異世界から来た華と守護する者

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極秘プラン

私、頑張るから……

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あれから、ダンスやマナーの特訓です。

これは……何……??

亜紀様が言うにはこれを使って無理やり身体に覚えこますみたい。
身体が勝手に動くので、それを癖つける………そんな感じ。
どんな仕組みかジャケットとパンツスタイルです。
不思議と大きさが自然に変わり身体にフィットします。

これがまた不思議で、これを着ると、自分の意思とは関係なく動かされるので、変な感じです。
右手が~ー右足が~ー勝手に動かされる~~~~!!

何時間か着けたままでの練習で、筋肉痛です。

亜紀様が、クスクス笑いながら……

「アキコ、変に力を入れたら余計疲れますよ。痛みもでるし……力を抜いてそのまま身を任せたらいい。そうしたら、自然と覚えますよ。」

ヘトヘトのフラフラな私。現在這いつくばっています。

「亜紀様もこれ使ったの?」

「そうですね……私とカイルは同性同士だから、ダンスとなると私が女性パートを躍ることになる。ほら、カイルの方が背が高いしね……でも、他の方……女性ととなると、男性パートを踊る様になるから、両方覚えないといけなくてね……初めは戸惑いが強くて、これがなかった時は大変で、逃げ出したりもしたんですよ……今ではいい思い出です。あの時は本気で悩みましたけどね……」
「グレイス父様の時は???」
「私は運動が苦手で、弟は自分の思うように踊りたいが為にパートナーに迷惑かけそうだったので使って助かりましたよ。当時は嫌々でしたけど……妹は必要なかったですね。ダンスとか好きでしたから……」

そうなんだ……なら、私もきっと……
う~~~~ん、ヤッパリへ~ん!!
でも、仕方が無いから頑張ろう。

ディとそのうち踊れるように。
ディにカッコ悪い思いをさせたく無いから……
そして、自分の為に……

少しずつ自分の気持ちを固めていく。
ほんの少し自分の未来が見えてきたような気がする。

亜紀様やカイル様。グレイス父様達が協力してくれているんだから……
本当、感謝だ。そして、ほっとする。

1人じゃない………良かった。

ついつい甘えてしまって申し訳無いけど……ごめんなさい。

わたし、頑張るから……
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