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トリップしたみたいです。
特別貴重価値?
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彼らが問いただしたものは、私がサクサク操作していたスマホだった。
これの事何か知ってるのかなぁ?
ていうか、この世界にもスマホがあるのか?
「えっと、これの事?」
そう言って、シルヴァが指さしたスマホをかざして見せる。
「そう、それです。それってガーゴイル作ではないのですか?」
「ガーゴイル?」
「そうです。かの魔道士であり、魔導士でもある超有名なお方です。あの方の作品は数が少なく、超レアで…」
ものすごく目をキラキラさせていますね。
ガーゴイルという人も、メーカーも知らないけど、よく似た物はあるのかも知れない…
「シルヴァ、レイナ様に失礼です。もしそうであっても、貴重かつ、誰ばれ扱える品物ではないのですから、他者に知られるわけにはいきません」
そんなシークレット物なの?確かにこの世界の物ではないんだけどさ…
今の機能は別として…
「レイナ様。それは大変貴重なものと思われますので、あまり見せない方が良いかも知れません。扱う時は、我らがいる時にお願いします。」
「それって?」
「貴重なマジックアイテムの場合、他者が奪い取ろうとする事もあります。また、レイナ様しか使用できないのであれば、レイナ様を捕らえる者もでるかもしれません。私達がいる時は、お守りする事ができますが、いない場合だと…」
「身が危険って事?」
「はい。その可能性が高いかと…」
それじゃ、買い物とか、調べ物とかどうすれば良いのよ……
悩んでたら、またスマホが光り、文字が出てきた。
というか、誰が操作してるんだ??
『鞄の中に、このスマホと対の操作ができる物があります。取り出してつけましょう。』
「何か書かれたのですか?」
そう聞かれ、スマホ画面を見せるも、彼らにはわからない様だ。
普通に、日本語とアルファベットなんだけど…
私がこの世界の文字が読めないのと、同じなのかも知れない…
指示された通り、鞄の内ポケットを探ると、小さなアクセサリーの様な物が取れた。
出して、つけてみる。
うん、ブレスレットだ。シルバーじゃないな…プラチナか何かかなぁ。それに金が縁取りの様に使われてる。
プラチナだけだと変形しやすいんだっけ?忘れたけど…
それに、幾つかの貴石がはめられて…
これの何処が、スマホと対なんだろう?
つけた左手首をかざしてみるも、よくわからない…
シャララと鎖が擦れて、音がするだけだ。
中央の貴石を指で触ってみる。
別に何も…
そう思ったら、目の前に画像が映し出される様に出てきた。
『御用件は?』
そう書かれた文字。
この使い方は?え?どうすんのよ??
『これは、貴女のスマホと、マジックアイテムの鞄の機能を併せ持つ物です。この世界の人達が普段持っている物の形と似ていますので、普段使いに便利です。ただし、持ち主しか使えません』
私が考えたことに反応した?
すごい……
『ちなみに、この画像は、持ち主と、持ち主が見せても良いと、許可した者しか見えません』
そうなんだ…
でも、見せられても、文字わかんないよね…
『許可した者に対しては、その者の理解できる言語に自動変換されます』
めちゃくちゃ便利。
ならば…
これの事何か知ってるのかなぁ?
ていうか、この世界にもスマホがあるのか?
「えっと、これの事?」
そう言って、シルヴァが指さしたスマホをかざして見せる。
「そう、それです。それってガーゴイル作ではないのですか?」
「ガーゴイル?」
「そうです。かの魔道士であり、魔導士でもある超有名なお方です。あの方の作品は数が少なく、超レアで…」
ものすごく目をキラキラさせていますね。
ガーゴイルという人も、メーカーも知らないけど、よく似た物はあるのかも知れない…
「シルヴァ、レイナ様に失礼です。もしそうであっても、貴重かつ、誰ばれ扱える品物ではないのですから、他者に知られるわけにはいきません」
そんなシークレット物なの?確かにこの世界の物ではないんだけどさ…
今の機能は別として…
「レイナ様。それは大変貴重なものと思われますので、あまり見せない方が良いかも知れません。扱う時は、我らがいる時にお願いします。」
「それって?」
「貴重なマジックアイテムの場合、他者が奪い取ろうとする事もあります。また、レイナ様しか使用できないのであれば、レイナ様を捕らえる者もでるかもしれません。私達がいる時は、お守りする事ができますが、いない場合だと…」
「身が危険って事?」
「はい。その可能性が高いかと…」
それじゃ、買い物とか、調べ物とかどうすれば良いのよ……
悩んでたら、またスマホが光り、文字が出てきた。
というか、誰が操作してるんだ??
『鞄の中に、このスマホと対の操作ができる物があります。取り出してつけましょう。』
「何か書かれたのですか?」
そう聞かれ、スマホ画面を見せるも、彼らにはわからない様だ。
普通に、日本語とアルファベットなんだけど…
私がこの世界の文字が読めないのと、同じなのかも知れない…
指示された通り、鞄の内ポケットを探ると、小さなアクセサリーの様な物が取れた。
出して、つけてみる。
うん、ブレスレットだ。シルバーじゃないな…プラチナか何かかなぁ。それに金が縁取りの様に使われてる。
プラチナだけだと変形しやすいんだっけ?忘れたけど…
それに、幾つかの貴石がはめられて…
これの何処が、スマホと対なんだろう?
つけた左手首をかざしてみるも、よくわからない…
シャララと鎖が擦れて、音がするだけだ。
中央の貴石を指で触ってみる。
別に何も…
そう思ったら、目の前に画像が映し出される様に出てきた。
『御用件は?』
そう書かれた文字。
この使い方は?え?どうすんのよ??
『これは、貴女のスマホと、マジックアイテムの鞄の機能を併せ持つ物です。この世界の人達が普段持っている物の形と似ていますので、普段使いに便利です。ただし、持ち主しか使えません』
私が考えたことに反応した?
すごい……
『ちなみに、この画像は、持ち主と、持ち主が見せても良いと、許可した者しか見えません』
そうなんだ…
でも、見せられても、文字わかんないよね…
『許可した者に対しては、その者の理解できる言語に自動変換されます』
めちゃくちゃ便利。
ならば…
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