ…ん~~~」

さらに挙げられる可愛らしい鳴き声。

最後までしないと約束している。
約束を…守りたくないと思う自分がいるが、そこは大人の自分を見せ付ける意味でも我慢するしかない。だが…

「何を考えている?」
「ディは経験豊富かもしれないけど、僕は~~ん」

『可愛らしい事を言う』と思い、思わずクスッとと笑ってしまう。
少し拗ねた表情だ。もう一度唇を合わされ貪っても良いだろう。
空気を求めようと開いた隙間をまた狙い、空気も唾液も何もかもを奪うように求める。
あぁ、鼻で息をするのを教えていなかったか…
だが、この反応は愛おしく、楽しくて仕方がない。

まとめていた手はもう外している。
今はだらんとしていたり、シーツを握りしめたりしていた。
だが、そこではなく、私にしがみついてもらいたい。
反応によっては、爪を立て、愛されていたと言う印を私に残して欲しい。
縋るように私の体に手をまわすようにした。
これで良い…

「可愛い。本当に可愛いくて食べてしまいたい」

反応を確かめながら、舌なめずりする。時には喉を鳴らしてだ。
片手は彼を包み込むように抱き込み、もう片方は彼足の付け根をさすらって煽る。


「あっあっ、、あぁ~」

ズボンを抜き取っているのをやっと気がついたようだ。
少しの抵抗は、単に可愛らしいとだけ。
私のモノより小ぶりの可愛らしいモノが上を向いて雫が漏れ出し始めている。

「可愛く反応している。キミのここは喜んでいるようだ」

そう伝える。彼より大きな手で包み込みこみ、さらび愛でるように上下に…
優しく動かされ、徐々に速さが変わっていく。
私のと合わせても良いだろうが、どうしようかな。
そう考えながら、唇を合わす。『もう無理だ……』と言いたそうだ。
もう少しだ。

ビクビクと反応してしまい、一気に駆け上がっていく様子を堪能する。
じっくりと観察するように見つめる先は、開放感と脱力感を同時に感じて、意識を飛ばした愛しい者の愛らしい姿だった。
そっとシーツに沈ませ、美味しそうにドクドクと吐き出されるものを舐めながら、口の中に収め、吸い取る。
ピクピクと小刻みに反応しているな…
飲み切った甘露を味わい、体に流れ落ちていくものも舐めとる。
シーツにシミ落ちたものは、魔力で吸い上げて…
彼のものは全て私のモノ。
だからと、パクッと食べた。

彼のだからここまでするのだ。
さて、これはどうするべきか…

浄化魔法で綺麗にした彼にシーツをかけて、そっとその場を離れシャワーを浴びる。

「あんな約束、するのではなかった。はぁ…………」

シャワーの水音を強く響かせ、焼けつけた映像を思い出して落ち着かせるのに専念した
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